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町山智浩 2020年アメリカ大統領選挙・投票日前日の状況を語る

町山智浩 2020年アメリカ大統領選挙・投票日前日の状況を語る たまむすび

(町山智浩)それでまた大統領選の結果が夜に出るんですけど今、Twitterがすごく困ってるのは、トランプ大統領が集計の途中で勝手に先に勝利宣言をしてしまって。その後で逆転された時に「この集計には不正がある」って言うだろう。そうすると、トランプ支持者の人たちが怒って暴れるんじゃないかっていうことで、すごくTwitter側は警告をしてるんですよ。「トランプ大統領が勝利宣言をしても信じないように」って。


(山里亮太)へー! すごい!

(町山智浩)そう。その一方で、また逆にトランプ大統領を勝った場合……つまり今、拮抗してるわけだから、ペンシルバニアをトランプ大統領が取ったら、トランプは勝つんですよ。そうしたら、今度は反トランプの人たちが暴動を起こす可能性があるんですよ。

(山里亮太)うわあ……どっちにしてもなんだ。

(赤江珠緒)すごい緊張状態。

どちらに転んでも暴動が起きる可能性が……

(町山智浩)どっちに転んでも暴動が起きる可能性があるんですよ。ひどい状態なんですよ。こんなにひどくなっちゃってどうしようか?って思うんですけども。僕ね、明日の朝一番でそのペンシルベニアのゲティスバーグという街に行くんですね。そこで投票所があるので、その投票所を見に行くんですよ。その変なトランプ軍団とかがいるのかどうかとか、そういうチェックをしようと思って。でね、とにかく今回の選挙の異常な状態っていうのは、バイデンさんを支持している人がほとんどいないっていうこともひとつ、大きいんですよ。

(赤江珠緒)えっ、いないんですか?

(町山智浩)ほとんどいません。それなのに、バイデンさんに投票する人が多いんですよ。支持はしていないんですよ。

(赤江珠緒)それは消極的な理由で?

(町山智浩)そう。今回はトランプが好きか嫌いかの選挙なんですよ。

(山里亮太)なるほど。バイデンさんがいいからっていうことではなくて。

(町山智浩)バイデンさんじゃなくても、誰でもいいんですよ。

(赤江珠緒)じゃあバイデンさん個人にはそこまで引き付ける魅力みたいなものはないんですか?

(町山智浩)全くないです。僕、バイデンさんの予備選に行った時に100人しかお客さん来なかったですね。その時、予備選でバイデンさんの対抗だった民主党のバーニー・サンダースさんは2万人集めているんですよ。

(山里亮太)ねえ。大学のお金を無料しようとか言っていた。

(町山智浩)そうそう。バイデンさんって全く政策に新味がないんですよ。新しい改革的な政策を全く打ち出していないんですよ。

(赤江珠緒)なんかもうちょっと若い人とかいなかったのか?っていうのは、見ていて思いますもんね。

(町山智浩)お年寄りで、しかも考え方も古いし。演説はとにかく下手くそ。全く盛り上がらない。

(山里亮太)消去法で選ばれるっていう可能性が……そんな人がトップになったらまた大変ですね。

(町山智浩)そうなんですよ。だからトランプ大統領が勝ってから4年間もあったのに、民主党はトランプ大統領に対抗できるだけの候補者を育てなかったっていうことで。これは民主党の責任でもあるんですよ。それでも、やっぱりトランプ大統領っていうのが非常に問題だなと思うのは、こんなに憎しみを煽っちゃってね。僕、アメリカに20年住んでますけど、こんなにアメリカ人同士が憎しみ合っている状況ってちょっとないですよ。今まで。

(赤江珠緒)かつてない感じですか?

