清水ミチコさんがニッポン放送『マキタスポーツ 土曜もキキマスター』に出演。マキタスポーツさんと歌い方が気になる歌手を6人選び、そのポイントなどを紹介していました。
(マキタスポーツ)マキタスポーツがニッポン放送をキーステーションにお送りしている『土曜もキキマスター』。ここからはゲストのコーナーでございます。えー、今夜のゲスト。なんかね、正面にするとちょっと話しづらいところがあるんですけど。
(清水ミチコ)そうですね。うん。いっつも、なんか隣にいて、カメラ向きとかね、正面向いているからね。うん。
(マキタスポーツ)ということで、来ていただきました。清水ミチコ姉さんでございます。よろしくお願いします。明けましておめでとうございます。
(清水ミチコ)どうも、こんばんは。おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。マキちゃん!
(マキタスポーツ)本年もよろしくお願いいたします。
(清水ミチコ)本当ですよ。
(マキタスポーツ)いやー、もうね、ミチコ姉さんとはですね・・・
(清水ミチコ)姉さんやめろ!
(マキタスポーツ)僕、またこのスタジオ、ニッポン放送でこれ、やってるんですけど。このスタジオってラジオビバリー昼ズ。
(清水ミチコ)そう。ここはいっつも私が座っている席ですね。
(マキタスポーツ)で、ここの僕が座っているところ、高田文夫先生が座っているじゃないですか。で、以前この感じで僕、やらせていただいたことがあったじゃないですか。
(清水ミチコ)やったね、ビバリー昼ズ。すっごい評判よかったのに、一切お声かからず。なんでなんだろうね、マキちゃん。
(マキタスポーツ)(笑)
(清水ミチコ)なんかさ、なんでなんだろう?武道館でね、2人で歌った、ある曲もあったじゃん。
(マキタスポーツ)そうなんですよ。
(清水ミチコ)すごいよかったのに。ウケたのに、全然放送されないとかね。何なんだろうね、あれ。
(マキタスポーツ)あれ、言ってもいいですよね?ネタのこと。
(清水ミチコ)ああ、ぜんぜんいいですよ。
口パクの歌
(マキタスポーツ)あの、口パクの歌っていうミチコさんが作った、非常にですね、面白いネタなんですよ。
(清水ミチコ)感動的なんだけど、最後に2人でバラしあうっていうやつでね。
(マキタスポーツ)そうそうそう。それがね、武道館、ミチコさんがもう2年前になるってこと?あれって、一応。
(清水ミチコ)そうだね。3年前になるんだね。
(マキタスポーツ)3年前じゃないでしょう?
(清水ミチコ)あ、でもさ、年末だったんだよ。去年の。
(マキタスポーツ)だから12月30日にミチコさんが初めての武道館をやったの。
(清水ミチコ)そうだ、2年前だ。
(マキタスポーツ)その時に僕が出させていただいたんですけど。その時にミチコさんが作ったネタで、口パクの歌。1万人のお客さんですよ。で、最初、僕とミチコさんが出てきて、歌っているんだけど、口パクなんだけど、お客さんは気がついてないんだよ。壮大なスケールのバラードだと思ってるんですよね。
(清水ミチコ)2人でね、ついに真面目な歌を始めたんだなっていう感じで。
(マキタスポーツ)そう(笑)。で、それが2人が揃って、『口パクーでもー♪』っていった瞬間の、1万人の揺れ方。
(清水ミチコ)気持ちよかったよねー。
(マキタスポーツ)あれ、めっちゃ気持ちよかったですよね。
(清水ミチコ)そう。で、こっちもさ、当たり前だけど、歌詞のこととか考えなくていいから、もうすごい伸び伸びしてるから。天国か?っていうぐらいにね、ウケてるねー!って感じだったんだけど。消されてるね!って感じだったね。あれ、なんなんですかね?
(マキタスポーツ)いやー、あれうれしかったですけどね。そうなんです。
(清水ミチコ)それが2人の共作っていうか。も、あるし、テレビの中で2人で山手線のね、歌を歌ったりとか。
(マキタスポーツ)ああ、ありましたね。それもミチコさんのね、山手線のただね、駅名を『マイ・ウェイ』に乗せて歌うという。
(清水ミチコ)ああ、そうでした。『渋谷、原宿♪代々木、新宿♪』って。
(マキタスポーツ)『鶯谷♪』とかね。『日暮里、西日暮里♪』とかね。ただ言ってるだけなんですよ。
(清水ミチコ)(笑)。どういう風に感情込めていいのか、わかんない歌だよね。
(マキタスポーツ)そうそうそう(笑)。
(清水ミチコ)あれ、面白かったよね。WOWOWで一緒にやったじゃん。
(マキタスポーツ)そう。WOWOWだったですよね。僕、あとね、歌うまい歌っていうネタがあるんですけど。お互いがただ歌がうまいということを、『歌うまーい♪』ってことを言いあうだけの。
(清水ミチコ)『うまーい♪』。
(マキタスポーツ)そうそうそう。それもミチコさんと、なんかTBSの演芸番組でやりました。
(清水ミチコ)そう、やりましたね。そうそう。
(マキタスポーツ)でも、元はというと、僕はミチコさんの芸風が大好きで。で、ミチコさんに憧れて、僕のやっていたライブとかに出ていただいたりとかして。覚えてます?
(清水ミチコ)そうだったね。覚えてますよ。新宿の、なんか高いビルの。
(マキタスポーツ)ロフトというところ。
(清水ミチコ)えっ、ロフトじゃないよ。
(マキタスポーツ)ロフトにも出ていただいているんですよ。実は。
(清水ミチコ)あ、そうだったっけ?
(マキタスポーツ)で、そこで初めて出ていただいて。そのまた何年か後に、新宿のフェイスという、もともとリキッドルームがあったところなんですけど。そこでミチコさんに出てもらいましたり。
(清水ミチコ)そうでしたね。うん。マキちゃん、よくやってたよね。いまもやってんの?たくさん、ライブ。いまは、もう大きいところばっかり?
