ジェーン・スー調べ 中年の結婚の現実

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ジェーン・スーさんがTBSラジオ『たまむすび』の中で中年の結婚についてトーク。実際に周辺の方に調査した結果をもとに、その生々しい現実をお話されていました。


(赤江珠緒)さあ、そしてスーさん。今日なんですけども。今回、テーマが・・・

(ジェーン・スー)中年と結婚でございます。

(赤江珠緒)これに関しては、もう大変力が入っていると(笑)。

(ジェーン・スー)私が話していいものか?悩んだんですけども。ま、いっかということで。

(赤江珠緒)あっさりと(笑)。

(ジェーン・スー)まあ、6月ですしね。ジューン・ブライドなんて言いますから。まあ、中年と結婚。どういうことがあるのかな?と思いまして。私が語るのもおこがましいトピックではございますが、私だって、結婚しないと決めたわけではありませんよ。未婚のプロではありますけどね、既婚のアマになりたいんだ。私だって(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

(ジェーン・スー)もしかしたら、今後の人生になにか役立つかもと思いまして、半径5メートル以内で今回も中年と結婚について調べてまいりました。

(赤江珠緒)なるほど。うん。

(ジェーン・スー)まあ手始めにですね、世知辛い現実を自分に叩きつけようと思いまして。

(赤江珠緒)ただの結婚じゃないですからね。『中年と』ですからね。

(ジェーン・スー)中年と結婚。その前に、中年の結婚について考えてみようと。

(赤江珠緒)はあ。

中年の結婚

(ジェーン・スー)中年になってから結婚するのって、なかなか難しいらしいんです。

(博多大吉)どうなんですかね?いくつから中年ですか?やっぱり30から?

(ジェーン・スー)まあ、いまんところ40ちょっと過ぎてからっていう感じで。

(赤江珠緒)40過ぎてからが中年?

(ジェーン・スー)一応、そう思うようにしてるんですけど。なかなかね、受け入れがたいとか思うんですけど、40ぐらいから中年と考えますとですね、なんとその10年前の、現在30才の人でも、総務省の調査によりますと、5年後に結婚している確率、およそ34%。

(赤江珠緒)えっ?

(ジェーン・スー)つまり、3人に1人しか結婚していないそうです。現在30才の人でも。で、その約半分が10年後も未婚のまま。36才になると、その5年後に結婚している人。つまり、その後結婚できた人ですね。9%。

(赤江珠緒)ほー。

(ジェーン・スー)これがですね、一気に。私、いま42才ですけども。40才になりますと、その後5年後にですね、結婚したという形跡がある人がですね、0.92%でございます。

(博多大吉)おおー、1%切りますか。

(ジェーン・スー)1%を切るそうです。もちろんね、したくないよっていう人もいると思いますよ。いると思いますが、なかなか現実は厳しいということがよくわかりました。なんで、とりあえず現実をこれ異常見つめるのもキツいので、人の話に行きましょうということで。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)逃げよう。この場を立ち去ろう。

(ジェーン・スー)逃げよう。で、ひとまず結婚している人に話を聞いてきました。

(赤江珠緒)はい。

(ジェーン・スー)半径約5メートルの10名ちょっとですね。の、方に結婚についてアンケートを取りました。調査対象は20代で結婚した人から40代で結婚した人まで、様々でございます。6:4で女の人が多いのはご容赦ください。質問内容は、1:結婚して良かったこと、2:結婚して想定外だったこと、3:中年になったいま、改めて伴侶とは何か?、4:悩み事、何かありますか?という質問をしたところですね、まあ、たくさんみなさん赤裸々に語ってくださいました。

(博多大吉)はい。

結婚して良かったこと

(ジェーン・スー)結婚して良かったこと。いちばんはですね、子どもができてよかった。子ども最高!子どもは大事と。42才専業主婦の女性。『いまや、夫より大事です』という発言、ございまして。

(赤江珠緒)(笑)

(ジェーン・スー)まあ、たまたま聞いた方にお子さんのいらっしゃる方が多かったっていうのもあると思うんですけども。第二位がですね、安心感。『仕事がフリーランスなので、会社勤めをしている夫がいるのは、なんだかんだ言って安心材料です』と41才の働く女性が言っていました。

