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星野源『創造』に込めた思いを語る

星野源『創造』に込めた思いを語る 星野源のオールナイトニッポン
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星野源さんが2021年2月16日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で配信スタートしたばかりの新曲『創造』についてトーク。リスナーからの反響を紹介しながら、楽曲に込めた思いなどを話していました。

(星野源)それでですよ、来ましたね。もうすごいザワザワしてる。ずっと今日、忙しかったから(笑)。今日、別の仕事をずっとやっていて。それでその間も「今日、新曲がリリースだな」と思って。ついに出ました。皆さん、聞いていただきましたでしょうか? 私、星野源の久しぶりの新曲『創造』がリリースしました! リリースしましたよー! 感想がたくさん届いております。高知県の方。「『創造』を聞きました。私は語彙力がなく、上手な感想は言えないので一言で言います。源さん、これヤバいです。最高! 5億回聞きます!」。ありがとうございます。5億回、聞いてください。ぜひ! そういう感想、一番嬉しいね。「ヤバい!」みたいな。「なんかすごい!」みたいなの、いいですね。すごい嬉しいです(笑)。

福岡県の方。「源さん、新曲『創造』の配信リリースおめでとうございます。すごい最高でした。いつかライブ会場で聞くことができるであろう時はみんながこぞってマリオのジャンプの真似をするのが想像できました。ダウンロードできるところすべてでダウンロードさせていただきました」。そんな……すごいね(笑)。ダウンロードサイト全部でダウンロード、ありがとうございます! 「……毎日聞きます」ということで。ありがとうございます。そうですね。配信リリースなのでダウンロードもありますし、ストリーミングもありますし。ぜひ皆さん、自分の普段使っているところでたくさん聞いてください。もう何回も何回も聞いていただけるように、練りに練って作った曲なんで。

続いて。「星野さん、『創造』のリリース、おめでとうございます。先ほど、8万人を超える皆様と一緒にミュージックビデオを見届けてまいりました」。ありがとうございます。そうなんだよね。すごくない? 8万人、一緒に見てくれたんだよ。YouTubeプレミアで。ありがとうね、本当に。「小さなことが面白くて楽しくて仕方がなかった幼い自分と、あの時の鮮やかな感覚を思い出しました。歌詞『僕は生まれ変わった 幾度目の始まりは 澱むこの世界で 遊ぶためにある』『死の淵から帰った 生かされたこの意味は 命と共に 遊ぶことにある』。この歌詞に星野さんの『創造』の根っこにあるものを強く感じます。星野源という創造主が生きるこの時代に共に生き、多くの作品をリアルタイムで共有することができることを幸せに思います。心から、ありがとうございます」という。ありがとうございます。嬉しいですね。

ちょっといろいろね、いっぱい届いていて。これ、どうしようか。曲を聞いてから話すか、話してからかけるかを……これ、読もう。佐賀の方。「『創造』、さっそく聞きました。とにかくかっこよくてリズム感が最高です。ひとつ質問です。『直接に』という歌詞を聞いて任天堂の元社長である岩田さんがポーズ付きで『直接』と言っていったのを思い出しました。このフレーズはそこからのオマージュでしょうか? よろしければ教えていただけると嬉しいです」。そうですね、あのですね、今回任天堂の『スーパーマリオブラザーズ』の35周年記念のテーマソングという形でCM出演と楽曲のオファーをいただきまして作りました。なので、どういう曲にしようかなと最初は思っていたんですけど、何て言えばいいんだろうね?

まあ、とにかく一番最初はですね、もうちょっと本当にアホみたいなんですけど……なんかヤバいものを作りたかったんですよ(笑)。聞いた時に「ヤバくね?」っていうような曲が作りたくて。だから今回、「こういう曲を参考にして」とか「こういうのを目指して」っていうのが全然ない状態で作ったんです。で、「自分にとって今、何がヤバいか?」みたいなのを手探りで辿りながら作っていく中で、自分のものづくりへの思いっていうのを込めようと。それは歌詞に込めて。で、自分の今まで生きてきた中で音楽をたくさん作って。そういう風にものづくりをしてきた人間として「自分にとってものづくりとは何なのか?」っていうことをしっかりと歌にしたいなと。

で、その中でマリオのCMソング、テーマソングでもあるので。任天堂だったり、そしてマリオだったりっていうものの、僕はすごく任天堂という人たち。そしてものづくりをする職人たちの……なんだろうな。なんて言えばいいんだろうね? 心というか。そういうものがすごく大好きで。かっこいいなと思っていて。影響を受けているところもすごくあって。なので、そういうリスペクトの気持ちを重ね合わせたいなと思って歌詞を書きました。

