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宇多丸 久しぶりにK.I.Nと即興フリースタイルライブをした話

宇多丸 久しぶりにK.I.Nと即興フリースタイルライブをした話 宇多丸のウィークエンド・シャッフル
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宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中で、日本語ラップでトップ・オブ・ザ・ヘッドの創始者であるK.I.Nさんと共に、久々にライブで即興フリースタイルを披露した話をしていました。

(宇多丸)あ、あ、あ……ちょっと本日、私、声が枯れているかもしれません。なんでこんなに声が枯れているかと言えば? ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル!

(中略)

で、なんで声が枯れているのか?っていう話でして。私、本業はラッパーでございまして。何度も言ってるね、これね。この10年間、ずーっと言い続けている(笑)。ラッパーでございまして。ラップを普段はやっているわけですね。で、RHYMESTERというグループで。割りときっちりしたライブをやるグループなんですけども。この番組に日本でトップ・オブ・ザ・ヘッド。即興のフリースタイルをはじめてやった男K.I.N特集っていう。日本のヒップホップ史上最も過小評価された男、K.I.N特集でお呼びしたメローイエローというグループのK.I.Nちゃん。

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日本語即興フリースタイルの創始者K.I.N

K.I.Nと宇多丸 日本のフリースタイルラップバトル誕生の瞬間を語る
メローイエローのK.I.NさんがTBSラジオ『タマフル』に出演。K.I.Nさんが日本の中でいちばん最初に即興ラップを始めた件について、宇多丸さんと振り返っていました。

で、K.I.Nちゃんから1月ぐらい前ですかね? 2月ぐらい前かな? まあ、連絡があって。要は昨日、3月24日に自分たちがやっているイベント。「渋谷のRUBY ROOMというクラブでやっているDISCOTHEQUEというイベントの1周年&そこでダンスをずっと踊っているハルカさんという方が産休に入るんで。ハルカさんはRHYMESTERのファンだから、士郎さん、来てくれると喜ぶから。来て、ちょっとゲロンザマイクして。ちょっとマイク持って何かやって」みたいな。「ああ、いいよ。そんぐらいなら」って。僕は当然、フリーな感じで。それこそ、フリースタイルって即興だけじゃなくて、ビートの上で有り物の……特にKRS-ONEというアメリカの偉いラッパーの定義によれば、「レコードとして、作品として発表されていなければフリースタイルの歌詞として認めていいでしょう」なんて。

じゃあ、いまアルバム制作中だし、全然出していない歌詞もいっぱいあるから、フリースタイル風で……もちろん、持ち歌詞も含めて。まあ、16小節何個かぐらいやればいいかな? なんて。何個かもやらなくて良かったんだけどね。その感じだとね。「いいよ」なんつって。したら、1月ぐらい前になって、「あの、フライヤーに名前入れていいっすか? 士郎さん」なんてK.I.Nちゃんが。「いや、フライヤーに名前って俺、でも遊びに行ってマイクを持つだけだから。フライヤーに名前なんか入れられると、ちゃんとしたことをやらなきゃいけない風だから。それ、どうかな?」って言ったら、「いや、他のやつらもみんなそんなもんなんで。大丈夫っすから」みたいなことを言うから。「ああ、そう? じゃあいいよ」って言ったんですけど。

で、いろいろ私もね、日々のいろんな仕事にかまけてですね、その行く当日に「あ、店の場所、どこだっけ?」ってたしかめようと思って。フライヤーが載っていたわけですよ。そしたら、いちばん上にでっかくドーン! で「K.I.N+ROCK-Tee FEATURING 宇多丸(RHYMESTER)」、ドーン!

