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宇多丸「『カメラを止めるな!』はパクリだ」FLASH釣り見出し問題を語る

町山智浩 『カメラを止めるな!』を語る アフター6ジャンクション
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宇多丸さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で映画『カメラを止めるな!』について写真週刊誌『FLASH』が「パクリだ」と報じた件についてトーク。記事の内容に即していない釣り気味の見出し問題について話していました。

(宇多丸)あと、ちょっと大急ぎで触れる感じになっちゃいますけども。今日はカルチャーニュースとしてこの番組としても触れないわけにもいかない話題が。写真週刊誌『FLASH』でですね、『カメラを止めるな!』。この番組でも取り上げて。

(宇垣美里)私も見に行きました。

(宇多丸)僕も大絶賛しましたけど。それになんと、これは週刊誌『FLASH』の見出しですよ。「『カメラを止めるな!』はパクリだ。原作者が怒りの告発」っていう記事が載って。要は脚本・監督の上田慎一郎さんもインタビューでも……この番組に来た時にもおっしゃっていましたけど。アイデアの元になった、インスパイアされた舞台があって。2011年から2014年までやっていた劇団PEACE。そこの舞台『GHOST IN THE BOX!』にインスパイアされましたと。で、原案としてクレジットされているというのがあったんですけども。

(宇垣美里)はい。

(宇多丸)その劇団を主催されていた和田さんという方がクレジットに関して原案ではなくて原作にしてほしかったというようなことでクレームを……という。だからこれ、僕の意見をチャチャッと軽く言うならば、やっぱり『カメラを止めるな!』という作品の優れたところはその基本構造のアイデアもさることながら、やっぱり細部のセリフとか伏線とか、それこそ役者さんのワークショップに基づいて当て書きした生き生きとした脚本であるとか。ディテールやアイデア1個1個の詰めが、細かいところの詰めがよく出来ているというのが僕は『カメラを止めるな!』のすごいところだと思うので。

(宇垣美里)うん。

(宇多丸)しかもそれをワークショップで各役者さんに当て書きして、どんどんどんどん脚本をブラッシュアップしていった上田さんからすると、「いや、これはやっぱり原作というよりは原案でしょう?」っていうのもわかるし。ただ、一方でその元の舞台もやられていた和田さんの――ちょっと行き違いもあったんですかね?――気持ちとしては納得できないみたいなのも……。

(宇垣美里)やっぱり大切な作品だからという気持ちもわかるので。本当にどこが落としどころとして。

(宇多丸)そう。だからお互いに悪気はないという部分も含めて、丸く収まってほしいけど。僕が嫌なのが、見出しが「『カメラを止めるな!』はパクリだ。原作者が怒りの告発」って……「パクリだ」なんて和田さんも言っていないですよね?

(宇垣美里)ねえ。だからキャッチーさを求めるのはわかるんですけど、内容に即してはいないですよね。

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内容に即していない釣り見出し

(宇多丸)しかもこれは記事を書いている記者も明らかにパクリなんていう内容じゃないのはわかった上で釣り的な見出しを……これ、よくネットとか週刊誌とかであるじゃないですか。釣り的な見出しって。いや、東スポならいいけどさ。それはユーモアがあるから。でも、これはさ、もうマジでこういうの、やめようぜ!

(宇垣美里)知らない人はびっくりしちゃいますよね。

(宇多丸)だし、これがあるから……それこそ週刊誌自体、首を絞めているようなもんじゃない? 「どうせ釣るためならなんでもするんでしょ?」って。で、実際に読んでみたら中身は大したことないみたいなさ。

(宇垣美里)でも本当にね、そういう風にすることによってその価値自体をさげているのかもしれないな、なんて。

(宇多丸)要は俺が言いたいのは見出し、なんなの、これ?っていう風に思いますね。

(宇垣美里)たぶんボタンの掛け違いというかね、お互いの思いの強さのあまりっていうところですから。どこが落としどころになるのかな? という感じはしますけど。

(宇多丸)とはいえ、だからその「パクリだ」とか……。

(宇垣美里)あと、映画を見ていない人はこの記事、読んじゃダメだと思う(笑)。

(宇多丸)ああ、そう。これがね、記事そのものが全く配慮のないネタバレになっているらしいので、見ない方がいいと思います!

<書き起こしおわり>

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