ピエール瀧 日曜劇場『陸王』顔合わせにあっさり遅刻した話

ピエール瀧 日曜劇場『陸王』顔合わせにあっさり遅刻した話 たまむすび

ピエール瀧さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で日曜劇場のドラマ『陸王』出演についてトーク。スタッフ・キャストの初顔合わせでいきなり遅刻してしまった話などをしていました。

(外山惠理)で、瀧さん、もういいんですよね。言って。

(ピエール瀧)なんすか?

(外山惠理)日曜劇場の話って、いいんですか?

(ピエール瀧)日曜劇場……日曜カルピス劇場?

(外山惠理)違う! この前、『ごめん、愛してる』っていうドラマがあって、その最終回を見たんですよ。

(ピエール瀧)ああ、『ごめん、愛してる』。通称「ごめてる」ね。はい。

(外山惠理)嘘でしょう? そんなの誰が言ってるの?(笑)。ごめ……(笑)。

(ピエール瀧)うっかり信じる人、いるかな? と思って。「あ、昨日のごめてる、見た~?」って。

(外山惠理)そういう内容じゃないから(笑)。

(ピエール瀧)「見たてる~」。ねー。

(外山惠理)(笑)。ごめてる、よかったのにね。もっとその前に流行らせてくれたらよかったのに(笑)。

(ピエール瀧)流行らないでしょう。ごめてるは。

(外山惠理)で、その後に、今度からこういうドラマがやりますって。『陸王』。

(ピエール瀧)ああ、『陸王』。

(外山惠理)いま話題の竹内涼真くんが出るってちょっと話題になっていましたけど。なんか瀧さんが映っていてびっくりしたんですけど。「あれっ、瀧さんだ!」って思って。

(ピエール瀧)そうなんです。『陸王』に出るんです。

(外山惠理)日曜日に?

(ピエール瀧)そうね(笑)。日曜日のお茶の間のドラマの時間にこの顔でっかいくんが出るんですよ。はい。

(外山惠理)いやー、楽しみ。10月スタートですよ。

(ピエール瀧)竹内涼真くんとかとも絡む役ですかね。『陸王』って小さな小さな倒産寸前の足袋屋が起死回生の一手としてマラソンシューズを開発するっていう話なんですよ。で、足袋屋の主人公が役所(広司)さんという。社長役で。

(外山惠理)はい。

(ピエール瀧)で、僕はそのライバルというか相手の巨大企業ですよね。巨大なシューズメーカー、スポーツメーカーの日本支部の営業部長が僕が演じる小原っていう。

ライバルメーカーの小原営業部長

(外山惠理)すごいじゃないですか。でも営業部長か。大抵、偉くなるとあんまりいい人じゃないっていう感じがするけど。

(ピエール瀧)まあまあ、そうです。だから、主人公側から見ると、敵役。倒すべき敵です。小藪くんと一緒にやるんすよ。

(外山惠理)へー! 楽しみ。私、あんまりドラマを見ないんですけど、今回たまたま日曜日に見ていて。だから今度からも録画します。

(ピエール瀧)えっ、あんまり見ないのに、そのごめてるの最後の方だけは見るの?

(外山惠理)見るてる、見るてる(笑)。

(ピエール瀧)途中を飛ばしてさ、気持ち悪くない?

(外山惠理)違う(笑)。あのね、ごめてるは途中から見たんですよ。なんか韓国ドラマであるの。

(ピエール瀧)よく途中から見れるね。

(外山惠理)韓国ドラマであるんですよ。それで、最初は見るのを忘れていたんですけど、「始まってる!」って思って。で、わかったんで、大丈夫てる(笑)。

(ピエール瀧)大丈夫てる? あ、ごめてるは韓国ドラマが元で、それのリメイク?

(外山惠理)そういう感じで。

(ピエール瀧)ああ、そうなんだ。じゃあその韓国ドラマの方は見ていたんで、なんとなく「ああ、この人があの人ね。この人はあの人ね。いま、ここの場面だ」っていうのがわかるっていうことですか?

