ジェーン・スー『生活は踊る』五反田TOC決起集会を語る

ジェーン・スー『生活は踊る』五反田TOC決起集会を語る ジェーン・スー 生活は踊る

ジェーン・スーさんがTBSラジオ『生活は踊る』の中で、五反田TOCのレストランで行われた番組の決起集会について話していました。

(ジェーン・スー)でも、私たち選挙の前の前の日。金曜日ですよね。

(小笠原亘)そう。週末になんと『ジェーン・スー生活は踊る』始まって以来の決起集会といんですか?

(ジェーン・スー)ドーン! とやりました。

(小笠原亘)みんな来ました。出演者はもちろんですけども、交通情報のみなさんも、ディレクターはもちろん作家さんもそうですし。マムシさんだけは来られなかったですけども。

(ジェーン・スー)マムシさんはちょっといらっしゃられなかったんですけど。番組の聖地、五反田TOCですよ。

(小笠原亘)勝手に聖地になっちゃってる(笑)。

(ジェーン・スー)そう。に、あるビュッフェ園(その)でですね。

聖地五反田TOC ビュッフェ園

#五反田 #TOC 伊勢志摩ランチバイキング、すごかった!

みやーんZZさん(@miyearnzzlabo)が投稿した写真 –

(小笠原亘)園。行ったことある人はわかると思います。

(ジェーン・スー)小倉(弘子)さんが番組で園を紹介して、「すごく美味しい」って言っていたんですけど。いや、美味しかったですね!

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(小笠原亘)〆のカレー、3杯ぐらい食べましたよ。

#五反田toc 伊勢志摩バイキング園の松坂牛カレー!

みやーんZZさん(@miyearnzzlabo)が投稿した写真 –

(ジェーン・スー)(笑)。いや、あのね、あれが小学校の給食だったら「男子、カレー食べすぎ!」って女子に怒られるぐらい、みんな、もう……「なんか入ってんの、このカレー?」っていうぐらいね。私たち、ほら。手ごね寿司とかさ、いろんなのがあってバランスよく食べていたんですけど。

(小笠原亘)ねえ。もうスーさんの挨拶も最高でした。だって、盛り上がりすぎて、「もう早く出ましょう」みたいな雰囲気になって。最後に。

(ジェーン・スー)そう。だって9時に終わるのが9時40分ぐらいになってもまだみんな残っていて……

(小笠原亘)あれ? 二次会とか行ったんですか?

(ジェーン・スー)二次会、私は実は高橋芳朗とですね……

(小笠原亘)選曲でお馴染みの。

(ジェーン・スー)そう。なんか今回のイベントのテーマとしては、「一次会で終わる。二次会、三次会は三々五々好きにしてください」っていうのだったんで。まあ、私の悪口を言いたい人もいるでしょ? なんで、みんなの方には行かないで……

(小笠原亘)スッとスーさんがいなくなっちゃったから、「あれ? スーさんどうした?」ってみんなで。五反田の派出所に捜索願いを出そうかと。

(ジェーン・スー)そういう時に言ってくれ。「あのデブ!」とか言ってくれ(笑)。で、ヨシくんだけ誘拐して行って。2人で、積もる話もあるんで。付き合いも長いんで、いろいろそんな話をしていたんだけど……

(小笠原亘)はい。

(ジェーン・スー)もうね、すごい楽しかったじゃないですか。TOC、ものすごい楽しくて。それこそ、みんなね、「本物の交通の碓氷(浩子)さんだ!」とか。声優の会みたいになっちゃって。みんなで盛り上がったんですけど。

(小笠原亘)「実物、この人たち」みたいなね。

(ジェーン・スー)「うわーっ! 飯島純さん!」とかってすごい盛り上がったんだけど。その後の二次会で、ちょうどお店に入った瞬間ぐらいの時に、アメリカのダラスで起こった、警官がスナイパーに撃たれてしまうっていう辛い事件の容疑者ですよ。まだ。自白はあったと言われているけど、容疑者が爆殺されたっていうニュースが入って。ヨシくんと2人で、「ばばば、爆殺!?」って。で、しかもロボットが。

