ファンキー加藤・玉袋筋太郎 スナックへの愛を語り合う

ファンキー加藤・玉袋筋太郎 プロレスを熱く語り合う たまむすび

ファンキー加藤さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。スナック研究大家の玉袋筋太郎さんと、スナックの魅力について語り合っていました。

(小林悠)実はだいぶ前から加藤さんがうちの玉さんに憧れているという噂を各所から聞いていたんですよ。それはなぜかというと、スナックがお好きだからということで。

(ファンキー加藤)そう。スナックがお好きというか、ちょっとね。入り口の部分なんですけどね。

(小林悠)そこ、行きましょうか。『スナックの大先輩である玉さんに弟子入りしたい筋』。

(玉袋筋太郎)うーん。やっぱりスナック。旅する人だから全国各地のスナックに行けるんだよ。

(ファンキー加藤)まあ、最初はいわゆるキャバレークラブっていうところですか?キャバクラ的なところで関係者さんとみんなで行ったりするじゃないですか。ほんで、すすきののキャバクラに行ったんですよ。

(小林悠)あ、札幌の。

(ファンキー加藤)キレイな女性が多くて。そうすると、隣にみんなキレイな女性がついちゃうもんで、みんな個人プレーに走っちゃうわけですよ。なんで、みんなでグルーヴ感が出ないんですよね。個人プレーで、どうやって電話番号交換しようか?みたいな。そういう一対一のシングルマッチが始まっちゃうわけですよ。僕は団体戦をしたいのに。

(玉袋筋太郎)そうでしょう?

(ファンキー加藤)だけど、おもしろくないな・・・って。じゃあ次の日、ちょっと趣向を変えてスナック行ってみるか?っていったら、えらいグルーヴして。スイングしたんですよ。試合がスイングしたんですよ。これか!と。1人のママ。ちょっと個性的なママを中心に、みんなで輪になってしゃべれる。もう本当、キャンプファイヤーみたいな、そういう空気があるわけですね。

(玉袋筋太郎)そうなんだよ。

(小林悠)あー、わかりやすい。

(玉袋筋太郎)まあ、俺は一種の混浴って呼んでるけどね。ぬるめの半身浴を混浴状態で。これなんですよ。

(ファンキー加藤)わかりやすい!で、それ以降ですね、結構地方でも『スナック行きましょう』ってことになって。

(小林悠)キャバクラではなく、そっちの方を巡っていくと。

(ファンキー加藤)なりました。

(玉袋筋太郎)頼もしいよ。35才でね、スナッカーズがいるんだから。

(ファンキー加藤)(笑)。スナッカーズ。

(玉袋筋太郎)バトンタッチできたってことだからさ。次世代に。これなんだよね。うん。

(ファンキー加藤)ちょっとね、いろいろ教えていただけたらと。

(玉袋筋太郎)そりゃキャバクラ行ったらモテモテよ。それを捨ててスナックに行くっていう。このね、潔さ!かっこいいねー、惚れちゃったね。俺は。

(ファンキー加藤)ありがとうございます。

(小林悠)どういうスナックが?玉さんもあるじゃないですか。いろんなスナックの見極め方。ここはいいみたいな。加藤さん的にはこういうところに入ろうみたいなのは?

(ファンキー加藤)やっぱりいまのところ、ママがですね、その地で何十年も泥水すすって生きてきたっていう。

(玉袋筋太郎)これ・・・よく言った!

(ファンキー加藤)(爆笑)

(玉袋筋太郎)いま、時代はね、氷水じゃねーんだよ!泥水だよ!清濁併せ呑む、これ!このね、生き方だよね。

(ファンキー加藤)だからそのママを話せば、まずその土地のことはわかりますよ。全部わかります。

(玉袋筋太郎)全部わかる。1人地場産業だから。スナックは。

(ファンキー加藤)そうですね。下手にその観光地行くよりも、ママと2時間しゃべった方がその土地全てわかるぐらいです。

(小林悠)ああー。

(玉袋筋太郎)だから伊東温泉のさ、スナックなんか行った時にさ、一応紹介されていちばん美味しいお寿司屋さん行って。ほいで食べたんだよ。で、その夜スナック行ってママに『今日、あそこの寿司屋行ったんだけど』『いや、あそこ落ちるわよ。もっとすごいところ、あんのよ』って教わって、またそっちの店に行ってみたり。そういうガイドブックに載っていない、地球の歩き方、るるぶに載っていない情報がスナックにはあるわけなんですね。

(小林悠)インターネットにも載っていない情報が。

(玉袋筋太郎)だから『クリックよりスナック』って言ってるわけだよ!

(ファンキー加藤)(爆笑)

(玉袋筋太郎)これなんだよ。是非ともこれからもね、全国のスナックを開拓して。

(ファンキー加藤)そうですね。これからはいろいろスナック行ってみたいなと思います。

(小林悠)私も数回しかないんですけど、スナック行くとみんなでカラオケ歌いますから。歌う歌、困りません?

(ファンキー加藤)いや、でもそんなことないですよ。あの僕、スナック用に歌を作ったんで。

(小林悠)いま、ここで流れている歌がまさしくスナック用に作った歌。

(ファンキー加藤)スナック用に(笑)。なんかよく自分の持ち曲を歌ってって言われるんですよ。だけど、ちょっとファンモンとかね、ソロの曲ってちょっとスナックに合わないなって前々から思っていたんです。なぜなら、健全なので。ちょっと日光浴しながら歌うような音楽なので。僕らのは。

(玉袋筋太郎)やっぱちょっと不健全な、ジメジメした感じがほしいし。

(ファンキー加藤)なので、もうこれはスナックでカラオケで歌おう!と思って完全に作った曲なんです。これは。

(小林悠)だって他の曲とぜんぜん毛色が違いますよね。

(玉袋筋太郎)違うよね。

(ファンキー加藤)ファンから心配されましたもん。どうしました?って。加藤さん、どうしたんですか?って。

(小林悠)(笑)

(玉袋筋太郎)『夜明けの雨浴びて 魔法が解けていく 後戻りできない 環状七号線』だもん。あるよ、環七沿いにもいっぱいスナックが。

(ファンキー加藤)(笑)

(小林悠)しかも、漢字で『紫陽花』っていう。

(ファンキー加藤)そうなんですよ。

(小林悠)なぜこのタイトルに?

(ファンキー加藤)ちょっとなんかこう、なんていうんですかね?隠微な漢字がですね。

(玉袋筋太郎)この紫陽花っつーとライバルが城之内早苗の『あじさい橋』になるからね。『あ あじさい』で入れちゃうと。

(小林悠)あ、出ちゃうわけですね。タイトルで。

(玉袋筋太郎)『あじさいば』・・・『は』だから。こっちの方が先に出てくるから。ぜひ、『あ』で。これですよ!

(小林悠)玉さんも歌ってくださいね。

(玉袋筋太郎)歌います!歌います!

(ファンキー加藤)気持よく歌えるんで。

(小林・玉袋)(笑)

<書き起こしおわり>

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