で、あのNintendo Directという生放送、生配信……生じゃない時もありますけども。ソフトのラインアップとか、新しい情報とかを直接届けるという、そういう配信を当時、社長の岩田さんがやられていて。その放送が僕はとても好きで。その「直接」っていうのをすごく丁寧にいつもやってくださるのがとても好きで。で、この「直接」っていうのは絶対に歌詞に入れたくてですね。で、そういうところがすごいたくさんある曲なんです。

任天堂・岩田社長の「直接」

(星野源)結構、感想を見ていたら、そういう部分にたくさんの方が気付いてくれていて、なんか胸が熱くなりましたね。「気付くかな?」っていうようなところがあったんですけど。もう、ものの見事に、数分で皆さん気付いて(笑)。特にやっぱり任天堂ファンの方はですね、気付いてくださっていて、非常に嬉しいですね。で、この曲をきっかけに「任天堂ってなんでみんな、こんなにここで盛り上がってるの?」っていうのを調べると、とても面白くて奥深い言葉がたくさんありますので。ぜひ皆さん、ちょっと調べてみてください。

そうなんです。ちょっと、話したいことがいっぱいあるんだよ。音の話を……。「『創造』、さっそくiTunesで買いました。クレジットに見慣れないものが並ぶ中……」。ああ、そうですね。クレジット、僕のホームページの中で公開してます。歌詞も僕の星野源のオフィシャルホームページの中にちゃんとありますんで。ぜひ皆さん、チェックしてみてください。

(星野源)「クレジットに見慣れないものが並ぶ中、『Stomp』を見つけました。体とかボールとかモップ、木箱、ドラム缶などなど、あらゆるものを使って音を作り出す、あの『Stomp』のことでしょうか?」。

あのですね、Stompっていうのは「足踏み」のことですね。足踏みが冒頭と真ん中の方に入ってるんですけど。あれ、自分でやりました。足踏みの音とすごい難しくて。クイーンの曲とかでもありますけど。『We Will Rock You』だっけな?

(星野源)そういう、足踏みとクラップで始まる曲にしたくて。それを入れました。で、足踏みとクラップってすごい難しいですよ。マイキングが。特に「足踏みって成功しない」と言われていて。なんで、そういう音源を使うっていうのもあったんですけど、音素材……打ち込みで音を使うっていう方向もあったけどでも、やっぱり生も入れたいなと思って打ち込みと生を重ねて作りました。

で、自分なりにですね、「どうやったら足音がきれいにマイクにちゃんと入るか?」っていうのを試行錯誤しながら録ったので。ぜひ皆さん、そこをじっくり聞いていただければと思います。続いて。「配信を楽しみにしていた『創造』、出ましたね。CMで聞いていた一部分もウキウキが詰まっていて大好きでしたが、フルで聞いたらウキウキもドキドキもわくわくも全部一緒くたに詰め込むバーゲンセールで、夜中なのに外に飛び出したい気持ちになりました」。ああ、これ嬉しいね。

「さすがに時間的に無理なので、うちで踊ります」という。ありがとうございます。「『創造』の曲中に某配管工のおじさんのような声が聞こえたような気がしましたが、あれはおじさんの声を任天堂さんからお借りしてるのでしょうか? それとも源さんの声ですか? もしよかったら教えてほしいです」。そうですね。そのおじさんの声ばたぶん幻聴だと思います(笑)。

そう。マリオってね、配管工なんですよね。なんですけど、マリオの声は使っていないです。で、曲の中に『スーパーマリオ』で出てくる……あとはいろいろあるんですけど。ゲームの中でてくる音、ゲームをやってた人は聞き覚えがある音とかメロディーとかが入ってると思うんですけど。それはゲームから持ってきたじゃなくて、全部アナログシンセで弾いています。で、僕も弾いています。なんて言うのかな? 持ってきて配置するだけじゃなくて、ちゃんと自分の曲があって。その中に、ちゃんともちろん音程とかコード感とかスケールとか、そういうのも含めて絶妙にちゃんと合うように組み込まれている、そういうものが作りたかったんで。

もう本当に果てしないほどマリオ作品って出てますし、果てしないほど音もメロディーもあるんで。もう「あれもやりたい、これもやりたい」でちょっと、やれてないことが山ほどあるんですけど(笑)。それでもこの4分ぐらいの尺に収めて、限界まで遊ばせていただきました。こういうことが公式でできるっていうのは本当にもう楽しくてしょうがないですね。