(外山惠理)そうてる(笑)。

(ピエール瀧)そうてる。それで、見たてると。なるほど。じゃあ、『陸王』も見るてるっていうことで。

(外山惠理)『陸王』はもう、最初から見ます。最初から見るドラマって実はあんまりないんですよ(笑)。

(ピエール瀧)ああ、なるほど。よく最初の方を飛ばして平気だね。

(外山惠理)一話目をだいたい忘れるっていうね。始まるのがいつかって、微妙にわかんないでしょう? 番宣でいっぱい人が出始めることはあるけど。

(ピエール瀧)いやいや、「始まりがいつかわかんない」って、改編の時期は年間4回って決まっているじゃないですか。だって。だいたいもう……あんた、局の人でしょう?

(外山惠理)そうなんですけど……。

(ピエール瀧)そしたらバカスカバカスカ、ポスターが貼ってあるじゃないですか。

(外山惠理)まあ、ねえ。

(ピエール瀧)ごめてるも貼ってあったでしょう?

(外山惠理)「ああ、新しいのやるんだな」ぐらいでいつもフーッて通り過ぎちゃうんですけど。最近は……昔は最終回が終わって次の週からドラマとか始まってませんでした?

(ピエール瀧)まあまあ、そうかもしれないですね。

(外山惠理)最近さ、間になんか……。

(ピエール瀧)ああ、改編時期のスペシャル番組みたいなやつとか。

(外山惠理)そう。ああいうのが入っちゃうからね。なかなか最初を見逃しちゃうっていう。

(ピエール瀧)それ、あなたの局がやってるんでしょ? だって。あなたが働いている局の方針で。

(外山惠理)私、一視聴者なんですよ。

(ピエール瀧)ドラマ班とかそっちにあんまり行くこと、ないですか? フロアというか。

(外山惠理)ないです。

(ピエール瀧)ないっすか。ああー、いや、そのドラマも結構すごかったですよ。本当に。最初の顔合わせ、あるじゃないですか。で、「今日は顔合わせですから」ってみんな集まるわけですよ。もうプロデューサーから監督から何からワーッて集まって。でっかい会議室に、総勢300人ぐらいいたんじゃないですかね。いろんなスタッフさんも含めて。

(外山惠理)そんなに!?

(ピエール瀧)で、こう、四角に長テーブルを並べて。向こうに役所さんがいたり、山崎賢人くんがいたりとかね。竹内くんがいたり、寺尾聰さんがいたりとか。ワーッて顔合わせやっているその時に、僕は軽々と遅刻しましたけどね。

(外山惠理)(笑)。ちょっと、なにやってんですか! えっ、前に仕事だったとかじゃなくて、本気の遅刻ですか?

(ピエール瀧)本気でちょっと遅れちゃったんです。15分ぐらい。

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(外山惠理)やだー!

軽々と15分遅刻

(ピエール瀧)でも、顔合わせだからザワザワしている感じかな?って思うじゃないですか。で、「いやー、15分遅れでやっと着いた!」って。(ドアを)キーッて開けたら、もう四角のところにみんなズラーッと並んでいて。みんなザッ!ってこっちを見て。「終わった!」って思いましたもんね(笑)。

(外山惠理)(笑)

(ピエール瀧)「わわわわわっ!」って思って。

(外山惠理)そういう時、どうするんですか?

(ピエール瀧)平然としていました。

(外山惠理)あ、もうそういう……心の中は「うわーっ!」って思うけど、平然とした感じで装うっていうことですよね。

(ピエール瀧)まあ、そこで平謝りをずーっとしてもさ。

(外山惠理)そうそう。わかるわかる。しつこくね。遅れちゃったもんは遅れちゃったからね。

(ピエール瀧)そう。しつこく、「すいません! すいません!」って意気消沈でシューンとしていてもさ、なんか雰囲気が悪くなるだけじゃないですか。だから「すいません!」っつって、あとは……おとなしくしてましたけどね(笑)。

(外山惠理)(笑)。へー! そんなに集まるんですか。人って。

(ピエール瀧)いや、だからそういう枠なんでしょう? なんか知らないですけど。すごいんでしょう? やっぱり日曜劇場。カルピスこども劇場。

(外山惠理)(笑)。えっ、『半沢直樹』って日曜劇場でした?

