安住紳一郎 TBSアナウンサーのロングトーン記録保持者を語る

安住紳一郎 TBSアナウンサーのロングトーン記録保持者を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2020年9月13日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で長く声を出し続けるロングトーンについてトーク。TBSアナウンサーのロングトーンの記録保持者について話していました。

(安住紳一郎)葛飾区の49歳男性の方。ありがとうございます。「数年前、『豚の鳴き声コンテスト』に出場しました」。

(中澤有美子)フフフ、どこで?(笑)。

(安住紳一郎)どこにあるのよ(笑)。「……日本養豚協会は毎年秋に豚肉の消費拡大を図り、日比谷公園で豚肉のフェスティバルを行っています。その中の催しのひとつで『どれだけ長く豚の鳴き声を出せるか?』という単純明快な大会があります。それに参加できることになり、自宅で1週間、豚の鳴き声の練習をしました。動画サイトを参考にロングトーンの練習をしました。

ひとつの音を長く出す、ボイストレーニングでよく行なわれている練習だそうです。そして『ブー』と『ブヒー』、どちらが長く発声できるかも検証しました。結果は20パーセント程長く『ブヒー』が出ます。大会の日、老若男女30人ほどの参加者。主催者から豚耳カチューシャを渡され、恥ずかしかったのですが私も頭に装着します。コンテストが始まります。参加者は全員『ブー』の発声でした。20パーセント『ブヒー』の方が長く出るのに……しめしめ、これで1等賞は私のものだとぬか喜び。そして私の番。ロングトーンの練習を重ねた秘技『ブヒー』で発声。

もちろんそこまでの参加者の中では圧倒的に長く、トップの成績でした。しかしです。最後に前年の優勝者のうら若き女性が登場。その女性が声を出しました。『ブヒー』でした。長い、長い、長い……私以外にも『ブヒー』が有効であることを知っていた人がいたとは。圧倒的な差で負けました」。いろんな情報が入ってきてたね。

(中澤有美子)フフフ、そうですかー。

(安住紳一郎)そんなのがあるんですねー。

(中澤有美子)あるんですねー。

アナウンサー新人研修でのロングトーン

(安住紳一郎)ロングトーン。息を長くね。ダイビングとかされてる方は長く続きますしね。意外に訓練で伸びますから、皆さんよかったら。若返りにも有効ですからやってみたらいかがですか? 「あーっ!」ってね。普通の人だと15秒ぐらいかな? 訓練するとすぐ30秒ぐらい行きますよ。私の後輩で、アナウンサーで当時2人しか入社しなかった代があって。2人でずっと3ヶ月ぐらい研修していて。

で、ロングトーンを修行でやらされるんだよね。そうするとやっぱり2人だから、常に比べられるっていうことになって。で、2人とも負けたくないからもう、血が出るほどにロングトーンをやっていたんだよね。「ああーっ……ううぅ……」って。そこはもう本当に自分が社会人として生き残れるか。命がけでやっているから。女の子2人だったんだよね。

(中澤有美子)ああ、女子なのか。

(安住紳一郎)だからそこの女の子2人だけ、異常に……TBSアナウンサーの歴史の中で最長記録を持っているのがその2人だから。すげえんだから。すごいでしょう? 女性アナウンサーが持っているんだよ? 2人とも、68秒ぐらいあったんだよ。

(中澤有美子)おおーっ!

(安住紳一郎)「すげえ!」って思って。「なんであなたたち、こんなロングトーンが出るの?」って言ったら「負けたくなくて。2人ともとにかくこれだけ必死にやっていたんです」って。絶対に誰にも言わない? 絶対に誰にも言わない? 田中みな実さんと江藤愛さんなの。で、田中みな実さん、ドラマ『M』でさ、「ゆるさないー!」みたいなロングトーン、やっていたでしょう? あれはね、あそこで培われた技術なのよ。

(中澤有美子)そうですか!

田中みな実のロングトーン

(安住紳一郎)絶対に誰にも言ったらダメだよ? 特に江藤愛さんに言ったらダメ! 終わります。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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