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吉田豪ともふくちゃん トイズ・ファクトリー稲葉社長を語る

吉田豪ともふくちゃん トイズ・ファクトリー稲葉社長を語る SHOWROOM
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もふくちゃん(福嶋麻衣子)が『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんとトイズ・ファクトリーの稲葉社長の謎の嗅覚や、でんぱ組.incとトイズ・ファクトリーの契約のきっかけなどを話していました。

(吉田豪)(当時のモーオタは)みんなたしかに濃かったんですよね。そこの面白さ。

(もふくちゃん)単純にアイドルが好きっていうだけじゃない深みっていったらあれだけども……。

(吉田豪)だから大人が転んだのが大きかったんじゃないですかね。それまでの蓄積のある大人たちが急に転んだんで。

(もふくちゃん)いま、だって現場を見ていると本当に動物に見えるもん。もう。動物園みたいじゃん。

(吉田豪)フハハハハハハハッ! まあ、ピンチケはどうも動物感はありますけども。

(もふくちゃん)動物ですよ。それがだからちょっといまつまらない。この業界。

(吉田豪)もうちょっとそういう、いろんな何かを持った人が転ぶ……いろんな何かを持った人が転ぶっていう意味では、でんぱはやっていたじゃないですか。そういう意味では。

(もふくちゃん)『MARQUEE』松本さんとか(笑)。

(吉田豪)『MARQUEE』松本さんもそうだし。

(もふくちゃん)「あの人たち、どうしたんだろう?」っていう(笑)。

(吉田豪)「あんなプログレに詳しいちゃんとした大人がアイドルオタになっている!」っていう(笑)。

(もふくちゃん)「『MARQUEE』ってプログレ雑誌じゃなかったの!?」っていう。

(吉田豪)プログレ&渋谷系雑誌ですよ。

(もふくちゃん)突然、アイドルに転んだじゃないですか。

(吉田豪)わかりやすく。でんぱ組の影響が本当に大きかったんですよね。

(もふくちゃん)松本さんは本当に人生を間違えちゃった。

(吉田豪)それもそうだし、現在フィロソフィーのダンスを手がけているあの人もそうだし。

(もふくちゃん)そうね。加茂さんね。

(吉田豪)加茂啓太郎さんがあんだけいろんなバンドを発掘してきた人が、わかりやすく頭がおかしくなりましたからね。でんぱで。

(もふくちゃん)だから私、すっごい……そう。加茂さんと松本さんを見た時、最高だなって思って(笑)。

(吉田豪)音楽的な蓄積がある中年男性が突然でんぱに狂って(笑)。

(もふくちゃん)そう。「いや、なんかバレちゃったな」みたいな(笑)。「おじさんに見つかっちゃったな」みたいな(笑)。

(吉田豪)松本さんが『MARQUEE』がアイドル誌になる直前ぐらいに「吉田さんからアイドルの話を詳しく聞きたい」って呼び出されたことがあって(笑)。

(もふくちゃん)聞いてどうする?っていう(笑)。

(吉田豪)でもね、教える必要もないぐらい一気にハマりましたからね。

(もふくちゃん)うん。すごかった。ああいう人はでもまあ、本当にすごいよね。あんなに「堕ちる」っていう感じじゃん。スーン! みたいな。だから嘘か真かわからないですけど、Zeppのでんぱ組のライブを見た時、2階から1階に落っこちたっていう噂があって(笑)。「本当!?」みたいな(笑)。

(吉田豪)まあ、加茂さんもそれに近いことを書いていましたよ。あれは松本さんかな? 「気持ちが飛んだ」ぐらいのことを。

(もふくちゃん)「気持ちが飛んだ」っていうのが比喩なのか、本当に落ちたっていうのか……。

(吉田豪)あれは完全にヤバい人の文章でしたよね(笑)。

(もふくちゃん)なんかわからなくて。「すっごいこの人たち、怖い……」みたいな。ちょっと怖かった。

(吉田豪)あの時期の加茂さんの文章、最高でしたからね。

(もふくちゃん)最高だった。イカれてたよね。ヤバいヤバい。

(吉田豪)当時、周辺のバンドの人がみんな「加茂さんがヤバいことになっている」って。Base Ball Bearの小出祐介さんを筆頭にいろんな人たちが「いま加茂さん、ヤバい」「加茂さん、ヤバい」って(笑)。

