曽我部恵一と吉田豪 藤原ヒロシを語る

曽我部恵一と吉田豪『夏の魔物』と成田大致を語る SHOWROOM

曽我部恵一さんが2020年11月10日配信のSHOWROOM『豪の部屋』に出演。吉田豪さんと藤原ヒロシさんについて話していました。

(吉田豪)(コメントを読む)「藤原ヒロシの話をお願いします」。

(曽我部恵一)ヒロシさんはね、いい人ですよ。ええとね、2人でアコギの弾き語りとかたまにやるんですけど。練習をしていたんですけど。そしたらヒロシさんがヴィトンかシャネルかな? その、忘れたけどギターケース。めちゃくちゃかっこいいのを持っていたんですよ。

で、「いいな!」って思って。ヒロシさんってもう世界中のブランドと繋がっていて。常にいろいろな最新のファッションがもうヒロシさんの下に来るんだろうなって僕は思ってるんですけど。で、ギターケース持っていて。「ヒロシさん、それ、めっちゃいいっすね!」って言ったら「ああ、本当? 曽我部くんもいる?」って言って。

(吉田豪)「くれるのか?」って話ですよ(笑)。

(曽我部恵一)で、「いります!」って言ったら「ああ、じゃあ値段を聞いておくわ」って言われて(笑)。

(吉田豪)フフフ、怖い怖い(笑)。

(曽我部恵一)それで「ああ……はい……」って言って。それで、そのままです(笑)。

(吉田豪)とんでもない値段のはずですからね(笑)。

藤原ヒロシのギターケース

(曽我部恵一)「たぶんちょっと安めに買えると思うんだけど」って言っていて。「あ、ああ……はい、はい……」って言って。「いいなー、ありがとうございます」っていう。ヒロシさん、すごい優しくて。なんか、もう俺の中ではヒロシさんってたぶんセレブなんですけど。あんまり全然そういうんじゃなくて。本当にでも音楽が好きで。フォークとか……古井戸とか初期のRCとかすごい好きで。いつもそんな話していますね。

(吉田豪)僕もなぜか一時期、結構会っていたんですよ。

(曽我部恵一)ああ、本当ですか?

(吉田豪)元ヤクザで作家の百瀬博教さんっていう、あの「PRIDEの怪人」って言われた。あの人となぜか藤原ヒロシさんが仲がよくて。「仲がよくて」っていうか、たぶん僕が最初の接点を作ったぐらいだと思うんですけども。あの2人の対談を僕がたのまれて。で、そのぐらいからなんか百瀬さんと藤原ヒロシさんが会う時になぜか僕が呼ばれたりとか。何度かしていましたね。

だから最初にそれで行った時に、百瀬さんが「服を買いたい」って言い出して。あれは『CUTiE』の仕事だったかな? 『smart』だったかな? それでロケバスも出ていて、そのロケバスをわざわざ百瀬さんが服を買うために、ロケバスでみんなそのまま移動して。で、百瀬さんは体がデカいから、両国の力士の専門店みたいなところに行くんですよ。

そこで百瀬さんが服を選んでいる間に僕、趣味で藤原ヒロシさんに話をしていたら「ヒロシッ!」って百瀬さんが呼んで。「俺の服、見立ててくれ!」って言い出して。力士専門ショップの3000円ぐらいの服を藤原ヒロシさんが「こんな感じですかね……?」って(笑)。

(曽我部恵一)最高だな、それ!(笑)。

藤原ヒロシと百瀬博教

(吉田豪)このすごさがわかるのは、その現場で僕しかいないわけですよ(笑)。店のおばちゃんも誰も知らないし、百瀬さんもそれがどれだけのことかを分かってないっていう。「大変な現場を見ている!」っていう(笑)。

(曽我部恵一)最高だなー(笑)。

(吉田豪)当時、だから『浅草橋ヤング洋品店』で「お洋服水戸黄門」っていう企画、あったじゃないですか。完全にあれなんですよ。とんでもない人が現場に現れているのに、誰も誰も気づいていないっていう(笑)。

(曽我部恵一)最高(笑)。いい現場、見てますね!

(吉田豪)その時、藤原ヒロシさんが「ドキュメンタリーとかが大好きで。趣味でしょっちゅうそういうのの上映会に行っている」みたいな話をしていて。いまだにあの人、そういうのが好きみたいで。

(曽我部恵一)そうですね。

<書き起こしおわり>

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