吉田豪と渡辺淳之介「人生はギブ&ギブ&ギブ」を語る

吉田豪と渡辺淳之介 WACKがSHOWROOMをやらない理由を語る SHOWROOM

WACKの渡辺淳之介さんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんとつばさレコーズ時代に総代表から言われた言葉「人生はギブ&ギブ&ギブ」について話していました。

(吉田豪)僕はね、BiSの初期の頃は渡辺さんを誤解していましたよ。まあ、あの頃は渡辺さんはより常識もなかったと思うし。いろんなものが重なっていた部分はありますけども。いま、僕はかなり信用していますよ。

(渡辺淳之介)フフフ、でもあれですね。だから本当に大人になったというよりは、いろんなものに揉まれながら、その教えてもらったことがすごく多いですね。今日も、それこそ所属の女の子としゃべっていて思ったことなんですけども。いまになって刺さる言葉っていうのが……もともと、つばさレコーズっていうところにいたんですけども。川嶋あいが有名な事務所なんですけども。そこの総代表、僕の師匠なんですけども、その方から教えられたことが「人生はギブ&ギブ&ギブだ。見返りなんか求めるんじゃない」っていう。

「たとえば、相手と2人でいて。『ギブ・アンド・テイクだからこれをあげたから、これをしろ』っていうと、ムカつくことしかない。だけど、ずっとギブをしていて、しかもその見返りを求めないでいると、逆に他のところから何かが返ってくる」っていう話をされて。「はあ? なに言ってんだ、コイツ?」って思っていたんですよ。だったんですけど、いまたぶん返ってきているんすね。僕は。

(吉田豪)ほう。いろんなギブをしてきたことが?

(渡辺淳之介)いや、ギブをしたのかな?(笑)。それはわからないですけど。

(吉田豪)フハハハハハハッ! ええっ?(笑)。

(渡辺淳之介)でもなんか、すごい基本的には正直に生きるっていうところと、別に嘘はつくんですけど、必要以上に嘘はつかない。嘘はつきますよ。もちろん。

(吉田豪)つくんですね?

(渡辺淳之介)いっぱいつきます。いっぱいつきますけど、必要以上に……自分を見繕うような嘘はつかないっていうことをしてきたおかげで、そんなに言うても会ったことがない人が嫌ってきていることはいっぱいありますけど、会ったことがある人にはそんなに嫌われていないんじゃないかな?っていう感じはしますね。

人に恩義を売るのが大好き

(吉田豪)ああ、でもそれは僕も同じですね。僕も人に恩義を売るの、大好きなんですよ(笑)。

(渡辺淳之介)フハハハハハハッ! 徳を積む感じで。

(吉田豪)そうです。ノーギャラでイベントの助っ人に行くとか、結構好きなんですよ。なんの問題もなくっていう。

(渡辺淳之介)ああー。貸しを作るっていうか。あっちにだけ「貸されちゃったな」みたいな感じがあるっていうか。

(吉田豪)そうそうそう。別に「テイクをよこせ」っていうことではなく、普通にそういうことをやるのが好きで。

(渡辺淳之介)いや、本当にそう思いますよ。それは……基本的には正直にというか、本当に嘘をつかないようにっていうのがいちばんだったのかなと思ったのと、やっぱりあと結構、大学時代ぐらいまでは人との関わり方が希薄だったんで。必死に何かをやるっていうことがあまりなかったんですよね。それが音楽をやって、それこそ僕は松隈ケンタっていうサウンドプロデューサーに出会って。どっちかっていうと、「この人を有名にしたい!」って思ってアイドルを始めたんですよ。

その人のためにどんだけやれるかみたいなのに出会ったのもはじめてなんで。なんかそこも含めて、好きなことに打ち込むと……逆に言うと「ギブしている」っていう感覚でもなく。でも、やっぱり打ち返してくれるっていうか。それまで友達とかとやっていても、キャッチボールをしてるだけで。「返ってきた! うおーっ、ここからもう1回、打ち返すぞ!」みたいなのがないじゃないですか。だからそこがすごいあるっていうのは面白いなって。

だからたまに吉田豪さんから連絡、たまにDMが来る時がありますけども。僕たち、LINEとかも知らないですからね。そういうのが来る時とかも、「ああ、ちょっとボールが行ったんだな」みたいな感じとかはすごい感じる部分があって。

(吉田豪)この前の合宿中にもDMをしましたよね?(笑)。

(渡辺淳之介)ああ、そうです(笑)。そういう時とかにやっぱり、なんかだからその、合宿とか候補者たちに伝えたいのは、学校だとやっぱりなかなかそれがわからないんですけど。ちゃんとそのやろうとしてくれる子がいれば、俺たち……僕たちのチームはどっちかって言うとそれを全力で受け止めつつ、返す準備があるっていうことを伝えたいところもあるんですよ。

(吉田豪)うん。

<書き起こしおわり>

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