(もふくちゃん)なっていたよね。本当におかしくなっていた。本当、本当。ありがたいことですけどね。

(吉田豪)でもでんぱの力の大きさはそこですよ。本当に。あのへんの人たちをちゃんと狂わせたっていう。

(もふくちゃん)そうだね。当時、なんかわからないことやっていたもんな。そう。ちょうど一昨日ぐらいにトイズの稲葉社長とあってお互いにいろいろと話をしながら。遠い目をしながら「やっぱりある程度人気が出ちゃうと、自分で自分たちを模倣し始めるじゃない? でんぱ組らしさを求めだしたりとか、ファンの求める自分の像みたいなのをやり始めた時が……僕もSPEED、同じようになったけど。なんかいま、そういう風にでんぱ組もなっているっていう風に思っている」みたいな話をして。

(吉田豪)フフフ、これ、大丈夫ですか? 流していいやつですか?(笑)。

(もふくちゃん)大丈夫(笑)。「来年以降、どうしようか?」みたいな明るい話ですよ。そういう話をした。

(吉田豪)稲葉さんもね、それこそラフィン・ノーズと一緒に独立しようとしたりとか。かなりのところから勝ち上がってきて。

(もふくちゃん)そうよ。稲葉さんもクレイジーだから。だからどっちかって言うと松本さんとか加茂さんの系列の人だから(笑)。

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稲葉社長がでんぱに転んだ瞬間

(吉田豪)稲葉さんが転んだ瞬間の話が大好きなんですよ。たしかあれはロフトプラスワンで僕がでんぱのイベントをやった時に聞いた話だと思うんですけども。

(もふくちゃん)えいたそ?

(吉田豪)そう。えいたそです。とりあえず、試しにディアステージに来た時のえいたその接客ぶりがすごすぎて稲葉さんが転んだっていう(笑)。

(もふくちゃん)「現代のナイチンゲールだ!」って言い始めて。「えっ、どうしたんですか?」って言ったらすごいあの人、本当にナチュラル失礼な人間なんですよ。で、オタクのことをちょっとさ……バカにしてるって言ったらあれだけど。

(吉田豪)まあちょっとパンク&ロックの人だから、どうしてもね。

(もふくちゃん)「なんかさ、話したくないような変な男の人たちにさ、すごく優しく接していてさ。それを見た時にさ、現代のナイチンゲールだと思ったんだよ!」「ちょっと失敬ですよ、社長! 社長、ちょっとお言葉を謹んでください」みたいな(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハハッ!

(もふくちゃん)「失敬ですよ」ってなったもん。ちょっと。いわゆるオタクみたいな人たちを見てっていうことだと思うんだけど。

(吉田豪)誰にも分け隔てなく。いわゆるキモオタから大会社の社長まで、一切の差別なく接することができるっていう。

(もふくちゃん)そうそう。なんか自分もオタクもみんな同等にね、「わーい!」って愛を分け隔てなくあげていて、「現代のナイチンゲールだ!」って言ったのが2011年の3.11の日ですよ。

(吉田豪)へー!

