安住紳一郎 小栗旬インタビュー中に大ピンチに陥った話

安住紳一郎 小栗旬インタビュー中に大ピンチに陥った話 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2021年11月29日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で小栗旬さんのインタビューの最中に大ピンチに陥ってしまったエピソードを紹介していました。

(安住紳一郎)横浜市の44歳男性の方。ありがとうございます。「パリパリの海苔が怖いのです」。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)いいねえ! 聞きたいね。いい書き出しだね。すごいね! 「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」くらいの、いい書きでしたね。「パリパリの海苔が怖いのです」。いいですねー(笑)。どういうことでしょうか? 「若い頃は海苔は巻きたてでパリパリっとした食感のおにぎりが大好きだったのですが、最近ではしっとり海苔タイプのおにぎりを手に取るようになりました。パリパリの海苔が嫌いになったわけではないのです。怖いのです。加齢とともに唾液の分泌量が減ってきたのか、近頃ものが飲みにくくなってきました。

特に乾燥した海苔は危ないですね。以前、職場のデスクでパリパリ海苔タイプのおにぎりを食べていた時、喉の奥にペタッと海苔が張り付いてしまい、大変焦りました。『ヌガッ、ガガガッ!』。変な声が出ると同時に涙を流してむせる私を『ど、どうしたんですか!?』とちょっと哀れむような目で心配する周りにいた若い子たち。「いやー、最近、飲み会の後の締めのラーメンがきつくなってきてね』なんて自虐的な笑いにできる老いであるのならばいいのですが、『唾液が減って食べ物が飲み込みにくい』というなんとも地味な老化現象。にもかかわらず、突然息ができなくなったあの恐怖でパリパリ海苔が怖くなってしまいました。

かつて若い頃にはその良さがさっぱり理解できなかったしっとり海苔タイプのおにぎり。ボソボソと咀嚼しゆっくりとお茶で流し込む自らの姿がとてもみすぼらしく感じられて『年を取ったな』と思うのです」。そうね。ちょっとね、あの乾燥したものが喉にピタッと張り付いてね。もう行くも返すもできないみたいな時、ありますよね。「はっ、あっ、あっ、あふっ!」みたいな。もうだから、あれですよね。人生の先輩方が食事の時にね、「お茶がないと落ち着かない」っていうような話、ありましたけど。お茶がそのたしなみって言うよりも、ひとつの救命措置みたいなことで。

(中澤有美子)救命装置だったんですね。

命を守るためのお茶

(安住紳一郎)そういうことですよね。引っかかった時にすぐにね、お茶が飲めるようにお茶を出すっていうことですよね。たしかに。ピタッと張り付くと、もうどうしようもないですもんね。で、もうあれですよね。自分のその呼吸とかね、喉の筋肉で戻そうとすると無理なので。もう早めにね、もう恥ずかしがらずに指を喉に突っ込んじゃった方が早いですね。そういう時、ありますよね。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)いや、本当にもう「オエッ!」ってやったって戻ってこない時、ありますもん。

(中澤有美子)あります、あります。もう行くも返すもね。

(安住紳一郎)行くも返すも地獄みたいな時、ありますもんね。私もね食べ物の撮影中にですね、奥歯の詰め物が……アマルガム的なもの? ちょっと昔に直したところの銀歯の銀が取れちゃってね。そうするとちょっと削ったところがむき出しみたいな歯の状態で1日、過ごしてたんですよ。で、「歯医者に行かなくちゃならないな」なんて思ってたんですけども、ちょっとなかなか時間がなくて。で、「逆の歯で噛んでればいいや」みたいなそういう2、3日があったんですよ。そんな時にね、ホルモン屋さんに行きましてね。撮影で行ったんですけどね。ホルモンってちょっと、飲み込むタイミングがわからないもの、あるじゃないですか。

(中澤有美子)あります、あります。ええ。

(安住紳一郎)どこまで噛んでいいか、わからない。で、結局、まあ程よいタイミングで飲み込めばいいみたいなそのホルモンがあったんですけど。それを食べた時に、そのホルモンの一部分がその奥歯の削り出した部分のなんかちょっと尖ったところに引っかかっちゃったんですね。で、喉奥に宙ぶらりんになっちゃった。どうなります、それ? 「飲み込もう」と思ってグッと飲み込んでも、奥歯のその角で引っ掛かってるから。ちょうどね、うんうん。蝶の蛹みたいな感じで喉奥に引っ掛かって。宙ぶらりんのままになっちゃって。しかも、それインタビュー中。小栗旬さんへのインタビュー中ね!

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

インタビュー中にホルモンが喉奥に引っかかる

(安住紳一郎)「これは困ったな……」って思いながら、喉奥に少しスペースを持たせながら。「あぅあ、そうですね、ううっ……」ってやっているんだけども。「こ、これはどうしようもない……」みたいな感じになっちゃって。で、小栗旬さんも「どうしたんですか?」みたいな感じになっているから。

(中澤有美子)そうですね。様子がおかしいと。

(安住紳一郎)「ちょっとごめんなさいね」って喉奥に手を突っ込んで「ブォホッ!」って出したら、小栗旬さんが「安住さんの魂が出たのかと思いました」って……(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! こ、この時間は……アサヒ飲料、足リラシートの提供でお送りしました(笑)。

<書き起こしおわり>

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