霜降り明星せいやさんが2025年6月13日放送のニッポン放送『霜降り明星のオールナイトニッポン』の中で以前、ラジオで「尾田栄一郎先生が『ONE PIECE』考察を嫌がっているらしい」と発言したことについてトーク。考察系YouTuberが引退するなど、一部界隈が騒然としたことについて話しつつ、自身の真意を語っていました。
(せいや)さあ、ふつおた(普通のお便り)。「ティモティ」。「以前の放送でせいやさんが『ONE PIECE』の尾田先生とLINEでやりとりしているというトークの流れから、少しだけ考察について触れたことがきっかけでいろんな『ONE PIECE』考察系YouTuberがざわざわとしていました。インターネットの揉め事が大好きな僕としては今一度、がっつりとこの件に触れていただき、血湧き肉躍る刺激的なSNSライフを提供してほしいのですが、この件を蒸し返えさせていただくことは可能でしょうか?」。ほんまにやばいメール、来てる! 「味噌汁、好き?」とかや。急に?
(粗品)ええやん。俺も好きよ、そういうの。
(せいや)真に受けてるやつ、おる!
(粗品)正直、ざまあ見ろって思ったな。最高の気分です。まだやめてないやつ、なんで?
(せいや)ああ、ややこしい、ややこしい! お前な……。
(粗品)えっ? 俺、もちろんこうやから。
(せいや)ええっ、お前!
(粗品)「ここまで来て、まだやめてないやつ、何?」ですよね?
(せいや)大きい声、出していい?
(粗品)どうぞ。
(せいや)『ONE PIECE』に、1個も迷惑、かけたなーーいっ! 最悪の気分でした。
(粗品)ああ、そうなん?(笑)。
(せいや)はい、この何週間か。「俺の大好きな『ONE PIECE』に、なんにも迷惑かけたないのにー!」と思ってた。「なんか勝手に揉めてるー!」と思って。
(粗品)いやいやいやいや、迷惑かけてないいですって。
(せいや)いや、その迷惑をかけてるか、たしかにわからん。
(粗品)全くかけてないよ。
(せいや)まあでも、いらんことや。あの『ONE PIECE』の世界において。『ONE PIECE』という平和な漫画、アニメ、夢を……っていうか、俺はもうラジオで『ONE PIECE』の話、もうほんまにその作品の中の話以外、せんとこうて思ったな。改めて。ラジオの一言でこんなことになんねんなと思って。
(粗品)おお、なるほどな。
(せいや)そうそうそう。もちろん「考察系をやめさせたいから言った」とか、そんなんは全くないからな。こんなことになんねやって、びっくりしました。で、なんか変に触れると結構ほんま……考察系YouTuberの人からもめっちゃ来たんよ。「弁明してくれ」とか、「俺の好きな考察系がやめていったぞ!」みたいな。
それはまあ正味、「知らんがな」とは思いながらも。でも、たしかにどうしようかなって。YouTubeで触れるか、このラジオで……この番組できっかけなんでね。触れるか、どうしようかな、みたいな。まあでもなんか今、変にまた言うのもまた話題になるから。もうほんまに『ONE PIECE』で変な話題を出したくないから、逆に静観してました。それで今、落ち着いたからたしかにこういうメールも読もうかっていう。
(粗品)で、どうなんですか?
(せいや)だからなんか、「尾田先生が考察が嫌いっていうことを俺が直接聞いて、それをみんなに報告した」みたいになってんのよ、今。
(粗品)ああ、なんかそういう認識ですよ。
(せいや)でもな、俺もラジオ聴き返してん。ちゃんと。ほんまに聴き返したら、その時の俺の意図もそうやし、その聴き返しても……「わからんけど」ってちゃんと言ってんねん。予想やねん。
(粗品)ああ、なるほど。
自分の発言を聴き返した
(せいや)「尾田先生、でも考察が嫌らしいで。いや、わからんけど」って言ってるんですよ。ちゃんと。で、「考察の仕方にもよるんかもな」って。で、粗品さんは「考察したら?」「まあ、たしかにな。すんのもありかもな」で終わってんねんで。ちゃんと。でも、たしかに俺の言い方も悪かった。でも、俺の意図としてはみんなが思ってる漫画家さん……だから尾田先生も昔、SBSで書いてんねん。昔。「考察は見ません」みたいな。「してもいいけど、見ませんよ」っていう。俺、それの感じやってん。
「でも考察、バンバンバンバン言われんの、直接的に言われるのとか、嫌ちゃうかな? 俺も距離近いし」みたいなんが勝手に「せいや、尾田さんとLINEして。それを尾田さんが言っていたのを公にした」みたいな。『ONE PIECE』ってエグい技、あんねんけど。マザーフレイムっていう全て消失させる技。俺は今、マザーフレイムと呼ばれてんねや。バスターコールとか。
(粗品)ええやん。
(せいや)「せいやのバスターコールで考察系YouTuberが死んでいった」とか、俺知らんって!
