吉田豪さんとコンバットRECさんがニコニコ生放送『タマフル24時間ラジオ』に出演。宇多丸さんと、ラッパーUZIさんの祖父・許斐氏利さんのすごすぎる経歴について話していました。
(宇多丸)だから(AbemaTVは)乳首だなんだは別に出せないんだけど、エロ番組はやらた多いという状態になっているというね。これは僕、危惧しているところです。エロとギャンブル。
(吉田豪)麻雀&エロですよね。
(コンバットREC)我々の大好きな漫画ゴラク的な世界じゃないですか。
(宇多丸)そう。本当、漫画ゴラクみたいな感じなんだよ。
(コンバットREC)あと、ヤクザさえ入れればね。
(宇多丸)それと、『フリースタイルダンジョン』だから。バトルじゃん。だからすごいね、週刊漫画ゴラクっぽい感じなんだよ。
(コンバットREC)『フリースタイルダンジョン』はどのぐらいなんですか?
(宇多丸)まあでもね、怖い人……漢くんとかも出てて。漢くんなんかゴラク感、あるじゃないですか。
(コンバットREC)まあね。怖い人たちがやるエンターテインメントですよね。
(宇多丸)まあまあ、そりゃそうなんだよね。ゴラクだってエンターテインメントだって。
(コンバットREC)ゴラクと言えばね、豪ちゃんの連載が今週、すごい面白かったんですよ。
(吉田豪)ヒップホップネタで。
(宇多丸)ほう。なんですか、なんですか。これは聞き捨てならない。
(吉田豪)まあ、ZEEBRAさんを取材した話と、最近UZIさんを取材した話で。
漫画ゴラク 吉田豪の『聞き出す力』
(宇多丸)はいはい。まあUZIくんのね、許斐家っていうのはもう大変な……
(コンバットREC)ねえ。俺、全然知らなくて。
(吉田豪)知らないでしょ? あれは面白いよ!
(コンバットREC)あれ、面白かった。
(吉田豪)ジブさんのおじいさん(横井英樹)は有名だけど、そっち(UZIの祖父・許斐氏利)があんまり知られてないけど、そっちの方が掘ったら面白いっていう。
(コンバットREC)特務機関でしょ?
(宇多丸)そうそう。特務機関。これは本にもなっていて。
(コンバットREC)びっくり。だってさ、15年くらい前とかさ、宇多丸さんがさ……僕らが一生懸命にVHSを掘っている頃ですよ。「俺の友達にUZIっていうのがいるんだけどさ、家が超金持ちでさ。ビデオデッキ買ったのがすっげー古いはずだから、あいつん家に行って今度掘ろうぜ!」って。その頃から知ってたんでしょ?
(宇多丸)いや、もちろんもちろん。それは全然知っていて。
(コンバットREC)「あいつん家、絶対に貴重なのあるよ!」って。
(吉田豪)その時点でお父さんの職業は知っていたんですか?
(宇多丸)でも、そういう人だって。「許斐」っつって、「ああっ!」っていう感じはあったんだけど。
(吉田豪)で、おじいさんが特務機関で、お父さんがヤクザなんですよね。
(宇多丸)ああー、そう……っていうか要は、麻雀する組がいて。麻雀する組が、そのおばあちゃんの家なのかな? に、行って。そこがもうすっごい豪邸。昔からの豪邸っていうか。
(コンバットREC)「家に渡り廊下があるんだよ!」とかって。
(宇多丸)渡り廊下どころじゃない。こう、らせん階段みたいなのがあるんだけど、そのらせん階段の間にキリンの剥製が立っているんだって。
(吉田・REC)(笑)
(宇多丸)もう完全に、ナントカ条約的にさ。明らかにそういう感じじゃない??
(吉田豪)そんなのありだっけ? 剥製……っていう(笑)。
(宇多丸)で、麻雀部屋も全部、全自動卓が4台あるとか。そういう感じだっていうからまあ、ただ事じゃねえなと思っていて。で、「許斐」って一応調べて。「ああ、なるほど」って。
(吉田豪)ああ、本が出る前に知っていたんですね。
(宇多丸)そうそう。
(コンバットREC)全自動卓麻雀卓が4台って、それ完全に若い衆がそこに詰めているっていうことですよね?
(宇多丸)そういう感じ。だからDJ JINとかたぶん麻雀を打ちに行ってるんじゃないかな?
(吉田豪)で、UZIさんが漫画好きで有名なんですけど、漫画好きの原点を掘ったら、家に村上和彦先生の漫画が揃っていて……(笑)。
(コンバットREC)もう完全に……『昭和極道史』(笑)。
ところで、まんだらけうめだ店がある阪急東通商店街といえば、村上和彦「昭和極道史」1巻で岩佐組と梅津組の利権争いの舞台になったところですね。 pic.twitter.com/w4SXCv5IbY
— まんだらけうめだ店@少年コミック (@umdboy) 2016年4月30日
(吉田豪)そうそうそう(笑)。
(コンバットREC)JINさん、そんなところで麻雀打ってるの?