(マキタスポーツ)ああ、あの、ああいったイベントはやってないですけど、ライブはやってますよ。ツアーという感じで。
(清水ミチコ)なんでしたっけ?名前。
(マキタスポーツ)ええと、マキタ学級です。
(清水ミチコ)違う違う。あの、もうひとつ。ビジュアルの方。
(マキタスポーツ)ああ、FLY OR DIEという。ただミチコさん、これは難しいところで。
(清水ミチコ)(笑)。あ、ごめんなさい。
(マキタスポーツ)ええと、僕の知人がやっているという。
(清水ミチコ)知人。そうだ。そうですよね。
(マキタスポーツ)(笑)
(清水ミチコ)お前とか友近とか、面倒くさいな、もう!
(マキタスポーツ)お前とか友近とか面倒くさい(笑)。本当、すいません。申し訳ないんですけどもね。ということでございまして、まあ今日はですね、ミチコさんとですね、なにをやろうかな?なんてことを思ったんですけど。僕は清水ミチコさんの、なんて言うんですかね?モノマネとかをする前のミチコさんの、いちばん感性のところをちょっと話を聞けたらなと思って。
(清水ミチコ)歌を聞くとか、歌を味わうとかね。
(マキタスポーツ)着眼点とか。僕、モノマネになる前のミチコさんとちょっとお話をしたいので。
(清水ミチコ)おっ、いいですね。
(マキタスポーツ)この後にですね、そのへんの話をしていく。そのためのネタを、企画を用意してございます。ということで、まずは1曲、聞きたいんですけど。
(清水ミチコ)はい。
(マキタスポーツ)ミチコさん、なににしましょう?
(清水ミチコ)これはね、それこそね、モノマネっていうよりは、この人はこういう感じだなっていうことで。『TATSURO 作曲法』というのがあるんですけど。あの、まあ世の中にたくさんのTATSUROが・・・名高とか。
(マキタスポーツ)そんなにいませんよ。名高とかって・・・あの、舞台を中心に活動されていると思いますけども。なんか離婚騒動とか、随分前にありましたけど。
(清水ミチコ)うん(笑)。だから1人に1人のTATSUROがいると思う。だから、それは任せる。あんたたち。リスナーのお前らに任せるよ!
(マキタスポーツ)そんなお前らって、急にそんな居丈高に。なんですか?そんなキャラクターじゃないでしょ?(笑)。
(清水ミチコ)(笑)。よくわかりましたね。ちょっと深夜への憧れ。お前ら、聞いてるか?
(マキタスポーツ)(笑)。深夜じゃないですから、これ。
(清水ミチコ)深夜じゃない(笑)。
(マキタスポーツ)言っておきますけど。結構な明るい時間帯ですよ。浅い時間帯ですよ。まあ、TATSUROさん。
(清水ミチコ)はい。『TATSURO 作曲法』ということで、作曲法の世界を堪能していただきたいと思います。
(マキタスポーツ)まあ、1人に1人のさだまさしじゃねーや、TATSUROさんね。
(清水ミチコ)そうです、そうです。だからどのTATSUROっていうのじゃなくて、私の場合はあの人だ、この人の場合はこの人だって。いろいろあっていいと思うんですよね。ケース・バイ・ケース。
(マキタスポーツ)どこに向けての釈明なんですか、それは(笑)。
(清水ミチコ)本当だ(笑)。
(マキタスポーツ)『TATSURO 作曲法』でございました。
(清水ミチコ)ありがとうございました。
(中略)
(マキタスポーツ)マキタスポーツの土曜もキキマスター、この時間は清水ミチコさんにお越しいただいております。
(清水ミチコ)はい、お邪魔しています。
(マキタスポーツ)ここからはですね、ミチコさんとぜひやってみたかった企画でございますね。
(清水ミチコ)変わった企画だね。
(マキタスポーツ)題して、『新春 おせち料理はもう飽きた 福笑い 気になる歌い方祭!』。
(清水ミチコ)いいねー。
(マキタスポーツ)はい。ということで、先週ですね、この番組でですね、アーティストの声質とかについて特集をしてるんですが。声質って元々天から授かったというか、神様からいただいちゃったものってあるじゃないですか。
(清水ミチコ)そうですね。歌なんか特に感じるね。
(マキタスポーツ)じゃないですか。で、声質っていうのがいかにそのポップスとか、商品となっている。プロの世界って結構重要だったりするっていうことが・・・
(清水ミチコ)重要ですとも。もう。
(マキタスポーツ)それが、もう歌手の場合はほとんどだっていうような話を前回はしたんですけど。いや、ミチコさんに来ていただくんだったら、やっぱりその声質もありきなんですけど、トータル歌い方が気になるなっていう。
(清水ミチコ)うん。
(マキタスポーツ)でも、ミチコさんは・・・
(清水ミチコ)『はっかったっのっ、しおっ!』とかね。
(マキタスポーツ)いやいやいや、それはたしかに気になりますよ。だけどあれ、どなたが歌っているのか存じ上げませんよ。
(清水ミチコ)塩感が半端ないよね(笑)。
(マキタスポーツ)いや、塩感なんですか?あれは。塩で潰した声みたいな?
(清水ミチコ)潰さないと思うんだけど(笑)。うがいにいいっていうんだけどね。あれ。
(マキタスポーツ)うがいに(笑)。たしかにあれ、気になりますよね。
(清水ミチコ)気になりますよ、あれ。
(マキタスポーツ)だからそれって、理屈じゃなくてミチコさんがもう、とにかく着眼点というか、耳が、もう反応しちゃうものってあると思うんですよ。
(清水ミチコ)着耳点って言うんですかね?
