西島秀俊と玉袋筋太郎 ビートたけし愛を語り合う

西島秀俊と玉袋筋太郎 ビートたけし愛を語り合う たまむすび

俳優の西島秀俊さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。大のビートたけしファンである西島さんが玉袋筋太郎さんとビートたけし愛を語り合っていました。

(小林悠)もう本当、様々なドラマで引っ張りだこで。本当にお忙しい中、私驚いたのが、年末、たけしさんの特番でナレーションをなさってましたよね?

(西島秀俊)やりますよ!そりゃ呼ばれたら。もちろん。

(小林悠)びっくりしました。

(玉袋筋太郎)出世が早いねー、やっぱり(笑)。

(小林悠)それだけのたけしさんの大ファンでいらっしゃるんですね?

(西島秀俊)僕は、初めて一人暮らししたのは中野新橋で。

(玉袋筋太郎)ええっ!?中新ですか?

(西島秀俊)そうです。だから信ちゃんっていう飲み屋でダンカンさんとか飲んでらっしゃったりとかですね。駅前のラーメン屋で義太夫さんがよくラーメン食べてたりとかを。そういうのをこう、見ながら仕事のない、若いころをずっとすごしてました。

(玉袋筋太郎)じゃあ、同じチーム中野ですね?

(西島秀俊)中野です。はい。

(玉袋筋太郎)中野ブラザーズですよ。僕、鍋横ですから。

(西島秀俊)(笑)。本当ですか?

(玉袋筋太郎)鍋横ですから。いやー。

(小林悠)いいんですか?それで。いいんですか?実は今日のメッセージテーマが『私の方が好きです』ということで、本当に比べるのも野暮なことだとは重々わかってるんですが、どっちがたけしさんが好きか?というのをちょっと、はっきりさせておいた方がよいのではないかと・・・

(西島秀俊)(笑)。なるほど。いや、それは・・・軍団さんですからね。

ビートたけしのオールナイトニッポン世代

(玉袋筋太郎)いやいやいや、それは西島さんじゃないですか?いやー、でもね、好きですよ。私も。はい。オールナイト世代ですからね。

(西島秀俊)そうですよね。

(玉袋筋太郎)どのコーナーが好きだったんですか?

(西島秀俊)僕はあれですね。なんだろうな?

(玉袋筋太郎)中年エレジーコーナー?

(西島秀俊)エレジーコーナー(笑)。ありましたね。

(玉袋筋太郎)エレジーコーナーがいいんだよ!

(西島秀俊)小泉さんとかね。

(玉袋筋太郎)小泉せつ子!もう、ね。道上ゆきえ!

(小林悠)どんなコーナーなんですか?

(玉袋筋太郎)中年エレジーコーナーっつーのは、もう中年が、なんか日常を切り取ってるんだけど。なんかどんどんどんどん悲惨なことになっていくみたいな話なんだよ。うん。そういうコーナー。

(西島秀俊)室田先生のコーナーとかね。いろいろ、傑作が。知らなきゃダメ。どうなったんすか?あのデジタルアーカイブ化。

(玉袋筋太郎)アーカイブ化ね。うちの相棒がほとんど持っているって。

(西島秀俊)僕、だからテープ200本、博士に送ったんですよ。段ボールで。

(小林悠)ええっ!?

(玉袋筋太郎)すごい(笑)。

(西島秀俊)はい。

(小林悠)どうして博士にそれを送られたんですか?

(西島秀俊)なんか集めているってお聞きして。この間、番組でお会いした時に『僕、持っている』っていう話をしたら、『それを送ってくれ。それは埋蔵金みたいなもんだから』って言われて。

(玉袋・小林)(笑)

(西島秀俊)本当に事務所に送らさせていただいて。

(玉袋筋太郎)すいません。変態ですよ(笑)。

(西島秀俊)いやいやいや(笑)。

(玉袋筋太郎)当時、録音してたじゃないですか。あん時、要するに曲をカットしてたとか?

(西島秀俊)いや、それ僕の持っていたやつじゃなくて、ええと、マニアの方が四国かどっかにいらっしゃって。知り合いのツテでいただいたやつで。それは全部曲も・・・

(玉袋筋太郎)入ってるの?

