バナナマン日村さんとオークラさんが2023年1月31日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でリスナーからの「設楽さんから言われて嬉しかった言葉は?」という質問に回答していました。
(星野源)じゃあ、続いての質問。これ、いいですね。熊本県の方。「設楽さんから言われて嬉しかった言葉は何ですか?」。
(日村勇紀)ああ、何個かある。
(星野源)へー!
(日村勇紀)設楽さんはね、あんまり多く語らないから。
(星野源)なんかこう、褒めたりみたいなのはあんまり想像がつかないですけど。
(日村勇紀)でもね、大まかに言うとね、何かを言って笑ってくれたら、嬉しいよね。
(星野源)そうですよね。うんうん。
(日村勇紀)やっぱり「ああ、すげえ笑ってくれてるな、これ」とか。それは、嬉しいよね。若い頃にね、『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』って知ってる?
(星野源)知ってます。
(日村勇紀)あれに行った時に、僕がね、ドッキリを仕掛けられるんですよ。江守徹さんと中尾彬さんのいる部屋に俺がなぜか呼ばれるっていう。そこでね、江守徹さんと中尾彬さんが演技のことで大喧嘩して。そこで俺が「どうしようか?」ってなって。で、最終的に「日村! どっちが正しいと思う?」って追い込まれて。それで俺、泣いちゃったの。本当に。で、本当にブワーッて泣いていたら、たけしさんが来てくれて。ピコピコハンマーで「バカ野郎!」みたいな感じでなぐってくれて、チャンチャンって終わるドッキリなわけ。で、「ああ、ドッキリでよかった!」って。
そんなたけしさんを見て俺、さらに感情が爆発しちゃって、大泣きして。それで、そのままたけしさんが「おう、おう」って。それでたけしさんと一緒にみんながモニタリングしてる部屋まで……これ、旅館なんだけど。廊下を歩いていた時にたけしさんがずっと優しく、俺の背中を「おう、おう、おう」って叩いてくれて。「なんだよ、お前、しょうがねえな」みたいな感じで。
そういうのがあって。で、モニタリングが終わって。みんなが「ワーッ! 面白かったな!」「バカだな、なにを泣いてるんだ」みたいなことを言ってくれて。それでその夜、俺ら2人が同じ部屋で泊まるんですよ。旅館で。今だったら、もうバラバラだけど。当時はまだ若手で、同じ部屋だったんですよ。
(星野源)それは、20代とかですか?
(日村勇紀)ええとね、30代だったかな? その時に……要は、ベッドはバラバラだけど。こうやって横になっていた時に設楽さんが「日村さん。今日のリアクション、100点」って言ったのはなんか、超嬉しかった!
(星野源)アハハハハハハハハッ! いい話だよー!
(日村勇紀)「ああ、100点なんだ」って。俺はあの時、本当にちょっともう、ただ爆発しちゃったから。
「日村さん。今日のリアクション、100点」
(星野源)いや、でも本当にそうですよね。何かを考えてっていうよりかは、にっちもさっちもいかなくなって、溢れちゃったっていうことですよね。
(日村勇紀)そうそうそうそうそう。
(星野源)それはやっぱり、心根がいいということなんでしょうね。なんていうか(笑)。でも、それもやっぱり「ああ、ドッキリでよかった」って心の底から思ったわけですよね?
(日村勇紀)それもあるしね。いろいろあるね。たけしさんがこんなに背中をトントン叩いてくれるとか。それも後々、感動しちゃったもんな。
(星野源)「100点」って、嬉しいですね!
(日村勇紀)嬉しかったね。オークラもそういうの、ある?
(オークラ)設楽さんに言われたことですか? 僕は『キングオブコント』でバナナマンが2008年、準優勝だったんですよ。で、もし優勝していたら、当時の賞金が1000万円、もらえていたんですけど。で、そういう話になった時に「俺が1000万、もらっていたら俺、実はお前に時計を買ってやろうと思ってたんだよ」って設楽さんが言っていて。「で、その時計の裏に『戦友』って彫って、それを渡そうと思っていたんだ」って言ってくれて。「えっ、ということは……『キングオブコント』で『戦友』って彫った時計をくれるということは、一緒にそれを取るっていうことなのかな?」っていう。そういうことを言ってくれたのがすごい嬉しかったですね。
(星野源)へー!
(オークラ)僕は自分のことを「子分」だと思っていたんで(笑)。
(星野源)ああ、それまでは子分だと思っていたのが?(笑)。
(オークラ)「戦友だったんだ!」って(笑)。
(星野源)「そういう関係じゃなかったんだ」って(笑)。
「子分」ではなく「戦友」だった
(日村勇紀)「子分」で彫られていたら面白いよね(笑)。
(オークラ)「子分」だったら「いや、まあまあ……そうだけども」って(笑)。
(星野源)アハハハハハハハハッ! へー! その時計自体は、もらってはいないですか?
(オークラ)もらってないです。
(星野源)まだもらってはいない。
(日村勇紀)優勝、していないから。
(星野源)ああ、そうか! なるほど。
(オークラ)バナナマンって、無冠の帝王なんですよ。
(日村勇紀)準優勝はね、なんにももらえないから。
(星野源)「無冠の帝王」って、かっこいいなー。
<書き起こしおわり>