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吉田豪とPANTA 内田裕也を語る

吉田豪とPANTA 内田裕也を語る SHOWROOM
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頭脳警察のPANTAさんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんと内田裕也さんについて話していました。

(吉田豪)(コメントを読む)「ケンカを売られたバンドとかありますか?」。

(PANTA)ケンカを売られたバンドは……ないですね。売りそうになった……当時の楽屋ってみんなケンカを売っているようなもんだから。あのフラワー(・トラベリン・バンド)でさえ、普段私生活はものすごい仲がいいけど、楽屋に入ってくるジョー山中にガン飛ばしていたもんね。

(吉田豪)ええっ?

(PANTA)もう本当、やらなくてよかったと思いますよ。本当、ボクシングのね、金平さんの金平ジムで世界チャンピオンの座を約束されていたような男だから。

(吉田豪)本当に強い人ですからね(笑)。

(PANTA)本当、やらなくてよかった(笑)。で、きれいどころを4、5人、ダーッと連れてさ。別にひがみじゃなくてね、「バカ野郎! 楽屋に女なんか連れてくるんじゃねえよ、この野郎!」みたいにね、ガン飛ばしていましたね。うん。

(吉田豪)まあ、一触即発になっているのが当たり前であって……ということですね?

(PANTA)そうそう。いまみたいに仲良くとかさ、「お疲れ様」とかそういうの、ないから。もういつでも一触即発のケンカ状態ですよ。楽屋は。

(吉田豪)女とか連れてくるだけで「はあ?」ってなるっていう(笑)。

(PANTA)そうそう(笑)。ある意味、昔の芸能界の流れもあるし。まあ、その筋の人もいるだろうし、いろんなやつが……で、こっちなんかは新興勢力だからね。火花がバチバチ飛んでいるから。うん。親しい会話なんかはありませんね。でも、楽屋を出て夜なんか一緒に遊ぶ時はもう親しい関係で。

(吉田豪)オンオフはできるんですね。使い分けはちゃんと。

(PANTA)そうそう。

(吉田豪)(コメントを読む)「はっぴいえんどとかどう思いましたか?」。

(PANTA)はっぴいえんどは大嫌いでした(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハッ!

(PANTA)ああいう音楽をやろうとは思っていませんでした。

(吉田豪)意外とね、やっぱりロック畑の人たちは近田春夫さんもそうだし。ねえ。裕也ファミリー的な人たちは結構ね、反発しますよね。あそこには。

(PANTA)いや、いま聞くと「ああ、いいな」とは思うけど。「『ですます調』じゃないだろうな」っていうね。まあ当時、そのフォークの世界があったから。そのフォークの流れでね。まあ、それはそれでいい音楽を目指していた部分はあるけども。

(吉田豪)まあ、フォーク・ロックですよね。ロックって言われちゃうとちょっと……っていう。

(PANTA)そうね。うん。まあ、とはいえミュージシャンはテクニックもすごいし、知識もすごいし。でも自分たちがやる音楽ではないから。もっと激しく欧米のロックに向かい合える音楽を作りたかったかな。ただ、「日本語でやっている」っていうことに関してはすごく評価できる。日本のロックバンドがもしアメリカに行ったとしても、まず詞の内容で蹴飛ばされるだろうなって。まあ、向こうはなにかと素晴らしい詞が多いから。ヒットするやつ……まあシュープリームスの歌だとかも全て詞の世界を話しだしたら終わらないけども。本当に素晴らしい歌が多いよ。うん。

(吉田豪)裕也さんがよく言っていたのが、「あまりにも日本のロック雑誌とかははっぴいえんど史観みたいなものばかりになっていて。俺たちもちゃんとやってきたたんだ! 俺たちの歴史を無視するな!」みたいなことはすごいよく言っていましたね。

(PANTA)うん。そのへんはよくわかんないけども……(笑)。

(吉田豪)フフフ(笑)。

(PANTA)1回、表参道のいまはポール・スミスなのかな? 石垣があって、昔ビギだったんだけど。その奥に渡辺プロ青山分室っていうのがあって。そこに当時のアーティストが全員集められて。モップスからなにからね。それで内田裕也が檄を飛ばして。次のフリーコンサートに関してね。で、「お前らは東京の日本のロックの踏み石になれ!」って。そしたら1人だけ手を上げたのが鈴木ヒロミツで。「俺はやだよ。俺たちプロなんだからさ、フリーはやんねえよ」って言って。「すごいな! さすがヒロミツ!」っていう。まあ、そういう力関係。まあ、でも鈴木ヒロミツはホリプロだから。

(吉田豪)ああー、はいはい。そうか。

(PANTA)そういう背景も。オックスもそうだし。だからウエスタン・カーニバルの話をしてもね、シロウさん、オックスにはあんまり関係ないから。あれはナベプロのイベントだから。そういう勢力図でしたね。昔はね。いまはそういう図式も崩れてきたけど。

(吉田豪)そういえば、裕也さんのこれの話を言いふらしていたのは結構PANTAさんですよね?