(赤江珠緒)ふーん。

(ジェーン・スー)あとですね、同じく40代の女性。『具合が悪い時に、やっぱり誰かいると心強い』。

(博多大吉)うん。たしかに。

(赤江珠緒)弱っている時はね。

(ジェーン・スー)あと、42才の男性。『人生設計が結婚をしたことによって急激にできました。長期的なビジョンを持てて、気持ちも内面的に落ち着きました』と。やっぱり男性だと、その長期的なビジョンっていうのをそんなにいままで考えてなかったのが、結婚したことによって、じゃあ老後、どうするんだ?家、どうするんだ?と。長いスパンで物を考えるようになって、それが逆に自分の安心につながったという男性もいらっしゃいました。

(赤江珠緒)ええ。

(ジェーン・スー)そして、30代からの結婚組。20代ではなくて、30代中盤、後半からの結婚組に聞いたところ、社会的プレッシャーからの開放。これが結婚してよかったことだそうです。41才の女性です。『結婚しないの?と聞かれなくなったのが非常にいい』と。

(赤江珠緒)ああー!

(ジェーン・スー)彼氏がいても、『どうして結婚しないの?』『いま、本当に幸せなの?』と詰問されることが多かった。失礼ですよね!本当にね。

(博多大吉)ねえ。余計なお世話ですけどね。

(赤江珠緒)あと、34才の働く女性の方。まだお子さんいらっしゃらないそうなんですけど、『結婚しなくちゃいけないというプレッシャーで心がザワザワしたり、イライラしたりしなくてすみます』。この方はですね、ポロッと、同世代の女性、まだ未婚の方、非常に焦って結構ピリピリしてるそうで。こうならなくてよかったなというのがあると。ちょっとわかりますね。気持ちは。

(ジェーン・スー)うん。

(赤江珠緒)もう、この42になると、まあ1%ですから。まあ宝くじぐらいの感じで思っていますけど。34ぐらいだと、まだなんかこう、一発大逆転ができるんじゃないか?っていう。

(博多大吉)(笑)。まあね、まだぜんぜん適齢期だと思うんですけども。ただ、総務省のデータによると、なかなか厳しいとか・・・

(ジェーン・スー)そうなんですよ。やっぱり総務省のデータっていうんはなかなかね、見えてこない現実を見せつけられますね。で、やっぱり42才の男性の方。『ある程度はお互いの親を安心させることができたと思う』ということで。親を安心させられたっていうのはいくつか、声としてありましたね。

(赤江珠緒)よかったことに。へー。

(ジェーン・スー)そうですね。あと、特殊な意見ですが、42才。こちらも男性の別の方ですけども。『もうこれで、恋愛の惚れた腫れたに思い煩わされることがないと開き直れました』。

(赤江珠緒)ああ、なるほど!

(ジェーン・スー)『「俺、もう結婚してっから」という自意識によって、ずいぶん女性への苦手意識も緩和されました』と。

(赤江珠緒)ああ、うんうん。

(ジェーン・スー)女性を見ても、どうやって付き合おうか?なんとか・・・みたいなことがなくなったと。ちなみにこの方、人の恋愛話を聞くのが非常に好きで。対岸の火事としてもう大好物っていう。

(赤江珠緒)(笑)。対岸の火事になっちゃうと楽しいですからね。うん。

(ジェーン・スー)赤江さん、大吉さん、なんか結婚してこれはよかった!っていうのはありますか?

(赤江珠緒)これがよかった?うーん、あのですね、恥ずかしい物とかを買う時に、名前とかがね、いま変わったんで。セーフ!みたいな。

(ジェーン・スー)ちょっと意味わかんないですね(笑)。なにを買うんですか?

(赤江珠緒)(笑)

(ジェーン・スー)恥ずかしい物ってなに買うんですか?

(赤江珠緒)ちょっと言えないですけど(笑)。

(ジェーン・スー)顔、真っ赤ですよ!ちょっとびっくりするぐらい顔、真っ赤。

(赤江珠緒)あと、病院とかで。まあ私の場合ね、なまじ芸名でもないもので出てしまったものですから。

(ジェーン・スー)たしかに。

(博多大吉)『赤江』と呼ばれると。

(赤江珠緒)はいはい。

(ジェーン・スー)みんな、ハッと見ちゃうけど。結婚した名前があるから、そっちによって・・・

(赤江珠緒)隠れ蓑になるわい、みたいな感じで。

(ジェーン・スー)なるほどなるほど。大吉さんは?

