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カルロス矢吹『これでかせげる!? 激レアおしごとファイル』を語る

カルロス矢吹『これでかせげる!? 激レアおしごとファイル』を語る たまむすび

カルロス矢吹さんが2022年7月21日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で著書『これでかせげる!? 激レアおしごとファイル』について話していました。

(赤江珠緒)そんな矢吹くんの新しいご本も出ました。タイトルが『これでかせげる!? 激レアおしごとファイル』ということなんですけれども。これはどんな新刊になるんでしょうか?

(カルロス矢吹)はい。カルロス矢吹としては初めて児童書、子供向けの本を書きました。主に小学生向けなんですけど。子供向けのキャリア教育がテーマとなっております。

(赤江珠緒)面白いね!

(カルロス矢吹)今ね、キャリア教育って言葉自体はとても旬ですけれども。ただ、「将来やりたい仕事を見つける、自分のキャリアを形成する」って言っても、子供単独の力では限界があるじゃないですか。だからやっぱりキッザニアとかが流行ってるとは思うんですけど。とはいえ、世の中にはたとえば日本にはない仕事だって、いっぱいあるわけじゃないですか。で、職人さんの世界みたいに世の中、本当にもう5、6人ぐらいしかいないような仕事もありますけど。もしかしたらその子供にとっては、そういう仕事が向いてるかもしれないんですね。だから世の中にはいろんな仕事があるから、世界を視点を広くして見てくださいっていうことがわかればな……と思って。それでちょっと変わった仕事を。

(赤江珠緒)そうだね。身の回りの大人の職業しかイメージできないところ、あるもんね。

(カルロス矢吹)なので、そういう珍しい、変わった仕事を全部で32個、紹介してあります。

(赤江珠緒)これ、全部イラストがあって、カラーでね、めちゃくちゃ読みやすいし、面白いんですよね。私ね、読んだんですけど。中でもね、大人の私ですら「ああ、こんな仕事があるのか!」と思ったのは、あれね。まりもを丸める人(笑)。

(土屋礼央)まりもを丸める人?

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まりもを丸める仕事

(カルロス矢吹)お土産用のまりも、あるじゃないですか。あれって、まりもが自然に丸まるのって、結構長い時間かけないとダメなんですよ。天然のものは。しかも、自然に丸まったまりもってあれ、触っちゃいけないはずなんですよ。天然記念物だから。なので、あのお土産で売ってるまりもは人の手でこうやって丸めてもらったやつなんですよ。

(赤江珠緒)そうだよ。あの瓶に入ってるやつとか買ったけど、あれはそういうことで。だからちゃんと人が丸めて入れてたってことなんだ。で、それを丸めるためのお仕事の人がいるというね。この視点は面白いな! ちゃんとそれぞれの仕事に関して適正チェックがあって。「こういう人が向いてるんじゃないか?」とかね。

(土屋礼央)じゃあ、まりもはどういう人は適性があるんですか?

(赤江珠緒)まりもはね、「冷え性の人が向いているかも」だって(笑)。

(土屋礼央)ええっ?

(カルロス矢吹)まりもはね、とても熱に弱いので。冷え性の人はとても適した仕事かと思います(笑)。

(赤江珠緒)これね、矢吹くんならではの視点で(笑)。

(土屋礼央)たしかに。いいね。小学生向け。こういうの、面白いね。これ、子供だったら俺、逆にびっくりしちゃうんじゃない? トイクラッシャーってすごいね。どういうこと?

(カルロス矢吹)これ、おもちゃの検品ですね。おもちゃを子供たちって壁にぶつけたりして遊ぶ子もいるので。それで破損して手を切っちゃったりしたらもう大変なことになるので。おもちゃ会社には絶対、検品の部署があるんですよ。だからわざと、いろんな壊し方をして。どういう風に壊れるか?ってチェックする。壊れても大丈夫なように作り直してくださいって、製作の方にフィードバックしたりするっていう。

(赤江珠緒)ああ、そうか。どれぐらい耐えられるかとかね。だから、いかに変な使い方するのか?っていうので、逆にアイディアとかも出さなきゃいけない。

(土屋礼央)だからトイクラッシャーの適正。「トイクラッシャーはルールに縛られない人なら向いてるかも」って。車、ラジコン二つの上に乗って移動するみたいなことをするといいっていう。へー、面白いね!