(PANTA)俺ですよ。あまりにもおかしすぎてさ。ここでもう1回言っちゃうと、裕也さんがこうやって(2本指を口元に当てて)歌う。それで「なにやっているんだろう? どうせ誰かの真似しているのかな?」って思っていたら、石間秀機。石間くん……大好きな石間くんが。よく頭脳警察でギターを弾いている石間くん。その石間くんがギターを片付けながら「裕也さん、なにやってんの、それ?」って聞いて。「おい、石間。わかんねえのか、バカ野郎! 声をステレオに分けてんだよ!」って(笑)。声をステレオに……もうそれで腹筋崩壊っていうかさ、ひっくり返りましたね(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハッ!

(PANTA)「裕也さん、マイク1本なんだけど……」っていう(笑)。すっごい……もう常人じゃないね。

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指で声をステレオに分ける

(吉田豪)どこまでがボケなのか、わからないじゃないですか。裕也さんって。僕が最近聞いたのが、ニューイヤーロックフェスティバルのリハの時、足元にフットモニターがあるじゃないですか。「こんなもん、あると邪魔だ!」って言い出して。「俺達は足元まで映してほしいんだよ。こんなもんがあると、映らねえだろ! どかせ!」って言ってどかした後で「音が聞こえねえだろ!」って言い出したっていう(笑)。わかっていてやっていると思うんですよ、たぶん。モニターの役割とか、当然あれだけキャリアがあればわかってるはずで。

(PANTA)フフフ、わかってない、わかってない(笑)。

(吉田豪)わかってないんですか? ボケじゃないんですか?(笑)。

(PANTA)ボケじゃないです(笑)。あの、めちゃくちゃ頭もいいんだよ。頭がいいのとぶっ飛んでいるのと同居しているからね。本当に草みたいになっちゃうんだよね。すごいわ。エピソードを話しだしたらもうキリがないよ。いきなりお店から、ジョーと裕也さんと俺の友達とが出てきて。小雨が降っている中、いきなり抱きついてきて。「PANTA! 敵はどっちだ?」っていきなり。何の前置きもないんだよ? それまで何の話もしていなかったのに、いきなり抱きついてきて。「PANTA! 敵はどっちだ?」って(笑)。

(吉田豪)フフフ(笑)。

(PANTA)「裕也さん、敵は見えないもんですよ」「そうか?」って(笑)。それでキャップをピッとかぶってパッと振り返ってタタタタタタッ……て歩いていって。それでジョーが「車、こっちなんだけど……」って(笑)。もうね、ダメ(笑)。もう最高!

(吉田豪)フフフ、ねえ。かっこよさといい感じの抜けた感じが同居していますよね。

(PANTA)この話をしだすとね、その前後もあるから。今度、またゆっくりね。

(吉田豪)すごい聞きたいですね(笑)。

(PANTA)話し出すと止まらなくなっちゃう。大好きだけどね。

(吉田豪)みんな裕也さん、好きですよ。「大変な人だけども、でも好き!」っていう。

(PANTA)大好き。本当、さっきも言ったようにめんどくさい男だけど、最高。

(中略)

(吉田豪)(コメントを読む)「裕也さんとの出会いは?」。

(PANTA)裕也さんとの出会い、なんでしょうね? もうずいぶんと古いな。なんだろう? フラワーズだろうな。麻生レミとフラワーズかな? でも、その前に内田裕也っていう存在がいたから。でも、その時はまだ知り合えていないけども。だからフラワーになって初めて内田裕也という存在を知るよね。で、また同じようにミッキー・カーチスもヨーロッパから……サムライっていうグループを作ってヨーロッパでやっていて。日本に帰ってきて。あの人もさらにぶっ飛んでいる人だから。それで日本で大活躍してね。ミッキーさんと裕也さんでキャロルを取り合ったりとか。エピソードがいっぱいあって。

