ウエストランド河本 爆笑問題ラジオ生放送での噛みつき事件謝罪書き起こし

真空ジェシカ ウエストランド河本のタクシー運転手噛みつき事件を語る 爆笑問題カーボーイ

ウエストランド河本さんが2024年4月30日放送のTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』生放送に出演。自身がタクシー運転手の方とトラブルになり、噛みつき・暴行をした事件について、謝罪をしていました。

(太田光)まあとりあえず、今日は非常に……本当にTBSの方々にもご迷惑をおかけして。この場をお借りしてですね。

(田中裕二)急遽の生放送ですから。

(太田光)本当に申し訳ないんですけれども。ちょっと河本と、並びに井口。2人、来てますんで。じゃあ、入ってもらってね。河本からまずは、言わなきゃいけないことがあるので。

(田中裕二)お二人、座っていただいて。

(井口浩之)すいません。どうも、ウエストランドの井口です。

(河本太)河本です。

(田中裕二)なんかデジャヴみたいな。お前……。

(太田光)こんなことが昔もあったよな?(笑)。

(田中裕二)「松村くんがこの後、ゲストで控えていて」みたいな時。

(井口浩之)カーボーイにここのところ、出てる回っていぐちんランドの報告、M-1優勝報告、この報告っていう(笑)。そうなんですよ。すいません、リスナーの皆さん。申し訳ないですけれども。

(太田光)じゃあ、河本から。

(河本太)はい。この度はお騒がせしまして。そして皆さんに迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした。

(井口浩之)すいません!

(太田光)ということですよね。まあ、それしかないよな。とりあえずね、本当にあれですね。言ってみりゃあ、一番はそのタクシーの相手の方。怪我をされているわけでしょう? お前が噛みついたんだよな。それで、お前の前歯が3本、折れて。それで自分で警察を呼んだっていうんだろう?

(河本太)はい。

(太田光)だからそれは、ご迷惑をおかけしたんだよ。被害者の人と。

(井口浩之)我々もね、普段タクシーの運転手さんにお世話になってますから。

(太田光)だって、言ってみれば我々のお客さんですからね。

(井口浩之)はい。本当に。ラジオも聞いてくださってるでしょうから。

(太田光)だから、言ってみればなんていうのかな? 我々は大衆芸能ですから。こんなバカ騒ぎをして金をねもらってる人とは違って、ちゃんと真面目に働いてる人たちに向けてお笑いを届けなきゃいけない。それをお前、噛みついてどうすんだよ?って話ですよ。

事件で早坂営業に穴を開けた河本

(太田光)あと、実はその次の日に営業があったんだよな。で、それもこいつは歯が抜けちゃって、顔にも傷があるというので、穴を開けているんですよ。だからとりあえず、そっちの……。

(河本太)そうですね。出番があったところのお客さんにもご迷惑を。

(太田光)並びにイベンターの。

(河本太)早坂さんにも。

(田中裕二)早坂営業ね。

(河本太)この間、しっかりお詫びさせていただきました。

(太田光)ナイツとか、大先輩も出ていたんでしょう?

(河本太)はい。助けていただいて。ともしげさんと相方の井口と一緒に舞台に出てくださって。

(太田光)で、井口がなんか1人で。それで早坂さんが言うには「いつもより面白かった」っていう。らしいんだけど、まあそんなことじゃないんだよ。わかっている?

(河本太)はい。

(太田光)「仕事に穴を開けた」っていうことだから。それはね、我々も……やっぱりね、俺らも太田プロの時に営業に行ってね。最初の営業だよね。

(田中裕二)鬼怒川温泉。

(太田光)鬼怒川温泉で。温泉総選挙、見た? ああ、見てない? 鬼怒川温泉に行って。もう入って数ヶ月で行って。会社の宴会で。ここで何度も話してますけど。漫才なんかできないのに「30分、やってくれ」って言われて。だから俺ら、その場で作ってな。アドリブでやろうとして。そしたらお客さんが当然、面白くないからさ。ブーブーブーブー言うわけ。酔っ払ってるから。そしたらさ、俺がだんだん頭に来ちゃってさ。「お前ら、酒飲んでんじゃねえよ!」って。宴会場なのに。「馬鹿野郎! こっちは素人なんだ! 人が働いてる時に酒を飲むって何事だ!」って言って、15分で降りちゃったんですよ。

