渡辺志保さんがbayfm『MUSIC GARAGE ROOM 101』の中でカニエ・ウェストがジェームズ・コーデンのカープール・カラオケに出演した際の模様を話していました。
(渡辺志保)まずはこのニュースを紹介したいと思います。カニエ・ウェスト、カープール・カラオケに登場というニュースをお伝えしたいと思うんですけども。カープール・カラオケって聞いたことがある方、いるかもしれないですね。YouTubeでも人気のコンテンツにもなってますし。もともと、ジェームズ・コーデンというイギリス出身のコメディアンの男性がいるんですけども。彼のテレビ番組の中の1コーナーだったんですね。で、ジェームズ・コーデンが車を運転していて、ゲストが毎回助手席に乗るんですよ。
それで音楽をかけながら……みなさんもよくあると思うけど、運転中って歌を歌いたくなることとか、ありますよね? ラジオとかCDとかでいろんなものを聞いていて。そのシチュエーションをそのまま人気コーナーにしたっていう、そういうテイの人気企画なんですけれども。これまでにですね、マライア・キャリーとかミシェル・オバマとか。あとはミーゴス、カーディ・Bとか本当に名だたるセレブリティ……人気歌手の人たちを中心に登場してきたという人気企画があるんですが。
そこになんとカニエ・ウェストが登場したという。なぜ登場したかというと、もちろん新しいアルバム『Jesus Is King』のプロモーションを兼ねて登場したということです。余談なんですけれども、この度10月25日にリリースされた『Jesus Is King』、私がちょっと驚いたのはカニエ・ウェストがこれまで以上に積極的にメディアへの露出をしてるなっていうところが意外だったんですよね。このカープール・カラオケもそうだし。あとはAppleMusicがやっているBeats 1 Radioですよね。そこでもたっぷりトーク、インタビューに答えてましたし。
LAの名物ラジオホスト、ビッグボーイの番組でもインタビューに答えていたり。あとはシカゴで行われたラルフローレンのイベントに参加して、そこでGQ絡みの取材を受けてたりとか。ジミー・キンメルっていう彼も人気番組の司会者ですけども。そのジミー・キンメルのテレビ番組にも登場したとかね。
そういった姿勢が「ああ、ちょっといつものカニエ・ウェストとは違うな」っていう風に感じたところです。で、このカープール・カラオケ、普段はジェームズ・コーデンが運転席に座って、助手席にゲストが来るっていうテイなんだけども。今回のカニエ・ウェストはケタ外れですから。「Car」ではなくて「Plane」。飛行機を用意して。LAX(ロサンゼルス空港)に向かう飛行機の中でカニエ・ウェストとジェームズ・コーデンが対話をしながら歌を歌うというすごいスペシャルバージョンでお届けしている形になっております。
.@KanyeWest and @JKCorden took #CarpoolKaraoke to brand new heights: https://t.co/xFkDwAxkVu ☁️ pic.twitter.com/5jfvlmsqTm
— MTV (@MTV) October 30, 2019
そして同乗者、一緒に乗っているのもカニエ・ウェストが今年からスタートした人気企画サンデーサービスというゴスペルっぽいコンサート企画。そのサンデーサービスの合唱団、クワイヤの人たちとともに飛行機に乗ってですね、あれやこれやと素晴らしい歌を披露してくれるというファンにはたまらない仕上がりになっておりますので。YouTubeで全編ね、見れますのでぜひチェックしてみてほしいなと思います。
Kanye West Airpool Karaoke
で、カニエがジェームズ・コーデンと一体何を話してたかっていうことなんですけれども。やっぱり今回、大きく取り沙汰されているのはカニエ・ウェストがクリスチャンに転向した理由とかきっかけ。そういったことについて聞いていまして。「ちょっと前に入院した時に非常に心が沈むようなことがあったけども、神様のお陰で。神様を信じることで自分は救われた」という風に答えてました。で、私が「おおっ!」と思ったのは、結婚についてしゃべるパートがありまして。
カニエ・ウェスト、ご存知の通りキム・カーダシアン・ウェストさんと結婚生活がもう5年目になるそうです。結婚していますけども。結婚生活は本当に「Heavenly(天国にいる気分)」という。それで「Magnificent(すごく壮大なもの)」であるという風に語っておりまして。で、日本でもよく「結婚は人生の墓場だ」と男性の方がおっしゃることがあると思うんですけども。「そんなのはとんでもない。みんなは結婚=かっこ悪い、クールなものとは思わないという人が多いかもしれないけど、俺が結婚をクールにしたんだ」っていう風にも言ってまして。
そこにジェームズ・コーデンが「いやいや、それは奥さんがキム・カーダシアンなのに結婚がクールじゃなかったらどうすんの?」みたいな風にも返していて。「なるほど」と思った次第です。で、「これはキムと話合わねばならないんだけども……」と言いつつも、カニエ・ウェストさんご自身は「子供は7人ほしい」ということで。いま、お子さんは4人ですね。女の子が2人、男の子が2人の4人、お子さんがいるんですけども。それでキムは「4人で十分」と言っているようなんですが、カニエ自身は7人ほしいという……大変ですよねっていう(笑)。
それでウェスト家はですね、下のお二人のお子さんは代理母で生まれてるんですけれども。もし本当に……カニエだったら7人の子作り計画みたいなのを考えなくもないなという風に思った次第です。あとは敬虔なクリスチャンになっているというか、「僕は聖書を本当に実際に読んでるんですよ」っていうこともお話ししてました。あとですね、今回のアルバムのリリースにおけるインタビューでカニエが語っていることが、クリスチャンになったから自分の昔の曲に関してはやっぱり「カースワード」っていう風に言いますけれども。あまりよろしくない言葉がたくさん入っているから。「昔の曲は全部リリックを替えて今後、ステージで歌います。パフォーマンスします」という風にも言ってました。
で、今回のこのカープール・カラオケでも代表曲『Jesus Walks』とかね、『Through The Wire』という初期の代表曲を歌っていたんですけども。そこもやっぱり歌詞を一部変えて披露していたというエピソードもございます。ということで『Jesus Is King』本編の解説に入る前に、初期のこの名曲を聞いていただきましょう。カニエ・ウェストで『Through The Wire』。
Kanye West『Through The Wire』
<書き起こしおわり>