(博多大吉)僕はね、これ、ニュアンスが難しいんですけど。やっぱり家事とかね、やってくれるのはいちばん助かっているかな。

(ジェーン・スー)なるほどね。そう。作業が、役割が分担できるっていうのはたしかに心強さになるっていう声はありましたね。

(博多大吉)だから2つ目の安心感かな?いちばん近いのは。ニュアンスは。あんまり家事のことを言うと、『またあの九州男児が!』って。もう、あらぬところから弾が飛んでくるんでね。うん。まあ、安心感ですね。

(ジェーン・スー)なるほど。得意な方が得意なことをやると。

(博多大吉)そうそうそう。

結婚して想定外だったこと

(ジェーン・スー)そして、想定外だったこと。これがですね、結婚して想定外だったこと。妻から男性の夫に対して。非常に集約されました。経済的なことと、加齢臭。この2本です。

(赤江珠緒)はー。

(ジェーン・スー)どういうことか?と申しますと、夫の変化の中で。41才女性の方。『いま、夫が無職です。子作りを拒否されています。若い時は爽やか青年だったんですが、40過ぎたら加齢臭がすごいキツくなりました』と。これ、意外だった。想定外。たしかに20代で結婚すると、どうなるかわからないですよね。そのへんはね。

(赤江珠緒)あ、そうですね。

(ジェーン・スー)まあでも、この方は働いているんで、まあ働く気になったら働いてくれれば・・・ぐらいの大船に乗ったつもりで、自分が・・・っていう感じでしたけども。

(赤江珠緒)ほー。

(ジェーン・スー)あと、なるほどなと思ったのが、この方は結婚してお子さんができて専業主婦になった方なんですけども。『結婚して夫が仕事を辞めて学生になった』。

(博多大吉)へー!

(ジェーン・スー)すごい。で、『反対しなかったの?』って言ったら、『反対したんだけども、なんと向こうの家族が結構賛成して。「いいじゃない、勉強しなさい」って。それに流されてしまって夫婦で無収入の貧乏暮らしをしました』と。

(赤江珠緒)(笑)。へー!

(ジェーン・スー)お子さんがいたりするとね。

(赤江珠緒)そうかそうか。いままでの価値観と違う、また価値観でね、行きていけるっていうのはいいかもしれないですけど。

(博多大吉)ねえ。意外と、すごいね。結婚して・・・もちろん事情があって無職の方もいらっしゃると思いますけど。普通ね、結婚したからには、意地でも、死んでも働かないと!っていう風になりそうなもんですけどね。

(ジェーン・スー)だから、意外と時代がいい意味で変わってきてるんだなとも思いました。奥さんが働いているから、ちょっと俺はいまお休み、みたいなことができたりするんだなと。

(赤江珠緒)うん。

(ジェーン・スー)あとですね、これも『ああ、なるほど。こういうことがあるんだな』と思ったのが、『結婚して将来設計をしなきゃいけないのに、夫が年収や貯金を一切教えてくれない』と。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)どうなってるの?

(ジェーン・スー)なるほど!そりゃ想定外だね!と。で、まあその方ももちろん働いているんで、お互いが生活費を出し合っていると。で、まあ思ったよりお互い働いているのに、ぜんぜん家事をやってくれないのと、あと、枕の染みが取れないって言っていて。

(博多大吉)ああ、枕はね。うん。

(ジェーン・スー)この方ですね、他のアンケートの結果のところに『枕の染みが取れない』って書いてあって。よっぽど気になるんだなって(笑)。

(赤江・大吉)(笑)

(赤江珠緒)どう洗っても取れないかな。

(ジェーン・スー)ねえ。あと、いろいろ結婚の形態も変わってきています。事実婚の方がいらっしゃいました。『入籍はしていない事実婚にもかかわらず、子どもができたらパートナーの義父母と関係が思った以上にある』と。

(赤江珠緒)おおー。

(ジェーン・スー)そりゃ、向こうから見たら孫ですからね。いろいろと関係が出てきて、なるほどと。こりゃ想定外だったなと。あと、『結婚して気づいたのは、私の親に結構冷たいです』。旦那さんが。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)そんなことないんじゃない?