で、「俺ら、素人なんだから」っつったら、イベンターの人から太田プロの副社長に「こういうことがありました」って話が行って。で、副社長に呼び出されて。「あなたたちね、自分のことを素人って言ったらしいわね?」って。それで俺、お客さんに毒づいたことを怒られるのかと思ったら、まずそのことを怒られたの。「プロっていうのは決められた時間……たとえば30分なら30分。15分なら15分。絶対にその時間は、受けなくても何でもいいから、埋めなきゃダメなんだ。それがプロなんだ」っていうね。散々、怒られたよね。あの時。

(田中裕二)そう。

プロとして一番やってはいけないのは、仕事に穴を開けること

(太田光)「面白い・面白くないっていうのは、どうとでも言える。それは人の主観だから。だけど穴を開けるっていうのは一番、プロとしてやっちゃいけないことだ」っていうね。それはね、なんか俺、響いたんですよ。その副社長の言葉がね。で、俺らはまだ素人芸だったんだよ。芸はね、素人芸だと思っているけど。少なくともその決められた時間を舞台上にいるっていう。太田プロダクションで教わったのはそこで。「いくら過労だなんだっていっても、現場で倒れろ」っていうのが教えたからね。だから、そういう意味で言うと俺らからしてみると、仕事に穴を開けたっていうのは、我々の時代で言えばこれ、「ギャラ3倍返し」って言われてたんですよ。だから本来、そうなんだよ。本来、そうなんだけど、そうやって早坂先生が「許す」っていうか。そういう風にね、寛大な処置をしてもらって。これ、本来だったらありえないですから。

(河本太)ご迷惑をおかけしました。本当に。

(太田光)そのへんもね。あと、いろいろな人がやっぱりね、なんていうか、河本のこと擁護するわけじゃないけれども。まあ、お笑いとしてやりやすくなるように……っていう気持ちでいろんなテレビ・ラジオで言ってくれている先輩たちもいるので。そういう人たちにも、そういう意味ではね、これから……。

(河本太)はい。返していければなと思います。少しずつでも。

(太田光)お酒は、それで?

(河本太)まあ、今のところ……。

(太田光)「今のところ」じゃないんだよ(笑)。

(河本太)もちろん、飲んでないですけども(笑)。

(太田光)それは「一生」なんだろう?(笑)。

(河本太)まあ、この先も飲まないようにはしたいと思っています。

(田中裕二)だんだん弱くなってきたな(笑)。

(河本太)誰も信じてくれないんですけども。

(太田光)誰も信じてくれはしないけども、まあ一応。

(河本太)そうなれたらいいなって。

ウエストランド河本・断酒宣言

(太田光)「なれたらいいな」って……頼りないな、またね(笑)。

(井口浩之)そういう決意でね、やるしかないですから。気持ちを切り替えて。

(河本太)そうですね。そういうつもりではいます。

(太田光)だってお前、中野のおっぱいパブでも失敗してるんだからね。酒で。

(井口浩之)そうですね。そこでやめてれば、こんなことにならかったんですから。

(河本太)そうですね。だからやめるタイミングはいくらでもあったんですけど、その妻の忠告とか、タイタンの方の忠告を聞かずに、ここまで来てしまったんで。でもさすがに、もうお酒を飲むわけにいかないんで、やめるつもりでこのまま、頑張りたいと思っております。

(太田光)うんうん。だから(芝浜のように)3年後の大晦日、カミさんがすすめてきたら、どうする?

(河本太)すすめてこないですよ、たぶん。

(太田光)フハハハハハハハハッ! そりゃそうだな(笑)。

(田中裕二)すすめてくるわけがないよ(笑)。

(河本太)ええ。「頼むから死んでくれ」って言われてたんで。この1週間。

(井口浩之)そのぐらい、しょうがないよ。奥さんにも迷惑をかけていますから。

(河本太)めちゃくちゃに迷惑かけたんで。

(井口浩之)もう、気持ちを切り替えることですからね。考え方から変えてやっていかなきゃ、しょうがないですから。

(田中裕二)もう河本、のべつまくなしで謝っているから。もう部屋に入ってくると、とにかく「すいませんでした。すいませんでした」って。会う人会う人みんなに言って。ADのコヤマが入ってきたら「誠にすいませんでした」って(笑)。