(吉田豪)モメましたね。

(PANTA)そんな中で、同じように仲良くしてもらったの。で、リハーサルが終わって本番まで時間があるからって。ミッキーさんが「おう、PANTA。隣の映画館に見に行こう」って。銀座でね。「なにを見に行くんですか?」「海洋生物のドキュメンタリーを見に行こう。俺、こういうのが大好きなんだよ」って。ミッキーさんがね。もういまはタイのプーケットに移住しちゃっているけども。だからミッキーさんと同じぐらい仲良くしてもらったな。

(吉田豪)うんうん。

(PANTA)面倒見っていう点では俺はミッキーさんに……いろいろと仲良くしてもらったから。ジャズも含めて。

(中略)

(吉田豪)(コメントを読む)「『コミック雑誌なんかいらない!』の話も」。

(PANTA)はい。どういう話がいいでしょうか?

(吉田豪)まあね、もはや裕也さんの持ち歌だと思っている人が多いはずですよね(笑)。

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『コミック雑誌なんかいらない!』

(PANTA)頭脳警察の発売禁止になったセカンドアルバムに入っている曲(『コミック雑誌なんか要らない』)ですけどもね。これを内田裕也が『ロックンロール放送局』っていうソロアルバムを作った時にこれを入れるっていうことで。もうちょっと小節数とか普通のロックンロールのスタイルになって。で、これでいつの間にか、なんの許諾もなくいきなり映画が作られて。

(吉田豪)フフフ、それはなにも聞いてなかったんですか?

(PANTA)なにも聞いてない。いきなりそのタイトルで『コミック雑誌なんかいらない!』って。まあ、映画の内容はすさまじいですよ。

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(吉田豪)面白かったですよね。

(PANTA)いま、こんな映画は作れない。絶対にできない。

(吉田豪)ゲリラ撮影しまくった。

(PANTA)すごい。アポなしの原点みたいなね。

(吉田豪)そうですね。いまのYouTuber的なことを本気で体を張ってやるっていう。「ヤクザの事務所に突入します!」みたいな。

(PANTA)すごい! もう、ぜひ見てほしいけどね。だけどそれ、なんのオファーもなくて。それから10何年たってからかな? そのニューイヤーだったかな? そこの暗がりの中で裕也さんに手招きされて。「ちょっと、ちょっと」「えっ、なになに?」って行ってみると紙袋を渡されて。「俺が買ってきたんだけどよ、『コミック雑誌』の礼もしてなかったから。着てくれよ」って革ジャンが入っているの。だから「ああ、ありがとうございます。嬉しいです」って。まあ、嬉しいですはいいんだけど、貰うとさ、今度はそれを着ていかないといけないからさ。だからそれがめんどくせえなって……。

(吉田豪)フフフ(笑)。

(PANTA)あの人はね、「ロックミュージシャンは革ジャンを着ていなきゃいけない」って。まあ、自分が着ているのは見たことがないんだけどさ。

(吉田豪)あんまりないですね。

(PANTA)いつもヨウジヤマモトとかだからさ。うん。まあ、そういうことがありましたね。その革ジャンをもらったのとか。まあ、かわいいところがね。

(吉田豪)それがギャラ代わりっていう。

(PANTA)かわいいよね。

(吉田豪)裕也さんが選挙に出た時にね、歌っているのも……。

(PANTA)それもね、ひっくり返りましたね(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハッ!

(PANTA)アメリカ人の友達と見ていてね、もうもんどり打っていたもんね。アメリカ人が。

(吉田豪)英語が?(笑)。

(PANTA)英語が。「ファッキン○○!」とか。

(吉田豪)「アイ・アム・ファッキン・ユーヤ・ウチダ」って(笑)。

(PANTA)そうそう(笑)。『Love Me Tender』から入るんだっけ? 「すごいな!」って。YouTubeで見られますよ。

(吉田豪)見られます。見られます。

(PANTA)あれはできない。うん。

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内田裕也・政見放送

(吉田豪)「自分の持ち歌がこんなことに!?」っていう(笑)。

(PANTA)いやいや、持ち歌とかそういうんじゃないですよ(笑)。もうすでに内田裕也の持ち物でいいんだけど。

(吉田豪)(コメントを読む)「やっぱりPANTAさん、裕也さんネタも持っているな」。

(PANTA)いっぱいありますよ。まだまだありますよ。

<書き起こしおわり>

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