スーパー・ササダンゴ・マシン 安藤なつの西口プロレス「優香.」時代を語る

スーパー・ササダンゴ・マシン 安藤なつの西口プロレス「優香.」時代を語る ザ・ラジオショー

スーパー・ササダンゴ・マシンさんが2021年5月19日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』に出演。番組アシスタントのメイプル超合金・安藤なつさんが西口プロレスで女子プロレスラー「優香.」として活動していた時代の話をしていました。

(塙宣之)でも、なっちゃんも結構プロレスをやっていたんでしょ?

(ササダンゴ・マシン)いや、もうね、「優香.(ゆうかどっと)」という……。

(安藤なつ)えっ?

(塙宣之)なんの話ですか?

(安藤なつ)優香.ってなんで知っているんですか?

(ササダンゴ・マシン)優香.、だって僕らほぼ同期ぐらいというか。

(安藤なつ)ええっ?

(土屋伸之)プロレスラーとして?

(ササダンゴ・マシン)そうですよ。西口プロレスというお笑い芸人の方たちがやっているプロレスの興行なんですけども。当時、2000年代の初頭とかって総合格闘技とかK-1が一番盛り上がっていて。なんなら、日本で一番お客さんの入っているプロレス団体が西口プロレスで。そこで長州小力さんとかアントニオ小猪木さんとかハチミツ二郎さんとかね。

(安藤なつ)見た目が邦彦とか。

(ササダンゴ・マシン)はい。見た目が邦彦さんとか。

(安藤なつ)シザー斉藤。、ダーティー仮面とか。倉富益二郎さんとか。

(塙宣之)世界のうめざわさんとかね。

(ササダンゴ・マシン)そういう中で、安藤さんがすごい体の大きい、もうリアルダンプ松本みたいな……しかも、もうダンプ松本さんってもう体がボロボロで動けないんですけど。

(塙宣之)「リアルダンプ松本」も失礼だろ(笑)。アニメの人とかじゃないんだから(笑)。

(土屋伸之)「リアル峰不二子」みたいな(笑)。

(ササダンゴ・マシン)まあ、ダンプ松本さんもリアルですからね(笑)。たしかにそうですね。で、ものすごいラフファイトをしていて。すごかった。だから、あのまま続けていれば今、本当にもうドームクラスの選手になっていたことは間違いないっていう。

(安藤なつ)ええっ?

(ササダンゴ・マシン)いつの間にか、マット界から消えたんですよ。その安藤なつさん、優香.っていう。

(安藤なつ)めっちゃ詳しい……。

(塙宣之)だってさっき、ナントカロリータって言ってなかった?

(ササダンゴ・マシン)そう。「どすこいロリータ」っていう。1回、ベビーターンしてキャラクターが変わったんだけども、その後に急にマット界から忽然と姿を消したと思ったら、メイプル超合金として華々しく……。

どすこいロリータ、優香.

(塙宣之)じゃあ、M-1を見たら急に「あっ! 優香.じゃねえか!」って?

(ササダンゴ・マシン)そうなんですよ!

(土屋伸之)じゃあレスラー界では有名だったんだ。

(ササダンゴ・マシン)いや、本当にプロレス界……全ての女子プロ団体がほしい人材だったにもかかわらず、忽然と姿を消したから。

(塙宣之)じゃあ、才能がすごいあったんですか?

(ササダンゴ・マシン)才能というか、素材からなにからなにまで。

(塙宣之)得意な技はなんだったの?

(安藤なつ)ドミノプレスですね。

(ササダンゴ・マシン)そのまま、全体重を相手に浴びせかけるっていう。

(安藤なつ)倒立をして相手にこう……倒立したりとか、トンボ返り的な感じで相手に……。

(塙宣之)できたの?

