プチ鹿島『芸人「幸福」論』を語る

プチ鹿島『芸人「幸福」論』を語る YBSキックス

プチ鹿島さんがYBS『キックス』の中で31組の芸人を取材した著書『芸人「幸福」論 格差社会でゴキゲンに生きる!』を紹介していました。

芸人「幸福」論 格差社会でゴキゲンに生きる!

(プチ鹿島)ご報告がいろいろありまして。本当にたくさんあるんですよ。最初、これ大事でございます。私の新刊が出ました。

(塩澤未佳子)そうですね!

(プチ鹿島)はい。『芸人「幸福」論』ということでして。これは『CIRCUS MAX』という雑誌がありまして、そこで2ヶ月に1回連載をしていたんですね。芸人が芸人にその半生を聞くという、6年続いた連載なんです。

(塩澤未佳子)長かったですね。

(プチ鹿島)言ってみればライフワークというかフィールドワークみたいなものですよね。だからやっぱり芸人だからこそ聞ける話ってあるじゃないですか。楽屋でもね。静かな感じで話しているんだけど気になっている……「今回の芸ってどんなきっかけで?」とか、技術的なこととか。転機のこととかね。そういうのが一冊にまとまったんですよ。これをやってみたら、やっぱりきれいに2つに分かれるんですよね。

(塩澤未佳子)ふーん!

(プチ鹿島)「こういうきっかけ、プレゼン、見せ方、考え方を変えたら売れたんです」っていう。本当に芸人だけじゃなくてお仕事をしている人が読んだり聞いたりしてもためになるような、「ここまで戦略を練っていたのか!」っていう。ハリウッドザコシショウさんなんか、そうですね。鳥居みゆきさんなんていうのもそうです。そういう風に見えない人たちに限って。

(塩澤未佳子)へー!

(プチ鹿島)まあ、それは本をいただければ。で、一方で「この人たちはなんで毎日ゴキゲンなんだろう?」っていう。格差社会って言われている世の中じゃないですか。特にお笑い界なんか、そうですよ。世の中的にはこれからなんですけど、なぜかいい歳になっても毎日ゴキゲン。「なんでですか?」って聞いたら、意外な過去があったりとかね。たとえば冷蔵庫マンっていう……まあ、ご存知ないでしょうけども。ダンボールをかぶって冷蔵庫に見立てて冷えたギャグを言うおじさんがいるわけですよ。

(塩澤未佳子)アハハハハハッ!

(プチ鹿島)もう僕、出会った時には30をすぎていたんです。もう20年ぐらい前。だってオバマ前大統領と同い年なんですから。僕よりもずっと年上で。だけど、いつも楽しそうなんですよ。で、フッと芸人の飲み会で「飯塚さん(冷蔵庫マン)っていつもお元気ですよね。明るいですよね。なにか秘訣はあるんですか?」って聞いたら、「うん。昔ね、寝たきりの生活だったから」っていう。

(塩澤未佳子)へー!

(プチ鹿島)「えっ!?」ってなるじゃないですか。で、しかもそれは病気とかじゃなくてショックで。俳優を目指していて、文学座の試験を落ちて。で、1週間寝たら足が本当に……人間、1週間本気で寝込むと歩けなくなるんですって。それで入院して。厳しいお父さんから「もうお前、好きなことをしろよ」って言われて芸人の世界に入ったっていう。

(塩澤未佳子)うわーっ!

(プチ鹿島)まあ、そういう話を。本当にだからいろんなプレゼンっていうか、きっかけというか。いろんな人の半生も聞いてきましたけど、最後に僕の転機はなんだったのか? 僕のきっかけはなんだったのか?っていうのもたっぷり書かせていただいて……っていう。だからぜひ『芸人「幸福」論』……芸人としての幸福はなにか?っていうのが1冊に。

31組の芸人の人生

(塩澤未佳子)6年間だから本当にたくさんの方が載っていますよね。

(プチ鹿島)31組。大御所から……それこそM-1でインパクトを残したメイプル超合金とか。「この人たち、すげーな!」って思って。M-1の2ヶ月後にすぐに聞きに行ったんです。その時、「将来はどうなりたいのか?」みたいなことを聞いたら、それが全部いま実現しています。予告どおりで。

(塩澤未佳子)ええーっ!

(プチ鹿島)「文化人になりたい」って言っていましたからね。「いちばん時給換算でいいから」っていう。で、そういうのをハッタリで言う人がいますけど、「これは違うな」って当時思って。「この人はなんだろう? バケモンかな?」って思ってその思いをM-1の2ヶ月後に書いたんですけど、いままさにその通りになっているじゃないですか。

(塩澤未佳子)そうですね。出てますもんね!

(プチ鹿島)で、そのいろいろな……彼らなんかも合理的なんですよね。だから加筆して本に収めていますので。だからちょうど、男爵(山田ルイ53世)の本とセットで買っていただければ。ちょうどいい芸人本でいいんじゃないですかね。特に山梨の書店のみなさん、置いておいていただいて。

一発屋芸人列伝
Posted at 2018.6.21
山田ルイ53世
新潮社

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました