はなわ オードリー東京ドーム公演を前田健と一緒に見たかった話

高田文夫と松本明子『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』を振り返る NACK5

はなわさんが2024年2月22日放送のNACK5『FAV FOUR』の中でオードリーのオールナイトニッポンin東京ドームを振り返り。亡くなってしまった前田健さんと一緒に見たかったと話していました。

(はなわ)どうしても今日、まだ興奮冷めやらぬという感じな状態に僕、今いるんですけど。ちょっと他局で申し訳ないんですけども。オードリーが、東京ドームですよ。オールナイトニッポンin東京ドームということでね。

(結)もしかして現地に?

(はなわ)行きましたよ、もちろん。だって発表されてすぐにチケットゲットしてというか。チケットをしっかり購入して。行ってきましたねー!

(結)羨ましい! どうでしたか?

(はなわ)もう、感動しましたね。本当にすごかったよ。すごくない? 東京ドーム。だから5万3000人かな? もう、びっちり。即完ですね。そして、ライブビューイングとか、あとはネット配信とかも含めると全部で16万人以上の方がオードリーの東京ドームでのライブを見てくれたということで。本当にもう、オープニングから……恥ずかしい話、泣きそうになるわけですよ。「やべえ、これ、泣きそう」ってなって。

(結)だってはなわさん、ずっと前からオードリーと交流が。

(はなわ)だからオードリーが一番最初にうちの事務所にネタ見せに来た時に偶然、俺もネタ見せでいて。「今日、初めて新人の子が来るから」って。たぶんね、その時って思い出すと俺とオードリーぐらいしなかったんだよ。ネタ見せ。だってケイダッシュステージ、全然その時に芸人とかいなかったんだよ。俺と原口さんと前田健ぐらいしかいなかったんですよ。そんな時にオードリーがうちの事務所に、オーディションに来てくれたんですよね。それで「一緒に見てくれない?」って言われて。俺しかその時、いなくて。俺も一緒に見て。それで、まだそのネタを覚えてるもんね。その時、ナイスミドルってコンビでさ。現場検証みたいなコントをやっていて。春日がツッコミで、若林がボケで。

(結)そうか。逆だったんですね。

(はなわ)でも、センスがいいなって思って。「面白いね」っていう時からの付き合いですから。

(結)長いお付き合いで。そこから何年ですか?

(はなわ)どのくらいになるんですか? 20年以上は経ってますよね。もう25年ぐらいになるかな?

(結)それで、東京ドームですか。

(はなわ)東京ドームで。だって要は、芸人で東京ドームでソロでやるっていうのは、とんねるずさんとかもいらっしゃるんですけど。トークだけでドームを埋めたのは……ライブで若林も言ってましたけど。ローマ教皇と大川隆法だけだったって。すごいですよ。

(結)本当にトークだけだったんですか?

トークだけでドームを埋めたのはローマ教皇と大川隆法だけ

(はなわ)そうだね。まあ、途中で星野源さんがゲストに出てくれたっていうのはあったけど。もう全然、トークだけだよね。

(結)えっ、どういう雰囲気で?

(はなわ)だから漫才めちゃくちゃ面白かったですからね。漫才、一番最後にやるのよ。

(結)うわー、粋ですね。

(はなわ)なんかね、「うわっ、かっこいい!」って思っちゃったね。だってさ、自分の後輩でさ、あんまり「かっこいいな」って感覚、ないじゃないですか。でも「やばい。こいつら、かっこいいな!」と思ってさ。ステージの花道を春日がずっとさ、ゆっくり歩いてくるわけですよ。そのゆっくりな感じもさ、あのへんもバランスがすごいなって思って。速く歩くわけでもなく、遅すぎるわけでもなく。普通の、いつものライブと同じスピードで歩いてくる春日。っていうか、いろいろともう、感動しすぎちゃって。本当に。で、オープニングで泣きそうになっちゃって。「やばいな。でも、これで泣いたら絶対に恥ずかしいな」と思って。周りに後輩とか、結構いるからさ。我慢してたら、トム・ブラウンの布川くんがすげえ泣いてるの(笑)。「お前、泣いてるの?」っつったら「やばいっすよ、はなわさん。わかんないっす。わかんないっす」って。もう同じ感覚で。

(結)ああ、勝手に涙が出てきちゃうみたいな?(笑)。

(はなわ)もう、勝手に。その状況が信じらんなくて。で、横にみちおくんがいて。みちおはなんか「ヴェッ……!」って言っているのよ。「こいつも感動してんのかな?」と思ったら「すいません。僕、あの、人酔いする人間で。あまりの人の多さに、ちょっと、なんか気持ち悪くなってきました……」って(笑)。

(結)アハハハハハハハハッ! 感動で泣いてるんじゃないの?(笑)。

(はなわ)わかんないよ。本当は感動かもしれないですけどね。いや、でも本当にすごかったです。これはもうね、なんでしょうね? 何がすごいって、東京ドームで5万6000人いるじゃないですか。だけど、本当にいつものラジオのトークなんですよ。別に、かかってるわけでもないし。なんか、もうそれを普通に見に来てるんですよね。皆様がね。で、普通にビックスモールンのチロのの話とか。あと、キサラっていうさ、俺も一緒に出ていたけども。キサラの話とかさ。でさ、俺はもう、ずっと一緒に若手の頃からいるから。ある意味、もう弟みたいな部分、あるじゃないですか。