(赤江珠緒)ちょっとそれ、ショックですね。結婚してから気づく。そうか。あらら。

(ジェーン・スー)だからやっぱ、想像の範囲って本当に自分の都合のいいところで限られるんだなと思って。結婚するといろいろあるんだなと。あと、『旦那さんの親戚から「地元に帰ってこいよ」と言われて、ええっ、そんなこと考えてもみなかった!』っていう。この方は働いている方だったりするんで、なかなかね。

(赤江珠緒)はー。

(ジェーン・スー)あと他にはですね、これ、男性からも女性からも両方ありました。37才働く女性、そして42才の専業主夫。男性。主夫をやってらっしゃる男性の方。『自分の中にこんなに怒りが充満するとも爆発するとも思っていなかった』。

(赤江珠緒)(笑)。どういうこと?どういうこと?

(ジェーン・スー)旦那さんとか奥さんとの激しいケンカっていうのがあるそうです。

(博多大吉)だから、こんなにモメるとは思ってなかったんだ。

(ジェーン・スー)42才男性の専業主夫の方は、『こんなにケンカするとは思っていなかった』。子どもの病気の際とかの対応をどうするか?とかですぐに炎上すると。

(赤江珠緒)まあ、ある程度ね、想定して結婚するもんですけど。それ以上だった。

(ジェーン・スー)なんか40過ぎて結婚した方。女性なんですけど。すごくおっとりしていて。どっちかって言うと、いままで『仕事とかでも、つけ入れられるというか、ナメられたりすることが自分の悩みなの』って言っていた人がですね、いまやトンカチやハサミを投げているそうで(笑)。

(赤江珠緒)おおー!

(ジェーン・スー)すごいな!と思って。

(博多大吉)スーパーマリオの敵やん!トンカチ投げてくるやつ。

(赤江珠緒)ええっ!?

(ジェーン・スー)なるほど!と。自分の中にこんな感情があるとは思わなかったっていうのも結構大きい気づきだそうです。あと、『わかっちゃいたけど毎晩ご飯を作るの、結構つらいな』と。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)まあ、ね。大変でしょうね。

(ジェーン・スー)わかっちゃいたけど、結構これは大変だなと。で、旦那さんが律儀な方で、毎日帰ってくるんですって。

(博多大吉)それ、いいことやん(笑)。

(ジェーン・スー)いいことなんだけどね。

(博多大吉)また帰ってきた!たまには外で!って思っちゃうのかな?

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)ねえ。いや、大変ですよ。だって、毎日ご飯を作るのも。

(ジェーン・スー)まあ、これが女性の意見だったんですけど、夫からももちろんございます。41才男性の方。『奥さんと言っても他人だということを痛感しました』。これ、想定外だったそうです。

(赤江珠緒)(笑)

(ジェーン・スー)なんか、シーンっていう気持ちになっちゃったんですけど。あと、『結婚してもあまり変わることがなかったのが意外と想定外でした。もっと変わるのかなと思ったけど、そんなに変わらなかった』っていう方もいらっしゃいました。これ、42才男性の方です。

(赤江珠緒)うん。

(ジェーン・スー)同じく42才男性の方。『結婚して3年目ぐらいのこと。「生まれ変わってもまた同じ相手と結婚したいね」と言ったら、妻に「それはぜったいに嫌だな」と真顔で言われました。想定外!』と。

(赤江珠緒)うん。あ、それ、想定外?

(ジェーン・スー)赤江さんはいかがですか?

(赤江珠緒)いや、だって別にするでしょ。今度は。

(ジェーン・スー)ちょっと待って!ちょっと待って!なんでなんで?それ、想定外じゃないの?旦那さんの方からしたら。

(赤江珠緒)いや、だって毎回同じにしなくても。次の人生は次の人生として。

(ジェーン・スー)あ、欲張りさんとしてね。

(赤江珠緒)そう。そうでしょう。やっぱり。ねえ。

(博多大吉)この面は攻略した、みたいなもんでしょう。

(ジェーン・スー)ああー。何でもかんでもゲームにする。

(博多大吉)いや、だからもう、2面目に行きたいっていう気持ちじゃないかな?嫌いとかじゃなくて。

中年期になって改めて思う、伴侶とは何ですか?