で、後半にちょっとゲームの中に出てくる音とかもあるんで、それは正式に音をいただいたんですよ。ファイアーボールの音とか。でもそれは、それを使ってリズムを組んで。パーカッションとして使ってます。なので……でもそれもね、本当にかすかに聞こえてくるんで。「幻聴かな?」っていうようなぐらいの感じではあるんですけど。ちょっとね、「あれ? クッパが落ちる音がなんか聞こえた気がするぞ?」みたいな。そういうのをですね、ちょっと楽しんでいただければと思います。

それじゃあ、ちょっと1回、聞きましょう。聞いてからまたほんのちょっとお話させていただければとと思います。それでは皆さん、準備はよろしいでしょうか? じゃあ、みんなちょっとね、ボリュームをぜひ上げてください。準備、よろしいでしょうか? タイトルコールは小さい声で言いますからね。それでは、星野源の新曲です。聞いてください。『創造』。

星野源『創造』

(星野源)お送りしたのは星野源の新曲です。『創造』でした。いやー、皆さん聞いてくれてありがとうございます。たくさん感想が届いております。大阪の方。「『スーパーマリオランド』の曲が出てきていたのですが、もしかして源さんは『スーパーマリオランド』、好きですか? 僕はマリオの中で一番大好きです」という。よく分かりましたね。ありますよ。『マリオランド』。そうなんです。僕、『マリオランド』の1面のステージBGMがめちゃくちゃ好きで。「これはもう絶対に入れなければならない」と思って(笑)。

(星野源)それで去年、ドラマをずっと撮っていたんですよ。『MIU 404』とか。そして『逃げるは恥だが役に立つ』とか。それで外出自粛期間もあって、ドラマ撮影が延びたりして。それで、でも曲づくりを始めたのは結構前の方で。そのドラマの合間にやってたんです。よくドラマの合間にやってたなと思うんだけども(笑)。本当によくやってたよなと思うんだけど。そう。ドラマの間にやって。あれですよ。だからCMで去年の秋に流れていたのはCM尺で。まず1回、その尺だけで作っていて。その時はそこまでしかなかったんですよ。なので、その前にですね、マリオセッションっていうのを自分でやりまして。僕、そのマリオの中で好きな曲がいっぱいあって。それで、その『スーパーマリオランド』の曲もすごい好きなんで。

その曲をちょっとメンバーに集まってもらったりとかして、「こういう風にやりたい」って言ってカバーして。それで体の中にマリオの音を入れていくっていうような、そういう作業をずっとした日がありました。で、そこで一番やりたかったのがゲームキューブの起動音があって。「デデデデデデデ……♪」っていう。

で、それを僕はどうしてもビブラフォンでやりたくて。これ今、曲の中に入ってるんですけど。これ、ビブラフォンで……マリンバの音かと思う方もいるとは思うんですけど。マリンバって木琴で。ビブラフォンは鉄琴。それで今回は鉄琴でやっています。で、これがめちゃくちゃ難しいんですけど、でも叩けると気持ち良くてしょうがないという。で、これをですね、そのマリオセッションではフォービートにして。ビートをヒップホップのビートにしてやったりとかしていましたね。それで1回、体の中に入れて。

で、その時はこの『創造』のメロディーとかまだ全然出来てない頃だったんで。それは自分の中に素材として持っておくっていうような。で、そこにこう、そのマリオの曲とかいろいろやったのを肥やしに、それは一旦置いておいて曲を作って。それで後から組み込んでいくという、そういうことをしましたね。『スーパーマリオランド』、いいよね。たまらんよね。

続いて。「『創造』、リリースおめでとうございます。『創造』MVプレミア配信、ありがとうございました。私はシンガポールに住んでいて、日本に帰国できない中、大勢のみんなと同時に(時差はマイナス1時間ですが)『創造』を楽しめたことを感動しました。オールナイトニッポンも今夜はYouTube配信があるので、合法的にリアタイできることも嬉しいです。最近、本当に悲しくて悲しくて毎日過ごしていましたが『創造』、めっちゃ聞いて、見て、元気になりたいと思います。この世に『創造』をありがとう」という。こちらこそ、ありがとうございます。

そうなんだよね。このYouTube生放送もたまにやるけど。結構いろんな国の人が見てくれたりするので。本当に嬉しいです。新潟の方。「源さん、『創造』がJ-POPじゃなくてオルタナティブに分類されているのが私はなんだかすごく嬉しかったです。これは源さんがそうしたのですか?」。そうですね。なんか今回、なんて言えばいいんだろうな? ジャンルってあるじゃないですか。で、いろんなジャンルがあって。まあ、その音の「こういう音楽」っていう……まあ、ロックとかR&Bとか。そういう音楽の種類としてのジャンルっていうのと、J-POPというものすごく大きな、国的な、それを発信する場所的なジャンルみたいなのもあって。

