宇多丸さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でAIスピーカーと音楽サブスクリプションサービスで見つけたおすすめ曲を紹介。SALES『Talk a Lot』について話していました。
(宇多丸)ということで、私も音楽をまた選曲してまいりまして。例によって(ソニーのAIスピーカーで)サブスクリプションサービスでいろいろとサーフというか、「あなたへのおすすめ」みたいなので。で、今回ご紹介するのは先々々週ぐらいだっけな? ザ・セカンド・セックスっていうメガネかけたちょっとオタクっぽい感じのインディー・ロックっていうのかな? 打ち込みもやったりしますよね。そういう男の子。ちょっとメランコリックな雰囲気の歌ですごいよかったと思うんですけど、「セカンド・セックスを聞いたあなたにおすすめ」とかのラインだったと思うんだけど。
(日比麻音子)へー!
(宇多丸)こちらもインディー・ロックデュオで今日ご紹介するのはセールスっていうデュオ。例によって全然どんな人か知らないで、「ああ、この曲素敵!」なんて聞いていたんだけど……「デュオかい!」って。俺、女性歌手の名前かと思っていて。女の人のボーカルだったので。
(日比麻音子)男女?
(宇多丸)ローレンスさんというギター・ボーカルの女の子とジョーダンさんというドラムとプログラミング……で、このジョーダンさんはたぶんアジア系ですかね。ちょっと橋Pに似ている……。
(日比麻音子)あっ! 橋Pさんっぽい! たしかに(笑)。
(宇多丸)橋Pに似てるんだよ。このデュオ。高校時代から知り合い、フロリダ州オーランドを拠点に2013年ごろから本格的に活動という、まあインディー・ロックバンドみたいな感じ。で、今日おかけする曲は去年9月にリリースされた曲ですね。まあ、聞いてください。ちょっとかわいらしくも渋い感じもあって。インディー・ロック。セールスで『Talk A Lot』。
SALES『Talk a Lot』
(宇多丸)はい。素敵な曲でしょう? セールスの『Talk A Lot』。
(日比麻音子)素敵です。
(宇多丸)で、いまスタジオに橋本吉史プロデューサー、橋Pが乱入してきて。「ジョーダンさんに似ている件はうれしくない」みたいなことを言い出して。「いいじゃん、こんな素敵な曲で」って言ったら、「それは才能の話であって、俺が言われているのはルックスだからうれしくない!」とか怒鳴り散らして(笑)。
(日比麻音子)フフフ、まくしたてるように。
(宇多丸)まくしたててスタジオを出ていくっていう。どう? ああいうの?
(日比麻音子)番組のことで怒るとことかはないのに、すごいジョーダンさんに似てるっていうところだけめちゃくちゃ怒ってくるという。
(宇多丸)なんなの? 調子こいてんじゃないの? みなほと結婚して。ちょっと。
(日比麻音子)あらっ、おおっと?(笑)。
(宇多丸)「俺はそういうじゃないから!」みたいな(笑)。
(日比麻音子)似ていますもん。ジョーダンさんに。ねえ。
(宇多丸)でもこの見た目も素敵だと思いますけどね。ジョーダンさんね。
(日比麻音子)そうそう。なんか落ち着きのある、フワッとした……(笑)。
(宇多丸)フワッとした(笑)。まあとにかくセールスは他の曲もよかったです。なので興味ある方は聞いてみてください。
<書き起こしおわり>