(ジェーン・スー)そこは嫌いとかじゃなくて。なるほどね。で、中年期になって改めて思う、伴侶とは何ですか?この質問に対してはですね、『戦友』『チームメイト』『味方』『人生のチアリーダー』といったですね、仲間意識。これを持っている人が非常に多かったですね。

(赤江珠緒)ああ、なるほど、なるほど。

(ジェーン・スー)赤江さんは仲間感強いんですよね?旦那さんと。

(赤江珠緒)そうですね。

(ジェーン・スー)これは、どこから生まれて来るんですか?

(赤江珠緒)だってね、私、動物好きなんですけど。ペットとかをいま、飼えない。仕事でね、こんな自分のことで手一杯という。そんな中、こんなに触っても怒らない動物が他にいますか?っていう(笑)。

(ジェーン・スー)おやおや?おやおや?ちょっと仲間と違う話になってきたぞ?あれ?

(赤江珠緒)いじくりまわしても大丈夫っていうのが。

(博多大吉)いじくりまわすんですか?

(ジェーン・スー)ペット?あれ?

(赤江珠緒)癒やしです。癒やしという意味で。

(ジェーン・スー)仲間であり、戦友であり、ペット。なるほどね。あと、やっぱり2番目に多かったのが、『尊重』と。これ、すごいですよ。もうね、菩薩みたいな模範解答をいただきました。41才の女性の方です。『自分らしく生きることを認め合って、お互いを補いながら生きていく相手』。

(博多大吉)すごい!よく、こんなこと言うな。言えるな。すげえなあ。

(ジェーン・スー)(笑)。これ、どうですか?

(博多大吉)いやいや、これもう本当、出家した人が言うことじゃない?瀬戸内寂聴さんとか、あのへんからいただく言葉じゃない?これ。

(赤江珠緒)いや、でもこういうもんでしょ?やっぱり。

(ジェーン・スー)えっ、ちょっと待って下さい!ペットって言ったじゃん!さっき!

(赤江珠緒)いや、こういうもんですよ。

(博多大吉)いじくりまわす人が、急にこっち来ないでくださいよ(笑)。

(ジェーン・スー)そうですよ。

(赤江珠緒)急にこっちの船に乗ってみたみたいな(笑)。

(ジェーン・スー)あの、大吉さんから見て伴侶とはっていうのは?

(博多大吉)いや、僕ね、本当これもまた特殊だと思うんですけど。僕、漫才コンビなんで。もう仲間とか戦友とか、そういう意識は全部相方なんですよ。

(赤江珠緒)ああ、なるほど。

(ジェーン・スー)そっかそっかそっか。

(博多大吉)だから、うん。嫁さんにそういう気持ちはまずないですね。実は。そっちに使っているから。で、いろいろこのデータを見ると、『人生でいちばん一緒にいる人』とか言うけど、それもうち、相方なんですよ。

(ジェーン・スー)ああ、結婚する前から。そっかそっか。

(博多大吉)うん。前からもそうだし、これからもそうなんで。だからこれ、参ったなと思って。

(ジェーン・スー)いま、(BGMで)『CAN YOU CELEBRATE?』かかってますけど、こうね、違う相手が。奥さんじゃなくて。

(博多大吉)なんでいま僕は博多華丸さんを思い浮かべてしゃべってるのかわかんないですけど。だから、家族かな。いちばん。

(ジェーン・スー)弾を充填してくれる人ってことなんですかね?

(博多大吉)うーん。なんでしょうね?うーん。兄弟じゃないけど。だからちょっと・・・

(ジェーン・スー)家族。

(博多大吉)仲間は仲間ですから、家族なのかな?

(ジェーン・スー)なるほど。たしかに特殊ですもんね。

(博多大吉)本当、特殊だと思いますよ。漫才師って。

(ジェーン・スー)こんなに仲間であり戦友である人っていうのを1対1で持つことって、普通の仕事だとないですからね。

(赤江珠緒)じゃあ奥様は華丸さんにちょっとヤキモチを焼いたりは?

(博多大吉)(笑)。って言うことは、華丸さんの奥さんも僕にヤキモチを焼いて。この4人の・・・

(ジェーン・スー)四角関係!おやおや?おだやかじゃないぞ?

(博多大吉)結局、おじさん同士が好きあっているって、何?華丸と大吉が。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)違います。違います。そういうのじゃないですね。

結婚生活の悩み

(ジェーン・スー)なるほど。あとですね、悩みを聞いてきました。『どんな悩みがありますか?』と言いましたらですね、さっきの瀬戸内寂聴さんじゃないんですけど。いちばん男女ともに多かったのが、菩薩系でございます。どういうことか?と申しますと、41才女性の方です。『もうあんまり悩むこともない。なるようにしかならないので、すべて受け入れて、それなりに前に進めればいい』。そんなに辛いのか?結婚生活って!?

