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星野源 自分の進路・将来を決めることを語る

星野源 今後演じてみたい役を語る 星野源のオールナイトニッポン
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星野源さんが2020年8月26日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でリスナーからの質問に回答。「周りが将来の夢ややりたいことを早くから決めているのに自分は決められず、劣等感を感じている」という18歳の方の質問に対して、回答していました。

(星野源)じゃあ、次のメールです。栃木県、18歳の方。「私は自分の将来についてとても悩んでいます。周りの友達は将来の夢ややりたいことが中学生くらいの時から決まっていました。どの職業にも興味がないわけではなく、『この職業は自分に向いてないよな』と思ってしまい、自分がどの職業が向いているのか分からなくなってしまいます。将来についてさえ決められないような自分に劣等感を感じています。将来について考える際に大切なことがありましたら教えていただきたいです」という。ありがとうね。こんないい質問をね。真剣な質問をありがとう。

そうだな、うーん……。自分のことで言うと今、この職業を志したのは……あんまりね、自分が能動的にこの職業になりたいって頑張った記憶があんまりないんですよ。で、僕は中学生の時に、友達に演劇に誘われて。学校内でやる演劇をなんとなくやってみようかなと思ってやって。で、その頃、みんな……クラスのみんながですね、楽器とかをやり始めるんで。俺も何かやらなきゃと焦りを感じて、とにかく音楽がやりたいからっていうよりも、家にたまたま親のお下がりの楽器もあったから、やってみるかっていうことでやり始めたの。

で、やっていたらなんか楽しいし。で、自分がそれまで抱えていたちょっとモヤモヤとした鬱憤みたいなもの。自分の思いをしっかり人に伝えられないとか、自己表現ができないみたいな思いをですね、そういう作品を上演したりとか、音楽を作るとか、演奏をするとか、耳コピするみたいなところで解消できるなと思って。それでずっと続けてたんですよね。で、その続けていくので、勉強も好きじゃなかったから、授業も出ないで……この話、よくしているけども、授業も出ないでギターの練習をしたりとか。演劇の練習したりとか、稽古したりとかしてたわけ。で、だからその、何だろうな? そうなっちゃったんですよ、僕は。

結果的に、そうなってしまった

で、高校を卒業する時も、一応大学受験はしたけど、そんなにすごく行きたいっていうよりかは、なんとなくみんな受けてるから受けようと思って受けて。でもそれで落ちて。でも、「じゃあ、いいや」って(笑)。何て言うか、もうそれの中で、自分が何か、今からなりたいことを考えて探して、そこに向かって頑張ろうっていうよりかは、今までなんとなくやってきたこと以外、俺はもうできないかもしれないと思って。それが、音楽とお芝居だったんですよ。

なので、自分は「この職業になりたい」と思って燃え上がったというより……まあ、小学生の時になんか「柄本明になりたい」みたいなことは書いてたけど、それは明確にそう思ってたわけじゃなくて、なんとなくみたいな。「柄本さんが面白かったから」ぐらいの感じなので。なにかに憧れてっていうよりかは、あんまりはっきりとした憧れは僕、なかったんですよね。もう自分が流れの中でそうなっちゃったから。「もうこれ以外、今から頑張ってもしょうがないような気がする」っていうか。「というか、これ以外、俺はできないや」っていう感じだったの。

だから、「将来について決められないような自分に劣等感を感じています」って言ってるけど、それは1ミリも感じなくていいです。俺だって将来について決めてないもん。フフフ(笑)。決めてないからさ。そのたびに……でも、「これをやりたいな」とかはあるけど。「これやりたいな」って、そのたびに……「この人のお芝居に出てみたいな」とか、そういうのはあるから、オーディションを受けたりとかさ。

で、「CDを作りたいな」ってちょっと思ったから、「CDを作るのにはお金がいるな。お金がいるから、じゃあ売ろう。売るんだったら宣伝とか考えなきゃ。じゃあ宣伝とか考えなきゃいけないけど、もちろんお金もないし。(SAKEROCKの場合は)みんな他のバンドもやっているし。じゃあ、俺が自分で手売りで近くのレコード屋さんに行こかう」っていう。なんかそういう風に全部、数珠つなぎで考えてきて、いろんなことをやって。

それが、そのCDを置いてくれたCD屋さんにライターさんが来て。そのライターさんが取り上げてくれて。そこでまたちょっとライブが決まったりとかして……みたいな。そういうのが本当に全部繋がって僕は今があるので。なんかその都度、自分の信念みたいなものをインタビューとかでも聞かれるし、その都度しゃべるけど。もちろんそれはあるはあるんだけど、なんて言うの? ゼロの状態から「これだ!」って決めて邁進してきたわけでは全くないで。全然、劣等感を感じなくていいと思います。

だから、本当に今すぐ見つけるのって、まだ18歳っていうのもあるので。まだまだ、俺が18の時は決めてなかったし。で、みんな中学の時は決まってるっていうのは逆にすごいね。すごいね。でも、若い時から今、みんなはいろんなことをやっているんだろうか? だから若いうちにしか吸収できないものがあると思うんで。僕は自然と音楽が好きになって、演劇が好きになって、中高、あとは20代前半で勉強したこと。

その勉強っていうのは学校での勉強じゃなくて、音楽を死ぬほど聞きまくって。「この人とこの人の表現の元にはこの人がいて、このすごく昔からやっているアーティストはさらにこの人の影響を受けていて……」っていうのを全部聞いてるから。それはまあ、ある意味勉強であって。その時に聞いた音楽っていうのはずっと忘れられないし、勝手に体に入ってるんですよね。

だから、そういう意味では今の職業は……演劇もそうだし。もう演劇のことしか考えてなかったから。中高は音楽と演劇のことしか考えてなかったから。だからなんか、「あの劇団とあの劇団には繋がりがあって、この役者さんがこの時にここに客演して……」とか、すごいその頃は知っていたから。すごいその一時期の演劇界は俺、すごい詳しいの。だからそういうのはあるけど。そういう積み重ねみたいなもの以外は無理だな、なんて思ったから今、この仕事になっているだけで。立派な理由なんてない。

立派な理由なんてない

だから、自分が好きなものとか、何か気になるなっていうこととか。自分が心が勝手に動くようなところっていうのを見つめてみればいいじゃないかな? 「決める」とかさ……まあ、みんなが決めているっていうのは非常に不安になるのはわかるんだけれども。なんだろう? ええと……左脳で自分の将来を決めるじゃなくて、「今、何がしたいか」とか「今、何に興味があるか」っていうのを右脳で感じていくっていうのがすごくいいんじゃないかなと思います。

<書き起こしおわり>

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星野源のオールナイトニッポン
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