（吉田豪）でも、なんだろうな？昔、前田日明さんがリングスっていうのが渋谷に事務所があった時の話で。あのへんに裕也さんの自宅もあるんですよね。で、聞いたんですけど。1回対談したのかな？で、ある日、夜の6時ぐらい。突然その事務所に誰か来たと思ったら裕也さんで。『前田さん、いますか？』『はあ・・・』『これから飲みに行こうと思いまして』って（笑）。どうしよう！？っていう。裕也さんに何のお菓子出していいかもわかんないんで、事務所がパニックになって（笑）。
（上柳・松本）（笑）
（吉田豪）なんのアポもなしに突然来るらしくて。
（上柳昌彦）『飲みに行こうと思いまして』って（笑）。小学生が遊びに来るみたいな感じで。純粋なんですかね？
（吉田豪）純粋ですね。突然来るんだ！っていう（笑）。
（上柳昌彦）来たい！って思ったら、行ってしまうんですよね。
（吉田豪）玉置浩二さんに近いかもしれないですね。玉置さんも突然。『いまから歌、歌いに行きたいんだけど』っていう感じで、突然来るって言ってましたよ。
（上柳昌彦）『歌、歌いに行きたいんだけど』。
（吉田豪）歌の出前してくれるんですよね。友達には。
（松本秀夫）さっきの、『モックン、やっちまいな！』って言うと、モックンは跳びかかっていくわけですか？
（吉田豪）モックン。とりあえずタックルで抑えるっていう（笑）。どう考えたって、希林さんの方が怖いですよ。聞けば聞くほど。
（上柳昌彦）なるほどねー。どこで恋愛関係におちいり、一緒になろうってなったんですかね？お二人ね。
（吉田豪）何度も別れそうになってるけど、まだ続いてる感じ。
（上柳昌彦）そうなんだよなー。それじゃあその、『シェキナベイベー』。指原さんと。内田裕也 feat.指原莉乃ということで。聞いてみますかね？
（松本秀夫）どういう感じになってるんでしょうね。
（上柳昌彦）ジャケット、2人で写ってますもんね。
（吉田豪）結構いいですよ。
（上柳昌彦）はい。いま、博多の方に行ってますけども。では、内田裕也 feat.指原莉乃『シェキナベイベー』。
内田裕也 feat.指原莉乃『シェキナベイベー』
（上柳昌彦）内田裕也 feat.指原莉乃『シェキナベイベー』。この曲を聞いて頂いている間にも、内田裕也さんのいろんなお話を吉田豪さんから伺ったんですが。まあ本当に、自分の場じゃないと出ないとかっていうのはあるんでしょうね。
（吉田豪）で、自分の場に無理やり変えていく感じですよ。だから『夏の魔物』っていうロックフェスで同じイベントに出た時に、フェスだからいろんなところでバンドが演奏してるんですけど。それがうるさすぎる！って言って激怒して。本来なら6時9分とか、ロックの時間に出るはずだったのに、『あいつらが終わるまで出ない！』って言って車の中たてこもって。裕也さんが出るのに1時間かかったんですよ。1時間、完全に空いちゃって。もう面白くてしょうがなくて。
（松本秀夫）スタッフはもう・・・
（吉田豪）大パニックですよ！
（松本秀夫）ですよね。
（吉田豪）僕、それをバックステージで裕也さんがどうなっているのかを確認して。うわー、おもしれー！って。でも出てきたらご機嫌なんですけどね。
（松本秀夫）フェスですからね。いろんなとこでいろんなことをやってますからね。
（吉田豪）マイペースですよ。『あいつらが演奏やってる限り、俺は出ねーぞ！』って。そのせいでどんどん押しまくって、大問題になったんですけどね。そのイベント。
（上柳昌彦）なるほどね。だからそういう人が、面白いんですよね。吉田豪さんは。
（吉田豪）面白いし。いや、本当国宝級ですよ。ちゃんと保護しないと！っていう。
（松本秀夫）だから吉田豪さんにとって内田裕也さん、最初に『昔の話はいいんだ！』って言われて、『あっ！』っと思って方向性を変えて。『いま、じゃあお話したいことを』って言いながらちょっとずつ吉田豪さんの話を聞いていくという。これは上手い方法だと思います。これ、僕らも参考になりますよ。
（上柳昌彦）とにかく言いたい方をもう、言わせて。
（吉田豪）付き合いましょうっていうね。
（上柳昌彦）で、それをきっかけに、もう、『ああ、吉田か』ってなるんですからね。
（吉田豪）フェスの時も挨拶に行きましたよ。PANTAさんと一緒に。PANTAさんと一緒なら大丈夫だ！っていう（笑）。
（上柳昌彦）で、よく来たな！と。上手いなー。人の懐に上手く、スッとこう、入っていく術が吉田豪さんですよ。
（吉田豪）裕也さん、でも結構見てるんですよね。『おう、吉田！テレビで見たぞ、お前！』って言われて（笑）。チェックしてるんだ！っていう（笑）。
（松本秀夫）サブカル的なものもお好きなんですかね？
（吉田豪）押さえてるんだ！っていう。
（松本秀夫）テレビでザッピングしてるところとかって、あんまり想像つかないですけどね。
（上柳昌彦）わかんないよなー。私生活がわかんないから、またそれは面白いんでしょうね。そういうのをちょっと吉田豪っていうフィルターを通して聞くと、それがまた面白い話になると。
（吉田豪）だから大変なのは裕也さんのインタビューをした僕の『人間コク宝』っていう本が、ジョー山中さんとか桑名さんとかも出てたんですけど。それは裕也さん、読んでなかったらしいんですよ。単行本が出た時にそれを読んで、桑名さんとかジョーさんとかが『裕也さんのことを酷くてちょっと殴ったことがある』みたいな話が出てたんですよ。それを読んで激怒して。編集部電話して、『あれは本当か！？お前らが作ったんじゃなくてあれ、本当にジョーが言ったのか？』って言い出して。『もし本当だったら、俺はジョーとの付き合い方を考えなきゃいけねえ』みたいな。大変なことに巻き込まれて（笑）。
（上柳昌彦）あー・・・
（吉田豪）その直後に、とある人の結婚式でジョーさんと裕也さんが一緒にいるところに遭遇しちゃって。うわー・・・これ、逃げようかな？みたいな（笑）。
（上柳・松本）（笑）
（吉田豪）大変でしたよ。
（松本秀夫）始まらなかったですか？
（吉田豪）始まらなかったです。大丈夫でした。付き合い方、考えないですんだみたいです。よかった！（笑）。
（上柳昌彦）今日は体調が悪い中、たくさんスタジオの中でも着込んで。面白い話をしていただきました。内田裕也さんのお話でした。ということで、プロインタビュアー吉田豪さんでした。どうも、ありがとうございました。
（吉田豪）ありがとうございました。
＜書き起こしおわり＞