(ピエール瀧)『半沢直樹』、日曜劇場ですよ。

(外山惠理)あ、だからきっと……。

(ピエール瀧)「米騒動だ!」ってやつね。あれね。

(外山惠理)……そんなこと、言ってましたっけ?

(ピエール瀧)言ってないです。

(外山惠理)ちょっと!(笑)。

(ピエール瀧)うっかり飲み込むかなって。

(外山惠理)本当にね、いま、ああ……「そんなこと、言ってましたっけ?」って言っちゃったじゃない。

(ピエール瀧)なんすか?

(外山惠理)私、半分ぐらいしか『半沢直樹』、見てないんですよ。

(ピエール瀧)「半沢」だけに。

(外山惠理)そう(笑)。

(ピエール瀧)「全沢直樹」だったら全部見たけど。

(外山惠理)そうなの! 惜しかった!(笑)。

(ピエール瀧)「半沢直樹じゃあ、半分でいいんだな」っつって。なるほど。

(外山惠理)そうなんですよ。そしたら、「見てない」なんて言ったものなら、会社の中を歩けないぐらい。本当に。大変だったから。

(ピエール瀧)ああ、マジっすか。石つぶてをぶつけられるぐらいの感じの?

(外山惠理)本当にそう。「これは絶対に言わない方がいい」みたいな。

(ピエール瀧)ああ、そう? すっごいね。それをオンエアーで言っている感じ。

(外山惠理)そう。だから「ああ、言っちゃった」って思って。でも、大丈夫。全部本も読みましたから。その後に。そして、全部見ましたから。あ、全部は見ていないけど(笑)。

(ピエール瀧)全沢じゃないでしょう? 半沢でしょう?

(外山惠理)嘘言っちゃった。うん(笑)。

(ピエール瀧)だから、半沢の半分だからクォーター沢ですよね。要するに。

(外山惠理)(笑)。でも、ちゃんと東京の部とか大阪の部みたいなのがあって。ちゃんと変わったところから見たんで。開き直っている場合じゃないんですけど。でも、本は全部読んで。面白かったです。

(ピエール瀧)そうなんですか。

(外山惠理)だから日曜劇場ってきっとあれですよ。今回、すごく力が入っているんですよ。

(ピエール瀧)外山さん、だからまだいい方ですよ。僕、その日曜劇場のシリーズ、どれも見たことなんです。

(外山惠理)そうですか!

『日曜劇場』は見たことがない

(ピエール瀧)『下町ロケット』もそう?

(外山惠理)『半沢』もないの? じゃあ、無沢?

(ピエール瀧)ノー沢です。

(外山惠理)ノー沢(笑)。ちょっと!

(ピエール瀧)僕はノー沢直樹。外山さんはクォーター沢直樹でしょう。だから、いま。

(外山惠理)私も「ちょっと!」とは言えないですよね。

(ピエール瀧)ということなんで。

(外山惠理)あ、そうそう。『下町ロケット』もそうですよ。

(ピエール瀧)『下町ロケット』もそう?

(外山惠理)で、『下町ロケット』が終わって、『ごめん、愛してる』だったんじゃない?

(ピエール瀧)ごめてる?

(外山惠理)「間に入っている」って(笑)。

(ピエール瀧)警察のやつ、なかったっけ? 警察のやつ、ない? あ、『小さな巨人』。

(外山惠理)『小さな巨人』、見た!

(ピエール瀧)ずっといま、頭の中に『西部警察』って(笑)。全然違った(笑)。『半沢直樹』『下町ロケット』『西部警察』『ごめん、愛してる』って(笑)。

(外山惠理)違う(笑)。そうそう。『小さな巨人』は見ました。

(ピエール瀧)ああ、あのへんをやっている枠なんでしょう。だから、いまみんなが見る枠なんですね。

(外山惠理)そうですよ。日曜日。

(ピエール瀧)その事の重大さを僕、全くわかってなくて(笑)。

(外山惠理)「瀧さん、ええっ!」と思って。なんかさ、平日のドラマって覚えにくくないですか? いつやっているかって。日曜劇場だと、すごく覚えやすいから。

(ピエール瀧)ああー、まあ日曜の夜中、割と深い時間というか。プライムタイムっつーの? その枠でしょう、だって。

(外山惠理)9時からですからね。

(ピエール瀧)9時からなの?

