空気階段 鬼越トマホーク坂井&早乙女ゆみの結婚式・参列オタクの感動演出を語る

空気階段 鬼越トマホーク坂井&早乙女ゆみの結婚式・参列オタクの感動演出を語る 空気階段の踊り場

空気階段のお二人が2024年3月18日放送のTBSラジオ『空気階段の踊り場』の中で鬼越トマホーク・坂井さんと元幻.no・早乙女ゆみのさんの結婚式の模様を紹介。式に参列したゆみのさんのオタクたちによる感動的な演出について話していました。

(鈴木もぐら)今週は鬼越トマホーク坂井さんの結婚式がありまして、参加させていただいたんですけれども。坂井さんには本当にお世話になってますし。

(水川かたまり)もう何年、お世話になってますか?

(鈴木もぐら)もう10何年……12年とか、お世話になっています。さらに坂井さんの奥様。うん。ゆみのさんにも6、7年お世話になってるのかな? たぶんそんぐらいだよね。

(水川かたまり)幻.noっていうアイドルグループでゆみのさん、活動しててね。

(鈴木もぐら)で、俺がその幻.noのスタッフとして雇ってもらって。俺だけじゃないんだけどね。坂井さんとか金野さんとか。あと、そいつどいつの市川とか。だいたいこの4人で。それが、だいぶいい高待遇というか、高時給で雇ってもらっていて。チェキを撮ったり。あとははがしっていう、「時間です。すいません」っつって、また並んでもらうみたいな。あとは商品を並べたり、売ったりとか、そういう雑用みたいなことをやって。そこでちょっと命を繋がせてもらったというか。そんな時期とかもあったんで。なんで、もうかなりお世話になったお二人が結婚をされるということで、参加させてもらったんですけど……なんと司会を任されまして。

(水川かたまり)いや、そうですよ。びっくりしました。俺、全然聞いてなかったから。披露宴会場に入って、自分のテーブルに座ったらMC席にあなたが1人で座ってるから(笑)。びっくりしましたよ。

司会・鈴木もぐら

(鈴木もぐら)フハハハハハハハハッ! いや、俺もびっくりしましたね。うん。司会はやっぱり、ねえ。何をしていいかもわかんないし。一応、打ち合わせみたいなのもあったんだけど。なんていうの? いろいろ……お色直しの後にケーキがあって、余興があって、みたいな。そういうのが全部、間違えられないからさ。

(水川かたまり)手元に表はあるんでしょう?

(鈴木もぐら)表はあるんだけども。でも、ちょっとでも間違っちゃったりとかすると。一生に1回だしね。しかも、裏の人とかが全部、きっかけが俺になっているのよ。

(水川かたまり)ああ、そうなんだ?

(鈴木もぐら)そう。

(水川かたまり)俺が結婚式した時は、式場の人じゃなくて奥さんのお友達の旦那さんに頼んだんですけど。その時は式場の人もずっと横にビタ付きでいて。

(鈴木もぐら)あの、これ調子こきみたいな感じの人?(笑)。

(水川かたまり)いや、めっちゃいい人よ?(笑)。

(鈴木もぐら)ああ、めっちゃいい人? たしかにね、めっちゃいい人そうではあったけども。めっちゃいい調子こきなんだろうなっていう。皆さんの周りにもいると思うんですよね。リスナーの皆様にも。めっちゃいいやつなんだけど、調子こきっていう(笑)。あの人ね。

(水川かたまり)その横にずっと、式場の人がいて。「今、この時間なんで。次、これ言ってください」みたいな。全部の指示を出してっていう段取りだったんですけど。それはなかったんだ?

(鈴木もぐら)俺はね、遠くからそのキャプテンっていうか。ちょっと「どうぞ」みたいな、合図はするみたいな感じだったんだけども。でも、その「どうぞ」っていうのも「次、これをお願いします」とかっていうよりかは、手をパッと上げるみたいな感じだから。「えっ、行っちゃっていいの?」みたいな感じで行くっていう。こっちが判断して。で、その音のきっかけとか、照明とか、そういうのも全部さ、俺の言葉がきっかけで始まるようになっているから。

(水川かたまり)「新郎新婦の入場です」とかも。

(鈴木もぐら)そうです。もう緊張して。「大丈夫かな? できるかな?」っていうので。不安だったんですけれども。でも、式は始まるわけじゃないですか。それで、俺もそこの式の司会の席って、全部をバーッて見渡せるから。で、見てみたらさ、まず坂井さんの同期席があるよね。たとえばニューヨークさんとか、デニスさんとか、マテンロウさん。

(水川かたまり)おかずクラブさんとか。あと夏子さんとか。

(鈴木もぐら)そうそう。夏子さんとかもいらっしゃって。で、今度は坂井さんの先輩とか後輩とかね、そういう芸歴が違う人の席がありますね。それが水川が座った席がそうかな?