(西島秀俊)いや、入ってないんですよ。CMとかもカットされていて。たしかにそうですよね、あれ。

(玉袋筋太郎)あれがね、うん、ほしいところではあるんだけど。まあ、ね。2時間の放送を、それを切るとちょうど90分のテープで入ったりするんですよね。

(西島秀俊)そうなんですよ。

(玉袋筋太郎)あの当時。CMは大切なもんですよ。CMっつーのは本当、大切なもんですけど。

(小林悠)まあ、そういう事情もあったりして。

(玉袋筋太郎)そうなんだなー。相棒が持ってるんだ。

(西島秀俊)なんかそれですごく、もう集まって・・・やべえ、ドラマの話、してないや(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(玉袋筋太郎)ドラマドラマドラマ。

(西島秀俊)いま、気づきました(笑)。

(玉袋筋太郎)だけど、うちの師匠の『Dolls』にもやっぱり西島さん、出てるし。

(小林悠)そうです。主演で。

(西島秀俊)そうなんです。

(玉袋筋太郎)で、あの『Dolls』っつーのはロシアではすごい、もうロングランで。

(西島秀俊)そうですね。ずーっとロングランで。上映されてるって。

(玉袋筋太郎)ロシア行ったら大変ですよ。もう。

(西島秀俊)いや、ロシア行ったことないんでわかんないですけど(笑)。

(小林悠)日本でもどこでも大変なことになってますよ。

(玉袋筋太郎)ハラショー!ハラショー!って。そうなんです。わかりましたよ、俺。西島さんがかっこいいな!っていうのは、わかった。もう。敗北でございます。

(小林悠)あ、負けを認めてしまいますか?(笑)。実はあの、過去に戻るっていう今回のドラマの話なんですけど、人生をやり直すっていう内容になっているわけですよね。過去に戻ってやり直すとしたら、たとえばですけど、たけし軍団に入るとか、そういったことは考えられないですか?たけしさんがそれだけ好きであれば。

(西島秀俊)それはね、憧れですよね。やっぱり。本当に。それはそうですよ。それはもう、軍団さんすごいですから。怖いですもん。本とか読んでると、もう絶対に入れないっていう。

(玉袋筋太郎)入らない方がよかったですよ。やっぱね・・・

(西島秀俊)いや、そういうことじゃなくて(笑)。

(玉袋筋太郎)富士山はね、見てるのがいいんです。登るもんじゃない。好きなものはやっぱね、見てる方がいいんですよ。

(西島秀俊)僕、あれ好きなんですよ。あの、北野さんに『これ、停めとけ』って車を言われて。駐車場、どうやっても入らないから軍団さん集めて、みんなで持ち上げたっていうのとか(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(西島秀俊)もう、そういう話を聞いてると、すごいじゃないですか。やっぱり芸人さんって。僕、芸人さんにはやっぱりすごく憧れあって。まあその中野新橋とかでも見てて、すごく憧れますけど、やっぱりちょっと自分には無理だな、力不足だなっていうのは正直なところです。

(玉袋筋太郎)何言っちゃってるんですか、西島さん・・・

(西島秀俊)いや、本当に。

(小林悠)もう、どうですか?こんなことを言われてしまって。もう・・・

(玉袋筋太郎)でも、もしかしたら弟弟子になってた可能性もあるんだよね。

(西島秀俊)そういうことですよ(笑)。

(小林悠)もしかしたら、はい。場合によっては。ええ。

(玉袋筋太郎)近所だしね。『中新か?じゃあちょっと行こうぜ、尚チャンラーメン』とかさ。誘ってたかもしれないよ。

(西島秀俊)年齢的にもそうですもんね。ちょっと下で。

(玉袋筋太郎)ちょっとですよ。はー・・・

(小林悠)すいません。なんか、たけしさんの話がほぼ7割になってしまいましたけど。いよいよ日曜日、オンエアー。

(西島秀俊)日曜9時です。『ウロボロス』は今夜10時です。

(玉袋筋太郎)『流星ワゴン』は日曜劇場!日曜劇場で流星ワゴンを流すっていうことが、やっぱり素晴らしいわけだ。

(小林悠)家族揃って見る時間帯っていうことですし。

(西島秀俊)本当に、親子三代に渡った話なんで。なんか本当に心に染みるドラマ担ってるんで。ぜひ、ご家族みなさんで見ていただきたいと思います。

(玉袋筋太郎)そうなんだよね。それぞれの受け身があると思うよね。自分がオヤジだったりとか、息子の目線から見たりとか。これがやっぱ素晴らしいんですよ。

(小林悠)やっぱりあの小説って男の人ですごくファンの方が多いと思うんですけど。やっぱり男性って自分とすごく重ね合わせる部分が多いんでしょうか?

(西島秀俊)多いですね。

(玉袋筋太郎)オヤジだよ、オヤジ。やっぱりオヤジなんだよな。昨日もウチの師匠と飲んでいて。菊次郎さんの話、してたもんな。お父さんの話、してたよ。で、ウチの師匠は結構恥かきっ子だったからさ。そんな思い出話をしてたよ。『菊次郎さんっつーのは本当真面目で寂しい人だったんだけどな』っつって、しんみりしちゃってね。そんな話も聞けて。そしてこの流星ワゴンとつながっちゃって。で、西島さんですよ。うん。

(西島秀俊)『菊次郎とさき』にも出てましたからね。僕は。

(玉袋筋太郎)僕は見てましたからね。弟子は出れないのかな?

