ドレスコーズの志磨遼平さんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんと長渕剛さんや萩原健一さんについてトークし、その2人と明石家さんまさんが『さんまのまんま』で見せたガチの戦いについて話していました。
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— SHOWROOM (@SHOWROOM_jp) 2019年4月30日
(吉田豪)(ギターウルフ・セイジさんは)すごいですよ。「そういう側ではない」みたいなコンプレックスとかはあるんですか?
(志磨遼平)うーん。でも、最初の頃はあったかもしれないですね。20代のそれこそそれを真似して。自分の人格を矯正しようとしていた時代があって。
(吉田豪)イギー・ポップ的になろうとしていた時期。
(志磨遼平)そう。僕、だいたいB型の人が好きなんですよ。いわゆる血液型占いでいうとB型の人ってやいやい言われて。みんな、B型の人は血液型占い嫌いじゃないですか。でも僕はそのB型の人独特の言動みたいなのがすごい好きで。で、そのB型の人の真似をして生きていた時期っていうのがありましたけども。でも、やっぱり治らなかったですね。
(吉田豪)A型なんですか?
(志磨遼平)僕、A型です。
(吉田豪)「っぽい」って言うとまたあれですけどね(笑)。
(志磨遼平)ああ、全然、全然(笑)。
(吉田豪)でも、僕もゴリゴリのAですよ。
(志磨遼平)ああ、そうですか。でも、なんかわかる気がします。お部屋の感じがうちと似ている。
(吉田豪)そうですね。自宅再現とかしていましたもんね。
(志磨遼平)そうです、そうです。
(吉田豪)A型のしかも乙女座なんですよ。A型・乙女座っていうのが梶原一騎とか、たしか長渕剛もそうかな? 田代まさしとか。結構犯罪傾向の強い格闘技好きが多いっていう(笑)。
(志磨遼平)それはだからA型的なものを克服しようと鍛えるタイプの?
(吉田豪)間違いなく。
(志磨遼平)豪さんは?
(吉田豪)僕はそっちには行ってないですけど、でもそうじゃないように見せようとする人たちっていう。
(志磨遼平)なるほど、なるほど。ああ、それはわかるな。へー。僕は魚座なんですけど。でも、やっぱり克服したいなと思いましたね。
(吉田豪)Aに乙女まで重なると、乙女色をなんとかなくそうとするんですよね。雄々しく見せないと……っていう。だって梶原一騎なんて亡くなられる寸前まで血液型も嘘をついていたんですよね。輸血をしようとしたら違ったっていう(笑)。
(志磨遼平)フフフ、いよいよそこでね(笑)。
(吉田豪)「Aじゃないか!」っていう(笑)。
(志磨遼平)へー、すげえ!
(吉田豪)そういうのがね、いいな!っていう。
(志磨遼平)そういうところも含めていいですよね。長渕さんとか。
(吉田豪)長渕さんなんてね、プールの時に裸になっただけで笑われていた人があそこまでになるわけじゃないですか。
(志磨遼平)ねえ。そうなんですね。そういうコンプレックスがあったんですね。
(吉田豪)ベースにそれがあって、プロレス好きになって……っていうのがあって。
(志磨遼平)へー! 長渕さん、僕は全く通ってなくて。友達がすごい好きで。長渕さんの桜島のコンサートの前に壮行会みたいなライブがあったんですよ。ゼップかなんか。東京であったんですよ。で、それをずっと長年の長渕ファンの友達が見に行って。で、2人で行ったんですって。で、並んでいる時のその連れの子が「ちょっとお腹が痛くなってきた」って言って。でも、しばらく並んでいたら「いよいよヤバい」って。真っ青になって、「ちょっと無理……」ってなって救護室に行ったら、急性の盲腸になってしまっていて。
(吉田豪)うん。