(粗品)そんなもん、人のお釜で飯食ってるやつやねんから、そんなん辞めさせたらええやんけ。
(せいや)ああー! あともう1個の理由がお前がおるから、よう触れんかったわ。相方、ややこい!
(粗品)俺、それ引き継ぐで?
(せいや)いらん!
(粗品)えっ? 引き継ぐで?
(せいや)俺が燃えそうな時、お前がなんか火をつける時があるから、危ない。
(粗品)燃えそうっていうか、そうでしかるべきというか。うん。
(せいや)それはもう、俺も考察好きやから、考察者側やねん。
(粗品)そのさ、じゃあ尾田先生本人はせいやに直接「せいやくん、考察、嫌なんだよ」って。これは言ってないってこと?
(せいや)一切、言ってない。というかそれをもし、仮に俺に言ってたとして俺、そんなん絶対に言わんもん。絶対にみんなが知ってる知識でしかしゃべりません。それは。そこまでモラルが欠如してへん。
(粗品)変にせいやが尾田先生のLINEを知ってるから、ちょっと歪曲して、リアルに……。
(せいや)まあ、そう。だから俺の言い方もたしかに、あの流れではそうなってまうなと思ったから、もうそういう話はもう絶対ラジオでせんとこうと思って。
(粗品)その単行本のエピソードとエピソードの間に入っている尾田先生の質問コーナー。そこで言っていた情報?
(せいや)そのイメージ。おお、いい進行ですね。今、なんかボケそうやなと思ったけど。いい進行ですね。
(粗品)ああ、いや、もちろん、もちろん。っていうことですよね。
(せいや)何が悔しいって、やっぱり俺が好きな『ONE PIECE』のちょっとでも……0.000001%でも、なんかが迷惑がかかっていやなっていうことで、静観してましたね。変に触れると……。
(粗品)まあ俺も『ONE PIECE』のこと、あんまり知らんし。尾田先生のこともあんまり知らんけど。まあ考察、嫌やろうなって俺でも思うもん。そのレベルってことね。
(せいや)そうそうそう。いい進行だ。
(粗品)で、これはね、ちょっと僕から言わせてもらいますけどね。
(せいや)うん、何? お前から? 何を言うの?
「考察」の楽しさと危険性
(粗品)考察……考察の域にとどまるんやったら、俺はいいと思うねん。別に。まあ別にな、その考察で金稼いで……とか、その辺はもう知らんけど。考察するのはまあ、自由やしさ。そこにも面白みがあるし。作品を育てる可能性もあるやん。考察って。でもやっぱり、たとえば考察が当たった時とかに「ほら、見ろ!」とかさ。なんやったら「もしかして、俺の考察を見てこうしたんちゃうん?」って。これは非常に良くなくて。だから尾田先生もな、「考察を見ません」って言ってるわけで。
たとえば俺らもさ、じゃあ俺なんかな、インスタのDMで「フリップネタ、考えました」とかなんか、来るねん。それはもう、見んようにしてる。尾田先生と一緒で。でも、そういうやつに限って、たとえばじゃあたまたまそいつと発想がかぶってな。で、ネタ披露してそれがYouTubeに上がった時に「僕のを採用してくれたんですね!」みたいなの、来るねんけど。それは非常に危険で。
まあ数年前に某アニメ会社はその自分のなんか設定みたいなんを送りつけていた人がいて。それを「パクられた!」って逆恨みした人が凄惨な事件を起こすみたいなのがあって。「いやいや、そんなん見てませんけど? 知りませんけど?」みたいな。そういうことになりかねへんから、あんまり過度な考察とかそういうのはやめた方がいいし。でも、この楽しむエンターテインメントの中での考察は全然いいよっていう話やもんな?
(せいや)いい進行だった! びっくりしたー! なんか、エグいこと言いそうやったけど。びっくりした。
(粗品)三連続ぐらいい進行、してるで?
(せいや)いい進行やった。いや、でもほんまにその通り。だから、まあ俺が言い方、たしかにややこしかったんはもちろん、この騒動を招いてしまって。ほんまに考察界隈だけやけど。炎上とまでも行ってないからムズかったんやけど。
(粗品)全然やん。スカッとしたけどな。
(せいや)でも、その引退していったそのユデロンっていう人がな、まず急に引退したんよ。大物考察系YouTuberみたいな。で、「ユデロンさんが引退したやんけ!」みたいな。でもそれ、知らんかなと思って。そのユデロンの引退動画も見たんよ、俺。