渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中で大好きなフィメールラッパー、CupcakKeの新作アルバム『Eden』から『Garfield』を紹介していました。
(渡辺志保)ここでですね、私からオープニングチューンを紹介しようと思うんですけれども。この間の金曜日もね、新譜につぐ新譜が発表されました。私が今日、真っ先に皆さんとシェアしたい音楽はですね、フィメールラッパー、カップケーク(CupcakKe)を覚えているだろうか? 今年の1月5日にですね彼女はアルバム『Ephorize』を発売したということで。だから年内に2枚、フルアルバムを出すっていうすごい精力的に活動している、いまいちばんパワフルかつ、彼女はちょっと真面目なトピックもラップして。そこのバランス感覚が私、すごい大好きなんですけども。97年生まれの女の子カップケークちゃん、21歳。
11月9日(金)にアルバム『Eden』を発表しました。このジャケットも結構パンチが効いていて。カップケークちゃんがチョコまみれになって、イチゴをブチュッと唇につけてるジャケットがすごくキュートなんだけど。まあ、かねてよりたとえばパパ活を批判したりとか。あと、LGBTQコミュニティーについて歌ったりとか、そういうなんて言うんですかね。時事性とか批判性、ジャーナリズムに富んだ視点も持ってる。けれどもすごいお下劣なこともラップするっていう。繰り返すけどすごいバランス感覚の持ち主でもあるんですね。
で、今回のアルバム『Eden』でも自閉症について歌ったりね。「私のiPhoneの充電が残り1%でもあなたと話したいから。だからひとりぼっちだと思わないでね」っていうことで。「自閉症だって個性のひとつなんだよ」っていうことを歌っていたりとか。あと『Cereal and Water』っていう曲があるんですけども、そこではネグレクトですね。「あんたたち親のせいで子供がこんなに苦しんでるんだぞ」っていうことをラップしたりもしていて。相変わらずのカップケーク節でですね、すごく楽しく聞かせていただきましたね。
で、今日お届けしたいのは『Garfield』という曲が入ってますので、こちらをかけたいと思います。ガーフィールドってご存知の方いるかしら? カートゥーンネットワークとかでやってると思うんだけど、太った猫のキャラクターのアニメなんだけど。まあ、猫なんですけども。よく、ラップとかとで猫=女の子の大事なところっていうう、比喩表現がありますけども。その自分の大事なところを太った猫ちゃんにたとえて、私にはこんなに素晴らしい武器があるのよ、ガーフィールドのように……というような曲になってますね。
Today is National Pizza with the Works (except anchovies) day. I’m gonna have to sit this one out. pic.twitter.com/PsN12oCaxy
— Garfield (@Garfield) 2018年11月12日
で、ネームドロップもすごくたくさんしていて、今回のこの『Eden』はネームドロップがとにかく多いですね。この曲にも「J・コールみたいにワークアウトしてよ」とか、ビヨンセのファンのことを「beehive」っていうんですけど。そのbeehiveとジェイ・Zのことを引き合いに出したりとかもしていて。本当に聞きどころが多い内容になっていますのでぜひぜひ聞いていただきたいと思います。それではオープニングチューンを聞いてください。カップケークで『Garfield』。
CupcakKe『Garfield』
はい。いま届けしましたのはカップケークの最新アルバム『Eden』から『Garfield』でした。本当にすごいいいからみんな、聞いて。『Prenup』っていう曲があって、それは超ラテン調の曲で。
これはレゲトン調っぽいバイブスがありますけども。本当にカップケーク節、一度聞いたら癖になるし。来週の16日(金)にはなんと、あのシティガールズも今年2枚目のアルバムを出すということで、楽しみですねー!
(DJ YANATAKE)シティガールズ、シングルも出てたじゃん?
(渡辺志保)そうよ。いろいろと。『Twerk』とか出ているからね。こちらも、「Free JT」ということで。よろしくお願いします。何卒ひとつ、よろしくお願いします(笑)。
<書き起こしおわり>