渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でグッチ・メインの最新アルバム『Evil Genius』の中から『I’m Not Goin’ feat. Kevin Gates』を紹介していました。
(渡辺志保)ここでちょっとオープニングチューンを紹介したいと思います。アトランタの神様、ひいては全米ヒップホップ……いや、世界の……いや、宇宙のヒップホップの神様こと、グッチ・メインさんが新しいアルバム『Evil Genius』を12月7日にリリースしたばかりということで。2017年はね、グッチ・メインはすごく多作だったし、言ったら2016年もね、出所してすぐにアルバムをポンポンと出して非常に多作でございましたが、2018年はちょっと、まあご自身の私生活の変化もあっただろうから、そういったところでちょっと制作のペースは若干スローダウン気味でいらしたのかなと思うんですけども。ここに来て、前からアナウンスされていた通り新アルバム『Evil Genius』を出しました。
なんて言ったってリードシングルが『Wake Up In The Sky feat. Bruno Mars』!
(DJ YANATAKE)あれさ、ブルーノ・マーズにしてはちょっと地味かなと思ってましたけど、どんどん後聞きでハマって来ちゃって。いまもDJで毎回かけるし、盛り上がる人もすごく増えてきて。いい歌ね。すごいね、ブルーノ・マーズね。
(渡辺志保)で、今日ここでかけたいのは……ブルーノ・マーズの曲は前もかけたからね。今日、ここでかけたいのはリードシングルとして11月15日に発表になっていたんですけれども、『I’m Not Goin’ feat. Kevin Gates』という曲をかけたいと思います。他にもね、Moneybagg Yoとやっている曲とかクエヴォとやっている曲も……あと、21サヴェージとやっている曲もすごくハード! 悪いわね!っていう感じでよかったんですけど、リードシングルになってたこの曲、私もすごいコーラス部分が癖になるなと思っていて。
で、このリリックでもですね、「Northern people come ‘round me, flex, start talkin’ Southern now」っていうことで。「北の方から人々が南(サウス)の方にやってきて、いまはもうこのサウスのヒップホップのことばかり話してるんだぜ」とか。で、「俺は新しいパフ・ダディ。50セント、もしくはベイビー(バードマン)、もしくは(ドクター・ドレーと一緒にアップルを仕切っている)ジミー・アイオヴィンだ」みたいなことをラップしていて、いい意味で非常に調子の良いグッチ・メイン節が聞けますよということです。
ちなみにアルバム『Evil Genius』の中ではこの『I’m Not Goin’』の次に、ブルーノとやっている『Wake Up In The Sky』が収録されていて。すごくこの『I’m Not Goin’』のマイナーなトラックから、いきなりブルーノ・マーズの爽やかなコーラスがバッと始まるので。そこのギャップもちょっとコントラストも面白い感じになってますので、ぜひアルバム『Evil Genius』を聞いてみてください。では、ここで聞いていただきましょう。グッチ・メイン feat. ケヴィン・ゲイツで『I’m Not Goin’』。
Gucci Mane『I’m Not Goin’ feat. Kevin Gates』
はい。いまお聞きいただきましたのは発売されたばかり。グッチ・メインの新しいアルバム『Evil Genius』から『I’m Not Goin’ feat. Kevin Gates』でした。大事なことを言うのを忘れてたわ。この曲はバース1がケヴィン・ゲイツだったんですね。みんな、ケヴィン・ゲイツのラップはどうだったかな? ケヴィン・ゲイツもね、今年は出所してから『Luca Brasi 3』っていうミックステープを出していましたけども。ケヴィン・ゲイツもね、ヒット曲がたくさんあるから、次のアルバムが早くも楽しみだなという感じです。
<書き起こしおわり>