町山智浩 樋口毅宏『ルック・バック・イン・アンガー』を語る

町山智浩 樋口毅宏『ルック・バック・イン・アンガー』を語る たまむすび

町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で樋口毅宏さんの小説『ルック・バック・イン・アンガー』を紹介。読者にプレゼントしていました。

(赤江珠緒)今週も町山さんから本をプレゼントしていただけると、伺っておりますよ。

(町山智浩)はい。ええとね、『ルック・バック・イン・アンガー』という本なんですけども。文庫で。これ、僕ね、帯を書いています。推薦文を。で、これ、樋口毅宏くんっていう小説家の方の文庫化なんですけれども。これ、僕はね、彼はすごく昔から知り合いでですね。小説家になる前にですね、ある出版社にいたんですね。

(赤江珠緒)ええ。

(町山智浩)で、その時の体験をこの『ルック・バック・イン・アンガー』っていう本に書いたんですよ。小説として。で、彼はですね、なにをしていたか?っていうと、投稿写真誌で働いていたんですね。

(山里亮太)はー!

(赤江珠緒)ほうほうほう。

(町山智浩)はい。投稿写真ってわかります?

(赤江珠緒)あ、投稿写真?

(山里亮太)お世話になってましたよ!

(町山智浩)(笑)。要するにまあ、自分がエッチした写真を送ってくるわけですよ。それで、目にモザイクを入れたりして載せる写真集だったんですが、そのうちにこの、いわゆるNTRの人たちが出てきたんですね。

(赤江珠緒)NTRとは?

(町山智浩)あの、『寝取られ』っていうんですけど。あの、自分が彼女とエッチしているところを送るよりも、他の人がエッチしているところを写真に撮りたいっていう人が出てくるんですよ。

(赤江珠緒)はー!

(町山智浩)で、そのためのエッチ要員に樋口くんはなっていたんですね。はい。

(赤江珠緒)ええっ!?

(山里亮太)そんな話!?

投稿写真編集者 樋口毅宏の仕事

(町山智浩)編集者ですけど。サラリーマンですけども(笑)。あの、彼の仕事はその、投稿したいって言っている読者の奥さんとか彼女とエッチすることだったんですよ。

(赤江珠緒)ええーっ!?そういう業務もあるんですね?

(町山智浩)そういう業務だったんですね。はい。その体験をもとにした、とんでもない小説がこの『ルック・バック・イン・アンガー』っていう小説で。それで僕も編集者だったんで、いつか編集者時代のことを本に書こうと思っていたんですけど。この樋口くんの本には到底敵わないですよ。とんでもないから。内容が。

(山里亮太)えっ、結構エグいところまで書いているんですか?

(町山智浩)(笑)。もうだって、そういう内容ですからね。はい。そう。だからあまりにもとんでもないんでね、みなさんに読んでほしいということで。5名の方にですね、プレゼントします!

(赤江珠緒)本当だ。帯に『町山智浩氏大絶賛』って書いてある(笑)。

(山里亮太)町山さん、これ、内容は嘘偽りなく、本当にあった話なんですか?いろいろ。

(町山智浩)これ、なんかね、書かれた人たちとか元同僚の人とか、大変らしいですよ。怒っていて。いま(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

(山里亮太)怒っちゃうってことが、書いてあるんだ。

(赤江珠緒)あ、そっかそっか。実在している同僚の方とかね。

(町山智浩)読んでいるとね、本当にこんなことがあったのか!?って、信じられないんですけど。ほとんど、本当みたいですね。とんでもないです。それがまあ、『ルック・バック・イン・アンガー』っていう本ですけど。

(赤江珠緒)5名の方に。はい。

(町山智浩)これを5名の方にプレゼントします。

<書き起こしおわり>

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