未婚のプロ ジェーン・スーが西川史子先生の離婚で考えたこと

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ジェーン・スーさんがTBSラジオ『ザ・トップ5』の中で女医の西川先生の離婚報道で大きなショックを受け、そこから考えたことを語っていました。


(堀井美香)スーさんはお風呂に入りながら、たとえばどんなことをずっと考えてるんですか?

(ジェーン・スー)最近ね、気になって仕方がないのが、西川史子先生の離婚。これ、ヤバイよ。私たちの周りの未婚のプロも全員、鈍器で頭を殴られたようにショッキングなんですよ。

(堀井美香)なんで?ヤバいっていうのはどうしてですか?

(ジェーン・スー)西川先生の離婚ね。『あんな性格キツいんだから、当たり前だ』とかね、『離婚されて当然だろ、あんな女』っていう口さがない人もいますけど。みなさん、テレビはキャラですよ。キャラクターですよ。そんなの。

(堀井美香)へー。

(ジェーン・スー)『へー』って言ったね。

(堀井美香)いや、違う。本当の西川さんを知ってるのかな?と思って。

(ジェーン・スー)いや、それはそれで。直接のお知り合いの方ではないんですけど。お医者さんとしてすごい真面目な方だって、別ルートで聞いたりはしてるんですが。でも、基本テレビってキャラクターじゃないですか。デフォルメじゃないですか。

(堀井美香)そうですね。

(ジェーン・スー)テレビで売れていくってことは、つまり悪魔との契約なわけですよ。だって編集のスタジオでさ、ちょっとキツいことを言ってそれが使われてたら、次映りたくなったらそれを言うじゃん。

(堀井美香)TBSテレビは夢の国じゃないんですか?

(ジェーン・スー)おやおや?

(堀井美香)私はTBSランドで働いているものだと思ってましたよ。毎日。

(ジェーン・スー)またまたー。よう言いますわ。

(堀井美香)魔法の粉をふりかけられてると思ってました。

(ジェーン・スー)ラリってるんでしょうね。若干ね。で、やっぱり悪魔との契約っていうキツい言い方しましたけど。キャラクターがあって、瞬発力があって面白いことを言えたら、じゃあ生放送でって入れてきて。元々、あそこまでじゃなかったじゃないですか。で、どんどんああいうキャラになっていって。だけどやっぱり、勝手な思い込みですよ、これは。実際は知らないんでね。思い込みですけど、『別居は私から言った。離婚も私から言いました。ただ、出て行くと言い出したのは向こうです』みたいなね。そこのさ、42才。美人で一生懸命がんばってミス日本みたいなのになったり、医者になったり。がんばれば全部手に入ってきたと思うわけですよ。そこをさ、やっぱり『家を出て行きたいって言ったのは私が悪かったんです』とかさ、『理想の家庭像を私が強く持っていた。父親・母親が一緒にご飯を食べるとか、旅行も年に何回行くとか、自分の考えを押し付けすぎた』とかね。いやー、もうね、『私が医者だけをやっていたら、こういうことにはなりませんでした』とか。結局、こうじゃなきゃ!っていう理想が、いままでがんばって手に入れてきた人ほどね、強いんですよ。

(堀井美香)なるほど。

(ジェーン・スー)で、こうじゃなきゃ!っていう理想の裏側には、そうじゃない自分っていうのがある。そうじゃない自分って、ものすごい後ろめたさを持っていて。でも、これを手に入れたいからがんばらないと私のプライドが・・・みたいな。勝手な思い込みですけど。そのへんにね、私たちはすごい心を掴まれまして。『やっぱり自分が自分のありのままでやりたい放題やっていたら、ダメなんだ!』みたいな。

(堀井美香)売れなきゃいけないだ、隠さなきゃいけないんだ、っていうことですね。

(ジェーン・スー)そうそう。それです。だから、最初から私がキツいと。『馬鹿だな』『ダメだな』と言われるのが夢だったって。これ、すごいわかるんですよね。キツい女の人とか、いわゆる仕切りができるっていう人ほど、男の人に『馬鹿だな』とか、『俺がいないとダメだな』みたいなことを言われたい一面も。もちろんこれ、好きな人にだけですけどね。言われたいの。

(堀井美香)うん。守ってほしいとかね。

(ジェーン・スー)そう。このへんの折り合いって、つかねーんだなっていう。

(堀井美香)なかなか素直にね、本性出せなかったりするんですよね。

(ジェーン・スー)堀井さん、どうやってやってるんですか?家で。

(堀井美香)えっ?