(赤江珠緒)あと、私が気になったのはこれ。バンジーテストジャンパーね。

(土屋礼央)バンジーテストジャンパー?

(赤江珠緒)そういえば、そのバンジーをちゃんとビジネスやる前に、誰か1人、ちゃんと試して飛ぶ人がいるっていうね。

(カルロス矢吹)あの、「安全性のチェック」だと思われがちなんですけど、意外とね、「もっと景色がいいところに変えた方がいい」とか、そういうことで。景観を気にする方が多いらしいですね。

(赤江珠緒)はー! ああ、そうなんだね! よりバンジーが面白くなるように、演出として?

(土屋礼央)ただこれね、矢吹先生。これ、すごい面白いけど、どうやって調べるんですか? この職業へのたどり着き方がすごいなと思って。

(カルロス矢吹)これはね、僕はこれまでの人生でずっと、『世界ふしぎ発見!』だの『世界まる見え!テレビ特捜部』だの、ディスカバリーチャンネルだのをずっと見てきて。ずっと録り溜めてきてたんで。それの蓄積を生かしました(笑)。

(赤江珠緒)はー! 世界には実際にいろんな職業の人がいるということで。

(カルロス矢吹)でも今、インターネットでリサーチ、すごい簡単になってて。たとえばフランスの国会図書館なんかはもう、インターネットでほぼ全てのものが見れるんですよね。だから、フランスにしかない職業とかだったら、フランスの国会図書館で検索したら裏取りがすぐできるので。そういう意味ではリサーチはすごく楽でしたね。

(赤江珠緒)これ、ごめんなさい。何種類、お仕事が載っているんですか?

(カルロス矢吹)32ですね。

(赤江珠緒)32種類。本当にいろんな変わった職業がありますけれども。割とこれは本当に稼げるぞ、みたいなので言うと?

高収入の鳥の糞を拾う仕事

(カルロス矢吹)これはですね、鳥の糞を拾う仕事があるんですよ。これ、中南米の方で渡り鳥の糞を拾う仕事があるんですけど。渡り鳥の糞って、グアノ肥料、グアノ資材っていう名前がついてまして。野菜を育てるのによく使われる高級肥料なんですよね。

(赤江珠緒)へー! じゃあ、高値で取引されるものなんだ?

(カルロス矢吹)これ、すっごい高いんですよ。これはものすごい稼げると言われます。お屋敷を建てた人も僕は何人か知ってますね。

(土屋礼央)鳥の糞御殿? はー!

(赤江珠緒)向いてそうな人は「鼻が詰まり気味の人なら向いているかも」だって(笑)。いいですねー。

(赤江珠緒)矢吹くん自身は、この中からだと、何の仕事やってみたいなってありますか?

(カルロス矢吹)まあ、やるとしたらですね、ホワイトハウス、あるじゃないですか。アメリカの大統領が住んでいる。そのホワイトハウスの時計って全部、いまだにねじ巻き式なんですよ。昔のアンティーク時計で。その時計のねじを巻くだけの仕事っていうのがあるんですよ。

(赤江珠緒)へー!

(カルロス矢吹)やるんだったらそれをやりたいですね。ホワイトハウスに入る仕事なんて、それぐらいしかないじゃないですか(笑)。

(赤江珠緒)たしかに(笑)。しかも、いろんな場所をね。なるほど。

(土屋礼央)じゃあ、ラジオを聞いてる人。ラジオ好きな人が向いてそうな仕事とかだと?

(カルロス矢吹)ええとね、手作りの地球儀っていうのが今、高値で取引され始めてるんですよね。

(赤江珠緒)地球儀を書く人?

(カルロス矢吹)で、地球儀職人っていう仕事がありまして。これ、ちょっと見ていただきたいんですけど。思っている地球儀とはたぶん違うと思うんですよ。

(赤江珠緒)大きくて……。

(カルロス矢吹)すごい大きくて。これ、もうインテリアなんですよね。

(土屋礼央)本当だ。みんなが持っているようなやつじゃなくて。

(赤江珠緒)それこそ外山さんが乗っているバランスボールぐらいありますね。

(カルロス矢吹)これがね、だいたい500万とか1000万とか、そのぐらいの値段なんですよ。1個。

(赤江珠緒)これ、球体も作って、絵も1人が書くっていうことですか?

