西寺郷太・曽我部恵一が語る仙台珍道中・小沢健二ライブを見に行く

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西寺郷太さんがTBSラジオ『MUSIC MAGAZINE 24/7 西寺郷太TAMAGO RADIO』の中でゲストの曽我部恵一さんと仙台へ小沢健二さんのライブを見に行った際の珍道中を語っていました。


(西寺郷太)割と、曽我部さんの音楽遍歴って、日本でも珍しいぐらいリリース数が多いというか。いろんな形態もあるし、自分のレーベルもいま、持たれているし。ありとあらゆる作品が常にいろいろなパターンでね、出ているという感じで。大きく言うと、サニーデイ・サービスと、曽我部恵一バンドと、ソロっていう。

(曽我部恵一)そうですね。まあ、曽我部恵一バンドはほぼソロなんで。まあ、サニーデイもほぼやっていませんので。いま。

(西寺郷太)(笑)。やっぱりやってない。ぜんぜん、ちょっと話が前後するんですけど。サニーデイのね、丸山晴茂さん・・・

(曽我部恵一)そんな核心にふれますか?

(西寺郷太)いやいや、そんなことはないです。核心にはふれないんですけど(笑)。

(曽我部恵一)ふれないでください。

(西寺郷太)(笑)。なんか、昔、3年ぐらい前に小沢健二さんのライブを一緒に仙台に見に行ったじゃないですか。あの時、僕チケットを誰と行くかも決めずに2枚買ってたんです。仙台の。で、僕本当に適当な人間で、誰か行きたいやつがどっかで現れるだろうと思って。ちょうど小沢さんのツアーが神奈川かどっかから始まって、2回目ぐらいが仙台だったんですよ。2回目か3回目。それで、早めに見たいなと思って。どうせだったら回ってくる前に見たいと思って抑えてたんですけど。まあスケジュールもパンパンで、どうしようかな?と思っていたら、3日ぐらい前?割とギリギリで曽我部さんとイベントで会って。夜の。

(曽我部恵一)そうですそうです。

(西寺郷太)で、『曽我部さん、仙台、小沢さんのライブ行きません?』って言ったら、『行く!』って言ってくれたんですよね。

(曽我部恵一)はいはいはいはい。

(西寺郷太)で、行く時がものすごい楽しくて。

(曽我部恵一)まずさ、東京駅で会えないっていうね。

地下鉄で携帯を落とした西寺郷太

(西寺郷太)そう。僕が携帯を地下鉄で落として。あの時も曽我部さん、最高だと思いましたよ。普通は後輩の俺が誘っておいて、約束の時間にも来ない上に電話もつながらないわけでしょ?僕はもう、携帯を、向こうに、地下鉄で流れていくのを見ちゃってたんで。『うわー!』って思って。迷って。駅員さんに聞いても、その携帯が戻ってくるまでに時間もかかる。『どうしよう?』と思って、まあまあすっごいギリギリで。小沢さんのライブに初日に行ったやつが、『絶対に遅れちゃダメだ』って言ったんですよ。あのライブ。

(曽我部恵一)1曲目からちゃんと。

(西寺郷太)出だしが面白かったじゃないですか。

(曽我部恵一)そうそうそう。伝説のね。

(西寺郷太)伝説の。『絶対に遅れるな!って言われてたのに、こんなことになった』って思ったけど、だいぶ遅れて俺行ったのに、ぜんぜん・・・まあ、急いで行きましたけど、むちゃくちゃ優しかったんですよ。あの時も。

(曽我部恵一)そうだっけ?いや、俺、郷太が死んだんじゃないか?って思って。

(西寺郷太)(笑)

(曽我部恵一)もう連絡取れないし、割と大事な日じゃないですか。そんなね、遅れたらマズいし。

(西寺郷太)いわゆるスタッフとかマネージャーも、真ん中に立つ人も誰もいないし。

(曽我部恵一)2人っきりだよね。仙台旅行ね。で、来ないし、電話も出ないし・・・これはなんかあったなと思って。でも、よかったですよ。ギリギリで。

(西寺郷太)ギリギリで間に合ったんですけど。そん時にサニーデイの話にちょっとなって。行き道でね。『なんか丸山さん。晴茂さん大丈夫ですか?』って俺がちょっと聞いたんですよ。そしたら、『だいじょばない』って曽我部さんが言ったのがすごい俺、覚えてて。『だいじょばない』ってめっちゃ面白いな!って思ってたんですよ。したら、割と最近、Perfumeが『だいじょばない』って曲を出した瞬間に、うわー!っと思って。



(曽我部恵一)(笑)

(西寺郷太)誰かが言ってたのかもしれないけど、こういうのをやっぱり。あの時、俺あんなに面白いなと思ったのに。

(曽我部恵一)曲にしなきゃ。すぐ曲にしなきゃ。

(西寺郷太)『だいじょばない』っていう言葉を・・・あれがPerfumeが出た時にすっごいあのエピソード、バスッ!って思いだして。

(曽我部恵一)そっか。先に出しておけばよかったね。

(西寺郷太)あの時、曽我部さんが言ったんですよ。『だいじょばない』。普通、大丈夫って言うじゃないですか。

(曽我部恵一)丸山くんのことを聞かれると、基本的には『だいじょばない』って言いますね。僕は。

(西寺郷太)(笑)

(曽我部恵一)常に。だいたい返事はそれで。

(西寺郷太)だいじょばない。

(曽我部恵一)一択ですね。

(西寺郷太)一択(笑)。

(中略)

(西寺郷太)もう1個、しょうもない話していいですか?電車にまつわる。この前、仙台行っての話で申し訳ないんですけど。これだけ言わせてほしいんです。

(曽我部恵一)オザケン先輩の?