(マキタスポーツ)着耳点。
(清水ミチコ)『ちゃくじてん』。耳で『じ』って読みますかね(笑)。
(マキタスポーツ)その、とにかく耳でキャッチしてしまう。だからネタに、ミチコさんする前の段階で、ミチコさんがなにを気にしてるのかな?ってことを僕、知りたいんですよ。
(清水ミチコ)あ、でも、この声を・・・私1人か?これ、一緒に味わえる人がいるはずだ!っていうのは、なんか私の使命なんだよね。
(マキタスポーツ)で、たぶんミチコさんって、前もお話した時もそうなんですけど、『マキタくんもそうでしょ?』って言うわけ。で、何を言ったか?っていうと、ミチコさんが『その人にやっぱりなりたいよね』とかってこととか。
(清水ミチコ)なりたい。うん。
(マキタスポーツ)でも、ミチコさんはそういう基準で曲を選んだりとか、ネタを選んだりしてるのかもしれないけど、それでも、この人になってみたいけど、声がまったく違いすぎて無理っていうのもありますよね?
(清水ミチコ)ああ、あるある。
(マキタスポーツ)でも、気になる人っていますよね。
(清水ミチコ)うんうん。いるね。本当に。
(マキタスポーツ)あとだから、無理なこともやるじゃないですか。前、もう誰も望んでいないのに、ずっと安部譲二さんやってたじゃないですか。
(清水ミチコ)(笑)
(マキタスポーツ)ずいぶん前ですけど。本人がお気に入りになっちゃったのか知らないですけど。
(清水ミチコ)安部譲はねー、我ながら上手いと思うんだよね。
(マキタスポーツ)いや、面白いですよ(笑)。
(清水ミチコ)(安部譲二のモノマネで)『塀の中からじゃないけど、わかんないわけ』。
(マキタスポーツ)(爆笑)。これ、似てるんだけど、これ、別にミチコさんがやらなくてもいいんですよ。
(清水ミチコ)もう1回だけ、ブレイクしてくれないかな?
(マキタスポーツ)(笑)。僕、だからね、ミチコさんの安部譲二聞いてからね、安部譲二さんがあるラジオ番組に出てて。(安部譲二のモノマネで)『豚肉がね、豚肉の脂身が美味しい・・・』。ずっと豚肉に脂身のことをしゃべっていて(笑)。
(清水ミチコ)(安部譲二のモノマネで)『豚しゃぶは美味いよな!』。
(マキタスポーツ)(爆笑)
(清水ミチコ)(笑)。あの、ちなみに本当の豚肉好きは、脂が好きだっていうからね。
(マキタスポーツ)そう。脂が好きだって。ずっとね、ヒレ肉はいらない。ヒレ肉なんか食べるやつは塀の中に入れちまえ!みたいな話をずっと安部譲二さんが延々としてるんですよ(笑)。もうパーソナリティーが止めに入ってるのに。
(清水ミチコ)(笑)
(マキタスポーツ)っていうことを聞いたことがあって、それミチコさんのせいでめちゃくちゃ面白く聞こえちゃったんだけど。だけどあれは別にミチコさんがやらなくてもいいモノマネだったわけで・・・
(清水ミチコ)(笑)。他の人に任せてもいいですよね。
(マキタスポーツ)任せてもいいと思うんだけど。ミチコさんがそもそも、着耳点っていうんですか?言うところの。で、気になるものをですね、聞きたいということで。それぞれが、何曲か選んでるんで。僕もミチコさんがなにを選んでるのかも知らないんですけど。えー、まずですね、僕から先攻という形で紹介し合いたいなと思うんですけども。
(清水ミチコ)はい。共感を得られるかどうか。私の。
(マキタスポーツ)はい。じゃあこの曲を聞いてください。僕が選んだのはこれです!
(マキタスポーツ)さあ、僕が一曲目に選んだのは、ダイスケの『あなたにしかできないこと』という歌ですね。
(清水ミチコ)これ、マキちゃん、真似すればいいじゃん。なんか、やりそう。
(マキタスポーツ)(笑)。えっとねー、ミチコさん、これがね、僕ね、ミチコさんの理屈で言うと、なりたいか、なりたくないかですよね。
(清水ミチコ)(笑)
(マキタスポーツ)っていうことになると、話がちょっと変わってくるんですけど。でも、僕は気になるんですよ。
(清水ミチコ)気になる、気になる。耳に気になる。
(マキタスポーツ)これ、ダイスケさんって方は・・・気になるでしょ?ダイスケさんっていう方は、朝のね、別の局でやっている番組の、一時期犬を、ワンちゃんを連れていろんなところを行く企画をやっていたアーティストなんですけど。この・・・(モノマネする)『○○でぇ~♪』みたいな、この、なんていうか、優しく置きに行くような歌い方というか。
(清水ミチコ)そうですね。あと、なんか母性本能を知らず知らずかな?知っててかな?くすぐっちゃうよ、みたいな。
(マキタスポーツ)くすぐっちゃうよ(笑)。そうですね。
(清水ミチコ)なんかね、ちょっと気になりますね。
(マキタスポーツ)なんか、この・・・でも、こういう歌い方をする人って、ダイスケさんってこの系統のかなり僕、この歌い方の、母性本能くすぐっちゃうよ系の歌い方の、いちばんいまの権威だと思うぐらい・・・
(清水ミチコ)いや、もう一人いる!あのね、あのね、お年寄りを歌った二人組がいるんだよね。あれ、なんて言ったかな?
(マキタスポーツ)それ、吉田山田です。それは、知ってます。わかります。
(清水ミチコ)そっくり!
(マキタスポーツ)『日々』という。
(清水ミチコ)あ、『日々』!『日々』!
(マキタスポーツ)でも、おっしゃることはすごくよくわかります!
(清水ミチコ)わかりますよね?たぶん私の母性本能がなぜかっていうと揺れているからなんです。
(マキタスポーツ)そうですよ。母性本能が。そうなんですよ。子育てをね、全部終えて。
(清水ミチコ)そうそうそう。あったかい感じ。
(マキタスポーツ)でも、それでもまだ、母性本能が湧き出てしまう。
(清水ミチコ)湧き出てしまう。あっ、母乳が出ちゃった!っていうね。
(マキタスポーツ)(笑)。ミチコさんの母乳を出す歌声という。
(清水ミチコ)出す歌声という。よく言うとね(笑)。
(マキタスポーツ)(爆笑)。すごいですね!