(水川かたまり)まあ、そいつどいつとか、岡野さんとか、バイクさんとか、しんいちさんとか、もう中さんと川瀬さんとか。

(鈴木もぐら)が、いらっしゃった席。で、さらに新婦側。要は、ゆみのさんのアイドル友達みたいな。アイドル仲間の席があり。さらに親族席がありますよね。それぞれの親族席があり。で、なんか1個変な、おじさんしかいない席があるなと思って。後列の1個の席。おじさん10人ぐらいの席があるんですけど。「うん?」って思ってちょっと見たら……「あれ? 俺、知ってる人いるな? この人たち、見たことあるな」と思って。「ああ、そうだ。この人たち、ゆみのさんのオタクだ」って気づいて。

(水川かたまり)フフフ(笑)。

(鈴木もぐら)ゆみのさんのファンの人がなんと、結婚式に来てたんですよ。

(水川かたまり)10人ぐらいですね。ありましたよね。ファンの方の。

(鈴木もぐら)オタテーブルがあったんです。オタ卓。まさに「オ卓」。が、ありまして。で、ゆみのさんのオタク、通称「ゆみのふ」。「ゆみのふたち、来てるじゃん!」って思って。それで後々で聞いたところ、そのゆみのふたちは一応、参加費として5万円以上払うと参加ができたっていう(笑)。

(水川かたまり)フハハハハハハハハッ!

5万円以上の参加費を払って参列するオタクたち

(鈴木もぐら)坂井さんはね、「3万でいいんじゃねえか?」ってゆみのさんに言ったら、ゆみのさんは「いや、5万で」って言ったっていう。「オタクは甘やかしちゃダメだ」という精神で活動しているっていうことで。でと言っても、ゆみのさんももう引退してるから。引退して3年ぐらい、経ってるのかな? そんな状況なんだけど。まあ、熱心なファンの方々ですよ。だって俺がチェキを撮ってた頃から来ていた人たちだから。そんな人たちがいて。で、みんなしっかりスーツを着てさ。俺、見たことないんだから。あの人たちがスーツを着てるの。だいたいみんな、ハチマキを巻いてさ。リュックにさ、Tシャツインの、いわゆるオールドスタイルのファッションですよね。オタクという感じの服しか見たことなかったから。やっぱりなんか……俺が最初に気づかなかったのも、ちゃんとスーツを着てるとちょっと偉いんじゃないか、みたいな感じで見えるんだよね。

(水川かたまり)なんか、なんだろう? 親族の方なのか、ゆみのさんがアイドルをやっていたから。その時の仕事の関係者の人とか。もしかしたら、坂井さんがテレビとか、いろんなところで知り合いの関係者の方なのかなとか思っていたけども。

(鈴木もぐら)そんな感じに見えますよね?

(水川かたまり)見えます。そんな感じで。

(鈴木もぐら)まあ実際に皆さん、そういう管理職ぐらいの方ではあるとは思うんだけど。やっぱり俺は「ゆーみのっ! ゆーみのっ!」みたいにやっているところしか見たことがなかったから。「ああ、なんかすごい今日はかっこいいな」みたいな感じだったんですよね。で、まあそういうオタクの皆さんの顔とかも見えたんで、ちょっと緊張がほぐれたっていうのもありまして。無事ね、ガタガタだった部分もありますけども。何とかね、こなせていたという状況ですかね。そんな感じでいきまして。で、そしたら終盤。余興で、新婦さん側。だからゆみのさん側の出し物ということで。

「アイドル時代の曲を歌います」ってなって。「今日はもう、メンバーがもうみんな来てるから。みんなで歌います!」っつって。それで俺が「では幻.noの皆さん、お願いします!」って言ったら、急にもう後ろのテーブルにいたオタクが「うおおーっ!」って。もうバーッとスーツを脱いで。全員、赤いTシャツを……ゆみのさん、色が赤だったから。全員、赤いTシャツにバーッてなって。赤のサイリウムを持って、ブワーッと前の方に10人ぐらいで来て。それで急にもう、イントロがかかったら「オイッ! オイッ! オイッ! ファイヤー! サイバー!」とかってやり始めてさ。「いつものだ! いつもの、君たちだ!」って思ってさ。で、そこからヲタ芸と……。

