菊地成孔さんがTBSラジオ『粋な夜電波』の中でファミレスのドリンクバー調合についてトーク。以前からおすすめしていたカルピス&ウーロン茶の正しい調合の仕方を最近発見した件を話していました。
(菊地成孔)はい。『菊地成孔の粋な夜電波』。ジャズミュージシャンの、そしてですね、まあもうカルピス&ウーロン茶っていうのはまあ何て言うんですかね。この番組のリスナーの方ならのすべて……『今夜、すべてのドリンクバーで』。『今夜、すべてのバーで』じゃなくて、『今夜、すべてのドリンクバーで』試されているとは思うのですが。そして、私ももちろん試しています。
カルピスとウーロン茶っていうのは非常によく合うんですけども。最近ですね、まあなんて言うんでしょうね。「この期に及んで」っていう言葉が本当にぴったりくるんですけども。コペルニクス的展開があったんですよね。いままではね、まずグラスに氷を入れて、カルピスをまず注いで、その上にウーロン茶を乗せる。トッピングするような感じで。要するに、カフェオレの真似ですよね。カフェオレ……アイスのカフェオレが特にそうですけど、最初にミルキーなものが入って。それからお茶というか、コーヒーというか、そういう色の濃いものがサッと乗るでしょう?
カルピス&ウーロン茶のコペルニクス的展開
だから、別に何も考えずにそうやって飲んできたんですよ。で、美味しいからそのままで来たんですよ。ですけどね、本当にこれ、コペルニクス的展開なんですけど、ベースをウーロン茶にして。つまり、最初にウーロン茶を入れてですね……まあグラス全体の気分の構えっていうんですかね? 「これはウーロン茶のバリエーションなんだ」っていうテイにしてですね、その上にカルピスをトッピングした方がはるかに美味いんですね。そのことを最近知りました。はい。
自分でもびっくりしてね。なんて言ったらいいでんですかね? 腰を抜かしそうになりましたけどね。最初にカルピスを入れてウーロン茶を入れるとね、なんか新しい変わった飲み物っていう感じで楽しいんですけど。まあ、飽きたのかな、単に。ウーロン茶ベースにすると、ちゃんとなんて言うんですかね? 地に足がつくっていうかね。その……(笑)。こんな話で地に足がついたってしょうがないんですけども(笑)。こう、地に足がついた、ウーロン茶の変種だよ。ウーロン茶のバリエーションですよっていう感じがして、ストンと落ちるんですよね。
「いやー、最初からお前さんがカルピス&ウーロン茶って言うからそうやって飲んでたよ」っていう方にとってはもう当たり前のことでしょうけど、私と同じで最初にカルピスを入れて飲んでいた方にはね、朗報っていう感じですね。フフフフフ(笑)。まあ、そんなことが朗報化しているジャズミュージシャンの菊地成孔がTBSラジオをキーステーションに全国にお送りしておりますが……。
<書き起こしおわり>