(ササダンゴ・マシン)だから、そんなことができる大型ファイターはいないんですよ。

(土屋伸之)えっ、なっちゃんってそんな運動神経がよかったんだ。

(安藤なつ)スワントーンとか。

(ササダンゴ・マシン)そうですよ。スワントーンってトップロープから前宙というか、相手に向かってトップロープから飛んで、背中でプレスするんですよ。

(土屋伸之)そんな大技をやっていたの?

(安藤なつ)ジャーマンとか。

(ササダンゴ・マシン)そう。めちゃめちゃフィジカルに恵まれていて!

(塙宣之)そうなんだ。すごいね!

安藤なつ・ドミノプレス

(ササダンゴ・マシン)すごい。当時、20年前の西口プロレスはやっぱりそれぐらい勢いがあって。

(塙宣之)その時にはもうプロレスをやられていたわけですよね。

(ササダンゴ・マシン)僕はDDTという団体で、本当にプロフィール上は2004年にデビューということになっていますけども。2001年とか2002年ぐらいから、そういうなかなかデビューできない練習生っていう。毎回毎回テストマッチ、エキシビジョンマッチみたいなのをするんだけども、不甲斐ない戦いをしてデビューできないっていうキャラクターを2年ぐらい続けていて。で、僕なんかはなかなかパッとしない中、安藤さんは本当にずっと活躍をされていました。

(安藤なつ)こんなに語ってくださる方、はじめてなんですけども。

(土屋伸之)俺もはじめて聞いたよ。プロレスラー時代の話。

(ササダンゴ・マシン)最初はレスラーじゃなかったんですよね。

(安藤なつ)最初はレスラーっていうか、受付で手伝いに行っただけなんですよ。そしたら「出ちゃえば」って……。

(ササダンゴ・マシン)もう受付に一番強い人がいるわけですから。入ったらみんな小柄な、小力さんとか小猪木さんとか。細くて小柄な人たちがやっていて。明らかに入り口に一番強い人がいるっていう。

(安藤なつ)で、受付をやりながら「乱入をすれば?」みたいな感じでバットを持たされて。それでボコボコにして、そこから次の試合で「やってやるよ!」みたいな感じで。三つ巴みたいな感じで……。

(ササダンゴ・マシン)だからその受付では本当に愛想よくお客さんたちのチケットをもぎりしたり、売店のお手伝いをされていた方が、いざリングに上がると全く豹変するっていう、その振りも……。

(土屋伸之)ストーリー的にもね。

(塙宣之)そんなの、ないですもんね。

(ササダンゴ・マシン)ないんですよ。本当に。

(安藤なつ)なんで知ってるんですか?

(塙宣之)それ、普通のプロレスラーの人は知らないでしょ?

(ササダンゴ・マシン)いや、知ってます、知ってます。

(塙宣之)ササダンゴさんだからこんな詳しいんじゃないの?

(安藤なつ)パワポがあるんですか?(笑)。

(塙宣之)お笑いが好きすぎて、お笑いのアンテナが張っているだけなんじゃないですか?

(ササダンゴ・マシン)でもね、やっぱりそれぐらい西口プロレスはレスラーの知名度も含めて、ライバルだとずっと思っていましたね。

(塙宣之)でも、本当にプロレスが好きな人たちですからね。西口プロレスはね。

(ササダンゴ・マシン)意外とプロレスの芯を食ったというか、本当にプロレス的なことをやっていたというか。

(塙宣之)対戦したことはない?

(ササダンゴ・マシン)安藤さんとはないんですけども。1回、僕らがやってるDDTの精鋭数名と西口プロレスの精鋭数名。ハチミツ二郎さん率いる。5対5ぐらいの団体対抗戦をやりまして、完敗したことがあります。後楽園ホールで。

(土屋伸之)芸人チームが勝ったんですね。

(ササダンゴ・マシン)完敗しました。

(塙宣之)完敗? 強かった?

(ササダンゴ・マシン)強かったですね。勢いがすごかったですから。

<書き起こしおわり>

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