オードリー若林とDJ松永 DJのつなぎを語る

オードリー若林とDJ松永 DJのつなぎを語る オードリーのオールナイトニッポン

(若林正恭)(電話をかけて)あ、出た。

(DJ松永)もしもし?

(若林正恭)あ、もしもし。

(DJ松永)お疲れ様です。

(若林正恭)オードリー若林です。あの、松永くんっていま、電話してて大丈夫?

(DJ松永)大丈夫です、大丈夫です。

(若林正恭)ラジオでいま、話していて。ラジオ、聞いてないよね?

(DJ松永)これね、あのー、寝落ちしていたんですよね。いま、電話で起きました。

(若林・春日)アハハハハハッ!

(若林正恭)あ、全然大丈夫なんだけど。

(DJ松永)どういうお話だったんですか?

(若林正恭)松永くんってさ、DJやっていて日本で2番目に上手いってよくラジオで言っているじゃない?

(DJ松永)フフフ(笑)。いや、自分からは発信していないんですけど。

日本で2番目に上手いDJ松永

(若林正恭)いや、自分で言っているよ。松永くん、日本で2番目に上手いって。

(DJ松永)まあ、自分では「死ぬほど上手い」って言っています。

(若林正恭)ああ、そうだよね。で、いまサトミツがDJのターンテーブル買ってやっているじゃない?

(DJ松永)やってます。

(若林正恭)で、松永くんみたいにトラックを作ったりする人がすごいのは本当に俺もわかる。「すごいな」ってわかるのよ。で、その「曲と曲とをつなぐ」っていうのがあるじゃない? これ、誤解しないで聞いてほしいんだけど、その人が作った曲から人が作った曲につなぐんだもんね?

(DJ松永)そうです。

(若林正恭)それは、やっぱりすごいの?

(DJ松永)うーん、すごくない。

(若林・春日)フハハハハハッ!

(春日俊彰)すごくないんだ(笑)。

曲をつなぐだけではすごいDJではない

(若林正恭)ええっ、ちょっ、D松さん!(笑)。すごくないの?

(DJ松永)すごくない(キッパリ)。

(若林正恭)えっ、すごいDJっていうのは何がすごいの?

(DJ松永)一言で言うのは難しいんですけどね。

(若林正恭)で、松永くんはDJとしてすごいんでしょう?

(DJ松永)そりゃあもう、とんでもないですよ。

(若林正恭)フハハハハハッ!

(春日俊彰)それはさ、なにをもってすごいわけ?

(DJ松永)だから上手すぎるんです。

(春日俊彰)「上手い」っていうのは何が上手いの? 俺、全然わからなくて。知らなくてさ。DJさんの。「DJさん」って一言で言ってもいろんなタイプがいるんでしょう?

(DJ松永)いっぱいいるんですよね。

(若林正恭)「曲を選曲する順番がすごい大事なんだ」っていう人がいるのよ。それはやっぱり大事なんでしょう? クラブで。

(DJ松永)そうですね。クラブDJの場合はそうですね。

(若林正恭)ああー。

(DJ松永)その場に合わせたような、お客さんが求めているような。クラブの現場が求めているような曲を流すわけですよ。

(若林正恭)じゃあ、曲と曲をつなぐのは……。

(DJ松永)そこだけ取り出したら全然すごくない。

(若林正恭)フハハハハハッ!

(DJ松永)何もすごくない。

(若林正恭)えっ、そんなじゃあ俺たちみたいな素人が「すごくない」って思っちゃってもいいの? それは。

(DJ松永)それを素人の方が思っていかないと図に乗るだけですから。

(若林正恭)フハハハハハッ!

(春日俊彰)「図に乗る」(笑)。ずいぶん言い方が強いじゃん!

(DJ松永)まともに楽器も演奏できないで曲をつなぐだけの人たちがアーティスト面するってなんかね。しかも楽器が演奏できる人と同じような態度でいても困るので。曲をつなげるだけっていうのは……うん。おこがましい!って感じてもらわないといけないので。

(春日俊彰)DJ松永は違うの?

(若林正恭)DJ松永はトラックを作っているから。あと、スクラッチとかもめちゃくちゃすごい。

(DJ松永)そうなんですよ。

(春日俊彰)音を生み出しているっていうこと?

