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町山智浩『82年生まれ、キム・ジヨン』を語る

町山智浩『82年生まれ、キム・ジヨン』を語る たまむすび
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(町山智浩)で、これね、すごく旦那さんが……キャスティングが成功していて。このコン・ユさんという人が旦那さん役なんですね。この人ね、あのゾンビ映画の『新感染 ファイナル・エクスプレス』のお父さん役の人ですよ。

(山里亮太)ああーっ! はいはい!

(町山智浩)あれも最初、父親としての自覚がないダメのお父さんで。仕事ばかりしてて。それが娘のために命をかけてゾンビと戦うっていう話だったじゃないか。その中で『そして父になる』っていう映画だったんですよ。

(山里亮太)そうそう。最後ね。

(町山智浩)今回もそうなの。今回はその奥さんが精神的におかしくなったことと、なんとか戦っていこうとする話なんですよ。でね、彼がね、これは顔を見るとわかるんですけども。イノッチそっくりなんですよ。

(山里亮太)ああ、似てる。

(赤江珠緒)ああ、そうですね。雰囲気ね。

(町山智浩)山ちゃんの裏番組だった人ですけども(笑)。

(山里亮太)いや、もうイノッチは卒業されたんで大丈夫です(笑)。

(町山智浩)だからね、すごいリアリティーがあるんですよ。彼が「今まで気が付かなかった。無神経だった。じゃあ、いい夫になろう」と考えて、そうするところがね、非常に上っ面だけじゃない展開になっていますね。本当にいい映画でしたね。

(赤江珠緒)そうですか。いや、私はまだ小説しか読んでないですけど。その小説を読んだ時にね、「人ってどんな時に幸せなのか?」という、また全然違う観点で話している人のことで。ある人は「自分を生かし切れてる時が一番幸せだと思います」ということを言っていて。その真逆なんですよね。この小説は。自分を生かし切れないの。徹底的に。「やろう」と思えることはいっぱいあるのに。「いや、ダメだ」みたいになんとなく押さえられていく。そうすると、やっぱり本当に幸せを感じられないんだなっていうのは思いましたね。

(町山智浩)はい。それで結局、自分の人格がなくなっちゃうんですよね。という話なんですけど、映画はね、それの先を見せてくれる映画になってますね。でね、ただよくない情報がひとつあって。さっき言った世界のジェンダーギャップ指数のランキングですね。韓国はね、この小説が発表された後に改善されて。2019年の終わりにはですね、世界で108位に上がったんですよ。男女格差が少し減ったんですよ。で、日本の方は落ちまして、121位ということで。

(赤江珠緒)ええっ!?

さらに低下した日本のジェンダーギャップ指数

(町山智浩)だからもう世界でも最悪の状況になってますね。

(赤江珠緒)ええっ、本当に?

(町山智浩)はい。ほとんど日本報道されてませんけれども。

(赤江珠緒)それはちょっと……。

(町山智浩)ということで、この映画よりも悪い状況に日本はなっていますけれども。ということで、この映画は10月9日から日本公開予定です。

(赤江珠緒)『82年生まれ、キム・ジヨン』。10月9日からという予定でございます。

予告『82年生まれ、キム・ジヨン』

(町山智浩)はい。男性も見に行ってほしいと思います。

(赤江珠緒)いろいろ気づきがあると思いますね。町山さん、ありがとうございました。

(山里亮太)ありがとうございました。

(町山智浩)どもでした。

<書き起こしおわり>

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