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プチ鹿島 ネットニュース読者の見出ししか読まない傾向を語る

プチ鹿島・荒川強啓・青木理『芸人式新聞の読み方』を語る YBSキックス
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プチ鹿島さんがYBS『キックス』の中でネットニュースの見出しだけを読んで、記事の中身を読まないという傾向についてトーク。市川紗椰さんが「BST」について書いた記事を見出しだけで判断した人たちによってコメント欄が荒れた話などを紹介していました。

芸人式新聞の読み方

(プチ鹿島)いろいろと話したいことがあるんですけど、ちょっとこの記事を紹介しましょうか。11月21日の朝日新聞なんですが。「ニュース、私好み。配信続々」っていうそういう記事なんですね。要はスマホ向けのニュースアプリなどで人工知能(AI)が利用者がなにをよく読むか?っていう傾向にあわせてニュースを配信するパーソナライズ(個別化)が急速に進んでいるっていうんですよ。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)で、これをいま考えている会社によると……いちばんびっくりしたのはここ。このニュース自体、AIが個々人に合わせてニュースを配信するっていうのも驚いたんですが、その次です。これをやろうとしている会社によると、「この2、3年、ニュースのトップ面を見るだけで個別のニュースをクリックしない人が目立ってきた」っていう。

(塩澤未佳子)ああ、じゃあもう見出しの先を読まないっていうこと?

(プチ鹿島)そう。これ、びっくりしました。っていうのは僕、新聞とかをいろいろと利用したり楽しんでいるので、たまに講演会とかにも呼ばれるんですよ。まあ、僕は漫談ライブだと思っているんですけどね。いろんな例を挙げて「楽しく新聞を読もうよ」っていう、そういうのをやらせてもらっているんですけども。そこでよく挙げているのが、新聞は電子版で読んだとしても、「紙面ビューアー」っていうのがあるんですよね。僕はあえてそれで読むようにしているっていう。紙面ビューアーっていうのは要は紙の新聞と同じように……いろんなニュースを並列にするんじゃなくて。

(塩澤未佳子)どこにどんな記事があって、どのぐらいのボリュームで……っていうのがわかるっていう。

(プチ鹿島)それで読むようにしているんです。タブレットの電子版でも。というのは、それがあると、一面にどのニュースを持ってきているとか。新聞社によって、当然一面に違いがあるし。もっと言うなら、その隣とか、二面、三面とめくっていってもいいんですけど。興味がないニュースもなんとなく目に入るんですよ。

(塩澤未佳子)そうですね。

(プチ鹿島)それが新聞の雑多ないいところだと思っているんです。ネットのニュースだとどうしても並列で来るでしょう? で、自分が好きなニュースをクリックして読むだけだと、それは自分の好きなものしか読んでいないから。だから僕はあえて新聞の紙面をパッと見る。そっちの方がいいんですっていう風によく言うんですよ。講演会とかで。だけど、これを読むと、もう並列したネットニュースを好きなものを読むまでも行っていないっていうことなんですよ。

(塩澤未佳子)ああ、そこもしない?

(プチ鹿島)つまり、見出しだけを見て、個別のニュースを読まない。見出しだけを見て、なんとなく。

(塩澤未佳子)わかった気になる。

(プチ鹿島)これ、僕は新聞の読み方でも「見出しだけを読む」っていうのはありだと思うんですよ。でも、朝の忙しい時にはそれをやって、あとでもう1回、戻ってくる。それでさらにその記事を読むっていう、そういう読み方は僕、いいと思うんですが。見出しだけだと、特に……結構ネットだと、クリックをさせたいから変化球の煽り系の見出しもあるから。特に僕は中身を読まなくちゃいけないと思うんですよね。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)だけど、クリックしない人が目立ってきたっていう。

(塩澤未佳子)そうなってきたんですか。

(プチ鹿島)だからこそ、じゃあもう絶対にクリックしてもらうようにAIがその人の閲覧傾向とかを見て、かならず読んでもらえるであろうニュースを配信するっていうんですよ。まあ、これもすごいことですよね。「はー!」って思いますよね。だから僕が言っている、あえてフラットに「この新聞はこれを持ってきているのか」「あの新聞はこれを持ってきているのか」っていう風に見るのとは逆の読み方ですよね。

(塩澤未佳子)本当。真逆ですね。

(プチ鹿島)だからこれ、「へー!」って思ってしまったんですよ。で、これを頭に置いておいていただいて、次の話題に行きます。市川紗椰さん。いらっしゃるじゃないですか。モデルでタレントで、キャスターもやられていて。去年、『ユアタイム』という番組に僕も出させていただきました。お世話になりました。その市川紗椰さんに関するニュースなんですが。「市川紗椰、BTS問題でとばっちり。BST紹介でなぜか炎上」っていう、そういう記事があったんです。

(塩澤未佳子)うん。

(プチ鹿島)これ、どういうことかというと、市川紗椰さん、すごく多彩な趣味をお持ちの方で。鉄道からなにから、もうとにかく詳しいんですよ。ガンダムから。

MAKIDAIと市川紗椰 ガンダムを語り合う
EXILEのMAKIDAIさんがTBSラジオ『ザ・トップ5』に出演。市川紗椰さんと、大好きなガンダムについて語り合っていました。

