爆笑問題・太田さんが2025年2月18日放送のTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』の中で自身がナレーションを務めるフジテレビの番組『ぎりぎりをせめるので続くだけやります法律お笑い』が放送休止となった件についてトーク。『爆笑ヒットパレード』で「日枝、出てこい! Aプロデューサーって誰?」とネタ中に入れ込んだことが原因でフジテレビを出禁になったと囁かれていることについて触れ、その発言をネタに入れ込んだ経緯を話していました。
(太田光)で、もうひとつは巷で今、さっきも僕、ネットニュース見ましたけど。正月の『爆笑ヒットパレード』で俺が「日枝、出てこい!」って言ったっていう。あれが要するに(『ぎり笑』放送休止の)原因となっていて。それでフジテレビをやめさせられたんじゃないか。出禁になったんじゃないかとか、言われてるんですけど。それも全くのお門違い、見当違いで。それで「爆笑問題、かわいそうだ」って言ってくれる人もいるんですけど。まあ、それはありがたいことですけども全然違います。それは日枝さん、おそらくあの枠をやってることすら知らないと思う(笑)。
(田中裕二)知らないよね(笑)。
別にフジテレビから干されたわけではない
(太田光)で、我々はフジテレビに干されてません。さっきもこの番組が始まる前に『爆チュー問題』の打合せをやったんですよ。25周年なんですよ、『爆チュー問題』って。それでさんざん打ち合わせをして、今後も出る予定ではあるから。だからそういう意味ではそれも全く違うんですけど。ただ、なんであのネタを我々が元旦にやったのか? みたいな。要するにフジテレビとしてはあれをどう思っているんだ? みたいなことで今、みんな考察が好きじゃないですか。
それでまあいろいろ言ってくれる人はありがたい。私もその動画やなんか、面白く見てますよ。で、だから俺も多くは語らずにここまで来たんですけども。なんつーのかな? 別にね、野暮じゃないですか。そんなことを言うのは。それでね、俺、元乃木坂のれなち(山崎怜奈)っているじゃない? あの子のラジオ『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』に何年か前に呼ばれたに時に「太田さんって、あれですよね? サンジャポで炎上して、その言い訳をラジオでするのがいいんですよね」って言われたんですよ。
で、俺もそれさ、何度か身に覚えがあるじゃん? で、俺はそれがかっこ悪いなと思っていたわけ。で、れなちにも言われちゃったし。俺もちょうどそれをやめようと思っていたタイミングで……れなちはそれをいい意味で言ってくれていたんだけど。「俺、あれをやめようと思ってるんだよ。要するにさ、炎上したら炎上したでいちいち言い訳するのもダサいじゃない?」って。そんなことを言っていたんだけども。
ただ、ここまでいろんな問題が……要するに俺が『爆笑ヒットパレード』で「日枝、出てこい! Aプロデューサーって誰?」みたいに言ったこと。それが「あれが原因じゃないか?」とかって言われちゃうとあれなんで、あのことに関して言うと……あれって年末に女性セブンが中居さんの件を出して。その後、文春が後追いの感じで出して。あの事件、去年の年末に起きたんですよね。で、『爆笑ヒットパレード』っていうのは元旦。しかもフジテレビの新年一発目の番組なんですよね。バラエティで。伝統ある番組で。俺はだからこの番組を毎週、聞いてくれてる人はよくわかっていると思うんだけど。実は俺、『爆笑ヒットパレード』のこと、すごく話してるんですよ。年末から。
(田中裕二)そうね。
(太田光)要するに元旦に生放送やっていて、バッテリィズやなんかが来てくれた時。
(田中裕二)ああ、『カーボーイ』の生放送をやってね。
(太田光)あの前の日からずっと『爆笑ヒットパレード』のネタ合わせをうちで田中くんと2人でしてて。で、要はどういうことかっていうと年末に(中居さんの件が)起きて『爆笑ヒットパレード』があるっていうことで。元旦、しかもフジテレビで。『爆笑ヒットパレード』はもう散々言ってるように私はすごく思い入れのある番組で。「さあ、困ったぞ」ってなったんですよ。はっきり、正直言うとそういうことなんです。
で、当時は誰もまだ放送に載っけていないんですね。セブンと文春が出た時点、年末の時点でね。テレビはどこも扱ってない。ただ、雑誌は出ている。で、ネットは相当騒いでるっていう状態の中で「ああ、参ったな……」だったんですよ。本当、はっきり言えば。最初は。ましてやシリアスな事件ですからね。あれは。それで俺、「嫌だな。『爆笑ヒットパレード』、出たくねえな」ってなって。どうせ俺らが出たら「なんか言うんじゃないか?」っていうのもあるし。でも俺としてはね、「こういうリアスな問題に関しては触れたくないな」って。でも我々、しょうがないないですか。笑えない事実を笑い事にしてきたっていう中で、元旦の生放送ですよ。『爆笑ヒットパレード』、トリで出ていって。だからこれはもう、状況が揃っちゃったわけですよ。
(田中裕二)まあ、そうだよね。
(太田光)状況が揃っちゃった。だけど「嫌だな。どうしよう?」ってなって。そこから考え出すわけですよ。元旦のネタ、ヒットパレードをどうするかを考え出すわけですよ。「触れねえわけにいかねえしな」と思うわけ。だけど、うっすらフジテレビ側が「触れてほしくないな」って顔をしてるのもわかるわけですよ、それは。「いや、そうだろうよ」とは俺も思うし。ましてやね、その被害者の方がいるから。そんな笑い事にするのは……そうするともうフジテレビ側をいじるしかないんですよね。だけど「触れてほしくないな」みたいな顔をしてさ、フジテレビの連中がいるんですよ。「いる」って別に会ってないけど。
事前にネタの内容は番組側に共有している
(太田光)で、我々は基本的にああいう生放送のネタ番組、あるいはそうじゃなくても必ず、ネタを全部出しています。曲に、バラエティの担当プロデューサーに(作家の)秋葉が全部、「(田中裕二)〇〇 (太田光)△△」っていう風に全部、出してます。それはなんでそうしてるか?っていうとなにかがあった時のために「このネタ、通しましたよね? あなたの局は」っていう証拠を残すために私達はそれは今までの経験で。
(田中裕二)いろいろあるからね。
(太田光)散々あるんですよ。「アドリブだよね?」って言われて「いや、ネタ見せしました」「いやいやいや!」って。その近くのディレクターが「いや、僕がネタ見せ、通しました」「お前は出ていけ」って。で、2人きりになった途端にプロデューサーが「アドリブだよね?」って(笑)。「すいません、ネタ見せしました」みたいなやり取りを何度も我々、経験してきたんですよ。生放送の漫才って。それはしょうがないですよ。テレビってそういうもんだから。だから、それがないようにですよ、やるネタは全部、提出してるんですよ。セリフ一字一句、全部間違いなくね。