松尾潔 Bell Biv DeVoe『One More Try feat. Boyz II Men』を語る

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松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でベル・ビヴ・デヴォーがボーイズIIメンを迎えた新曲『One More Try』を紹介。さらにニュー・エディションのメドレーやドラマ『Empire』の話などをしていました。

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Bell Biv DeVoeさん(@officialbellbivdevoe)が投稿した写真 –

(松尾潔)まず、お届けいたしますのは、これは新しい曲です。今年に入ってつい先ごろリリースされたばかりですね。80年代、90年代からR&B、ヒップホップを聞いている人には懐かしくてたまらない、そんな名前ですね。ベル・ビヴ・デヴォー feat. ボーイズIIメンで『One More Try』。

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Bell Biv DeVoe『One More Try (feat. Boyz II Men)』

お届けしたのはベル・ビヴ・デヴォー、なんと15年ぶりのアルバムですね。『Three Stripes』の中からボーイズIIメンをフィーチャーしておりました、『One More Try』。これ、曲の冒頭でベル・ビヴ・デヴォーというアーティスト名を紹介する、このソウル・ミュージック、R&Bを好きな人にはおなじみの声が聞こえてきましたね。ドン・コーネリアスです。そうですね。『ソウル・トレイン』という名物番組がありますけど、そのプロデューサーであり司会者だったドン・コーネリアスがかつて、ベル・ビヴ・デヴォーを番組のゲストに迎えた時の声を許可を取ってそのまま使っていますね。心憎い仕掛けがなされていますけども。

ベル・ビヴ・デヴォー。念のためにご紹介しますけども、メンバーはリッキー・ベル。マイケル・ビヴンス、ロニー・デヴォー。この3人のファミリーネームを取ってベル・ビヴ・デヴォー。「BBD」という言い方でも90年代は普通に音楽業界では通用する呼び方でした。代表的なヒットとしては『Poison』『Do Me!』。こういう曲がございます。なんと言っても彼らは3人組である前に、ニュー・エディションというスーパーグループのメンバー。これは本当、この番組を聞いているメロ夜世代の人たちからするともう釈迦に説法かと思いますけども、一応お話をしますと、ニュー・エディションっていうのはかのボビー・ブラウンが在籍していたグループでございます。

ボビー・ブラウンは出たり入ったりでございまして。それと入れ替わるようにジョニー・ギルっていう人がやってきたりだとか。そもそも、ボビー・ブラウンよりもっと人気がありましたラルフ・トレスヴァントですとか。まあ、そういったニュー・エディションというスーパーグループの名に相応しいメンバーの愛憎劇、人間模様みたいなのがありまして。それが先ごろ、アメリカでテレビドラマ化されて。これ、結構な高視聴率を獲得したそうですね。役者さんたちが演じているんですけど、そのタイミングをばっちりと外さずにベル・ビヴ・デヴォーが15年ぶりのアルバムを出してきたと。そんなタイミングで出た新譜。これね、そういうことを抜きにして耳に心地よいですね。まさに、ソウル・トレインのグルーヴで作られた曲。

これ、ボーイズIIメンをフィーチャーしています。で、ボーイズIIメンもいまやね、みなさん、ベル・ビヴ・デヴォー以上に、ニュー・エディション以上にスーパーグループとして認識されているでしょうが、そもそもはボーイズIIメンというのはビヴことマイケル・ビヴンスが世に送り出したグループでございまして。「ボーイズIIメン」というグループ名自体がニュー・エディションのある曲名なんですよね。『Boys to Men』というレパートリーがあって。それをグループ名にして出てきたのがボーイズIIメンなんですね。

いまでは、グループ名の方がもちろん有名になっていますが。今回はそういう意味では師弟共演なんですが、ベル・ビヴ・デヴォーの3人とボーイズIIメンのメンバーが並んでみますとね、もういまやどっちが師匠でどっちが弟子かわからない。中年紳士が6人並んでいるっていう、そういう画になっていて、そこもなんかね、ファンからすると同時代を生きてきたっていうのが見ただけでわかるんでグッと来るんですけど。まあ、ニュー・エディションの人気がアメリカでは再燃しております。