(町山智浩)だってそこらじゅうで殴り合いとか起こっているわけですから。これ、だって死人まで出てますからね。

(赤江珠緒)そうですね。昔からアメリカの人って選挙の時に「自分は○○を支持する」みたいな。「どっちの党を支持する」とかはっきり旗幟鮮明にされていたじゃないですか。

(町山智浩)はっきり言っていたけど、それでも仲良くしていたんですよ。だからアメリカの人たちは自分の家の庭に「○○に投票する」って立て札をつけるんですよね。で、トランプ支持の人は「トランプ」っていう立て札をつけて。バイデン支持の人は「バイデン」って立て札をつけるんですけども今、その立て札を巡って、その立て札を勝手に抜いたり、嫌な候補の立て札を踏み潰すためブルドーザーかなんかでその家に突っ込んだりとかしているんですよ?

(赤江珠緒)うーわ……。

(町山智浩)今まで仲良くしてたのに。たとえ支持政党が違っても。この憎しみを煽った責任はやっぱりトランプ大統領に確実にあるので。そう。Black Lives Matterなんかも普通は警察と黒人の人たちが対立をしていたら、それをなだめるべきなんですよ。両方に行って。

(赤江珠緒)それはそうですよね。当然ね。

(町山智浩)それなのに、一方的に警察に加担したりしていたんで。わざと対立を煽って混乱を呼んでいるんですけども。だからこれが本当に問題だと思って。僕は明日、ゲティスバーグに行くんですよ。ゲティスバーグっていうのはかつて、そういったことが……まさに内戦があった場所なんですよ。南北戦争ですよ。アメリカがかつて、南と北に分かれて殺し合いをしたんですよ。その時の対立の原因が南部は奴隷を使った農業で、北部は金融とか工業化されていたんですよ。それで対立した原因は黒人の人権を守るか、守らないかの対立だったんですよ。全く今回と同じなんです。

(赤江珠緒)本当ですね!

(町山智浩)今回は都会と田舎の間で対立が起こってるんですが、南北戦争とその対立軸はほとんど同じなんです。それで、南北戦争では90万人ぐらい死んだんですよ……。だから、そういうバカげたことを2度、繰り返してはいけないんですよね。で、ゲティスバーグでリンカーン大統領が有名な演説をしたんですけど。それ以外にリンカーン大統領は南部がアメリカから分離して、そのアメリカ合衆国に戦争を仕掛けようとした時。その時にリンカーン大統領が言った言葉です。

「United We Stand, Divided We Fall」っていう風に言ったんですよ。それはね、「我々は互いに寄り添って助け合ってここに立っているんだ。もしバラバラになったら、倒れてしまうんだ」という。「だから、決して対立してはいけないし、分断してはいけないんだ」っていう風にリンカーン大統領は言ったんですよ。でも、今はそれを大統領自らがやっているんでね。

(山里亮太)そうだよな……。

南北戦争の激戦地・ゲティスバーグへ

(町山智浩)本当に……リンカーン大統領は金八先生みたいなことを言ったわけですよ(笑)。で、そのゲティスバーグに……ペンシルバニアのゲティスバーグっていうのは南北戦争での最大の激戦地だったんですよ。それでまた155年ぐらい経ってね、そこでまた最大の激戦が行なわれてるんですね。ペンシルバニアで。

(赤江珠緒)じゃあ、そのペンシルバニア自体がどうなるか、町山さんもちょっとまだ読めないですか?

(町山智浩)わからないです。これ次第なんです。大統領選の運命はこのペンシルバニアにかかっているんです。ということで、明日の結果をお楽しみに……まあ明日、結果が出ないかもしれないですけども。

(赤江珠緒)そうですね。ちょっとかかるかもしれませんね。郵便投票もあるし。

(町山智浩)どうなるか、わからないです。はい。

(赤江珠緒)どうなるんだろう……。

(山里亮太)対立がわかりましたね。

(赤江珠緒)日本では8時ぐらいから投票が始まるということですかね。わかりました。町山さん、お気をつけて取材をなさってください。

(町山智浩)はい。どうもでした。

<書き起こしおわり>

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