(小笠原亘)ねえ。

(ジェーン・スー)「ちょっと……SFか?」っていう感じになって。

(小笠原亘)本当、映画やドラマの世界ですよ。

(ジェーン・スー)でね、ちょっといろいろ考えちゃったんですよ。この話……詳しくはちょっと高橋芳朗さんと金曜日にしようとは思っているんですけど。どういうことか?っていうと、やっぱりいろんなところに私たちが自分の身を助けるために身につけてきた、発達させてきた能力である推測力とか予想する力っていうのがたまに暴走した時に、思わぬ偏見を産んだりとか、それを蓄積していくと差別になったりとか。もちろん、たとえば傾向っていうものがあることに対しての言葉狩りをしようとは私は思っていません。たとえば、「女子って星占い好きだよね」って言われた時に、「まず女子じゃありませんし、星占いは……」とは言いません。私は。

(小笠原亘)うん。

(ジェーン・スー)そこまでの言葉狩りはしないけれども、ただ、その導き出される推論とかっていうことから、私たちはちょっと大きく踏み外すことがあるなっていうのを自分でも思ったんです。まあ、いちばん顕著な例で言うと、私、ミネソタに留学していたんで。ミネソタでまず、ああいう事件(黒人男性が警官に射殺される事件)が起こると思っていなかったし。で、起こった時に黒人の男性がドライバーズライセンスおよび銃を持っているんで、それの所有していることを示すライセンスをダッシュボードから取り出そうとしたら、「手を上げろと言っただろ!」っていうところで、5発ぐらい撃たれて死んだんですよ。で、ミネソタの州知事も「彼が白人だったら、同じことが起こっただろうか? いや、起こらないだろう」とはっきり言っているので。

(小笠原亘)うん。

(ジェーン・スー)まあ、ミネソタの州警察は認めていないんですけども。それを見た時に、やっぱりどこかで「撃ったのは白人だ」って思っているんですよ。私。で、撃たれた状況っていうのがまあ、強烈なんですけど。アメリカの放送で全部……Facebookにこの(撃たれた黒人男性の)彼女が、その横で自分のスマホで映して中継するっていうちょっといままででは考えられない自体が起こって。で、その時にやっぱり彼女が犯人のことを「チャイニーズだ」って今度、言うわけですよ。で、アジア人だとは全く思っていなかったから。またそこで、私とは関係ないんだけど、やっぱりショックを受けて。

(小笠原亘)うん。

(ジェーン・スー)「アジア系のアメリカ人がそういうことをするんだ。別に白人対黒人の話じゃないんだ」と思ったんですが、後に警察から発表された名前を見ると、そうじゃないお家に養子に行かれたんでもない限り、ファミリーネームとファーストネームを見る限り、たぶん中国系ではないんですよ。写真を見てもそうじゃない。だから、いろんなところでやっぱり判断のミスがあったり、推測のミスがあったり……そういうことを1回、やっぱりちゃんと考えるっていうことがすごく必要だなっていう話をヨシくんと、昨日延々とLINEでしてたりとかして。

(小笠原亘)うーん。

(ジェーン・スー)って言ったらね、1曲目にこの曲を彼が選んでくれましたというわけで、今日は長くなっちゃってすいません。1曲目。ちゃんと考えようというところ。そして、やっぱり自由っていうものをちゃんと獲得しようというところ。詳しくは金曜日にヨシくんと他の曲と合わせて紹介しようと思うんですけど。アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)で1968年の曲です。『Think』。

Aretha Franklin『Think』

(小笠原亘)1968年の曲でアレサ・フランクリン『Think』でした。

(ジェーン・スー)はい。番組の懇親会で選曲担当の高橋芳朗さんから「アナウンサーにももっと曲の感想を言ってほしいですよ」とハッパをかけられたので。まあ次ね。次の曲で行きましょうか。

(小笠原亘)どちらかと言うと、僕は「Don’t Think, Feel」の方なんでね。

(ジェーン・スー)いやいやいや、それでやるんだっつー話なの! それで間違いが起きるって。これは恋愛の話をしているようだけど、いろんなところで……まあ、いいや。次に行きましょう。

(小笠原亘)はい。

<書き起こしおわり>

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