(清水ミチコ)すごいですよ(笑)。あれ、なんでこんな褒めてるんだろう?
(マキタスポーツ)(爆笑)。いや、いいんです。いいんです。
(清水ミチコ)そうですよね。それぐらいですよ。でも。
(マキタスポーツ)とにかく、気になって僕は仕方なくてですね。
(清水ミチコ)そうね。なんか前髪をこう、切った感じの男の子の歌だよね。前髪をまっすぐ切っちゃったんだよお!っていう(笑)。
(マキタスポーツ)切っちゃったよお!(笑)。切っちゃったんだ、僕だよお!っていう。
(清水ミチコ)そうそうそう(笑)。できるって!
(マキタスポーツ)できますかね?
(清水ミチコ)ちょっと出したよ。ちょっと、軽いやつ。
(マキタスポーツ)このダイスケが前に出した、『ぼくたちのドレミファソラシド♪』という歌があるんですよ。僕、それを聞いた時に、一発でのされたんですよ。
(清水ミチコ)(笑)
(マキタスポーツ)僕もちょっと母乳が・・・(笑)。
(清水ミチコ)出ちゃった?(笑)。この齢になるとね、ちょっと気をつけないと。パッドをしてないとね(笑)。
(マキタスポーツ)そう。パッドをしておかないと、漏れちゃうから(笑)。
(清水ミチコ)マキちゃん、出てるよって(笑)。
(マキタスポーツ)さあ、僕はこれで行きました。ということで、今度ミチコさんの番でございます。
(清水ミチコ)私はですね、黒木瞳さんで『運命 ぐうぜん』です。
(マキタスポーツ)これ・・・ミチコさん、ご自身、レパートリーで黒木さんやられますよね?
(清水ミチコ)えっ?そうでしたっけ?
(マキタスポーツ)(笑)
(清水ミチコ)やってないですよ。
(マキタスポーツ)よく言うわ!(笑)。
(清水ミチコ)びっくりするな、この人。たぶん誰かと間違え・・・ミラクルひかると間違えてる(笑)。
(マキタスポーツ)ミラクルひかるじゃないよ!違う違う違う違う!えっ、でもなんでですか?これ。
(清水ミチコ)あの、ええと、黒木さんだけじゃなくて、宝塚の方の全般的な歌い方っていうのがなにかパターンであるんですよ。これね、理屈で探したいんですよね。これを。
(マキタスポーツ)それでしたら僕も思います。前からなんかその、カラオケ番組みたいなの、あるじゃないですか。そこに宝塚の方が来て。それで流行っているJ-POPとかを歌うと・・・
(清水ミチコ)なんか、違う仕上がりに、ねえ。仕立て生地のいい感じになっちゃって。あれ?ジーンズがパンタロンになっちゃった・・・(笑)。
(マキタスポーツ)パンタロンっていうかその、ラグジュアリー感がすごいですよね(笑)。
(清水ミチコ)そうなんですよ!そこをやっぱり耳がね、キャッチしてしまうんですよね。感耳性っていうんですか?なんて言うんですか?
(マキタスポーツ)着耳点です。
(清水ミチコ)着耳点(笑)。
(マキタスポーツ)でも僕ね、ミチコさんが前ね、覚えているかわかんないですけど。『歌の上手い人ってちょっと貧乏くさいよね』みたいな話をミチコさんがTVブロスの対談でしたよ、たしか。
(清水ミチコ)言った言った言った!
(マキタスポーツ)その時に言ったので。なんか、僕ね、すごくそれが引っかかっていて。たしかに努力して、こう、ね。一生懸命歌えば、ある程度上手くなるじゃないですか。
(清水ミチコ)そう、そう。
(マキタスポーツ)そういうなんか芸を持っているのって、じゃない人たちがまた一方でいると。
(清水ミチコ)そうだね。で、なって言うのかな?まあ、いま特にさ、高い声でガーッ!って、上手いでしょ?みたいなのがあるじゃん。そうするとさ、引く感じなんだけど。
(マキタスポーツ)(笑)
(清水ミチコ)たとえばユーミンさんみたいに、ガーッ!っといかないで、鼻歌っていうか小唄みたいに、軽く歌ってもらうと、なんかリッチな感じがするんだよね。
(マキタスポーツ)わかるわー。
(清水ミチコ)わかんない?
(マキタスポーツ)いや、わかります。わかる。なんかその、リッチ感ですよね。
(清水ミチコ)そう。ギッチギチに私、ほら、ここまで、すっごい塗ったから!クレヨンで!みたいなのじゃなくて、スイッ、スイッてやってほしいんだよね。私はね。
(マキタスポーツ)だから、黒木さんにはそれを感じるってことですよね。そのラグジュアリー感ですよね?
(清水ミチコ)そうです!あと、浅田美代子さんとか。
(マキタスポーツ)浅田美代子さん(笑)。
(清水ミチコ)別に細かいことを言わないの。
(マキタスポーツ)そのかぶせ、いらなかったんじゃないかな?
(清水ミチコ)あ、ごめん。いい加減なこと言ったわ(笑)。
(マキタスポーツ)(笑)。あんまり必要じゃなかったんじゃないかな?って。黒木さんの後に浅田美代子さんは必要なかったと。ということで、この後まだまだ、ミチコさんと続きますよ。
(CM明け)
(マキタスポーツ)さあ、マキタスポーツがニッポン放送をキーステーションにお送りしている土曜もキキマスター。本日のゲストは清水ミチコさんでございます。よろしくお願いします。
(清水ミチコ)どうも、お邪魔しています。よろしくお願いします。
(マキタスポーツ)えー、そしてミチコさんをお迎えしてですね、気になる歌い方祭ということで。
(清水ミチコ)はい。これ、面白いね。うん。
(マキタスポーツ)とにかく、モノマネ以前のところで気になっていることをお互いに披露しあうという。はい。で、僕が1曲目に選んだのが、ダイスケさんですね。で、ミチコさんが1曲目に選んだのが、黒木瞳さんだったということで。
(清水ミチコ)はい。
(マキタスポーツ)ここからはまた、第2曲にいくわけですね。で、僕が選んだのはですね、こちらです!