(太田光)まあ、でもこの場を借りてるんだから。

(河本太)こういう機会をいただきましたし。爆笑さんにも生放送でね、急遽やっていただいて。

(太田光)我々は身内だからいいんですけども。我々は公の場で謝る必要はないんですけども。我々は全然、迷惑かけられてないですから。お前にはね。私は個人的にはね。

(河本太)いえいえ。

(太田光)いや、「いえいえ」じゃなくて。これはもう、内輪ですからね。だからそういう意味ではいいんですけれども。むしろ俺らなんか、お前らにはいい思いしかさせてもらっていないからね。

(井口浩之)いや、本当にあの日も社長と……まあね。太田さんもたまたまいたわけですけども。

(太田光)たまたま居合わせて。

(井口浩之)でも、いろいろと話しをしていただいて。

(太田光)通りかかったら深刻な顔をしていたから。

(井口浩之)太田さん家での話なんですけども(笑)。まあ、いろんなお話もしていただいて。「こういう人がいたんだ。やっさんはこうだった。タイガー・ウッズだっていろいろあった。クラプトンも……」とか。ちょっと大物すぎて(笑)。

(太田光)大物すぎて。どれも釣り合わないんだよ(笑)。だけど、「お酒をやめる」っつっても、やめるのも大変だっていう話でいうと、エリック・クラプトン。あの人、クスリなんかもさんざん、やってきて。それは全部、更生施設に入ってやめることができたんだけども。彼が伝記に書いていたのは「一番、やめるのに苦労したのは酒だ」っていう。というのは、シャバに出てくると酒は合法だから、売ってるわけで。普通に買えちゃうわけなのよ。だからもう、誘惑だらけなわけ。だからそういう意味で言うと、酒が実は一番やめるのが大変だっていう話をしたんですよ。でもこいつ、「エリック・クラプトンじゃねえしな」って(笑)。

(井口浩之)全員、ビッグネームだったんで(笑)。

(田中裕二)でも、状況は変わらないもんね。

(河本太)そうですね。誘惑はありますね。

(太田光)でも、とりあえず今回は警察署の方で喧嘩両成敗ということなので。要するに、事件化されてなかったということは言ってみればこれはなんていうか。「不幸中の幸い」という言葉が適切かどうかわかりませんけれどもはい。とりあえず、ペナルティとしては、そういう法的には喧嘩両成敗で済ませていただいている状態ですので。申し訳ありませんけれども。私からも、本当に申し訳ありません。皆さん。本当に。

(井口浩之)リスナーの方々も、楽しい放送の時間なのに。本当にすいません。

(河本太)すいません。本当に。

(太田光)河本ランドになってな。

(井口浩之)いぐちんランド……僕も今日、必要だったんですかね? まあいぐちんランドの時は僕は……。

(太田光)まあ、連帯責任ですから。俺なんかだって、こいつが金玉を取った時、俺が記者会見したんだぜ? 冗談じゃないよ、本当に。

(井口浩之)いや、本当に皆さん、ご迷惑をおかけしまして。

(河本太)すいませんでした。

(太田光)これからはだから……ここまで来ると、芸人っていうのは要するに我々、大衆芸能ですから。あとは判断するのはお客さんですから。で、河本は頑張ってこれからいろいろとね、仕事で笑わせるように、今まで通り活動をしていくということでいいんですね?

(井口浩之)そうですね。ちょっとこの期間とか、いろいろあれから日数が経って。「河本は謹慎してるんじゃないか?」みたいなことを言われていたんですけども。ただ仕事がなかっただけですから。

(太田光)ただ仕事がなかったと。

謹慎ではなく、ただ仕事がなかっただけ

(井口浩之)ここからまた巻き返していくので。

(太田光)巻き返して。真面目に漫才をやって。

(井口浩之)はい。真面目に漫才をやっていただきますんで。

(太田光)しゃべっていく? まあ、しゃべっていくかどうかはわからないけれども。

(井口浩之)まあ、急にしゃべりだしたらあれですけども(笑)。

(太田光)横に立つっていう。

(河本太)現場にはいます。

(太田光)まあ仕事って、現場に行かないとダメなんですよ。舞台に立ってりゃもうね、黙っていても、それはいいんです。私が教わったプロとしての……。

(河本太)笑わせられるかどうかはわかりませんが、皆さんの前には、立たせていただけるなら立ちます。

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