それで今回、曲を作るって思った時に、とにかく自分の好きなようにやろうと思ったんですよ。で、去年ね、本当に大変なことがいろいろあって。今年もまだまだ全然続いていますけども。去年1年、いろいろとやろうとしたことができなくなったっていうのもあるけど。目の前にさ、何度も何度も壁が立ちはだかるっていうか。もう難題が降りかかってきて。それをもう、本当にスピード感を持っても立ち向かわないと潰れちゃうみたいな。なんでもう本当にアイデアをブワーッと考えて。「今、これできる!」みたいな感じでやっていくっていうのを1年通してずっと頑張ってやっていたみたいな、そんな1年だったんですけど。

で、その中で生まれた『うちで踊ろう』とか『折り合い』っていう曲とかがあって。その中で、それは「その状況の中に立ち向かうぞ」っていうような気持ちの中で生まれた曲だったんですけれど。で、今回はそれをじっくり、去年1年はそれに徹したというか。それを本当に一生懸命やったって感じがあったんで。もう「自分のために」というか、「自分が楽しいことやろう」っていう。しかも、やっぱりマリオっていう本当に大好きな任天堂との仕事だっていうのもあったんで。もうとにかく楽しもう。遊ぼうと思って。

わからないけどヤバい曲を作りたい

でもそれで、とにかくさっきも言ったけど「なんかわかんないけどめちゃくちゃヤバい」みたいな曲を作りたくて。でも、そういうのを作る時ってね、「一部の人だけがわかってくれればいいや」っていうような曲になりがちなんだとは思うんですよ。で、自分は特にちっちゃい頃から周りが「好きだ」っていうものを「なんでだろう?」って思ったり。自分が「これ、すごい好きなんだ」って思ってるものを言っても、周りにそれを理解してもらえなかったりっていう、そういうのがすごく多くて。いつも、なんだかわかんないけど、あぶれちゃう。そのコミュニティーだったり社会から、なんかはずれちゃうんですよ。

で、それを「悲しいな」と思っていた時、中学生の時に自分で曲を作り始めて。それで、コミュニケーションも苦手ですから。人の中に頑張って入っていこうとするんだけども。「まぜて!」ってやるんだけど、それを優しく迎え入れてくれるんだけど、なんか知らないけど、ちょっと外れちゃうんですよ。で、「なんでだろう?」って思っていた時に、中学1年生ぐらいから曲を作り始めて。でも、それもこっそりやってたんです。「受け入れてくれないだろう」と思って。でも、その曲をなんかの弾みで友達に聞いてもらえたら「めちゃくちゃいいじゃん!」ってなって。「俺にも曲、作ってよ!」みたいな感じでコミュニケーションが成立したんですよね。そこで。

今まで、自分と他者とか、自分と社会っていうものの間に流れてた深い川に橋が架けられたような気がしたんですよ。で、自分はそういう風にものを作って人に伝えたり、人に発表したり、なにか表現をすることによって、今までそこの川が渡れなかったのに、向こうから橋を作って渡ってきてくれるっていう。で、コミュニケーションがすごくできるっていう、そういう経験がすごくあって。それが自分のものづくりの原点なんですよね。なので、そういう曲を作ろうって思った時に、「自分だけ」とか「一部の人がわかってくれればいい」じゃなくて。その橋が架かった瞬間もそうだったんだけど。俺は「自分がずれてる」って思っているんだけど、その橋が架かって、自分がなにか表現をした瞬間に周りがガッと動いて自分が中心になるっていう、そういう経験をしたんです。

で、それを全力でやりたいなと。だから、ジャンル関係なく、どんなジャンルが好きな人が聞いても「なんかわかんないけどヤバいね!」みたいな曲にしたかったんです。一部の人だけが喜ぶマニアックなものでもあるかもしれないけど。でも、それだけじゃなくて、どんな人が聞いても「なんかヤバいね!」っていう、そういう曲が作りたくて。なので「ジャンルは○○です」っていう風に考えて作るのはやめようと思って。だから「オルタナティブ」ですね。そういう気持ちで作らせていただきました。

そんな感じで、今日はちょっとバタバタっていうのもあるので。また来週以降、次回以降も。『創造』、本当にたくさんぜひ、聞いていただきたいし。ビデオの話も今、全然できていないので、その話もゆっくりしたので。来週また、ゆっくりお話できればと思うので。引き続き、感想メールなどをお待ちしております。よろしくお願いします。それまでぜひ、ミュージックビデオを何回も見てくださいね。曲をダウンロードしたり、ストリーミングで聞いてください!

<書き起こしおわり>

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