ピエール瀧さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、自身が主演しているNHKドラマ『64(ロクヨン)』の撮影裏話を披露。さらに特別に、第三話終了後の今後の展開をこっそり話していました。
録画録りしてた横山秀夫原作「64」を観る。今まで電気グルーヴのイメージしかなかったピエール瀧がこんなシリアスな主役を演じてるとは…@o@ タイトな演技が渋い!NHKドラマは一昨年「7つの会議」と言い引き締まったストーリーにハマりそう。 pic.twitter.com/9bDUMbxRi7
— shu (@shu406356) 2015, 5月 3
(赤江珠緒)いや、でも本当にね、先ほどの、前番組のゆうゆうワイドの悠里さんもおっしゃってましたが、別人ですな。瀧さん。『64(ロクヨン)』の瀧さん。
(ピエール瀧)あ、64ですか?はい。ありがとうございます。
(赤江珠緒)NHKさんのドラマのね、64。あれ、もう大変に話題になってますよ。瀧さん。
(ピエール瀧)そうですか。その割には数字が伸びないなっていうね。
(赤江珠緒)いやいやいや!そのなの?
(ピエール瀧)はい。話題と数字が反比例っていう。
(赤江珠緒)いや、通好みで。いや、すごいよ。で、もう本当、別人で。『笑ったところを見たことがない』って悠里さんもおっしゃってましたけど。私もね、見ていて、『これ、誰?』ってね。『これ、私の知っている瀧さんじゃないわ』っていう感じですけども。
(ピエール瀧)はい。
(赤江珠緒)これはですね、たまむすびのリスナーの方からいただきました。(メッセージを読む)『赤江さん、瀧さん、こんにちは。瀧さん、64、最高です!瀧さん演じる三上、かっこよすぎます。5月2日で3回目が終了しましたが、あと2回で終わってしまうと思うと、私の周囲からは「64ロスが怖い」という声も早くも上がっています。これは本来、NHKのホームページから感想として送ればいいのでしょうが、いてもたってもいられず、メールしてしまいました。赤江さんの64の感想も興味があります』という。いや、そうなの。だから3回目まで見ても、結末がどうなるのか、ぜんぜん読めないですね。
(ピエール瀧)あ、赤江さん、原作読んでないまま、いまトライ中ですもんね。
(赤江珠緒)だから私もね、瀧さんに『これは5回で終わるよ』って聞いていたから。ぜんぜん間に合わないじゃない!って思って。瀧さん、この調子で行って、どうするの?って思っているの。いま。
(ピエール瀧)いま3話の終了時点で、誘拐事件が発生しましたよっていうところで。
(赤江珠緒)これ、お話としては、昭和64年に・・・
(ピエール瀧)僕が豆鉄砲をくらった鳥のような顔をして終わった3話。
(赤江珠緒)そうそうそう!昭和64年に起きた誘拐事件をモチーフに描かれた事件ですけどもね。こちらもいただいております。(メッセージを読む)『珠ちゃん、瀧さん、こんにちは。いつも畑作業しながら楽しく聞いております。瀧さん、ドラマ64での筆記のシーンがありましたが・・・』。ああ、瀧さんがなんか、手紙を書いたり・・・
(ピエール瀧)日吉っていうね、科捜研の日吉くんに手紙を書くシーン。
(赤江珠緒)(メッセージを読む)『直筆なのでしょうか?だとすると、ドラマの流れ的にちょっと文字がかわいい系すぎやしませんか?』(笑)。
(ピエール瀧)うーん。同感です。
(赤江珠緒)(メッセージを読む)『書かれた瞬間に、丸文字!?とテレビに突っ込んでしまいました。あと、運転席から降りて、水たまりのシーン、最高でした』。あー!なんか瀧さんがね、バチャバチャバチャ!って水たまりを蹴るね。腹立たしさを水たまりにぶつけるっていうシーンもありましたけど。
(ピエール瀧)はい。
(赤江珠緒)そう!私もね、あの字は気になっていた。あれ、瀧さんの字だっけ?