MY LITTLE LOVER – ALICE [tv live] 投稿者 utadalove
(マキタスポーツ)聞いていただいているのがですね、My Little Loverの『ALICE』でございますね。
(清水ミチコ)うん。いいじゃないの。これ。なんなの?ぜんぜん、耳に『さよなら・・・スッ・・・』って。
(マキタスポーツ)さよならですか?
(清水ミチコ)サッと行っちゃった。
(マキタスポーツ)サッと行っちゃう。
(清水ミチコ)うん。顆粒ですよ。薬で言うとね(笑)。胃に優しい。
(マキタスポーツ)(笑)。薬事法的に、ちゃんとOKなね、やつですよね。
(清水ミチコ)当たり前ですよ。
(マキタスポーツ)当たり前(笑)。
(清水ミチコ)なんだよ!
(マキタスポーツ)その清涼感というか。
(清水ミチコ)そうそうそう!
(マキタスポーツ)あるじゃないですか。だけど、なんて言うんですかね?僕、ACOさんっていう方がね、このMy Little Loverのボーカルじゃないですか。あの、生番組で、いまはあんまりメディアに露出することはないんですけど。生番組とかにかつて出て歌っているところを何回か見たんですよ。生歌を。ハラハラしちゃって。
(清水ミチコ)(笑)。ああ、ハラハラね。
(マキタスポーツ)その、なんて言うんですかね。危ないよ、そっちに行ったら!みたいな感じの(笑)。
(清水ミチコ)おっ、大丈夫か!?って。
(マキタスポーツ)危ない危ない!危ない危ない危ない!落ちる!落ちる!って(笑)。
(清水ミチコ)(笑)。あー。私の世代で言うと、伊藤つかささんが歌い始めると、あー!大丈夫!?って(笑)。
(マキタスポーツ)(笑)。それです、それです!ただ、めちゃくちゃかわいかったじゃないですか。伊藤つかささんとか。
(清水ミチコ)うん、かわいかった。
(マキタスポーツ)でしょ?あの、だからあどけない無垢な少女性みたいなのが、この声の中にあるんですけど。
(清水ミチコ)そうですね。
(マキタスポーツ)いま現在のACOさん、どんな感じになっているのかをちょっとわかんないんで。いまでも、その調子でいてほしいなとかって。まさに、ミチコさんがおっしゃるように、テクニックなんかつけて、大変な・・・
(清水ミチコ)ヨゴレになってほしくないと。
(マキタスポーツ)ヨゴレじゃ・・・(笑)。
(清水ミチコ)ヨゴレ、言い過ぎね(笑)。
(マキタスポーツ)その、芸をね、すごく芸は身を助くみたいなことになっていてほしくないなっていう願いを込めてなんですけど。
(清水ミチコ)うん、うん。たまにさ、やっぱりあの、デビュー曲のあの初々しさがよかったのに、なんて言うんですかね?歌い回しを変える人もいるもんね。
(マキタスポーツ)います。それ、山本リンダさんの『こまっちゃうナ』って言っていたころと・・・
(清水ミチコ)(笑)。懐かしの・・・で。あれ?アレンジした?リンダちゃん?って(笑)。
(マキタスポーツ)リンダさんのその、すごい感じ、あるじゃないですか。最初のプレーンなころはよかったなっていう感じとか、正直あるじゃないですか。でもやっぱり、芸能人なんで、進化を止めないじゃないですか。だからね、ひとつのところにとどまってられないという気持ちもわかるんですけど。一リスナーとしてはそういう気分もありますよね。
(清水ミチコ)そうですよね。この方はこの方のまま、いてほしいと。
(マキタスポーツ)いてほしいとなという感じを込めて。やっぱり気になる声質。歌い方ともにね。ということでございました。さあ、ミチコさん、次は何を?
(清水ミチコ)はい。私が提唱したいのは、のこいのこさんの、これはね、ポンキッキかなにかでやっていたシリーズなんですが、『パタパタママ』です。
(マキタスポーツ)これが・・・
(清水ミチコ)これがね、私すごくもう若い頃から気になってというか、耳について。着耳点ではもう、本当に高い、高得点を(笑)。
(マキタスポーツ)でもこれ、気になるわー。
(清水ミチコ)すごいハイテンションですよね?
(マキタスポーツ)いや、この歌もちろん聞いたことがあるけど、こんな歌い方してたんですね。
(清水ミチコ)そうなんですよ。『パータパタママァー!』。
(マキタ・清水)『パータパタママァ!』。
(マキタスポーツ)(笑)。いや、あの、なんか言い方が合ってるかわからないですけど、ビブラートのところに、『私はここにいるよ!』っていう叫びが聞こえてくるような。
(清水ミチコ)(笑)。そうですね。そういう感じ。昔のさ、あの、これはたぶん子どもさんが聞いているからっていう頭をそれがかすめてね。この方も。よく聞こえるように、言葉をちゃんと伝えたいっていうのがあると思うんですよね。
(マキタスポーツ)ええ、ええ。
(清水ミチコ)やっぱりあの、童謡歌手ってそういうあれがあるんですよね。うん。『おぉーおっきなのっぽのふるどけいー!』。
(マキタスポーツ)(笑)
(清水ミチコ)お前、バカか?って言いたくなる・・・(笑)。
(マキタスポーツ)バカか?って言っちゃダメ!ダメですよ!ミチコさんが破けた!(笑)。
(清水ミチコ)(笑)
(マキタスポーツ)破けないでー!
