渡辺志保 Lizzo『Rumors feat. Cardi B』を語る

渡辺志保 Lizzo『Rumors feat. Cardi B』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんが2021年8月16日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でLizzo『Rumors feat. Cardi B』を紹介していました。

(渡辺志保)で、これも待っていた方もたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。リゾが約2年ぶりのシングルを出しました。嬉しいですね!

(DJ YANATAKE)出しましたねー!

(渡辺志保)で、なんと相方に迎えたのはカーディ・Bということで。リゾとカーディ・Bが一緒になにかするっていうことはヤケドものだろうと思いながら待っていたわけですけども。先に今回もジャケットがバーンと、「こういうので行きます」っていうので。2人でひそひそ話をしているようなアートワークが最初に公開されたわけですが。

(渡辺志保)タイトルがその名も『Rumors』ということで。これは「噂」っていうことですよね。平たく言うと、これはヘイターたちに向けた曲なんですよ。「ヘイターたち、お前ら勝手に好きなことやってろ。こっちは知らねえわ!」っていう感じの曲なんですけども。

カーディ・Bもリゾも本当にネット上なんかで好き勝手に言われているわけですよね。「その噂もあの噂も全部本当だよ。はいはい! ヘイター、好きにやってろ!」みたいなメッセージになっておりまして。リゾもね、やっぱりいろんなことを言われているみたいで。ドレイクとやった、やらないみたいなことも言われているみたいで。最初のバースの最後が「あ、ちなみにドレイクとはまだやってません(No, I ain’t f*ck Drake yet)」っていうので終わるんだけども。

(DJ YANATAKE)で、あれでしょう? シャンパンが。

ドレイクに対する言及

(渡辺志保)そう。それで、ミュージックビデオでさすがだなって思ったんだけども。「ドレイクとはまだやってません」ってリゾが言う時にちゃんと背景にシャンパンが映るんだよね。なぜかっていうと、ドレイクのInstagramのアカウントが「@champagnepapi」っていう名前なので、たぶんそれにかけているんだけども。そういうところも上手いなって思ったり。で、カーディ・Bもいろんなことを言われているみたいで。「あいつらは嘘のゴシップを私が読めない言語で海外のブログに書き込んでいる(They even post it on blogs overseas And lie in a language I can’t even read)」みたいなことを言っていて。

(DJ YANATAKE)逆に言うと「どこまでチェックしてるんだよ?」っていうね(笑)。

(渡辺志保)ヤバいよ。日本のサイトも大丈夫かな?って思ったりもしましたしね。あと、「ストリーミングの数字を買っているんだろ?って言われる」みたいなことをカーディちゃんはラップの中で言っていましたし。本当、ミュージックビデオがマジですごいことになっているので皆さんに見てほしいです。見たらご利益がありそうなビデオに仕上がっているので。

(DJ YANATAKE)たしかに(笑)。二拍一礼したくなるような感じですよね。「ありがとうございます!」っていうね。

(渡辺志保)ギリシャ神話をモチーフにしているっていうことですけども。本当にいろんな意味で分厚いみたいな曲になっているし。あと、ブリッジの部分でもリゾが「ロックンロールを作ったのは黒人だからね(Black people made rock and roll, yeah)」っていうリリックがあって。そこがいろんなところで取り上げられているかなっていう印象がありますので。そういったことも……今は本当に文化の搾取とか、いろんな方が言っているご時世ですし。リゾもそういう自分の音楽性のことでいろいろ言われて嫌な気持ちになったことがあるんだろうなという風にも思いました。というわけで、今日のオープニングチューンは景気のいい曲で行ってみたいと思います。リゾ&カーディ・Bで『Rumors』。

Lizzo『Rumors feat. Cardi B』

<書き起こしおわり>

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