(志磨遼平)それで「ええーっ?」ってなって。そのまま病院に直行で。「じゃあもう悔しいけども、お前は見てくれ」ってその友達に言われたんですって。でも考えて。「いや、ここで友達を見捨てるようなやつに長渕は見てほしいか?」って自問自答した結果、救急車に一緒に乗って病院についていったらしくて(笑)。
(吉田豪)フフフ(笑)。
(志磨遼平)長渕ファンの鑑ですよ。
(吉田豪)長渕さんも本当にスタッフとか関係者から聞く情報が全て素晴らしくて。ただ、素晴らしすぎて言えないことが多いっていう(笑)。
(志磨遼平)たしかに、たしかに。僕もすごい話を聞いたりしましたね。
(吉田豪)いやー、全てが素晴らしい。
(志磨遼平)あのまんまの方ですね。
長渕剛・いい話
(吉田豪)僕が1個だけ好きな話が、ギリ言えるやつで。これもギリ……たぶん地上波だったらアウトだけどここなら言えるような話が、長渕さんのご自宅の入り口の扉が防弾っていう話が好きで(笑)。
(志磨遼平)すごいな……。
(吉田豪)「なにに備えているんだ?」っていう(笑)。
(志磨遼平)ねえ。まあまあまあ、恐ろしいからちょっと深くは聞けないな。恐ろしい……(笑)。
(吉田豪)最高じゃないですか。それだけで。
(志磨遼平)最高ですね。あれ、有名な話なんですか? 「お前、今日は何点だ?」っていう話。
(吉田豪)あ、知らないです。
(志磨遼平)いつもライブが終わったらメンバーを集めて反省会みたいなのがあるんですって。それで並ばせて。「お前、今日は何点だ?」って。「ええと、60点です」って言ったら当然、鉄拳制裁じゃないですか。「お前、それでもプロか!」って。で、「次、お前!」って言われたら、まあ「100点」って言いますよね? 「100点です」って言ったら、やっぱり殴られて。「これで100点か、お前は!」って(笑)。
(吉田豪)フハハハハハハッ! 正解はなんなんですか?
(志磨遼平)正解はわからない。全員、とりあえず殴られるっていう(笑)。
(吉田豪)フフフ(笑)。いやー、ねえ。『さんまのまんま』、見たことあります?
(志磨遼平)長渕さんの回ですか? 見たことないです。
(吉田豪)検索した方がいいですよ。ガチです。
(志磨遼平)見ます、見ます。
(吉田豪)さんまさんとショーケンさんも結構ガチなんですけど。
(志磨遼平)ああ、そうなんですか?
(吉田豪)まあ「ガチ」って言ってもショーケンさんが結構ウェルカムな空気は出していて。ただ、さんまさんが終わった後に言っていたんですよね。「ショーケンさんが部屋に入ってくるじゃないですか。入った後、たぶんテレビではカットされているとは思うけど、10分ぐらいずーっと俺の股間を握り続けていた」って言っていて。
(志磨遼平)ええっ?
(吉田豪)そこは全部なくなっていましたね。そもそも。
(志磨遼平)えっ、すげえ……。マウンティングなんですかね?
(吉田豪)マウンティングという意味で言うと、だいぶ前。1回目に出た時……89年ぐらいかな? 最初に出た時の時点で「この部屋に靴を履いたまま入ってきた人は3人目です」って言っていたんですけども、亡くなる何年か前に出た時にも靴を履いて入ってきていたんですよ(笑)。
(志磨遼平)へー!
(吉田豪)ああいう場でも絶対に脱がないっていう。それはある種のマウンティングだろうなって。
(志磨遼平)すごいな……。その、当然ショーケンさんの方がずいぶん上なわけですよね?
(吉田豪)もちろん。子供の頃に見に行った側ですよね。
(志磨遼平)で、股間を……ええーっ?
(吉田豪)で、ちなみにその長渕VS明石家さんまの時も、あれは本当もっと緊張感のあるガチで。長渕さんが歌おうとするたびにさんまさんがギターを取り上げるような……。
(志磨遼平)あああ……すげえ!