(ピエール瀧)あれ、瀧さんの字です。
(赤江珠緒)(爆笑)
(ピエール瀧)僕、だからあの字なんです。あの字だからね、監督に言ったんです。井上さんに。『僕、この字ですけど、緊張感削ぎません?』って。
緊張感を削ぐピエール瀧の字
安中で夕飯なう?映画の撮影でこの辺に来てたピエール瀧のサインを発見した✏! pic.twitter.com/at01L5fxpK
— ひろ(・ω・) (@Hi_ro_12) 2015, 3月 7
(赤江珠緒)いや、本当よ!(笑)。本当に張り詰めたね、ドラマですからね。緊迫したね。
(ピエール瀧)『緊張感、削ぎません?』って言ったんですけど。『いや、書いてくれ』と。で、あれだけじゃなくて、実は赤間警務部長。
(赤江珠緒)はい。上の上司のね。ちょっと嫌な感じの。
(ピエール瀧)平さんがやっている。赤間警務部長に三上家が提出している失踪人捜索願いの。あゆみちゃんがいなくなっちゃってますから。
(赤江珠緒)自分のお嬢さんもね。
(ピエール瀧)いなくなっちゃってますから、警察に失踪届けを出すわけです。その書類も書いてくれって言われて。
(赤江珠緒)(笑)
(ピエール瀧)『この書類、この字で書くと、画面に映った時に緊張感、なくなりません?』って言ったんですけど。井上さんが、『いや、もうそこはリアルに書いて下さい』って言うんで。手紙もだから全部、書く・・・
(赤江珠緒)いや、まあでもね、あの、ドラマのちょっとした緩みっていうか、緩み(笑)。緩急の・・・緩っていうの?
(ピエール瀧)そうそうそう。はい。だから、そうなっちゃうでしょ?って言ったら、まあ『書いて下さい』っていうから。全部だから、書くんです。
(赤江珠緒)本当にね、なんか男の現場!みたいなところで働いている刑事さんたちとかね、警務部の方とかがやっていて。こう、なんの飾り気もない縦の便箋に書くわけですもんね。その文字が、たしかにかわいいんですよ。
(ピエール瀧)まあ、ねえ。でも、リアリティーってそういうことじゃないですか?
(赤江珠緒)(笑)
(ピエール瀧)本当に。全部が全部、ねー。なっているのも・・・
(赤江珠緒)そうか。あれでね、達筆で他の人が書いてもね。
(ピエール瀧)あれね、よくね、いろんな感想とかで、『セリフが聞き取りづらい』とかいうのもやっぱり散見するんですけども。あれも、そのセリフがちょっと聞き取りづらいけれども、このテイクはリアルだったからっていうので採用するんです。
(赤江珠緒)はー!
(ピエール瀧)だからあれ、全部きれいに聞こえるようにしちゃったりとか、言い回しとかをなんです?ドラマっぽい・・・ちょっと言い回し、独特じゃないですか。あのドラマって。普通のドラマっぽい言い回しにすると、まあ馴染むんでしょうけども、味は出ないっていう・・・
(赤江珠緒)いや、そう。だからね、やっぱりね、私の周りとか・・・あれ、ちょっとテレビ局も出てくるじゃないですか。
(ピエール瀧)はい。ぜひみなさん、いいテレビで見てくれます?できれば。はい(笑)。セリフが聞き取りにくい人は。
(赤江珠緒)そうね。そうね。だから関係者の人がものすごくね、喜んでますよね。
(ピエール瀧)関係者の人も、そうみたいですね。やっぱり関係者の人、あれぐらいの撮り方をやっぱりしたい。全5話で3ヶ月、使いたいんですけど(笑)。
(赤江珠緒)あと、記者の人とかがね、警察に詰めるじゃないですか。で、警察の広報とのやり取りとかね。記者クラブとのバチバチした感じが、やっぱりね、なんか面白いみたいですよ。これ。報道関係の人とかも。
(ピエール瀧)いや、まあそう。だからあれ見ると、相当リアルらしくてですね。皆さん、そう言っていただきます。すいませんね。見てない方。なんのことやらっていう話を。まあ、せっかくですから、このたまむすびを聞いている方に64のこの先のストーリーをこれからお教えしようかなと思いますけども・・・
(赤江珠緒)(爆笑)。やめなさい!やめなさい!
(ピエール瀧)この後ですね、三上さんが、ゾンビになります!
(赤江珠緒)(爆笑)。あ、そう。あと2回でね。
(ピエール瀧)ゾンビになります。
(赤江珠緒)なるほどねー!
(ピエール瀧)64人に噛みつくんです。
(赤江珠緒)(爆笑)
(ピエール瀧)だから『64』なんですよ!
(赤江珠緒)(笑)。いや、知っちゃいましたね。リスナーの方ね。
(ピエール瀧)そうでしょう?
(赤江珠緒)今日、お得でしたね(笑)。
(ピエール瀧)すごいでしょ?長官視察だ何だってあった後に、最後、三上さんがゾンビになるんです(笑)。あの丸文字を書いていた三上さんがゾンビになるんですよ!
(赤江珠緒)NHKさーん!こんな人、使ってるんですよー!こんな人を!(笑)。いや、まあそれはそれで楽しみ・・・
<書き起こしおわり>