セク山さんが2021年12月9日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で2021年のおすすめJ-POP楽曲を紹介。Crystal KayによるSPEED『STEADY』カバーを選曲していました。
(宇内梨沙)今夜は現役DJが選ぶベストJ-POP特集。番組ゆかりのDJの方々にコメントとともに今年、最もおすすめのJ-POPを推薦していただきます。続いての方はこちらです。11月11日のBリーグ特集でもお世話になりました。川崎のプロバスケットボールチーム、ブレイブサンダースの専属DJ、セク山さんからのご推薦です。
(宇多丸)セク山さんはとにかくジャンルレスに横断する選曲。でも、そこの一種、非常に文脈使いも上手い。ちゃんとお客を見て、客層を見てお客がちゃんと喜ぶ、しかもその予想の斜め上を行く選曲みたいな。そういうのをする本当に一流のDJだと思います。連日、アリーナで実際に曲をかけまくってます。セク山さん、どの曲を選んだのか? セク山さんからの推薦文、これが皆さん、面白いんで。ご期待ください。お願いします。
(宇内梨沙)SPEED25周年トリビュートアルバム『SPEED SPIRITS』からの1曲。このカバーアルバムの中でもダントツで踊れるフロアライクなミドルテンポの歌謡ファンク曲。本家SPEEDを食う勢いで120パーセントCrystal Kay節をぶっかましているのが最高です。
(宇多丸)クリちゃんかー。それはいいだろうな!
(宇内梨沙)Bリーグバスケ現場のハーフタイム1曲目に使用。お客さんはイントロからサビ前まで「ああっ、これ、なんだっけ? なんだっけ?」状態だったのですが、サビで「ああっ、SPEEDだ! 最高!」となりました。思い出すまでに時間を要しますが、サビで大爆発する時限爆弾系カバー曲ということで、お聞きください。
(宇多丸)面白いね。この説明。DJならではの実感。わからない? 「あっ、なんだっけ?」って。
(宇内梨沙)「なんだっけ? なんだっけ?」
(宇多丸・宇内)「ああーっ!」って(笑)。
(宇内梨沙)出てくるやつですね(笑)。
(宇多丸)ということで、これはSPEEDのカバーということですね。まあクリちゃんなら間違いないでしょう。行ってみましょう。Crystal Kayで『STEADY』。
Crystal Kay『STEADY』
(宇多丸)はい。セク山さんの選曲でCrystal Kay、SPEEDのトリビュートアルバムの中に入っているのかな? 『STEADY』。たしかにかなりコード感とかを変えたアレンジだから気づかないのは当たり前で。サビに来て「ああーっ!」ってわかるし。まあ、かっこいい!
(宇内梨沙)かっこよかった。
(宇多丸)やばいね。橋Pが今、スタジオに入ってきて。「かっこよすぎて具合が悪い」って言っていましたから。「どう受け取っていいかわからないほどかっこいい」って言っていましたね。いやー、どう? これ。
(宇内梨沙)なんか原曲は時代感を感じるじゃないですか。でもCrystal Kayさんが歌うと本当に今どきっぽいっていうか。サビでも張りすぎない歌い方がすごいイケてるっていうか。
(宇多丸)そうだね。余裕感があるしね。このミッドテンポにすごい合っていますよね。原曲は何年に出たの?
(宇内梨沙)96年ですね。
SPEED『STEADY』
(宇多丸)ということで、Crystal Kayさんの歌う『STEADY』。さすがでございました。セク山さん! で、セク山さんからの追伸です。
(宇内梨沙)はい。「年末年始も各クラブやあちこちのイベント、バスケ現場でDJします。Twitterなどで告知していますので、お時間がありましたらいらしてください」というメッセージをいただいております。セク山さん、選曲ありがとうございました!
(宇多丸)さすが! ありがとうございました!
<書き起こしおわり>