で、そのアメリカのテレビシリーズの放送のタイミングでいろんなアイテムがいま、音楽シーンを賑わせております。もちろん、この『Three Stripes』というベル・ビヴ・デヴォーのニューアルバム。まさかのニューアルバムも目玉商品であるんですが、それ以外にもかつて、マニアック、もしくはレアなアイテムとし世に出たのですが、その存在すら忘れかけられていたようなものがまた再びいま、世に出直しております。次に聞いていただくのはそういう1曲なんですけどもね。1996年にニュー・エディションが『Home Again』というアルバムを出しました。この時点でこれは「復活アルバム」と言われてまして。

なぜなら、グループから出てソロとしてスーパースターになったボビー・ブラウンが久々にニュー・エディションに復帰すると。そして、ボビーが出ていった後の新メンバーだったジョニー・ギルもそのままそこに留まると。つまり、ニュー・エディションが6人で作ったアルバムということで『Home Again』という意味深なタイトルになっていたのですが。そのアルバムが出た時に、日本版ではアルバムのオープニングに収められていたメドレー。これね、アメリカの人たちにとってはむしろ入手困難とされていたのですが、このタイミングでいま、販売されることになりましたね。まあ、「いわくつきの」と言ってもいいでしょう。このメドレーを聞いていただきたいと思います。1996年製のニュー・エディション『NE Medley』。

New Edition『NE Medley』

Empire Cast『Nobody Else But You ft. Yazz, Sierra McClain』

2曲続けてお楽しみいただきました。まずは人気が再燃しておりますニュー・エディションの80年代のデビューから96年の再結集までの、いまとなっては初期の傑作群。およびソロワークス、サイドワークスを含めたメドレー。長い説明でしたね。ニュー・エディションの『NE Medley』。で、続けてご紹介しましたのは、この番組でたびたびご紹介していますね。アメリカのこれもテレビシリーズ『Empire』。『成功の代償』という邦題がついていま、日本でも見ることができますけども。その『Empire』のサウンドトラックの中から、Empire Cast feat. ヤズ&シエラ・マクレーンで『Nobody Else But You』でございました。

これは昨年の11月にリリースされたシングルです。『Empire』からはこの番組ではチャールズ・ハミルトンとリタ・オラのデュエットなんかをご紹介したこともありました。一昨年のメロウ・トップ20の中にもランキングさせた曲だったんですが。

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『Empire』のサントラからは、「ん? これいいな!」っていう曲が何曲か、かならず入っていましてね。このシーズン3のサントラの中では、僕はいまのところはこの『Nobody Else But You』がいちばんのお気に入りですね。で、フィーチャーリング ヤズ&シエラ・マクレーンって言いましたけど、このヤズというのはドラマの中で3人の息子が登場するんです。これ、ヒップホップ版『リア王』ですけども。その3人の息子の中の末っ子、ハキーム・ライオンという役柄ですけども。それを演じているヤズというラッパーをフィーチャーしておりました。

このヤズという人はブライシャー・グレイという名前で役者活動をやっているんですけども、もともと音楽活動をやっていた人で。ましてや、この音楽業界を舞台にしたドラマなんていうと本当に彼の音楽の才能も演技力も使えるっていうところで、最もホットな黒人エンターテイナーの1人と言ってもいいんじゃないでしょうか。で、そのヤズは実はさっきお話した『The New Edition Story』っていうテレビシリーズの中でマイケル・ビヴンスの役を演じていたんですね。ですから、『Empire』、そして『The New Edition Story』と2つもの人気テレビシリーズに立て続けに重要キャストで出演したということになります。今年はヤズは自分名義のアルバムをリリースすると言われております。ちょっと覚えておいていい名前かもしれません。ヤズのラップをフィーチャーしておりました『Nobody Else But You』でした。

<書き起こしおわり>

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