石塚英彦が語る ダジャレを連発するようになったきっかけ

石塚英彦・玉袋筋太郎 スナック愛を語る たまむすび

石塚英彦さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。石塚さんの特技ダジャレを連発するようになったきっかけについて語っていました。

(玉袋筋太郎)でもやっぱちょっとコメディーで行きたいんじゃないかな?みたいな部分はあったんすかね?

(石塚英彦)なんすかね?僕の中ではそれはなかったんですけど。やっぱりそれで(劇団ひまわり青年部に)合格して入ってからも、なんか真面目な芝居でも周りがクスクス笑い出したりとか。で、そのうちね、笑われないと嫌になってきちゃうんですよ。

(小林悠)(笑)。笑いを求めるようになっちゃうんですね。

(石塚英彦)それがだからたぶんちょっと、あるきっかけなのかもしれないです。で、もう終いにひまわりの事務所の方も、『君はいるところが違う。君は違うところに行きなさい』と。まるでなんか夜中に現れた幽霊を追い払う時、『ここにいる場所じゃない』みたいな。

(玉袋・小林)(笑)

(石塚英彦)俺はここにいるべきじゃないみたいな。

(玉袋筋太郎)言われちゃったんですね(笑)。

(石塚英彦)そんなこと言われちゃったから、『ああー』と思っている時に、いまの事務所の。渡辺プロの『ヒップアップに続け!』っていう募集項目が。

(玉袋筋太郎)ヒップアップに続け!ですよ。島崎さん、川上さん、ですよ。小林さん。

(石塚英彦)『あ、じゃあ俺こっちなんだ』って。たまたまそれを見つけて、で、オーディションを受けていまの事務所です。

(玉袋筋太郎)ほー!そん時のオーディションってどんな感じだったんすか?ネタ作ってったんですか?

渡辺プロのオーディションでダジャレを連発する

(石塚英彦)いきなり、最初にネタを3分。でも、ネタってなんだかわかんないじゃないですか。で、僕が思いつくのはとりあえずダジャレを3分ぶん集めればいいんだと。

(小林悠)うわっ、大量ですね、それ。

(石塚英彦)『ヤクルトの応援団はなんで立って応援しないんだ?ヤクルト座ろうず!』っつって。まあ、こんな空気。こんな空気。

(玉袋筋太郎)素晴らしいですよ。

(小林悠)一瞬空気が・・・(笑)。

(石塚英彦)こんな空気ですよ。

(玉袋筋太郎)あ、それをやったわけですね。

(石塚英彦)『甘い顔してるね?サトウです!』なんて。こんな空気ですよ。

(玉袋・小林)(笑)

(玉袋筋太郎)面白いじゃないですか。

(石塚英彦)いま考えたら怖いですよ。これが3分続くっていう。

(玉袋・小林)(笑)

(玉袋筋太郎)180秒(笑)。1ラウンド。

(石塚英彦)したら、事務所の人がね、『面白いかつまらないかは別にして、お前はなにかある』って言ってくれたんだ。で、いまだにそれがなんなのかは教えてもらってなんですけど。

(玉袋筋太郎)えっ、同期って何人ぐらい入ったんですか?

(石塚英彦)同期はね、12人いましたね。

(玉袋筋太郎)すごいよ。大量ですよね。

(石塚英彦)いま中山秀征のウチの事務所なんですけど。ヒデちゃんの、当時ABブラザーズっていうのやっていて。その相方の松野くんが同期です。

(玉袋筋太郎)はー。メインストリートとか。是永とか?

(石塚英彦)是永克也。

(玉袋筋太郎)あれもずっと?同期。すごい!で、ナベプロでライブやるんですか?それとも、ラママコント大会が先なんすか?

(石塚英彦)あの、まず最初に渡辺でライブをやろうってことで。ところがみんな全員テレビもなにも出てなければ、どこにも入ってないんで。本当にもう路上に出てビラを配って。見に来てください!ということろから始めて。で、そこそこやっていると今度他流試合もしたくなって。それであの、ラママ。

(玉袋筋太郎)のコント大会。

(石塚英彦)あと、ぶっちゃあさんの『バーボン寄席』。

(玉袋筋太郎)バーボン寄席!あった!ブッチャーブラザーズの。吉祥寺の方ね。吉祥寺であったんだよ。バーボン寄席と新人コント大会っていうのが。

(石塚英彦)その2つはすごくて、事務所関係なく全員にチャンスをくれるんですよ。

(玉袋筋太郎)そうそうそう。

(小林悠)1回オーディションみたいな。ネタのチェックは?

(石塚英彦)もちろん、チェックしていただいて。それによって一本ネタのコーナーか、あとみんなでバーッと出るコーラスラインっていうのか・・・

(玉袋筋太郎)コーラスラインっつーのがあるんだよ。コーラスラインっていうコーナーはネタやってる時につまんないとお客さんが手を挙げちゃうんだよ。それが5人挙がったら、そこでお終い!みたいな。サドンデス。

(小林悠)あ、じゃあそれで最後まで残れるかどうか?っていう。

(玉袋筋太郎)もう石塚さんずっと一本ネタでしょ?

(石塚英彦)いや、俺なんかそのへんも恵まれてるんですよね。

(玉袋筋太郎)僕見に行った時、だって初めて見た時が19才だけど。石塚さん出てきて一本ネタやってましたもん。そうなのよ。

(石塚英彦)なんであの時、ダジャレで食えると思ってたんだろうな?

(玉袋・小林)(笑)

(石塚英彦)まあ、そのダジャレの5年分の積み重ねが、後にフレンドパークに活きてくる・・・

(玉袋筋太郎)おおっ!来た!

(小林悠)そうでした!覚えてます。

(玉袋筋太郎)それなんだ!ね!ダジャレ、大事ですよね。

(石塚英彦)あのね、やって無駄なものなんて、ひとつもないんだって思いました。

(小林悠)つながってますね。だって何年、間あいてますか?

(石塚英彦)いや、とてつもなくあいてます(笑)。10年以上あいてますからね。

(玉袋筋太郎)これがすごいよ。で、ダジャレ言うとさ、すぐさ、オヤジギャグとかみんな言うけどさ。ダジャレっつーのは崇高なもんなんですよ。

(小林悠)崇高!?

(玉袋筋太郎)大変ですよ、そりゃあ。

(小林悠)たしかに覚えているのはそのフレンドパークのダジャレが、いままで誰も話したことのないダジャレといいますか。完全オリジナルでしたよね。

(石塚英彦)そうですね。僕の中ではオリジナルでしたけど。気がつかないうちに誰かがそれをやっていたっていうのもありますけどね(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

<書き起こしおわり>

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