(DJ松永)そう。演奏するんです。スクラッチとかするわけです。

(春日俊彰)それはもう、演奏になるんだ。

(DJ松永)そうなんです。

(春日俊彰)ああ、楽器なんだね。ターンテーブルが。

(DJ松永)ありがとうございます。

(若林正恭)たとえば芸人さんとかでもDJやっている人がいるじゃない?

(DJ松永)おられます。

(若林正恭)で、つなぎ方が一連の流れで……「つなぎ方、最高だったね。上手いね」みたいなことは、粒立てて言うとそんなでもないっていうことになっちゃうの?

(DJ松永)芸人さんがDJをされて「つなぎ上手いね」って褒められているっていうところが?

(若林正恭)うん。どういう感じなのかな?って。もう芸人だけじゃないんだけど。

(DJ松永)ああー、つなぎ1個を褒めるっていうことはあまりないかもしれないですね。全体の……クラブプレイですから。全体のプレイがよかったね、みたいな話をするだけで。1個の曲と曲とのつなぎを褒めるっていうのはあんまりないかもしれないです。

(若林正恭)ああ、なるほど。じゃあ「つなぎ、すごい上手いね」とか「よかったね」って言う人に対してはビビらなくてもいいのね。俺たちは。

(DJ松永)全くビビる必要ないです! 何もビビる必要ないんじゃないですか?

(若林正恭)ああ、なるほど。

(DJ松永)うわっ、ヤベえ! 寝落ちしなきゃよかった。マジで前後がわからない……。

(若林・春日)フハハハハハッ!

(春日俊彰)でも、こういうことよ。DJさん、我々知らなすぎるなっていう。

(若林正恭)いや、俺らが無知だから。それは申し訳なかった。いま、目が覚めたね。松永ね(笑)。

(DJ松永)いま目が覚めて、俺。タイムフリーで聞いてこれ、めっちゃ後悔するだろうなって思ってるんすよ(笑)。

(若林正恭)フハハハハハッ!

(DJ松永)前後を把握していたら絶対に俺、言うことあったろうに。うわっ、悔しいわ。なんなの、これ?

(若林正恭)でも、日本2位の人が言うんだから信じてもいいもんね。

(DJ松永)本当ですよ。

(若林正恭)日本2位なんでしょう?

(DJ松永)そうですね。もう2位も恥ずかしいんですよね。

(若林正恭)アハハハハハッ! 先週、なんか曲を作ってくれるっていう話だったから。

(DJ松永)ああ、もうありがとうございます。

(若林正恭)こちらこそ、ありがとうございます。ちょっとすっきりしました。それが聞きたくて。

(DJ松永)ああ、本当ですか。

(若林正恭)うんうん。もうビビらなくていいなって思って。安心したよ。こっちも。

(DJ松永)本当ですか。よかったです。

(若林正恭)じゃあまた。前後聞く必要ないからそのまま寝ちゃってね。

(DJ松永)アハハハハハッ! うわっ、めっちゃ悔しい!

(若林正恭)大丈夫だから。じゃあ、おやすみなさい。

(DJ松永)アハハハハハッ! 悔しい! おやすみな……。

(若林正恭)(ガチャ切りする)。フハハハハハッ!

(春日俊彰)寝るんだ(笑)。なるほどね。

(若林正恭)いや、さっき奥田さんとヒロシと3人でビビってたのよ。「本当、わかんないっすね」って、3人で。「なんかあるんでしょうね。何かを合わせるとか」「やめときましょう、この話は」っていうのをしていたんだけど。わかんないから。こっちは。

(春日俊彰)3人とも知識がないからね。それは変な形で着地してしまうよりはいま、聞いた方がよかったよね。DJさんに聞いた方が。

(若林正恭)俺たちの意見じゃないもんね。DJ松永が言ったんだから。

(春日俊彰)そうだね。

(若林正恭)いやー、ヒリヒリしましたね。本当にね。電話はヒリヒリするなー! 本当、アポなしで電話するのはヒリヒリするね。

(春日俊彰)まあまあ、そうだね。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました