安住紳一郎 マスクを語る

安住紳一郎 マスクを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中でインフルエンザの流行とマスクについて話していました。

(安住紳一郎)そして、今週は火曜から金曜は晴れ。ただ、冬本番の寒さが続きます。土曜日に雨が降る見込みです。いまのところ、雪にはならなそうだということです。今週は土曜日に雨という予報になっています。インフルエンザも流行っていますし。しかも、ピークなのかな? と思ったら、ピークはまだこれからだということらしいですからね。さらに増えるという。びっくりですね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)もう、今年のインフルエンザは喉に来るんですか? すぐに……

(中澤有美子)痛みが?

(安住紳一郎)痛みがっていうか……

(中澤有美子)喉が声枯れみたいな?

(安住紳一郎)そうですね。テレビ、ラジオを見ていても、「あっ、この人も鼻声だ。あ、あの人も!」とかね。そうですもんね。「小池都知事まで鼻声だな」なんて思ったり、年末にしましたしね。学校の先生やら、お仕事やら、営業マンやら。声が枯れていると、ちょっと普段の調子が出ないっていう方は大変ですよね。営業マンなんかは特にね、ちょっと風邪声だったりしますとね、営業先のみなさんから「いやいやいや……」みたいな。「風邪の菌を持ってこられても……」っていう感じですからね。強い気持ちで治したいと思いますしね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)学校の先生は生徒に「うがい、手洗いをしなさい」って言っている先生が鼻声だと、「これはちょっと困ったな……」っていう気がしますしね。

(中澤有美子)そうでしょうね。言われちゃうよ。

(安住紳一郎)そうですよね。まあ、全員そうですよね。不寛容な時代ですからね。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

風邪に不寛容な時代

(安住紳一郎)いやいや、本当ですよ。風邪を引いている人への風当たりが年々厳しいですもんね。「おおう」って思いますもんね。

(中澤有美子)本当に。表面上はいたわってそうでいながら、自己責任みたいな空気を出してくる人、いますからね。

(安住紳一郎)そうですよね。「はあー、風邪引いてらっしゃるんですか……」みたいなことですよね。やっぱり不寛容な時代になりましたね。

(中澤有美子)本当ですよね。生きづらい。

(安住紳一郎)いま、あれですもんね。学校にインフルエンザなのに来ると、他の生徒に伝染す可能性があるからっていうことで。親としてもどうなんだ?っていうようなことになったりするんですよね。

(中澤有美子)ああ、そうかー。

(安住紳一郎)まあ、それはそれで大事なことなんですけどね。

(中澤有美子)うんうん。そうですね。皆勤賞ばかりが褒められないっていうね。

(安住紳一郎)そうですよね。あとは、「風邪だ」という風に思われると困るということで。「これは実は風邪じゃないんです。副鼻腔炎なんです」っていうね。それも大変なんですよね。

(中澤有美子)頑なに否定するっていう(笑)。

(安住紳一郎)「もう1日に何回も言わなきゃいけないんだよな……」みたいなことになりますもんね。「あ、これ風邪じゃないんです」って。「どうしたんですか、安住さん。マスクで?」「いや、これね、風邪じゃないんですよ。ただ口が臭いだけなんです。すいません」なんて……

(中澤有美子)それは止めた方がいい(笑)。

(安住紳一郎)いやいや、でもほら、理由がありますでしょう? 実は口の周りにできものができてしまって。それを隠すためのマスクみたいな。で、いちいちそれを見せて。「違うんですよ、ほら。見てください。ほら、口唇ヘルペス」なんて。違うんだ、なんていうのもあるしね。いやー、不寛容だなと思って。ふぅー、厳しい。うーん。ふぅーっていう感じになりますね。大変です。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)あと、そのマスクの装着がね、随分と日常的なものになってきましたもんね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)あれはもう、風邪を引いている人も、引きたくない人も。あと、顔を小さく見せたい人も、もう全員がマスクっていうね。いいことだと思いますけどね。

(中澤有美子)そうそう(笑)。メイクをサボりたい人も(笑)。

(安住紳一郎)どんどんね、マスクが大きくなりますしね。昔ながらの小さいガーゼ型のマスクをしているおじさんを見ると、ちょっといまもう笑っちゃうぐらいになっちゃって。「ちいさー!」って思いますもんね。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)毎回洗濯するタイプのね。「ああー、ちっちゃい! 眼帯かな?」って思っちゃう時、ありますもんね。あれ、昔はあのサイズでしたよね。口だけ。

(中澤有美子)そうでした(笑)。そうでしたよね。「鼻まで覆いなさい!」とか言われてね。

(安住紳一郎)そうですね。びっくりしますけどもね。マスク。みなさんは知ってますか? マスク。いま、なんかいろいろありますもんね。マスクをずっとしていると、自分の吐いている息がこもるので、ちょっとそれの匂いがダメになるっていう人がいるみたいですね。そういう人に向けて、マスクにちょっとスプレーをシュシュッとするんですよね。そうすると、いい香りっていうか、不快ではない状態が長らく続くっていう、そういうのもあるみたいですよ。私、これいただいたんですけど、なかなかよかったですよ。たまにやってますけどもね。

(中澤有美子)うーん。黒いマスクとかも結構あります。怖いですね。何か。

(安住紳一郎)そうですよね。あとは、長らくマスクをしていると、マスクをしたままコーラを飲もうとしている人をこの前見ましたけども。びっくりしてしまいましたね。

(中澤有美子)そうですか(笑)。

(安住紳一郎)マスクをしたまま、缶コーラを飲もうとして、マスクが水浸しっていうか、そんな感じになっちゃっている人もいましたし。あと、私の話ですけども、マスクをしたままツバを吐いたことがありますからね。びっくりしましたね。洗面所にちょっと溜まっちゃったんで、ペッとね、やるはずだったんですよ。そしたら、マスクしたままでペッてやったら、「○×△※×!」って。

(中澤有美子)またそんな話になっていますけど、いいんですか?

(安住紳一郎)なにがですか?

(中澤有美子)あの、そういう話の方向で大丈夫ですか?

(安住紳一郎)私ですか? ……私はですね、こういうような生活の小さな出来事をベラベラと話すために東京に出てきたんじゃないんだよお!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)ごめんなさいね(笑)。すいません。

(中澤有美子)そこがいいところなんですけどね(笑)。

(安住紳一郎)いえいえおかしいですね。本当はもうちょっとね、高尚な番組をやるぞっていう理想のもとに……おかしいですね。ごめんなさい。こんなことばっかり話して。失礼いたしました。

<書き起こしおわり>

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