(塩澤未佳子)お相撲から。

(プチ鹿島)お相撲も。だから挙げたらキリがない。で、週刊プレイボーイでコラム連載を持っているんですよね。僕もよく読んでいるんですけども。そこで11月26日号のコラムでは「BST」というロックバンドの魅力を熱弁した。BST(Blood, Sweat and Tears)っていうのはアメリカのロックバンドなんですよ。60年代から70年代に活躍したロックバンドなんですよね。

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Blood, Sweat & Tears『Spinning Wheel』

で、最近ほら、「BTS(防弾少年団)」ってあったじゃないですか。韓国の、メンバーが原爆のTシャツを着ていたっていうので「あれはなんだ!」っていうのですごく問題になったじゃないですか。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)で、この市川さんのプレイボーイのコラムが紙だけじゃなくて、ヤフーニュースなどデジタル版でも配信されたんですよ。まあ、人気コラムってそうですよね。雑誌とか、いまそういう風にやっていますよね。そしたら、コメント欄が荒れ模様となったっていうんですよ。どういうコメントがついたのか? これはBLOGOSの記事を読んでいるんですけども。「被爆者を嘲笑する原爆Tシャツ。日本人として絶対に許せません。ファンの若い人達は少しは歴史を学んでみたら如何かと思います」。あとは、こんな意見。「原爆を肯定する様なTシャツを、平気で意図的に着ていた事が問題である。日本人としては到底容認出来る行為ではない」。こういうコメントが……。「そんなグループを紹介するとは何事だ!」っていうコメントがズラーッと並んだんですよ。

(塩澤未佳子)はー。

(プチ鹿島)ところが、読んでみれば僕がいま紹介したようにわかるんですけども。市川紗椰さんは「BTS」を紹介したわけじゃなく、「BST」を紹介しているんですよ。コラムを読めばわかるんです。なぜなら市川さん自身も「最近の韓流アイドルグループの影に隠れている不運なバンドです」って。「名前が似ているから不運です」って書いているんですよ。つまりこれ、どういうことか?っていうと、コラムを読んでいないんですよね。読んでいたとしても、パパーッてなって、BTSと間違えているわけですよ。だけどちゃんと「アメリカのロックバンドだ」って紹介しているのに。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)これ、さっきの「クリックしない」っていうのにもびっくりしましたけども。だからいかに見出しだけしか読んでいないか。さらに笑ってしまうのは、見出しだけを読んで、評論家のように御大層なコメントを……「いかがなものか?」ってコメントしているけど、「お前、間違っているよ」っていう。

(塩澤未佳子)そうですよね。はー。

(プチ鹿島)原爆じゃなくて誤爆なんですよ、この場合。間違っているよ!っていう。これ、びっくりしましたねー。僕、どんどんコメントや発信をするのはいいと思いますけど、だったらやっぱり元となるネタをちゃんと調べて読んだら?っていう。

(塩澤未佳子)読まないとできませんけどね。

(プチ鹿島)なんで原本に当たらないの?って思いません? だから逆に言えばヤフーニュースのコメント欄っていうのはそういう迂闊なコメントがたくさんあるから、読む価値がないと言えばそれまでなんだけど。でも、びっくりするよ。これ、いまのひとつ、切り取った事象が見えるのかなって思うんですけどね。ちょっとこの2つの話題、びっくりしました。

(塩澤未佳子)へー!

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「新聞を利用する」

(プチ鹿島)でも、逆に言えばこういう時、僕は言いますよね。新聞を信じろとか新聞に全乗りしろとかいうんじゃなくて、利用すればいいっていうそういうスタンスなんですよ。だって、「いつ誰がなにをどこで」とか、誰が発信しているのとか、みんなこういうニュースがあれば気にするじゃないですか。真っ当な人はね。「これを簡単にリツイートしていいのだろうか?」とか。面倒くさいですよ。でも、そういう時にたとえば「これは読売新聞に載っているんだな」「これは産経新聞」「これは毎日新聞」「これは朝日新聞が発信しているんだな」って。じゃあ、それぞれの新聞社のプロの人たちが裏付けを取って流している。万が一誤報があれば訂正をするはずですから、そこは僕、利用をすればいいと思うんですよ。

(塩澤未佳子)うん。

(プチ鹿島)お互いの主張や論説は違いますけども、事実関係は僕の代わり、塩ちゃんの代わりに取材をして載せてくれるわけだから。そこは安心ですよね。っていう僕のやり方が逆にどんどんどんどん美味しくなるのかね?

(塩澤未佳子)ああーっ、そうですよ。だからすごく貴重に……。

(プチ鹿島)だからこういう話題、どんどん増えればいいと僕は思っているんですよ。僕がどんどん少数派になるっていうことは、それだけまあ……あんまり大きい声では言えないけど、(小声で)美味しいわけですからね。

(塩澤未佳子)フフフ(笑)。目立ちますか?

(プチ鹿島)びっくりしましたね。

(塩澤未佳子)本当、そんなことになっていますか。

(プチ鹿島)まず特に、なにか批判的なコメントをするんだったら、まず逆に何が書かれているのか? 全部絶対に読んで、背後関係とか前後とかを調べないとマズいと思うんですけどね。

(塩澤未佳子)恥ずかしいと思いますけどね。後々の。

(プチ鹿島)恥ずかしい。そう。その言葉なんです。恥ずかしいんです。恥ずかしい。恥ずかしいな……。恥ずかしいラジオ、やっていますけども。そんなことを思った。

(塩澤未佳子)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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