だから、なんかその彼らの成長とか、あの状況を見て感動するのはわかるんですよ。でも、この5万6000人……下手したら16万人の人も、俺と同じような感覚でオードリー応援してるんだっていうことがなんかね、一瞬自分の中で理解できなくなっちゃうのよ。で、「これ、夢だったらやばいな」って。もう、夢みたいな感じなんですよ。「これ、もしかしたら夢かもしんない」って2、3回思っちゃって。「ああ、やばい!」って思ったし。で、とにかくすごかったですね。

(結)やっぱり客席も一緒にその成長を見守って。

(はなわ)そうだと思う。だからオードリーはそういうところがあるのかなっていうさ。なんか、2人のもちろん才能っていうのはすごいんだけど。やっぱり本当にラジオのリスナーの皆様が2人のこの成長を……だからあれはドキュメンタリーですね。もうね。

(結)でも、だからこそ東京ドームっていう大きい会場でも、いつもと変わらないトークを……「東京ドームだから」って言って気張って。「なんか特別なことをしなきゃ!」っていうんじゃなくて。

(はなわ)それをたぶん期待してるというのもありますし。やっぱり、共に育っていっている感じがあるんですよ。リスナーの皆様も。俺もそうだけどね。あれはでも、誰でもできることじゃないですね。

(結)なんかこう、いい意味でやっぱりずっと等身大のままでやってくれてるんですよね。

(はなわ)本当にそうよ。だって、むつみ荘っていう春日の部屋でね、トークライブを始めたんですよ。それこそ、20何年前に。

(結)それはどのぐらいの間取りなんですか?

(はなわ)いやいや、もう四畳半の。その時、客が7人ですよ。あんな……ライブ会場を借りるお金もないわから、春日の部屋で、家でやってるんだから。ライブを。

(結)プライバシーも何もあったもんじゃないですけどね(笑)。

(はなわ)7人から16万人になるってさ、こんなの、映画でもないでしょう? 大谷翔平ぐらい、すごいことだと思って途中で見てたけど。

「まえけんと一緒に見たかったな」

(はなわ)で、やっぱり僕は、Twitter、Xでも書いたんですけど。やっぱり前田健っていう存在が僕の中ではやっぱりあるわけですよ。それで、「まえけんと一緒に見たかったな」っていうのをオープニングからずっと思っていて。まあ、たぶんでもどこかで見てんだろうなっていうのもあったんですよ。そしたら、若ちゃんが途中で『Orange』って歌を歌うんですけど。そこにまえけんの歌詞が出てくるんですよ。そこでこうね、あんまり内容を言っちゃうとね、怒られちゃうかもしれないけども。わかんないけど。僕は見てたから。若が上を向いてね、その歌詞を歌うんですよ。それがやばくて。「やばい、やばい、やばい」っていう感じになっちゃったっていうのがありましたね。

(結)ちゃんと前田さんに届くように?

(はなわ)まあ、そうですね。たぶん若も「まえけんが来てくれてる」って思いながら歌ってたんだろうなっていうのも思いましたしね。いや、すごいね。で、前田さんは「すごいじゃん」って言うと思うんですけど。絶対に「調子こいちゃダメだよ」って言ってると思うんですよ。絶対になんか、最後に説教ぽく言うっていうのがまえけんだから。なんかそんなことも思ったりしながらね、見てましたけどね。

(結)いいですね。でも、はなわさんがそういう風に前田健さんのことを思うと同時に、ちゃんとオードリーのお二人そういう思いを馳せていたっていうのも素晴らしいことじゃないですか。

(はなわ)マジで今でも信じらんないもん。だってさ、チロの話とかさ、俺の知ってるやつらがさ、ゲストとかでちょっとふざけて出てきたり。みんな、一緒に遊んでたメンバーだから。しかもスタッフもさ、俺のYouTubeのスタッフが若林のところもやってるんですよ。そのへんも一緒にいたメンバーだから。それがさ、最後のテロップで出てくるじゃん? それがなんか、感慨深かったっすね。なんなんだろう? それで帰り、後輩たちに会って。なんかみんな、興奮してるんですよ。だから「ちょっと、飲み行こうか」っつって。全然会ったこともないようなうちの事務所の後輩芸人とかもみんなと一緒に飲みに行ってさ。でもさ、みんな戦意喪失してたね。

(結)えっ、逆に?

戦意喪失する後輩芸人たち

(はなわ)「やっぱりこれはもう……我々、ここを夢見たらダメですよね」みたいな。「そうだな。ここを夢見たら、ちょっともうダメかもね」って話になるぐらい、そのぐらいすごいことでしたよ。だから高校野球の子たちが大谷翔平を目指しちゃうと、あまりにも遠すぎちゃうっていうような感覚になってるぐらい、すごかったってことですよね。

(結)こちらはね、普通に日本のプロ野球を目指してたのに。急に世界を目指す人が来ちゃったみたいな。

(はなわ)すごいことだったという話でございましてね。

(結)でも、聞けてよかったですよ。はなわさんならではの視点でね。

(はなわ)これからのオードリーが楽しみですね。だからナイツとかはまた悔しいんじゃないですか? そんな感じも絶対あると思うよ。他にもね、いろんな芸人たちが。まあ、俺とかはさ、ピン芸人だし。後輩だからあれですけど。お笑い界がこれからより、盛り上がっていくかもしれないですね。より。「お笑い人でも、ドームでできるんだ」っていうのがさ。

(結)それが実証されたというのは、すごいことですよ。

(はなわ)ラジオっていうのがすごいっすね。ラジオのすごさを証明してくれましたよ。

<書き起こしおわり>

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