(宇多丸)昔ね。
(コンバットREC)そんなの、そんなところのレートなんてさ、大変じゃんさ。
(宇多丸)いやいやいや、打っているのは業界のやつらだから(笑)。
(コンバットREC)東尾さんぐらいのレートで打ってるんじゃないの? ねえ。デカサンピンでしょ? 逮捕された時って。
(宇多丸)まあでも、UZIくんはすごいカジュアルな人だからさ。みんな、誰でも付き合うんで別に隠していることじゃないっていうね。本が出てるんで、ぜひね。『特務機関長許斐氏利(―風淅瀝として流水寒し)』。
『特務機関長許斐氏利 ―風淅瀝として流水寒し』
(吉田豪)で、特務機関を辞めて、日本初のソープランドを作って。その後で……
(宇多丸)っていうか、ソープランドっていうか……
(吉田豪)そう。正確にはソープランドっていうかトルコ風呂なんですよね。
(宇多丸)要は、最初のトルコのテイだよね。要は、お風呂ですよ。で、女の人が体を流したりしますよって。
(吉田豪)そう。ミストルコがサービスをするけど、性的なサービスはなかった時代のトルコ風呂。
(宇多丸)っていうかいまだって一応あれは客と……
(吉田豪)そうそうそう。
(コンバットREC)いまでもまだ、あるよね?
(吉田豪)いや、東京温泉はなくなっちゃった。
(コンバットREC)あ、もうなくなったの? 僕、若い頃よくサウナは使っていたんだけどね。
(宇多丸)そうそうそう。それを作ったっていうね、人たちですよ。で、UZIにはその話をしたと。それ、どこに出るんですか?
(吉田豪)それが『実話BUBKA超タブー』ですね。ジブさんとか、漢さんとかもやった……
(宇多丸)えっ、ジブさんはなんの?
(吉田豪)ジブさんが、半年ぐらい前なのかな? そこでやって。宇多丸さんとの関係からなにから、いろいろ聞きましたよ。
(宇多丸)マジで? いや、でも彼のはどう思ってるんだろう?
(吉田豪)関係っていうか、まあ「覚えてますか? 僕、1回会ったことがあるのを」っていう。すごいうる覚えでしたけど、タマフルに僕が出た時に(ZEEBRAさんが)泥酔して乱入して……っていう。
(宇多丸)ああー、乱入の時だ。はいはいはい。
(吉田豪)「覚えてないけど、とにかく失敗が多かったので酒はやめました」っていう(笑)。
(宇多丸)そう。お酒飲まなくなって。この間、でもサシで飲みましたよ。
(吉田豪)そんなの、言ってましたね。
(宇多丸)でもその時は逆に俺がものすごい飲んでて。もう……
(吉田豪)絡んだっていう?
(宇多丸)そう。絡んで。
(コンバットREC)だからワインはチェイサーをかならず。交互に飲めよ!って言ってるじゃない。
(宇多丸)まあまあまあね、お酒弱くなっちゃって。そういうことですよ。じゃあジブさんは新たに取材したんじゃなくて?
(吉田豪)まあ、新たに。半年ぐらい前に。
(コンバットREC)そういう時の豪ちゃんってだいたい宇多丸さんの悪口をどう引き出すか?っていう……
(吉田豪)言わない、言わない(笑)。まあ、「酒癖悪いですよね」って。
(宇多丸)まあでもさ、とっかかりにはなるからいいじゃないですか。
(吉田豪)そうそうそう。ケーダブさんとかも、とっかかりになるじゃないですか。
(宇多丸)うん。そういうのは全然、使っていただいて。いや、酒癖悪いってそれは違うんだよ。あなたと飲む時は、そういう場じゃないですか。
(コンバットREC)いや、でも早すぎるもん。絡み始めるのが。4時、5時になって絡みだしてたところが、最近12時半ぐらいに絡みだすよ。
(宇多丸)でもね、相手によるっていうことよ。別に、全然。あれですよ。飲み屋によっては俺、めっちゃおとなしい人っていうことになっているからね。
(コンバットREC)えっ、そうなの?
(宇多丸)「佐々木さんって、ラッパーなんすか? えっ、この間テレビを見たら……えっ、同一人物ですか?」みたいな。「いや、まあそう。はい……」みたいな。
(吉田豪)「あんなひどいことを言っている。宇多丸さんが」っていう。『バラいろダンディ』とかじゃなくて?
(宇多丸)まあ、ラジオとかもそうですけど。おとなしいんですよ。普段は。それはだから……サービスですよ、サービス(笑)。
(吉田豪)まあ、甘噛みしあってね。2人でね。
(宇多丸)甘噛みっていうことですよ。
<書き起こしおわり>