(外山惠理)日曜日の夜9時から。

(ピエール瀧)9時から、夜中の3時ぐらいまでやんの?

(外山惠理)長っ!(笑)。

(ピエール瀧)そんなやんないっすか?

(外山惠理)撮るの、大変だわ(笑)。何話続くんだ(笑)。

(ピエール瀧)その、日曜日の夜9時ぐらいってだいたいみんな家にいるんでしょ。たぶんね。明日もあるし……っていうので。だからそういうのもあるのかもしれないですよね。だから、平日のその時間だと、飲み会に行っていますとか、みんなで出かけちゃっているとかっていうのがあるのかもしれないですけどね。そういう意味で、みんな見るドラマの枠なんでしょうね。

(外山惠理)うん。まあちょっと楽しみにしていますよ。10月。まだ9月だからさ、いつからっていうのはあれなんですけど。

(ピエール瀧)だから10月……そうね。もう撮りはじめてますよ。

(外山惠理)へー! 大変ですか?

(ピエール瀧)僕ね、さっきも言った通り、様子がわからないじゃないですか。僕、民放のドラマって出てないんですよ。実は。

(外山惠理)嘘!

(ピエール瀧)昔は出たことありますよ。最近はそんなに出てなかったんです。だから民放の人気枠っていうかさ。その感じってどう撮っていくのかわからないんですよね。で、わかんないまま僕、クランクイン。初日に入ったら、もうベラしゃべりシーンが5シーンぐらいダダダダダッ!ってあって。もう、初っ端からその感じで、「ああ、なるほど!」っていう。もう巨大な船、すぐフルスロットルな感じなんすよ。

(外山惠理)すごい! 台本、いつ覚えているんですか?

(ピエール瀧)僕、台本は前の日にならないと覚えられないんです。

(外山惠理)ああ、うんうん。でも、覚えられるんですよね。前の日になれば。

(ピエール瀧)前の日になれば覚えられる。

(外山惠理)すごいですね! 暗記力があるんですね。

(ピエール瀧)暗記力があるというか、切羽つまらないとできない。「これやらないと、怒られる!」っていう状態じゃないとできない。

(外山惠理)切羽つまってからやる派ですね。夏休みの宿題も残していた派っていう感じですね。

(ピエール瀧)そうです。楽々そうです。

(外山惠理)わかります。わかります。そういう人は一生そうだと思います。

(ピエール瀧)そうなんです。だからそれで覚えるんですけど、この分量……っていう。それでやってきました。まあ、ちょっと細かいところはどこまで言っていいんだか、まだわかんないですけど。

(外山惠理)ねえ。そうですね。

(ピエール瀧)でもまあ、そうそうたるメンバーですし、面白いと思いますよ。脚本、台本の段階でもう面白いですしね。

(外山惠理)私、こんなにドラマで楽しみにするの、生まれてはじめてです。

(ピエール瀧)ああ、マジっすか? 本当に? 「『陸王』、早く見たいな!」っていう。

(外山惠理)はい。もう明日からでもやってほしいぐらい。

(ピエール瀧)ああ、そうなんだ。

(外山惠理)まあ、(翌日は金曜日なので)日曜劇場じゃなくなっちゃいますけども。

(ピエール瀧)そうなんだ! クォーター沢の外山が、『陸王』を早くみたいぞと。

(外山惠理)しかもちょっとさ、TBSのドラマだっていうのが嫌らしい感じに聞こえちゃう人もいるかもしれないけど、はじめて。本当に。いままででいちばん好きなドラマは、でもフジテレビでしたけども。

(ピエール瀧)(笑)。うん、いいね。そういう正直なところ、いいと思いますよ。外山さんね。

(外山惠理)あ、10月15日スタートですって。

(ピエール瀧)10月15日スタートの『陸王』。

(外山惠理)ええーっ、そんなに先なんだね。

(ピエール瀧)(笑)。ねー。でも本当に、みんな大変ですけども。埼玉とかに通いながら撮ってますよ。

(外山惠理)ちょっと楽しみにしています。

<書き起こしおわり>

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