(水川かたまり)ファン代表の方のスピーチはその前だっけ? あったのかな? スピーチがあって。なんかね、その席に「坂井さんみたいな見た目の人がいるな?」って思っていたんですけども。スキンヘッドで坂井さんみたいなヒゲを生やしてる人がファン代表としてスピーチしたんですけど。「今日のために新郎の坂井さんと同じ見た目にしてきました」って言っていて(笑)。そのファンの方、頭を剃って、ヒゲを生やして臨んでいて。だからすごい尊いなっていうか。そのヲタ芸の熱量とかもそうですし。

(鈴木もぐら)それで最終的にね、ゆみのさんの名物「オタ渡り」っていうのがあるんですよ。オタクがステージの前方からブバーッと1列に、あの馬跳びで飛ばれる馬みたいな感じで。背中を上に向けてね、かがむんですけど。ゆみのさんがオタクの上をバーッて歩いて渡るっていう。で、歩いて渡って、ステージの最後方まで行って。そこで歌った後に最後のサビ終わりでまた、オタクの背中を渡ってステージに戻るっていう。まあ、いわばオタクがステージにもう1回、送り出すっていう。そういうオリジナルのヲタ芸があるんですね。

(水川かたまり)僕も1回、ライブを見に行かせてもらった時に「道なの!?」って思って。

(鈴木もぐら)空中にね、そのオタの道ができるんですよ。それもね、なんとオタクの皆さんが披露してくれまして。今回は特別バージョンで、だからステージからオタクの背中を渡っていくんだけども。最後に新郎の坂井さんのもとにゆみのさんを送り出すという、そういう素晴らしいヲタ芸を披露してくれまして。それで「うわーっ!」って盛り上がって。全部、終わって。

オタクの道を新婦が歩く

(鈴木もぐら)で、もう来てた芸人とか、普通はね、ああいう芸人の結婚式とかって新婦さんお友達とかだったりとか、新郎の親戚の人とかに「ちょっと1枚、いいですか?」みたいになって写真とかバンバン撮ったりするんですけど。芸人の方が逆にみんな、もうオタクのところに行ってね。「ちょっと、すいません。皆さんと写真を撮らせてもらっていいですか?」みたいな感じでね。熱に当てられちゃって、もう。

(水川かたまり)すごかったですから。

(鈴木もぐら)そうそう。オタクの席に行って、みたいな。

(水川かたまり)僕、岡野さんの隣の席だったんですけど。岡野さんがもうその道の時に「やべえ! 泣きそうだよ! すげえよ、これ! ダメだ、もう泣く!」って(笑)。

(鈴木もぐら)フハハハハハハハハッ!

(水川かたまり)「岡野さんにも泣くっていう感情があるんだ」って。ぐらいの、すごい圧倒的なパフォーマンスというか。

(鈴木もぐら)だからね、そのなんていうんですか? 親でもないけども。やっぱりその、「推す」という感情ですよね。それも1個じゃないっていうか。要は「推す=ガチ恋」しかありえないみたいな方もいると思うんですよ。それで実際ね、そういうガチに恋してる人っていうのも僕、見てきてるんですけど。もう完全にこれ、ガチの人だっていう。でも実は、もちろんね、そういうガチ恋の方もいますが。そうじゃなくて。なんか応援していて、勇気をもらえるなとか。応援することが生活の一部になっていって。「このアイドルのこの子が頑張れたら、僕も頑張れるな。ちょっと力になるな」みたいな、そういうね、また別の推しのタイプというか。推しの感情みたいなのもあるわけですよ。もちろんなんかね、あの中に来てた人の中で恋をしてた人もいると思うんですよ。

でも、恋をしていたけども。自分の中でいろいろもう整理をした結果、それでも「いや、もう恋は別にいい。そうじゃなくて、あの子が笑顔で頑張ってくれたら俺も力をもらえるんだ」っていう。そっちの推しになったっていう方もやっぱりいるわけで。まあね、あの日来てなかった方も何人か、います。僕が仕事をしていて写真を撮っていた時に、めちゃくちゃゆみのさんのファンだったんだけど、結婚式にはいなかったっていう人もいます。それはそれで、その方なりの推し方があるから。でもあそこで、ご祝儀だっていうことで5万円、持って。そのまま出席してワーッて、あの熱で……あの勇姿というか。あれはやっぱりもう、忘れられないものを見させてもらったなっていう。

(水川かたまり)映画のすごいラストシーンみたいな光景でしたね。

(鈴木もぐら)本当に素晴らしい結婚式に参加させていただいて。ありがとうございました。その結婚式のですね、入場の時にかかっていた曲です。アンダーグラフで『ツバサ』。

(水川かたまり)あんまり新郎新婦の入場でかからない曲だから。結構びっくりしました(笑)。

(鈴木もぐら)結構珍しいですけども。この曲で始まりました(笑)。

アンダーグラフ『ツバサ』

<書き起こしおわり>

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