サイプレス上野さんがFM yokohama『BAY DREAM』の中で亡くなった大阪のDJ KENSAWさんを追悼。『OWL NITE』を選曲しつつ、KENSAWさんとの思い出を話していました。
(サイプレス上野)さあ、お送りした曲はDJ KENSAWでね、『Owl Nite』でございますけども。
DJ Kensaw feat Owl Nite Foundation’z『Owl Nite』
(サイプレス上野)大阪の重鎮、LOW DAMAGEのKENSAWさんがお亡くなりになってしまいまして。俺、めちゃめちゃショックなんですけども。この曲とかっていうのは、いわゆるこっちでLAMP EYEと雷による『証言』とかが出た後に、関西のシーンっていうのがまだこっちに伝わってきていない。大阪とかの日本語ラップのシーンが。そこで、これがバーン!って来て。「大阪のラッパーってヤバいし。なにこれ!」みたいな。「大阪版の『証言』だ」みたいな言われ方をして。もう、凄まじい勢いで俺たちの周りにも広まっていって。
(遠藤舞)へー!
(サイプレス上野)「大阪のラッパー、めちゃめちゃかっこいいし、DJ KENSAWとかなんなんだ!」みたいな感じになっていって、俺も高校の時にTシャツとか通販で取り寄せたりするぐらい、この人を好きで好きで。で、自分がやるようになった時に大阪で仲良くなったら、あるイベントに行った時に、夕方のイベントだったんだけど、ずっとバーカウンターでなぜか酒を飲んでいるのよ。で、「何やってるんですか? オジキ」みたいな感じで言ったら、「いや、お前らのリハを見に来たんや」って。
(遠藤舞)へー!
(サイプレス上野)「リハ? なんで? 本番じゃないんですか?」って言ったら、「本番を見れないから、リハを見に来た。お前らのライブ、好きだから」って。で、ずーっと泥酔していて。もう夕方から。で、リハを見たら本当にどっか行っちゃって。で、その後も何度もご一緒させてもらって。俺と吉野がレコードでね、ライブをやるから。パソコンとレコード、両方なんだけど。やっていたら、「お前ら、めっちゃ渋いやん。レコードか!」って言われて。で、その日、別に俺、レコードでやるつもりなかったの(笑)。ただ、整理してたのよ。吉野と。「で、これはKENSAWさんに言われたら、もう絶対にレコードでやるしかない!」ってなって……
(遠藤舞)「やるっきゃない!」って(笑)。
(サイプレス上野)急に変えて。で、終わって。「KENSAWさん、見てくれましたか?」っつったら、「ん? ライブ? 終わったん?」とか言われて。「いや、いま終わりましたよ」って言ったら、「上におったわ」って言われて(笑)。VIPルームで酒飲んでいたっていう(笑)。
(遠藤舞)へー! 理不尽ですね。
(サイプレス上野)だけどそういう超自由人だから。そういうことをさせてくれたね、偉大なる大先輩。R.I.Pということで、かけさせていただきました。これ、まだレコードとかね、中古屋さんとかに行ったら掘れる可能性があるんで。フクロウの……真っ赤な目をしたフクロウを見たら、即ゲットしてください!
DJ KENSAW – OWL NITE
マイクリレーが心地よく感じる。
両面ともに使える曲。#DJKENSAW #OWLNITE pic.twitter.com/ZM2IBwjkTN— 成金 (@dj_teeekay) 2016年7月3日
<書き起こしおわり>
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