(もふくちゃん)あ、それがね、えいたその話があったのが3月の前半の方だったのかな? それでその後、契約をしに来たんですよ。本当にえいたそがすごいよかったから。

(吉田豪)「えいたそがよかったから」(笑)。

(もふくちゃん)そう。「契約をしよう」みたいな話になったのが3月11日の大震災の直前だったんですよ。で、直前に……いまでも忘れないですよ。その社長とミズノさんが来て。「わかりました」って。ディアステージ、いままで何件かメジャーの人たちが来ていたんですけど、「動員は何人ですか?」「CDは何枚売れていますか?」とか聞かれていたんですよ。「動員? えーと、20人です」とか「CDは何枚売れていますか?」「えー? 200枚ぐらいかな?」とか。で、みんな帰っていくわけですよ。そんなやつらは「ペッペッ! 帰れ帰れ!」って思っていて(笑)。「もう外資系のレーベルのやつらなんか、去れ去れ! シッシッ!」ってやっていたんだけど。

(吉田豪)うん。

(もふくちゃん)1回もね、社長はその話はしないで。「実はね、もふくちゃん。僕はお忍びでミズノくんと一緒にえいたその接客を受けたんだ。感動した。ここに僕は未来があると思っているから、ディアステージと一緒にやっていきたい!」って言われて。

(吉田豪)すごいな、本当に。

(もふくちゃん)それが3.11で。で、その後にウワーッ!って地震があって。もうダメだ……みたいになった時、2人でディアステージに帰って来てくれて。なんかだから電車に乗る直前とかに。

(吉田豪)ああ、そうですね。電車が止まっちゃって。

(もふくちゃん)そうそう。大地震があって。それで、心配でディアステージに戻ってきてくれて。「みんな、大丈夫か?」って。それを見た時に「ああ、この人たちと一緒にやっていこう」って思った。なんか忘れないですね。ディアステージっていうかでんぱ組の契約が成立した日。2011年の3月11日っていう。あれは、すごいね。あそこからっていう感じです。自分の中では。

(吉田豪)震災以前、震災以後は大きい気がするんです。アイドルの世界で。いちばんそのアイドル戦国時代的なものが盛り上がったのは実は震災以前だと思っていて。で、震災以降はちょっとモードが変わって団結みたいな流れになっていって、戦う空気じゃなくなっていくっていう。

(もふくちゃん)そうですね。たしかに。

(吉田豪)だからアイドルシーンとしてもいつはいちばん面白かったのは2010年で。

(もふくちゃん)2010年、すごかったですよね。

(吉田豪)頭、おかしかったですからね。

(もふくちゃん)頭、おかしい。ホコ天もあった時代だったから頭おかしかったし。

(吉田豪)秋葉原がまだ自由だった時代。

(もふくちゃん)本当にあの時代は最高でしたね。あの時のカルチャーが自分の原点になっているなと思っていますね。(トイズ・ファクトリーは)ゆずもミスチルもね。

(吉田豪)そして現在は眉村ちあきを……っていうね。

(もふくちゃん)すごくない? トイズの謎の嗅覚。だってベビメタもさ、最初はさくら学院だけやっていてさ。それで最後、ベビメタだけピックアップしてさ(笑)。

(吉田豪)そしてさくらは移籍っていうね(笑)。ベビメタだけトイズが確保しましたっていう(笑)。

(もふくちゃん)「いちばんいいやつじゃん!」っていう(笑)。「どうしたの、それ? なんでわかったの、それ?」「なんとなく……」みたいな(笑)。で、当時、同じ時にセカオワもちょうどピックアップしていて。「なんか面白いユニットがいるんだよね。みんなで共同生活しててさ。もふくちゃんもしてたんでしょ?」「はあ……共同生活ですか」「ライブハウスやっててさー、しかも名前が”世界の終わり”っていうんだよ。でも漢字だとよくないからさ、英語にする……」なんてことを言っていたら、あれよあれよという間にバババババッと売れて。「えっ、社長、すごくないですか?」って。その時にすごい、トイズってやっぱりね、あの社長のよくわからないそういうところが(笑)。信用できますよね。なんかね。いちばん。

(吉田豪)うんうん。

(もふくちゃん)あのセンスで成り立っているみたいな(笑)。そう。ベビメタとでんぱと……次は眉村さんですか?(笑)。

(吉田豪)フフフ、いまは。

<書き起こしおわり>

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