(清水ミチコ)ただあんまりにも子どもに寄ってると、『そこまで子どもはあれじゃないよ』って言いたくなります。
(マキタスポーツ)わかります。そんなに親切にしなくても大丈夫よ!っていうのはありますよね。
(清水ミチコ)(笑)
(マキタスポーツ)あと、僕あの、アニメの主題歌を昔歌っていた方が、テレビ番組とかに登場した時とかのドキドキ感ってあるじゃないですか。
(清水ミチコ)ありますね。
(マキタスポーツ)で、往年のたとえばサザエさんの『えっ?ご本人登場?』みたいな感じで歌っている時に、ものすごく、お張り切りになって歌われたりするじゃないですか。
(清水ミチコ)そうですね。で、なんか自分の中でなにかが砕け散っていく(笑)。あれっ?っていう。
(マキタスポーツ)僕ね、1回だけカラオケで採点を競い合う番組に出た時に、サザエさんの主題歌を歌っている方が来てですね。本物登場!みたいな感じで。で、ご本人がサザエさんの歌を歌って、点数をこう、出すんですけど。その時に、思ったほど点数が取れなかったんです。ただ、僕らはライブで聞いて、その歌唱力の本当のすごさっていうものをびっくりしたんですけど。カラオケの点数の取り方って違うじゃないですか。
(清水ミチコ)違うからね。うん。機械的な方がね、うん。
(マキタスポーツ)そう。それで、『もう1回やらせてくれ』って言うわけですよ。
(清水ミチコ)出た、大御所(笑)。
(マキタスポーツ)大御所(笑)。『もう1回やらせてくれ』って。で、もうスタッフが後ろの方でざわざわし始めて。で、もう1回歌ったんですけど、『ここががんばりどころだ!』って思ったんでしょうね。もう、過剰にビブラートをきかせたりとかしたんですけど。次にやった時ね、さらに点数が下がったんです。
(清水ミチコ)(笑)
(マキタスポーツ)それでもう、さらにおかしなムードになったんですよ。
(清水ミチコ)どうした?まあ、3回目はさすがに・・・
(マキタスポーツ)で、3回やって、なんとか、まあ規定の点数ぐらいになったんで、良しとしましょうみたいな感じで。その去っていく時の後ろ姿、見えなかったですよ。もう、見てらんなかったです。
(清水ミチコ)見ちゃダメだよ!マキちゃん!
(マキタスポーツ)見ちゃダメ(笑)。ありました。ええ。
(清水ミチコ)そっかー。
(マキタスポーツ)大御所のやつ、ありますよね。
(清水ミチコ)大御所ってね、そうなんだよね。『いちばん大事なのは何か?っていうと、スタジオの空気だよ』みたいなことを言いたい時、あるよね。
(マキタスポーツ)(爆笑)
(清水ミチコ)誰の点数じゃないんだよ!って(笑)。
(マキタスポーツ)(笑)。ありますよねー。
(清水ミチコ)めっちゃくちゃにしてくる時、あるからね。あの人たち。
(マキタスポーツ)そうそう。お構いなしでやったりする時、あるんですよね。こっち残されてるんですよ、スタジオにっていうね。
(清水ミチコ)あの、あなたちっちゃい声で言っても遅いですよ。これね(笑)。
(マキタスポーツ)聞こえてます?(笑)。
(清水ミチコ)マイクっていうものがありますから。気をつけてください。
(マキタスポーツ)はい。じゃあ僕はね、そんな感じでございましたが。あ、僕の方ね。いちばん最後か。ね。最後の曲でございます。えっとね、いろいろ悩んだんですけど、やっぱり僕はこの方。最後にかけたいと思います。
(マキタスポーツ)まあ、これはもうね、キングオブ癖と言ってもいいと思うんですけど(笑)。
(清水ミチコ)(笑)。そうですね。キャプテンですね、やっぱり。癖という船の。
(マキタスポーツ)キャプテン・癖・ザ・シップですから。
(清水ミチコ)でも、私よく聞きましたよ。20代。これ。
(マキタスポーツ)やっぱり聞きましたでしょ?ねえ。やっぱり鼓舞されましたし。
(清水ミチコ)いまだにね、ちょっと聞いてると、おっ!っと思うもんね。やっぱ。
(マキタスポーツ)なるじゃないですか。カンフルっていうかね、そういう感じしますけど。あの、剛さんはもともと歌い方っていうのが、すごくプレーンだった歌い方があったわけじゃないですか。
(清水ミチコ)うん。昔ね。うん。
(マキタスポーツ)あの、『かんぱーい♪』って歌っていた時代があったんですけど。
(清水ミチコ)(笑)。似せるな。
(マキタスポーツ)それが、いつ頃からか、『かたぁーいきずぅなにぃー♪』とかに、歌い方になって幾久しいわけですけど。
(清水ミチコ)そうですね。
(マキタスポーツ)この、もう気がついたらもう、キャプテン・癖・ザ・シップになっているぐらいのものすごい歌い方になっていて。
(清水ミチコ)うんうん。個性のね。
(マキタスポーツ)そう。個性。
(清水ミチコ)個性という波を乗り越えると、やっぱりこうなるんですね。やっぱりね。
(マキタスポーツ)(笑)。
(清水ミチコ)すごいね、やっぱり。
(マキタスポーツ)でも、そこで初めて歌い方っていうのがあるんだって、なんか改めて思ったんですよ。だから、なんて言うか、歌い方っていうのに自分なりのものを、アーティストもね、なんか自分のオリジナルの歌い方っていうのを探していくのかな?って思ったんですよ。
(清水ミチコ)うんうん。そうですね。そうなんじゃないんですか?
(マキタスポーツ)なんか生まれっぱなしの声みたいな感じとかじゃなくて。
(清水ミチコ)自然じゃなくて。
(マキタスポーツ)そうそう。なんか、モードみたいなもんで。なんかあるのかな?とかって、初めて気がついたのが長渕さんだったんです。
(清水ミチコ)なるほどね。まあ、勉強になりましたね。あなた、まだ呼び出されてないもんね?
(マキタスポーツ)(笑)。呼び出されたことがある?
(清水ミチコ)(笑)。お前、まだその段階。私はちゃんと呼び出されて、お話しましたからね。
(マキタスポーツ)ちゃんと呼び出されて。なんですか?その職員室システムみたいなの。なんかしたんですか?
