町山智浩 アメリカ・フロリダ銃乱射事件を語る

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アメリカ在住の映画評論家、町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でフロリダ州で起き、49人の死者を出した銃乱射事件について話していました。

(赤江珠緒)町山さん、ちょっとね、アメリカのニュース。フロリダの銃乱射なんていうのも入ってきましたから、ちょっとそのあたり、どういう風に報じられているのかも聞いていいですか?

(町山智浩)はい。あれを「イスラム国・ISのテロだ」という風に報道している人たちもいるんですけども。それはかなり事件の本質を見損なっているんですよね。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)いちばん重要なのは、ゲイの人たちを狙って殺したというヘイトクライムのことがいちばん大きな問題なので。特にドナルド・トランプはこれを利用して、イスラム教徒の入国を禁止したり、イスラム教徒を監視下に置くということで、ヘイトが原因で起こった事件を使ってさらにヘイトを広げようとしている人たちがいますんで。

(赤江珠緒)うん。

ヘイトクライムと銃の問題

(町山智浩)とにかく、いちばんの問題は銃が簡単に手に入るっていうことで。あの銃は普通に買っているんですよ。

(赤江珠緒)そうかー。

(町山智浩)鉄砲屋さんで。で、そういう人が簡単に買えちゃう。しかも、あっという間に人を50人も殺せるような武器が普通に買えてしまうということが問題なんですが、そういう銃が買える状態っていうのを維持したい人たちは、これをイスラムの問題にしようとしているんですね。

(赤江珠緒)うーん!

(山里亮太)なるほど!

(町山智浩)だからこれは本質的には全然違うんで。そのへんは非常に複雑なので、詳しいことを来週、ドナルド・トランプと絡めて説明させてください。

(赤江珠緒)はい、わかりました。

(町山智浩)はい、すいません。

<書き起こしおわり>

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