(西寺郷太)オザケン先輩の行って。僕、人生で、死ぬ時があると思うんですけど。絶対に。面白かった瞬間の、本当に指折りのところに入ってるんですけど。曽我部さんは忘れているかもしれないですけど。あの時って、まあライブに行くじゃないですか。曽我部さんと俺で。そしたら、小沢健二さんのライブを見に来ている仙台の方たちって、曽我部さんのことを100%知っているわけですよ。

(曽我部恵一)うーん。

(西寺郷太)まあ、そこに集まってくる人たちは。で、僕のことを知っている人もいて。郷太さんと曽我部さんが来た!って言って。すごく前だったじゃないですか。普通に席取ったんですけど。で、進んで行って、みんなが『曽我部がいるぞ!』みたいな。こっちでは『(小島慶子)キラ☆キラ聞いてます』みたいな。『郷太がいる』みたいな。場所も仙台で、まあ東京とかだとさすがにそんなことにはならないんですけど。なんかちょっと、その後僕はタクシーで行こうって言って、すごい急いでタクシーへ・・・

(曽我部恵一)そうそうそう。

(西寺郷太)で、結構遠くて。

(曽我部恵一)一本道でね。

(西寺郷太)で、曽我部さんが『帰り、電車で帰ろう』って言って。仙台まで。僕、ちょっとどうかな?って思ったんですけど、案の定、みんなから『写真撮ってください』とか『握手してください』とか言われてたんですよ。

(曽我部恵一)地下鉄に乗ってね。

(西寺郷太)地下鉄に乗って。一緒の帰り道を帰っていったんで。

(曽我部恵一)でもさ、やっぱりさ、オザケン先輩のライブ。その帰り道もストーリーの中じゃないですか。明らかに。見たさ、コンサート行ったお客さんたちと一緒に地下鉄に乗って。ね。全部楽しみたいから。

(西寺郷太)あれ良かったんです。結果的に良かったんです。ほいで、仙台着きました。僕ら2人だけにようやくなりました。それで、めっちゃ喉渇いてたんです。僕ら。

(曽我部恵一)もういろいろあって。

(西寺郷太)ぜんぜん遅刻でギリギリで。結局ライブは間に合ったけど、もう必死で行ったから水も飲めなくて。

(曽我部恵一)まったく余裕なかったですね。

(西寺郷太)それで、自動販売機がポツンとあって。

(曽我部恵一)あった。出口のところに。

(西寺郷太)思い出しました?

(曽我部恵一)SFみたいな光景だった。

(西寺郷太)そうそう。ガラーンとした・・・

(曽我部恵一)もう電車も終わって。

(西寺郷太)で、曽我部さんと僕で、水飲みましょうって。で、100円か150円か入れたんですよ。そしたら、さっきまでオザケン先輩のすごいライブ見て、曽我部さん写真撮ってください、郷太さんなんとか、わーっつって、2人になって水。150円か入れて、パスッ!って。水が出なかったんです。

(曽我部恵一)(笑)。そうだっけ?

(西寺郷太)そう。出なかったんです。で、俺が叩いてたりしたんですけど。『ぜんぜん出えへんやん!』って。あ、まず最初に曽我部さん買ったんですよ。で、出えへんから。あれ!?って言って、出ないな?って。僕が、『曽我部さん、俺ももう1個買うから。これ、絶対詰まってるんですよ』って。

(曽我部恵一)ああ、2本出てくるんじゃないかって。

(西寺郷太)そう。どっかに引っかかってるから、2本出てくるんじゃないか?と思って。150円入れて、おんなじボタンを押したら、ガコン!って。1個だけ出てきたんですよ(笑)。

(曽我部恵一)(笑)。本当だよねー。

(西寺郷太)2人で死ぬほど笑ったんですよ。あの時。なんなんや、これ!?って。

(曽我部恵一)仙台駅構内のね。地下鉄のね。ポツンとした。

(西寺郷太)それでなんか、『なにかがあったらここに電話』って。めっちゃ遠い・・・水1本やし。でもなんか、曽我部さんといると面白いこと起こるなと思って。あん時、なんかそれまでの緊張感もあって。東京からの。ものすごい笑えたんですね。

(曽我部恵一)面白かったよね。本当すべてがね。

(西寺郷太)あれ、面白かったです。

<書き起こしおわり>

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