(清水ミチコ)(笑)。私が顔真似写真を出した時に、彼がそれをお知りになって。お話があるということで、まあ、僕のコンサートに見に来ないか?っておっしゃってくれて。で、まあ見に行って、手打ちと言いますか。
(マキタスポーツ)手打ち(笑)。言葉を選びましょう、ミチコさん。手打ちってなんですか?
(清水ミチコ)手打ちってだから・・・
(マキタスポーツ)アウトローの方が使う言葉ですよ、それは。
(清水ミチコ)間違えた(笑)。これ、だから『清水さん、これからの僕もどんどんやってくださいよ』ってことで。長渕剛カレンダーくださったり、CDくれた、ポスターくれた。もう、いろいろたくさんくれました。もう本当に。なんですよ(笑)。
(マキタスポーツ)(笑)
(清水ミチコ)組のもんだからね。あたしゃ。
(マキタスポーツ)違いますよ(笑)。あたしゃってどこなんですか?
(清水ミチコ)(笑)
(マキタスポーツ)浅草へお戻り!もう、本当に。なにを言ってるんですか。まあね、僕ね、いろいろ悩んだんです。でもね、だから歌い方っていうのがあるということで、だから話ぜんぜん違うようですけど、ATSUSHIさんっているじゃないですか。ATSUSHIさん、休業されていた時に、三代目J Soul BrothersのSHOKICHIさんとかが、パッと見たらATSUSHIさんと同じ歌い方をしてるんですよね。
(清水ミチコ)ほー。代理を俺が務めるなら、やっぱりその分、ちょっとでもっていう感じがあったのかな?
(マキタスポーツ)だから、クリカンのルパンシステムみたいな。
(清水ミチコ)いや、違うと思いますよ、それは。
(マキタスポーツ)みたいな感じっていうか(笑)。なんか、その型ですか?型みたいなものがあるのか?みたいな。
(清水ミチコ)そうですね。ただ、やっぱりあるんじゃないですか?ちょっと。あの、EXILEのATSUSHIさんが休んでいる間、ここでやっぱりさ、ソフトな声じゃないだろ?っていうかさ。
(マキタスポーツ)あるんですかね?(笑)。
(清水ミチコ)あるんですよ。だから、己を出すなよ!っていう(笑)。
(マキタスポーツ)己を出すなよ!(笑)。
(清水ミチコ)そうじゃなくて、ニーズを感じろ!風を感じろ!(笑)。
(マキタスポーツ)風を感じろ!(笑)。
(清水ミチコ)舵を取れ!お前がー!鉄矢、コラー!
(マキタスポーツ)鉄矢、コラ!(笑)。いろいろ混ざったよ、いま(笑)。鉄矢のお母さんが出てきたみたいな感じになってますよ(笑)。鉄矢のお母さんの母乳を発射しましたよ。
(清水ミチコ)(笑)。すいません、すいません。母乳間違いでした。
(マキタスポーツ)母乳間違いっていう言葉、ないですけど。ええとね、あとね、ももクロっているじゃないですか。ももクロの子たちと、その後輩でエビ中っていう子たちがいるんですけど。エビ中が同じしゃべり方をするんですね、やっぱりね。
(清水ミチコ)ああ、なるほどね。
(マキタスポーツ)だからやっぱりそういうのって、事務所とかね・・・
(清水ミチコ)人間ってでもさ、やっぱりさ、なんか私が言うのもあれだけど、やっぱりモノマネするようにできてるんだよね。そうなりたいっていうパターンになるんじゃないの?
(マキタスポーツ)ね。だからなっていくんですよね。だって、子どもは親の真似をしますもんね。やっぱりね。
(清水ミチコ)するし、あんたたちの軍団なんか、みんな一時、たけしさんになってたでしょ?っていうか、日本中なっていたわ。
(マキタスポーツ)日本中が。『おいら、バカヤロー』なんつって。
(清水ミチコ)そうそうそう。中身考えろ!っていう(笑)。
(マキタスポーツ)中身考えろ(笑)。そうだよ。おめー、ぜったい『おいら』なんて一人称じゃなかったじゃねーかよ!っていう(笑)。そう。
(清水ミチコ)貼り付け方が下手な人、いっぱいいたもんね。
(マキタスポーツ)ペーストが下手なんですよ。ダメなんだよっていう。でも、タモリさんの真似をする人、いないですよね。
(清水ミチコ)そうですね。あんまり癖がないのかな?
(マキタスポーツ)ねえ。癖がない。
(清水ミチコ)そう言えば、俺が!っていう発信がないもんね。
(マキタスポーツ)そうですよね。だから、あんまりやりようがなかったですね。
(清水ミチコ)そうかもしれない。『タモソ』っていう人はいたよ。
(マキタスポーツ)あ、タモソっていう人がいた(笑)。
(清水ミチコ)知ってた?
(マキタスポーツ)伝説では聞いたことがあるんですけどね。
(清水ミチコ)タモリさんより一回り小柄にした男で(笑)。
(マキタスポーツ)(笑)。いたんだなー、タモソってのが。
(清水ミチコ)いたんですよ。でもタモリさんがその人を見るたびに、ちょっとゾッとした顔をしてた。一瞬、そういう。
(マキタスポーツ)へー。
(清水ミチコ)気持ち悪いっていうような感じだったね。うん。
(マキタスポーツ)あー。でも、ミチコさんのモノマネをする人もいないですもんね。
(清水ミチコ)あ、私もあれがないからかな?自分を。俺を!みたいなのが。私の歌声を聞いて!っていうの、ないじゃん。誰かになる私を見て!っていうのはあるけど。
(マキタスポーツ)そう。
(清水ミチコ)あれ?自分の歌って出さないもんね。
(マキタスポーツ)自分の歌、出してますよ。僕。
(清水ミチコ)真面目な歌、出してる?