(ジェーン・スー)えっ?じゃなくて。なんで離婚しないでこうなってるんですか?って。

(堀井美香)私は、喧嘩する方が面倒くさいので。『はいはいはい』って聞いているタイプですから。

(ジェーン・スー)基本、だから譲ってるっていうことですよね。

(堀井美香)そうですね。『いいえ』『しかし』『でも』は言いません。

(ジェーン・スー)マジで!?

(堀井美香)あ、嘘です。ごめんなさい(笑)。

(ジェーン・スー)まあでも、イメージとしてそんな感じってことですね。

(堀井美香)はい(笑)。そうですね。

(ジェーン・スー)いやー、やっぱりさ、そういう・・・折れること前提じゃないと、物事が進まないっていうのは重々承知なんですよ。仕事なんかでも。もちろん。でも、プライベートでもそれって、必要なことなんですね。

(堀井美香)まだ女性の方にその負荷が来てるっていうのがあるんじゃないですか?

(ジェーン・スー)ちょっと、印象としてありますね。

(堀井美香)男性はまだそんなに、謝ったり合わせたりっていうことで損はしないのでね。それにしてもこれ、Yahoo!ニュースから取った原稿にしっかり赤チェックを入れて。検証して。噛み砕いて。

(ジェーン・スー)下線引いて、『わかる!』とか自分で書いてる。よくわかんない。自分に自分でツッコんでいるっていう。

(堀井美香)こうなってくると、分析が大事ですね。いろんなことを。

(ジェーン・スー)もうだって、ブログで書きたいもん。ブログで書きたいけど、ちょっとホリプロだしな・・・事務所っていう。

(堀井美香)線①っていうね。

(ジェーン・スー)とにかくね、もう一回言いますけど、『出て行きたい』って言ったのは男なのに、そこで男に判断を委ねられず、本当のところはわからないけどさ、イメージの世界だけど、『別居は私から言って、離婚も私から言う』っていう。仕切らずにいられない感じ。この・・・

(堀井美香)なるほどね。先の先っていう。

(ジェーン・スー)先!先!って行っちゃうのよ。で、『私が至りませんでした』って言って。ねえ。理想の家庭像。どうやって理想の家庭像って守っていくんですか?

(堀井美香)えっ?だからついて行くのみですね。

(ジェーン・スー)旦那に?

(堀井美香)はい。

(ジェーン・スー)はあ、それだとやっぱり上手く・・・あー!また嫌な話、聞いちゃった。

(堀井美香)(笑)。もう一回、振り出しに戻る感じ。堂々巡りだから(笑)。

(ジェーン・スー)結局、そうだ。

(堀井美香)でもまあ、意思がないっていうだけですよ。私の場合は。

(ジェーン・スー)まあ・・・そんなことないですよ。だってさ、西川先生って『美ST』とかね。私の大好きな美魔女の雑誌とかで、エプロンとかつけてさ。なんかかわいい奥さんの、こんなものを作ってますとかをやってたりしてて。がんばってたと思うんだよなー!

(堀井美香)そうですね。

(ジェーン・スー)なんか、旦那さんとかゲストに来てくれないですかね?

(堀井美香)問いただしたいですよね。

(ジェーン・スー)西川先生はちょっと、いろいろ難しいと思うので。

(堀井美香)聞きたいでしょ?旦那さんのところも。

(ジェーン・スー)『ダメなんすか?それじゃあ。フル回転、フルスロットルでやってちゃ、ダメなんすか?』とかっていう。

(堀井美香)え、でもそういうのが好きな男性もいるじゃないですか。丁々発止で、自分にちゃんとくっついてくれてっていうか。一緒にやれるのが好きだっていう夫婦関係もあるし。やっぱり、その人にどう合うか?っていうんじゃないんですかね。

(ジェーン・スー)そうなんです。おっしゃる通り。なのに、西川先生が、やっぱりお父さんっていう家父長制であって、そこにみんなで支えていくっていう、なんか自分の理想があったっていうのを、すごいわかるんですよ。だから親世代と自分世代との価値観の差。で、自分自身の変化についていけてない、このアラフォー女って、すごいグサッとわかりますね。

(堀井美香)モヤモヤしますね。なんかね。

(ジェーン・スー)そんな顔して。自分、結婚上手く行ってるくせに。

(堀井美香)(笑)。そんなことないですよ。いろいろありますよ!人はいろいろ事情があるんですよ。

(ジェーン・スー)ですよねー!

(堀井美香)ですよねー!ですよねー!そんな、言いませんよ。そんな全部全部(笑)。家の、親戚がどうだ、財産でモメてるとか。言いませんよ!

(ジェーン・スー)(笑)。ですよねー!みなさん、そのへんはね、自分で補完して聞いてください。この番組。

(堀井美香)ね。それぞれ、ありますからね。

<書き起こしおわり>

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