(カルロス矢吹)職人さんの手作りで1個1個作って。1個作るのに半年から1年かかると言われてるらしいんですけど。

(赤江珠緒)本当、アート作品だね。

(土屋礼央)じゃあ、これ地道にそういうことをやれていれば。後ろでラジオが流れて。

(カルロス矢吹)そうですね。もうずっとね、イヤホンでラジオ聞いてれば、手は動かせるので。ラジオ好きの方にはとてもおすすめかなと思います(笑)。

(赤江珠緒)でも手先器用じゃないと。集中力もいるだろうし。だけど、あるんですね。そういうお仕事がね。

(土屋礼央)なんか俺さ、学校かなんかで「医者を目指す」みたいなことをずっと親が言ってて。でもそれは一握りにしかできなくて。それでずっと勉強していっても、それで医者になれなかった時に路頭に迷うんだって。選択肢がないっていうか。だから何になりたいか? 「人を助けたい」っていう思いだけで頑張れば、医者じゃなくても人を助けるっていう職業もあるわけじゃない? そういう風に、こうやっていろんな職業があるっていうのを知れるのは、うまく行かなかった時にも選択肢が広がるっていう。すごいね、これは。

(赤江珠緒)これ、大人が読んでも「おおっ! こんなのがあるんだ」って思うから、子供なんてなおさらね、思うよね。へー! もう矢吹くん自身のお子さん……4歳ですけど。「何になりたい」とかってあるんですか?

(カルロス矢吹)意外だったのは、一応子供にももちろん見せたんですけど。子供はね、パラパラ笑いながら読むだけだったんですけど。意外に僕の妻がこれを読んで、「ちょっと復職しようかな」って言い出したっていう(笑)。大人が読んでも効果があるっていう(笑)。大人にも刺激になるみたいで。

(土屋礼央)ヒントにもなるもんね。今の自分の本業に対して。

(赤江珠緒)面白いなー。

(土屋礼央)「泣き女」って、なに?(笑)。

(カルロス矢吹)これは台湾のお葬式で泣くだけの仕事です。

台湾のお葬式で泣く「泣き女」

(赤江珠緒)あと、ゴルフボールダイバーっていうね。

(カルロス矢吹)これはゴルフ場の池に落ちた球を拾って、インターネットで転売するっていうお仕事ですね。

(赤江珠緒)そういうお仕事もあるんだね(笑)。

(土屋礼央)どうですか? 稼げるのは……。

(カルロス矢吹)まあ、一番稼げるのはさっき言った鳥の糞ですね。

(赤江珠緒)そうかー。今回、子供さん向けの児童書ということで。特にここを気にしたとか、今までと違うポイントはありますか?

(カルロス矢吹)やっぱり文章を書く仕事をしてる人だったらみんなそうだと思うんですけど。やっぱり編集者の顔を思い浮かべながら書く時が多いんですよね。やっぱり一番先に読んでくれるのは担当の編集者なので。だけど今回は編集者じゃなくて、僕は姪っ子と甥っ子がいるんですけども。彼女たちは今、小学校4年とか6年とかぐらいなんで。姪っ子と甥っ子の顔を思い浮かべながら書きましたね。初めて。「あの子たちが喜ぶかな?」っていうのが1個の基準になって書きました。

(赤江珠緒)ああー、ドンピシャだね。ちょうど、それぐらいの子はね。

(土屋礼央)これは非常に読みやすいね。夏休み自由研究の入り口として、いいかもしれないね。

(カルロス矢吹)ぜひ、お願いします! はい(笑)。

(赤江珠緒)本当だ! 『これでかせげる!?激レアおしごとファイル』でございます。ポプラ社から税別1100円で発売中ということでね。イラストもかわいいしね。

(土屋礼央)そう。見やすいね。子供が楽しい、好きな絵だよ。

(赤江珠緒)「今では激レアだったり見なくなったお仕事」なんていうコラムも入ってたりしてね。たしかに。電話交換手とかね、そうだ。その時代ならではのお仕事っていうのもありますもんね。ぜひぜひ一度、手に取ってみてください。

<書き起こしおわり>

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