(吉田豪)主導権争いがガチで。何度か長渕さんがカチンと来ながらも笑顔で抱き込もうとするんだけど、さんまさんがそれをはねのけるみたいな。すごい恐ろしい戦いだったんですけども。後日、東スポかなんかを見たら、納得がいかなかったみたいで。長渕さんが「俺も編集に立ち会わせろ」って言ってきたっていう。最高だな!っていう。
(志磨遼平)すごいっすね! 想像がつくし、どっちもすごい。
明石家さんまVS長渕剛のガチバトル
(吉田豪)そう。いい戦いでしたよ。なんか、ねえ。気を抜いて見ていた地上波でガチが見られるってすごく面白いんですよ。僕も僕なりに1回だけ、『さんまのまんま』に出ているんですけど。それで僕なりのガチをやっているんですよ。
(志磨遼平)ああ、それってたけしさんの後ですか?
(吉田豪)全然前ですね。
(志磨遼平)あ、でもそれ僕、たぶん見ました。
(吉田豪)ああ、そうですか? さんまさんが自分が主導権を持って僕に話を聞こうとするのを、なんとか僕が主導権を奪ってさんまさんに話を聞こうとするっていう戦いがずっと続くっていう(笑)。
(志磨遼平)ねえ。すごいですよね。『さんまのまんま』でお話を聞きにいくという。さすがプロインタビュアー。
(吉田豪)いい緊張感を作ったとは思うんですけどね。
(志磨遼平)いままでは何回、お会いされているんですか?
(吉田豪)結構会いましたよ。そもそもあれの前に特番で2回ぐらい会って。そこに呼ばれて。で、去年かな? NetflixのCMでインタビューするっていう。
(志磨遼平)そうだ。見ました。あのインタビューもかっこよかったんですよね。
(吉田豪)そうなんですよね。さんまさんが人気が落ちた時の話とかを聞くっていう。そういう聞きづらいやつをどれだけ聞けるかっていうテーマで行って。でも、いちばんよかったのは本当に移動中の車もさんまさんと2人きり……あと、後ろにスタッフがいるんですけど、そこもカメラを回して……みたいな感じで。だから本当に取材と関係ないような話もいろいろとできて。だから僕がたけしさんに人違いで脅された話とかもそこでしたり。
(志磨遼平)なるほど。
(吉田豪)ちょうどその直前にSMAPのゴタゴタがあったから、「さんまさん、あれをどう見ていますか?」みたいな話をしたりとか。結構踏み込んだ話ができて。楽しかったんですけども。印象深いのがあの時は表参道でさんまさんが歩いている時、どれだけファンががっついて来るか? みたいなのもドキュメンタリーでやるみたいな感じで。僕が、カメラが近くにいるとあれなんで、スタッフが全部隠れて。僕がiPhoneで横で撮るっていう形だったんですよ。で、ちょっと離れたところに何人かいて。
(志磨遼平)はいはい。
(吉田豪)で、いろんな人ががっついてくるじゃないですか。すごいことになるのを僕がずっと撮っていたんですけども。だからあの日、TwitterでもInstagramでも「明石家さんまが表参道にいた!」みたいなの、すごい出ていたんですよ。で、驚いたのが「明石家さんまと吉田豪がいた」っていうツイートはゼロだったんですよ。本当にここが層がかぶっていないんだなって思って。「明石家さんまがいた」だけでみんな出していて。で、1人だけ「表参道に吉田豪がいた」ってツイートがあって(笑)。
(志磨遼平)フハハハハハハッ!
(吉田豪)「隣に誰がいたのか、わかんねえのかよ!」っていう(笑)。
(志磨遼平)すごい! そのサブカルセンサーみたいな(笑)。
(吉田豪)「金髪!」みたいな(笑)。
(志磨遼平)たぶん映らないんでしょうね。すげえ!
(吉田豪)みんなが横にがっついているのも目に入らない人が1人だけいたっていう(笑)。
(志磨遼平)すごいなー!(笑)。
(吉田豪)ショーケンさん、会いたくなかったですか?
(志磨遼平)いや、会いたかったですよ。そりゃあ。まあまあ、怖いですけど。
(吉田豪)怖いですけどね。
<書き起こしおわり>