(マキタスポーツ)出してます、出してます。やってるんですよ、実は。
(清水ミチコ)じゃあ、モノマネする人を待つ感じだね。
(マキタスポーツ)そうですね。でも、もしやられたら、なんかゾワゾワしちゃうと思います。
(清水ミチコ)ムッとしたらダメだよ。
(マキタスポーツ)(爆笑)
(清水ミチコ)自分はされて・・・(笑)。
(マキタスポーツ)自分はダメだ!(笑)。
(清水ミチコ)俺の真似、すんな!(笑)。でも、俺はするよ?君にジュースを買ってあげるじゃないけど(笑)。
(マキタスポーツ)そうですね、本当(笑)。
(清水ミチコ)それ、面白いな。
(マキタスポーツ)本当。グループ魂みたいになっちゃって。で、最後、じゃあミチコさん。行きましょう。
(清水ミチコ)私はですね、これ、昔から言いたかったんだ。これ、ぜひ聞いてください。琴のビートルズ『オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ』。
(マキタスポーツ)もう・・・(笑)。あの、お正月の雰囲気にはなんとか合ってますけどね。ミチコさん。
(清水ミチコ)合ってるんですかね?これ。
(マキタスポーツ)琴である以上は。
(清水ミチコ)お互いを殺し合っていると思うんですよ。琴の良さも、ビートルズの・・・
(マキタスポーツ)WIN-WINじゃなくて、LOSE-LOSE。
(清水ミチコ)はっきり言っちゃった。もう(笑)。
(マキタスポーツ)言っちゃった(笑)。でもね、僕もね、これね・・・
(清水ミチコ)和食屋でかかってるの。蕎麦屋とかさ。
(マキタスポーツ)そう。和食さと的なところですよね。
(清水ミチコ)うん、うん。さと的なことって、いいよ、そこは(笑)。いらないでしょう!
(マキタスポーツ)(笑)。いや、僕も前からこの琴のBGMっていうのは僕もまさに着耳しててですね。僕もね、いろいろ調べたんですけど。僕、いちばんぶったまげたのがね、『シーズン・イン・ザ・サン』。
(清水ミチコ)あー。
(マキタスポーツ)琴の『シーズン・イン・ザ・サン』はね、やられますよ。
(清水ミチコ)(笑)
(マキタスポーツ)本当、脱力しますよ。
(清水ミチコ)へー。『ストップ・ザ・シーズン♪』だよね。
(マキタスポーツ)そうなんですよ。それを、『ティンティン、ティンティン、ティンティティン♪』とかってやるんですけど。もうなんかね・・・
(清水ミチコ)(笑)。やっぱりね、まず夏と琴だね。
(マキタスポーツ)合わない!
(清水ミチコ)合わないんだよね。冬、秋・・・
(マキタスポーツ)アウトドア感、ないじゃないですか。琴は。
(清水ミチコ)そうだね。それでだね。うん。あとやっぱり、そうそうそう。アウトドアでやるとね、板がしなったりするからね。
(マキタスポーツ)しなったりするから。木は生き物ですから。そう。ギターのネックとかと同じだから。
(清水ミチコ)(笑)。人がボケたら、どっか突っ込んでよ!そうそう、じゃないよ(笑)。
(マキタスポーツ)(笑)
(清水ミチコ)収拾つかないよ!
(マキタスポーツ)しなる、しなる!
(清水ミチコ)エステなんか行くと、女の人はエステ行くじゃない?すると、オルゴールシリーズが。やっぱりサザンとかさ。うわー、ゾーッとするんだよね。あれ。
(マキタスポーツ)歌い方とはちょっと違うけど、気になるものですね。
(清水ミチコ)気になるというところですね。ものすごく、こう。
(マキタスポーツ)たしかに。侘び寂びで・オブラダみたいな感じになってますけど。これは。
(清水ミチコ)そうなんですよ。気をつけていただきたいですね。私、もし次回呼ばれたらね、杉良太郎さんの『MY WAY』があった。それもすごい聞いてもらいたい。
(マキタスポーツ)それはすごそうだな。
(清水ミチコ)うん、うん。はっきり言って、今回のCDにも、それで感化されて1曲入れたぐらいですから。また、ぜひ。聞いていただきたいと思います。そのうちね。
(マキタスポーツ)あの、森進一さんと美川憲一さんの『ズルい女』、聞いたことあります?
(清水ミチコ)森進一と、美川憲一?本物同士?すごいね。
(マキタスポーツ)(笑)。『あんた、ちょっといーおんなだったよぉー♪』って歌うんですよ(笑)。
(清水ミチコ)(爆笑)。本当?
(マキタスポーツ)すっごいです。ワガママな・・・
(清水ミチコ)『だけど、いーおんなぁー♪』って美川さんが?
(マキタスポーツ)それで美川さんが、オクターブ下で歌うんですよ。キーが高いところ、取れないから。で、『(低い声で)あんた、ちょっといー♪』ってぜんぜん声が出なくて(笑)。もうめちゃくちゃなことになってるのがあるんですけど。
(清水ミチコ)へー。
(マキタスポーツ)やっぱ大物の方っていうのはいいですよね。
(清水ミチコ)そうですね。大物ほどいいです。
(マキタスポーツ)いいですよね。というわけでございまして、もういろいろ新年早々、かなりカロリーの高い(笑)。
(清水ミチコ)失礼しました(笑)。おせちですね、おせち。
(マキタスポーツ)とにかく、あの告知などございましたら、ミチコさん。
(清水ミチコ)ええと、『趣味の演芸』という私のCDが出たばっかりなので。ぜひ、iTunesでも買えるので、ぜひ聞いてみてください。よろしくお願いします。
(マキタスポーツ)いろんなものを、くぐり抜けて世に出されているやつですよね?
(清水ミチコ)って、なんですか?別に・・・
(マキタスポーツ)いやいや、だって・・・
(清水ミチコ)レコーディングのドアとか?
(マキタスポーツ)『いろんな名高達郎』ってなんですか?だいたい1人に決まってるじゃないですか!
(清水ミチコ)(笑)。まあ、そういうことはね、くぐり抜けて来ました。人のこと、言えないでしょ?
(マキタスポーツ)言えません。はい。本当、お気持ちお察しいたします。というわけでございまして、新年一発目のゲスト、清水ミチコさんでございました。ありがとうございました。
(清水ミチコ)ありがとうございました。
<書き起こしおわり>