DJ CHARIさんとDJ TATSUKIさんが2021年1月18日放送のblock.fm『INSIDE OUT』に出演。『Innocence feat. Hideyoshi, Only U & (sic) boy』のトラックとしてSIAM SHADEの『1/3の純情な感情』の使用許諾を取った際の模様を話していました。
(渡辺志保)あと、本当に各曲の解説をしていただきたいぐらいなんですけども。私もぜひ聞きたいと思っていて、質問もいただいているんですが。イノセンスが非常にビッグヒットチューンをサンプリングしているということで。
(DJ TATSUKI)はい。SIAM SHADEさんの『1/3の純情な感情』っていう。たぶん僕たち世代は『るろうに剣心』のエンディングテーマとして。
(DJ CHARI)で、それもスタジオにその日はゾットがいなくて。dubby bunnyっていうギター弾けるトラックメイカーがいるんですけども。彼と一緒にスタジオに入った時にdubby bunnyがふとした瞬間にそれを弾き始めたんですよ。
(渡辺志保)ああ、そうなんだ!
(DJ CHARI)で、俺が「それだ!」って言って。「えっ、これっすか? これ、やるんですか?」「いや、これをやろう!」って言って。それを弾いてもらって、後からゾットがキックとかスネアとかを足して。できたものにHideyoshiくんを乗せて。それで次にOnly Uくんを乗せたんですよ。で、自分ら的にはこれ、別に許可を取らなくても、黙っておけばいいんじゃないかな?って思ったりもして……。
(渡辺志保)ギターを弾き直しているからね。そのまま使うんじゃなくて。
(DJ TATSUKI)だからサンプリングじゃないんですよね。
弾き直しなので「サンプリング」ではない?
(DJ CHARI)でも、さすがにちょっと、日本の曲だし。アニメのヒット曲でもあるし。だからヤバいんじゃないか?っていうので、申請を出そうかと……これも、たぶん志保さんに1回、食事会の時に……(笑)。
(DJ TATSUKI)それ、すげえ覚えていて。俺は「許可の申請を出そう」ってずっと言っていたんですよ。志保さん、俺は。そしたらチャリが「全然大丈夫っしょ」って言っていて。「志保さんたちと会ってくる」みたいに言っていた後、俺は酔っ払っているチャリに会ったんですよ。そしたら急に「あれ、出さなきゃダメだな」みたいなことになっていて。「なんだ、こいつ?」ってすげえ思いましたね(笑)。
(渡辺志保)そうね(笑)。結構業界の大人の人がみんな、「これはヤバいよ」って言って(笑)。
(DJ CHARI)それで、「出さないと」っていうことで申請をしている最中に最後、(sic) boyくんにお願いをしたんですよ。それで、レコーディングの時に結構後半部分がまんまなフロウ、メロディーラインになっていて。それも俺、「まだちょっと申請は通っていないけども。でも、全然それで行きましょう!」っていう感じでレコーディングして。もしダメだったら、アルバムから外すしかないなっていう感じだったんですけども。でも、無事に申請が通りまして。
(渡辺志保)すごいね! そんなこと、あるんだねって思っちゃった。だってさ、すごい有名なアニメのエンディングテーマの曲だったから。「無理なんじゃないか?」ってあの場にいた誰もが思っていたと思うんですけども(笑)。
(DJ TATSUKI)たぶんみんな思っていたっすね。
(中略)
(渡辺志保)最後にチャリさんから曲紹介をお願いできますでしょうか。
(DJ CHARI)はい。イノセンスなんですけども。こちら、もうすぐミュージックビデオが公開になります。ぜひ聞いてほしいです!
(DJ TATSUKI)俺らも映っています。よろしくお願いします!
(DJ CHARI)『Innocence feat. Hideyoshi, Only U & (sic) boy』です。
DJ CHARI&DJ TATSUKI『Innocence feat. Hideyoshi, Only U & (sic) boy』
(中略)
(DJ YANATAKE)今日、チャリタツが出てくれましたけども。特に最後の『Innocence』。あれはカバー申請ということで、ちゃんと正規のリリースができたんだけども。ああいうことをチャリタツがやってくれたことで、またこれすごい可能性が広がったと思うんだよね。そういう道を切り開いているDJ CHARIとDJ TATSUKIだと思いますし。「ああ、こういうことができるんだ!」って気づいたやつがいっぱいいると思うんだよね。なのでこれからも面白い曲を2人が作ってくれることを期待しています!
<書き起こしおわり>