(西島秀俊)呼ばれりゃ、なんでも行きますよ。

(小林悠)もう、たけしさんであれば駆けつけるということですね。あ、ちなみにですね、今日実はオープニングで、玉さんが社長会というものをやっていまして。たけしさんに奢ると・・・

(西島秀俊)あっ、それ聞いたことある!(笑)。

(玉袋筋太郎)俺が社長で、駆け出しの芸人のたけちゃんっていうと、『あ、どうも』なんて来るんですよ。それ、昨日やったんですよ。

(西島秀俊)(笑)。あ、昨日だったんですね。最後、お車代を渡すっていう、あれですね。

(玉袋筋太郎)お車代。渡しました。

(西島秀俊)すごいなー!

(玉袋筋太郎)西島さんの話も出てたんですよ。

(西島秀俊)あ、本当ですか?

(玉袋筋太郎)実は出てました。

(小林悠)なんて言ってました?

(玉袋筋太郎)これは、まだまだ言えないんですけど。西島さんだけには言うけど。

(西島秀俊)あ、本当ですか。

(玉袋筋太郎)そうそうそう。なんか言ってました。

(小林悠)ここじゃないところで。

(西島秀俊)僕、その『Dolls』出た時に、ぜったいに北野さんのファンだってことは、ぜったいに言わなかったんですよ。

(玉袋筋太郎)かっこいいな!この、やせ我慢。

(西島秀俊)本当にバレないように、なんにも言わずにいたんで。いま、ここ1、2年で。

(玉袋筋太郎)カミングアウトしたんだよね。

(西島秀俊)そう。もういいかなと思って。

(小林悠)ご本人を前に言ったことはありますか?

(西島秀俊)ないです。もちろんそんなことはしないです。

(小林悠)やっぱり人づてにというか。

(西島秀俊)人づてにというか、ぜんぜん・・・ご本人はね、知ってらっしゃるかわかんないですけど。

(玉袋筋太郎)最高の距離感ですよ。このアウトボクシングなんですよ。やはり、大事なのは。人との距離感っつーのは。

(西島秀俊)(笑)

(玉袋筋太郎)かっけーな!西島さん。俺、すぐ言っちゃうもん。『好きだ』って。

(西島秀俊)(笑)

(玉袋筋太郎)すぐ言っちゃうんだもん。好きだ好きだって。

(西島秀俊)直訴(笑)。オールナイト。放送局の前で。

(玉袋筋太郎)オールナイトニッポン終わりで。

(西島秀俊)やりたかったなー、俺も。それ、したかった。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)まさかこうやって2人がスイングするとは思いませんでした。最後の最後に、ラジオの前のリスナーのみなさまに、メッセージ。改めてお願いいたします。

(西島秀俊)そうですね。本当に日曜劇場らしい家族の、楽しく笑って、そしてジーンとするドラマができました。本当に本当に素晴らしいドラマなので、ぜひ、ご家族のみなさんで、テレビの前に集まって。9時です。今日の夜は10時。『ウロボロス』です。すいません。よろしくお願いします。ぜひ見てください。

(玉袋筋太郎)いよっ!

(小林悠)ありがとうございます。日曜劇場『流星ワゴン』。1月18日、日曜日夜9時からスタート。初回は2時間スペシャルです。たまむすびという番組、たぶん聞いていただいたのも初めてだと思うんですが、いかがですか?この番組の印象というのは?

(西島秀俊)いや、もうあっという間ですね。

(玉袋筋太郎)そうですよね。しゃべり足りないっすよね?

(西島秀俊)ぜんぜん足りないですね。

(玉袋筋太郎)『その筋の話』っていうコーナーがありますんで。

(小林悠)2時台にトークコーナーがありまして。

(西島秀俊)あ、本当ですか。じゃあもう1回、聞き直して。ラジオを復習して、改めて、コーナーのあの・・・っていう話を。あと、中野新橋のね、飲み屋とかを。

(玉袋筋太郎)そうですね。ええ。

(小林悠)よかった!約束が出来ました。じゃあ、その筋の話でお待ちしておりますので。ぜひよろしくお願いします。流星ワゴンから西島秀俊さんでした。誠にありがとうございました

(西島秀俊)ありがとうございました。

(玉袋筋太郎)ありがとうございました!

<書き起こしおわり>

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