(赤江・大吉)(笑)

(赤江珠緒)すごい。悟りの境地。

(ジェーン・スー)ねえ!あとですね、こちらも女性の方で恐縮なんですが、41才女性の方。『本質的に合うのか合わないのか、単に慣れてきただけなのか、区別がつかなくなってきた』。

(赤江珠緒)(笑)

(ジェーン・スー)これ、合わないところってどうやって調整していくんですか?

(赤江珠緒)えっ?ええっ?合わないところ?合わないところ、でもたしかにおっしゃることはわかるような気もしますね。どうしても合わないところは、うーん。あの、摩耗しているうちに、なんか・・・

(ジェーン・スー)わかんなくなってきちゃうんですか?(笑)。

(赤江珠緒)気もするような気がするな。たしかに。

(ジェーン・スー)お二人はご結婚されて何年になるんですか?

(赤江珠緒)えーと、何年ですか?

(ジェーン・スー)すぐに出てこない感じね(笑)。長いなっていう感じですけど。

(赤江珠緒)ええと、5年?

(ジェーン・スー)えっ?

(赤江珠緒)いや・・・いやいや、違う違う。7年でした。

(博多大吉)僕も7年ぐらいかな。

(ジェーン・スー)7年ぐらい。

(博多大吉)だから本当、この方のこの言葉。もう、なるようにしかならないんで。合う合わないとかはもう、ね。だから、合わないと思っても、目をつぶるしかないですよ。

(ジェーン・スー)なるほど。やっていくっていうことが前提になっていくから。強制してもしょうがないと。

(赤江珠緒)でも、あと本当ヤスリをかけるように、摩耗してですよね。

(ジェーン・スー)河原の小石みたいになっていくんだ。

(赤江珠緒)こう、ね。

(ジェーン・スー)あと、やっぱり悩み事としては、『子どもの叱り方がやっぱり違う』とか、あとですね、『旦那さんと子どもの嫌な特徴が一緒っていうのがすごい悩み事だ』って言っていて。

(赤江珠緒)これ、倍になりますもんね。ちょっとね。

(ジェーン・スー)どういうこと?って言ったら、自分の意見をなかなか言わないんですって。旦那さんが。で、まさかの子ども。息子さんがそれを遺伝してしまって。遺伝なのか、生活環境なのか。なんとですね、5才ぐらいのお子さんなんですけど、『今日、どこに行こうか?』って言うと、『お母さんの行きたい公園でいい』って。

(赤江珠緒)(笑)

(ジェーン・スー)『行きたい公園なんか、ねーよ!』っていう(笑)。

(赤江珠緒)かわいいけど、すごい(笑)。

(ジェーン・スー)かわいいけどね。なかなか。あと、男女関係の悩みというんですかね。これ、やっぱりさっきの家族っていうのがありましたけど。女性と男性、両方からありました。41才女性の方です。『女性としての私の価値はあるんだろうか?そしてそれを必要とされる場面が今後、あるんだろうか?と、ふと思うことがあります』。

(赤江珠緒)ほう。

(ジェーン・スー)ちょっとピリッときますね。

(赤江珠緒)ズガーンと来ますね。これね。

(ジェーン・スー)あと、44才女性の方。これ、逆の方。女性ですが、ありました。『家族になってロマンスがなくなりました。我が家は旦那さんが若いで・・・』。この方、一回り以上年下の旦那さんなんですけど。旦那さんの方がロマンスを求めてくると。だけど、私はもう完全にお母ちゃんモードになってしまったので、困ったなと。

(赤江珠緒)はー!

(ジェーン・スー)あとですね、男性の方。42才ですね。『子どもが生まれるまでは女性として見ていたが、子どもができてから、どうしてもお母さんにしか見えなくなってしまった』と。

(赤江珠緒)まあ、しょうがないですよね。

(ジェーン・スー)(笑)。サラッと言ったね!続けていくなら、まあ、そうですね。なかなか難しいところなんだなと思いました。あとですね、悩み事。『タスクの多さ』っていうところですね。

(赤江珠緒)えっ?

