渡辺志保 Roddy Ricch『Late At Night』を語る

渡辺志保 Roddy Ricch『Late At Night』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんが2021年6月7日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でRoddy Ricch『Late At Night』を紹介していました。

(渡辺志保)今日、何を1曲目に持ってこようか悩んだんだけど。個人的に「おおっ!」って感動したのがロディ・リッチの新曲なんですよ。で、『Late At Night』っていう曲が先週の金曜日に発表されましたけども。ロディ・リッチ、本当に説明するまでもなく、ここ1年半ぐらい、常に話題を独り占めしていたような気もします。2019年末、12月にデビューアルバム『Please Excuse Me for Being Antisocial』っていうのを出した後、ずっと、ダベイビーの『Rockstar』でゲストに招かれたりとか。昨年も『Lemonade』の大ヒットのリミックスに参加したりとか。本当に常にロディ・リッチの名前がチャートの上位にいたと思うんですが。


(渡辺志保)その自分のデビューアルバムから初となるシングルを出したということで。私は結構、超キャッチーな今時のヒップホップビートで歌うようなラップで出てくるのかなと思ったら、がっつりR&Bのようなビートで歌っていて。で、プロデュースはロディ・リッチの名をここまで上げることに暗躍していたDJマスタードさんなんですけども。DJマスタードのR&B作品ってやっぱりエラ・メイがめちゃめちゃ有名だと思うんですよね。

(DJ YANATAKE)はい。

DJマスタードのR&B作品

(渡辺志保)だからこの『Late At Night』も本当にいつ、エラ・メイが歌い出すのかな? いつ、『Boo’d Up』が始まっちゃうのかな?って思うぐらいの感じだった。

(渡辺志保)で、しかもそれが嫌な感じじゃなくて、すごく私はナチュラルなケミストリーが生まれているなっていう風に思って。結構「こういう路線で来るんだ」っていう驚きもあったし。「めっちゃええやん!」っていうのもあったし。ミュージックビデオもすごいこだわっていて。ミュージックビデオの本編の一番最後にディレクターが出てきて。「これ、ロディ・リッチのアイデアを全部映像化したんだよね」みたいなことを言っていて。マイケル・ジャクソンの『Thriller』がオマージュになっているんですけども。彼が特殊メイクをしているビハインド・ザ・シーンズ的なところも入っていて。そういったところも面白かったですし。なんかすごい仕掛けに来ているなと感じたので。しかも、ちょっとメロウな曲調なので、たまにはこういうオープニングチューンでもいいかなって。

(DJ YANATAKE)そうそう。DJ的にはどうしても『The Box』がさ、やっぱりあまりにも大ヒットだったから。バンガー的なところも期待しちゃうんですけど……。

(渡辺志保)そうそう。

(DJ YANATAKE)でも、全然そうじゃないところで、逆にアーティストの振り幅を見せてくれている感じで。

(渡辺志保)そうなんですよ。だから今、こういうモードなんだなっていう風に思って。で、夜に聞くにはぴったりの『Late At Night』っていうタイトルですので。ここで聞いていただきたいと思います。ロディ・リッチで『Late At Night』。

Roddy Ricch『Late At Night』

(渡辺志保)只今お届けしたのはロディ・リッチで『Late At Night』でした。本当にいつ、アリ・レノックスとかエラ・メイが入ってきてもおかしくないような……というかそういうリミックスをマジで作ってほしいなと思いながら聞いておりました。

<書き起こしおわり>

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