これね、僕ね、安倍首相の気持ち、わかりましたよね。名前貸しっていうか。「こんなはずじゃない……」って。昭恵夫人なりね(笑)。「あれっ?」っていう(笑)。ちょっと私、いま心情的にわかる状態でございます。そんで、「おい! こんな載せ方したらどう考えてもちゃんとしたライブの告知じゃねえか!」って。で、まあ行ったらさ、案の定、人が結構入っているわけですよ。しかも、ニクマルくんっていう名古屋でイベントとかをずっとやっていた人なんだけども。名古屋から「いやー、なんか今日、宇多丸さんが面白いことをやるっていうんで」って、来ちゃってたりなんかして。「いや、これマズいぞ!」と。しかも、タイチマスターというDJの男がいて。こいつがもうチンコが小さくてしょうがないんですけど。タイチが、まあありがたいことなんですよ。俺が来るっていうんで、RHYMESTERも含めて、あと俺のフィーチャリング曲とかばっかりでMIXしているわけ。行ったら。

もう完全にカーブが……期待値のカーブが出来すぎてるだろ、これ! これ、もう逃げられないと思って。でも、なにももちろんライブの……だってリハも何もしてないし、打ち合わせも何もしていないから。で、K.I.Nちゃんに聞いたら、K.I.Nちゃんがメインでライブをやって、「途中で呼ぶから○○で……」って言うんだけど。「いや、でもお前、それだけじゃちょっと成り立たねえぞ?」って思って。そこで僕、やっぱり真面目なんですよ。お客さん、来てもらっちゃっているから。まあ、相当な好き者なのは間違いない。こんなのを見つけて来るんだから。ただ、せめてお客さんに普段見れないものを見せるとかしかねえと。「わかった! 俺、もう恥かいてもいいから、ヘタなのはわかっているけど、トップ・オブ・ザ・ヘッドの即興のフリースタイル、20年ぶり以上ぐらいにやるわ!」って。

20年は嘘だね。まあ、15年ぐらいぶりにまとまった……まあ、途中でFGナイトとかで実は、ジブさんになんか言われて言い返したりしてるんだけど。まあ、それはいいんだ。そうやって、とにかく普段見せないところを見せるしかない!っていうんで。で、K.I.Nちゃんとやって。まあ、最初は普通に持ち歌詞というか。たとえば『スタイルウォーズ』っていう曲を、まだ発表してないからやったりとかしていたんですけど。それでもう、「じゃあこっから先はトップ・オブ・ザ・ヘッド。なぜならば、俺たちがトップ・オブ・ザ・ヘッドを日本語で始めたオリジネーターだからだ!」みたいなあたりから、もうそれ全部フリースタイルで。

で、俺としては体感5分ぐらいのイメージでやっていたんですけど、終わって話を聞いてみたら10分近くずっと僕、やっていたらしくて。ただまあ、はっきり言いますよ。その中でも何度も、仮のフックとして「そう、俺たちはたしかに始めたが……上手くはなーい!」っていうのが毎回サビみたいに入るっていう(笑)。そんな感じで上手くはないんですけど。それをやって。そのせいですね。と、まあ10時まで居酒屋で飲んでいたっていう(笑)。まあ、その件でしょうかね(笑)。

ちなみに、そんなでもさ、ダサい……正直、あんま上手くないから、映像とかね。イマドキはもうみんなコレね。スマホをみんなこうやって。いま、もう問題になっているじゃん? ラーメン二郎で「写真を撮るな」って。あれはね、わかるの。写真を撮るなっていうよりかは、みんな「撮ってもいいですか?」も言わずにパシャッていまやるようになって。「撮っていいですか?」と「これ、ブログとかSNSに上げてもいいですか?」って、この二声は必要でしょう?って俺は前から思っていて。で、まさにそのさ、フリースタイル。「ここの場だからサービスでやっているんで」っていうんで。だからそのカメラとか、ニクマルとかこんななってずーっと撮っているから、「お前、下げろこの野郎!」っつって。「撮影禁止! 破ると切るぞ、お前のチンチン」みたいなことを言って。

で、やっていたの。それで終わってさ、起きてさ。で、得意のエゴサーチみたいなのをしてみたらさ、肝心のさっき言っていたDJタイチマスターがおもっくそ映像を上げてやがって。何度も、何回も何回も「上げるな、上げるな!」って言っていたのに……喜々として上げていて。「バカヤロー!」っていうね(笑)。もう、ブチギレの連絡を回しまくってねということでございます。はい。カンカンでございます。タイチ、俺はカンカンだぞ(笑)。はい。ということでございます。昨日見れた人は、ありがたいものを見れたかと。ちなみに、たまたまタイチが上げていたやつを何らかの方法で保存している人とか、これ以上の嫌がらせはやめてください。お願いします(笑)。

<書き起こしおわり>

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