(ジェーン・スー)『『仕事も育児も家事も100%はできず、どれも中途半端な気がする』という42才の女性。あと、43才の女性。『仕事と子育てと旦那育て。この3つの両立は難しい』と。

(赤江珠緒)は、はー・・・

(ジェーン・スー)まあ、残念ながら男性でも1名、『ワークライフバランスが難しい』という40才の男性、いたんですけど。この声は女性からの方が多かったですね。だからやっぱり女性は、社会人としての顔、妻としての顔、母としての顔っていう、そりゃ3つなんか無理に決まってるじゃないですか。ねえ。

(赤江珠緒)無理無理無理ですよ。そりゃ、ねえ。

(ジェーン・スー)あの、妻の顔っていうのはどうしてるんですか?(笑)。

(赤江珠緒)妻の顔はね、持ちあわせてございません(笑)。

(ジェーン・スー)(笑)。ございません。

(赤江珠緒)在庫にございません。うちは。

(ジェーン・スー)それでもいけるっていうことですね。

(赤江珠緒)そう。だからそれが意外と想定外でした。あ、いけるんだ、みたいな。これで結婚生活、成り立つのかみたいな。

(ジェーン・スー)想定外っていう人の意見で、『意外と続いている』っていう人もいましたね。それもやっぱり想定外だったなと。あと、その他ですね、さっきちょっと話に出ました専業主夫。男性の専業主夫の方。『働いていない、稼いでいないことへの罪悪感を感じます。平日短パンで買い出しさえ、マンションの管理人や隣人はどう思っているのかな?と気になってしまいます』と。

(赤江珠緒)うん!

(ジェーン・スー)やっぱりだから男女それぞれにやっぱり、こうあるべきみたいな図式があるんでしょうね。

(博多大吉)男性でもね、主夫はね。

(赤江珠緒)そうでしょうね。

(ジェーン・スー)だからその男性の方がね、もう1個言っていたのが、『夕食を作るレシピが、どう考えても2週間で尽きる。自分が知っているレシピとメニューだと、どうしてもバリエーションが2週間で尽きる。冷蔵庫の在庫とコスト計算しながらの献立と調理。これが困難すぎる。これがいちばんの悩みだ』と。

(赤江珠緒)はー!

(博多大吉)でも2週間も続けたらね、また2週間やれば。2周すれば・・・っていう問題じゃないのかな?

(ジェーン・スー)なんとなく、忘れそうですけどね。2週間前に食べたものなんて。

(博多大吉)忘れているでしょう。中年なんて。先週のご飯なんか、もう覚えてないですよ。

(ジェーン・スー)昨日のご飯も覚えてないですからね(笑)。

(博多大吉)覚えてないです。本当に。

(ジェーン・スー)まあ、ということで、みなさんいろいろあったんですけども。いろいろ半径10メートルを聞いてきましてですね、もう、まとめに入りますと、トラブルのない家庭など、ない!

(赤江珠緒)(笑)

(ジェーン・スー)中年と結婚、それは他人と生活をすり合わせる人生修行なんだなと思いました。戦いと諦めの果てになる信頼。信じる力と続ける胆力がないとここまでやって来れなかったんだろうなと、私はしみじみ、僭越ながら、未婚ながら思いました。

(博多大吉)(笑)

(赤江珠緒)いやいや、このテーマはだってスーさん、まだまだいけるでしょう。

(ジェーン・スー)いけますね。

(赤江珠緒)なんか、内縁についても調べたりして(笑)。

(ジェーン・スー)そうそうそう。内縁の定義とか、内縁とは?とか、いろいろ調べたりとか。

(博多大吉)『内縁の妻を目指そう!』って書いてありますけど。

(赤江珠緒)(笑)

(ジェーン・スー)そうそう。内縁の妻を目指そうと思ったらね、意外と面倒くさいっていうのがまたわかって。難しいな!っていう。

(赤江珠緒)ぜひ、またそのあたりもね、ちょっと、はい。

(博多大吉)まあ、でもね、出会いがどこに転がっているかわかりませんし。総務省のデータでは厳しいというのが出てますけど。

(ジェーン・スー)もうね、宝くじ当たらないとは限らないですからね。

(博多大吉)ゼロじゃないんだもん。

(ジェーン・スー)ゼロじゃない。0.92を目指してがんばりますよ。私も。

<書き起こしおわり>

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